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EV

テスラモデル3のリセールが暴落中|新車購入はコスパが悪すぎる理由を解説

テスラの電気自動車(EV)に憧れを抱く方にとって、最も手が届きやすいモデル3。

引用 : 価格コム HP (https://kakaku.com/item/K0001215150/)

しかし、最近ではそのリセールバリューが急落し、中古車市場では驚くほど安価な価格で流通しています。

果たして、今テスラを新車で購入することは本当に賢明な選択なのか?この記事では、モデル3のリセール動向を中心に、なぜ中古車が圧倒的にお得なのかを徹底的に解説します。

記事のポイント
  • モデル3・モデルYの中古車価格が急落中
  • モデル3の年式によっては購入非推奨の個体も存在
  • 新車購入は補助金を加味してもコスパが悪化傾向
  • 現在の納期と中古市場の関係がリセールに直結
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テスラモデル3の中古価格暴落の実態

新車価格と中古価格の差が広がる

現在、新車でモデル3を購入する場合、最低価格は約537万円からスタートします。

引用 : 価格コム HP (https://kakaku.com/item/K0001215150/)

しかし、中古市場では2020年製スタンダードレンジプラスRWDが約445万円、さらに2019年製であれば約358万円と、180万円以上の価格差が生じています。このような価格差は、購入直後に大きな資産価値の下落を意味します。

リセールバリューが低下する理由

テスラ車は年々アップデートが繰り返され、古いモデルの市場価値が急落しやすい傾向にあります。さらに、EV特有のバッテリー劣化リスクや、保証期間切れの影響が大きく、結果としてリセールバリューが大幅に低下することがあります。

価格差の実例比較

  • モデル3新車(2023年):約537万円
  • モデル3中古(2020年製):約445万円
  • モデル3中古(2019年製):約358万円 この差額を考慮すると、新車購入時にすでに100万円以上の資産損失を織り込む必要があり、数年後にはさらに下落する可能性が高いといえます。

新車購入者が抱えるリスク

初期費用が高額であるうえ、数年以内に大きく下がる価格により、買い替えや売却時に残債割れリスクが発生することも懸念されます。特に残価設定ローンを利用する場合には注意が必要です。

テスラ公式の認定中古車と一般中古車の違い

テスラは公式認定中古車制度を導入しており、一定の品質保証がセットになっています。しかし、その価格帯はやや割高に設定されている傾向があります。

引用 : 価格コム HP (https://kakaku.com/item/K0001215150/)

認定中古車のメリット

  • メーカーによる点検・整備済み
  • 1年間の保証延長が付属する場合がある
  • 走行距離や整備履歴が明確 認定中古車は、安心感や信頼性を求める購入者にとっては魅力的ですが、その分、価格にプレミアムが上乗せされています。

一般中古車のコストメリット

一方で、一般の中古車市場では、同じグレード・年式のモデル3でも数十万円以上安く購入できることがあります。整備や保証の面では不透明な部分が残るものの、購入後に自ら整備できる知識を持っていたり、近隣に信頼できる整備工場がある方にとっては非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。

中古車購入時にチェックすべきポイント

  • バッテリーの状態(走行距離や充電回数)
  • 車両の整備履歴や事故歴
  • 保証の有無や残期間
  • 年式と製造国(中国製かアメリカ製か) こうした点を事前に確認しておくことで、一般中古車であっても高い満足度を得ることが可能です。

結論:どちらを選ぶべきか

「初めてEVに乗る」「万が一の不具合に不安がある」という方には公式認定中古車が適しています。一方、「価格重視」「多少のリスクを受け入れても安く買いたい」という方には、一般中古車がより合理的な選択といえるでしょう。

モデル3における保証切れとリセールの関係

テスラの基本的な車両保証期間は4年間と設定されています。したがって、2019年・2020年に納車された初期モデルの多くはすでに保証が終了しており、これがリセールバリューに大きく影響しています。

保証切れ車両の市場価値の落ち込み

保証が切れたモデル3は、中古車市場において価格評価が厳しくなります。これは、電気自動車ならではのバッテリーや電子制御システムに起因する高額な修理リスクを購入者が懸念するためです。

バッテリー劣化リスクと修理費用

特にEVにおいては、バッテリーの性能維持が車両価値に直結します。保証が切れた車両では、万一バッテリー交換が必要になった場合、数十万円から100万円超の出費が必要になるケースもあります。これが市場価格に大きく反映されているのです。

中古購入者の心理的ハードル

購入検討者の立場から見ると、保証のないEV車に対しては「万が一のトラブル時の備えがない」という不安要素が存在します。結果として、価格を大幅に下げなければ購入されにくい状況となり、リセールバリューが一段と下落していきます。

結論:保証期間はリセール価値の重要指標

モデル3に限らず、EV全体に共通する傾向として、保証の残存期間が中古車の価値を左右します。保証が残っている中国製モデルが高評価を得ているのは、まさにこの点が大きな要因です。

中国製モデルの優位性

2021年以降のモデル3の一部は中国・上海工場製であり、LFP(リン酸鉄リチウム)バッテリーを搭載しています。これによりバッテリーの耐久性が向上し、冬場の航続距離低下にも強いとされます。最安値は375万円からと、性能と価格のバランスに優れています。

LFPバッテリーの耐久性と信頼性

LFPバッテリーは従来のNCA(ニッケル・コバルト・アルミニウム)系バッテリーに比べ、充電サイクルの寿命が長く、熱安定性にも優れています。そのため、劣化が進みにくく、中古車としての価値を長く維持しやすいという特長があります。

冬場の性能における安心感

日本の寒冷地域においても、LFPバッテリーは比較的安定した性能を発揮します。特に2021年以降の中国製モデルにはヒートポンプも搭載されており、暖房使用時の電力消費が抑えられることで、実走行時の航続距離が伸びるという利点があります。

中国製モデルの品質向上

かつては「中国製=品質が不安」というイメージがありましたが、現在の上海ギガファクトリーの生産品質は安定しており、むしろ初期のアメリカ製よりも製造精度が高いと評価する声もあります。実際、多くのオーナーからはビルドクオリティの高さや内装の仕上がりに関して好意的なレビューが寄せられています。

コストパフォーマンスが抜群

価格面でも中国製モデルは優れています。375万円台から購入できるうえ、走行距離の少ない個体も多く、保証も残っているため、新車よりもはるかに実用的な選択肢となり得ます。とくに初めてのEV購入を検討している方にとっては、性能・信頼性・価格のバランスが極めて優れたエントリーポイントとなります。

モデル3購入時に避けるべき年式とは

特に2020年第4四半期に生産されたアメリカ製モデル3は、納車ラッシュによる生産体制のひっ迫から、品質不安が指摘されています。実際、パネルの隙間不一致や塗装の粗さ、内装の組付け精度のバラツキなど、複数の不具合報告が寄せられています。

品質面の懸念がある年式

2020年末〜2021年初頭にアメリカで生産されたモデル3では、納車数の急増による検査工程の簡略化が疑われており、ビルドクオリティのばらつきが問題視されています。これにより、同年式の車両は中古市場でも評価がやや低めに推移しています。

ヒートポンプ未搭載モデルのデメリット

2019年〜2020年製モデル3にはヒートポンプが搭載されていません。これにより冬場の暖房効率が悪くなり、電力消費が大きくなってしまいます。その結果、実走行距離が短くなりやすく、寒冷地では使い勝手に大きな影響を与える点が懸念されます。

搭載バッテリーの違いにも注意

また、2020年以前のアメリカ製モデルにはNCAバッテリーが採用されており、LFPに比べて劣化が進みやすい傾向があります。中古で購入する際は、走行距離に加えバッテリー残存容量のチェックも重要です。

避けるべき年式のまとめ

  • 2020年第4四半期のアメリカ製:品質不安あり
  • 2019〜2020年製:ヒートポンプ未搭載、NCAバッテリー採用 これらのモデルは価格が安く見える一方、性能や安心感の面でのデメリットが大きいため、購入時には十分な注意が必要です。

テスラモデルYも暴落中|中古が狙い目?

新車と中古車の価格差

SUVタイプのモデルYは新車で約583万円からスタートします。一方で、中古車市場では468万円から購入可能な個体が登場しており、価格差は約115万円にも及びます。これは、わずか数ヶ月の使用歴しかない車両であっても大幅に価格が下落していることを意味します。

引用 : 価格コム HP (https://kakaku.com/item/K0001215150/)

ほぼ新車同然の中古モデルY

市場には納車から半年以内、走行距離が2000km以下といった、実質的に新車同等のコンディションを保った中古車も多く流通しています。このような車両であっても100万円以上安く購入できる点は、中古車市場がいかに割安であるかを物語っています。

なぜここまで価格差が生まれるのか

テスラの中古価格下落の背景には、新車の納期が非常に短いことと、年式による装備差が少ないという要因が存在します。モデルYは2022年の登場以降、目立った改良が少なく、ほぼ同一仕様であるため、中古車であっても大きな性能差がありません。

購入者の視点から見ると?

新車にこだわりがない場合、状態の良い中古車は非常に魅力的な選択肢です。登録後すぐに手放された車両は「新古車」として流通し、メーカー保証がそのまま継承されるケースもあり、安心感も得られます。

コストと満足度のバランス

このようにして考えると、モデルYを選ぶ際は新車にこだわる理由がほとんど見当たりません。むしろ、中古市場でコンディションの良い個体を選ぶことで、初期費用を大幅に抑えつつ、新車同等のEV体験を享受できるのです。

補助金を加味した新車価格の実態

政府のEV補助金は最大65万円が支給される制度となっており、テスラのモデルYやモデル3も対象車種に含まれています。

補助金適用後の実質価格

モデルY(新車・スタンダードグレード)583万円の場合、最大65万円の補助金を差し引くと実質518万円で購入可能です。これにより表面上は価格が抑えられるように見えますが、それでも中古車との価格差は依然として大きいのが現状です。

中古車との価格差が埋まらない理由

補助金が適用されても、中古市場で468万円前後の同グレードが存在するため、実質差額はわずか50万円ほどとなります。しかも中古車には諸費用込みで販売されるケースもあり、最終的な支払い総額では中古車の方がさらに割安になることも少なくありません。

補助金には条件とリスクもある

EV補助金は年度予算に依存しており、申請のタイミングによっては早期終了の可能性もあります。また、購入後一定期間は転売や輸出が制限されるといった制約がつくため、自由度の高い購入ができないという側面もあります。

補助金があっても中古車が優勢

価格面だけでなく、納期の短さや実車の状態を確認できる中古車の利点を考慮すると、補助金があっても新車の購入が必ずしも得とは言い切れません。とくに即納を希望する人にとっては、在庫が豊富な中古車のほうが現実的な選択肢といえるでしょう。

納車の早さが価格下落を加速

テスラは他社に比べて納期が非常に短く、現在ではおおよそ2ヶ月程度で納車可能です。このスピード感が新車需要を高める一因となっており、結果として中古市場における価格下落を引き起こす要因となっています。

新車がすぐ届くメリットと市場への影響

従来、自動車の納車は数ヶ月から半年以上かかるケースもありましたが、テスラは在庫や出荷体制を最適化することで、短期間での納車を実現しています。これは購入者にとっては嬉しいポイントですが、即納可能な新車が増えることで、中古車の「すぐ乗れる」という優位性が薄れ、市場価値を押し下げる結果につながっています。

中古車の魅力が相対的に低下

特にEVにおいては年式による性能差が少ないため、これまで中古車はコスパの高い選択肢とされてきました。しかし、新車が短納期で手に入る現状では、中古車の「即納性」の価値が希薄化。加えて補助金の影響も限定的となれば、相対的に中古車の競争力が低下し、価格下落圧力がかかる構造が続いています。

中古車価格の下落スパイラル

このような市場構造では、新車が売れるほど中古車の供給が増え、在庫過多に。結果として価格がさらに下がり、今後も「高年式低走行の車両が安く手に入る」という状況が続く可能性があります。中古車購入者にとってはチャンスである一方、所有者にとってはリセール面での厳しさが増しているのが現実です。

今後のモデルY中古価格の見通し

納期の早さが維持される限り、今後も中古価格の下落が続く可能性があります。これは需要と供給のバランスが中古市場の価格形成に大きく影響するためです。

中古市場への供給が増える要因

新車の販売が好調なことに加え、短納期が続けば、一定期間で中古市場に放出される台数が増加していきます。これはリース車両や法人利用車両の返却も含まれ、中古市場の在庫過多をさらに加速させます。

モデルチェンジ前の買い時とは

現行モデルの大きな改良やモデルチェンジが実施されていない状況では、中古車の価値は年式や走行距離による差のみで決まりがちです。そのため、今後モデルYがマイナーチェンジや新装備の追加を行う前に、現行仕様の良質な中古車を抑えておくことが「コスパ面での最適解」となります。

値下がりの限界ラインに注目

中古車価格が下がり続けるとはいえ、ある水準で下落が止まる「底値」も存在します。とくに走行距離が少なく、バッテリーの状態が良好な個体については人気が集中する傾向にあり、今後は二極化する可能性もあります。

今が狙い目とされる理由

現在の相場で450万円台から購入可能な中古モデルYは、価格と状態のバランスが極めて良いとされています。今後のさらなる価格下落を期待して待つリスクよりも、現状で良質な個体を確保するメリットのほうが上回ると考えられます。

テスラモデル3を他のEVと比較した中古市場の傾向

日産リーフの価格動向

リーフは2017年にフルモデルチェンジを経て現行型へと進化しました。コンパクトEVとしての立ち位置を確立し、今なお一定の需要を維持していますが、2023年現在の中古価格は135万円台からと、EV市場における価格下落傾向を如実に示しています。

フルモデルチェンジ後の市場評価

現行型リーフは航続距離や安全装備の進化が評価され、当初は新車価格300万〜400万円台で販売されていました。しかし、中古市場では走行距離や年式に応じて価格が急速に下落しており、現在では2018年式で走行距離8万km前後の車両が140万円以下で取引されることも珍しくありません。

バッテリーの劣化に対する懸念と実態

リーフのバッテリー劣化問題は以前から指摘されており、初代モデルでは5〜6年で著しい容量低下が報告されていました。しかし、現行型ではバッテリー制御技術が進化しており、15万km走行しても8セグメント以上を維持している個体が多いという報告もあり、想定よりも劣化が緩やかであることが分かってきました。

装備と価格のバランスを考慮した狙い目

現在の中古市場では、中間グレードのXや上級グレードのGが多数流通しており、プロパイロットなどの先進装備が搭載された個体でも150万円前後で購入可能です。とくに2019年式以降のモデルは装備の充実度が高く、リセール価格とのバランスが良好です。

リーフが示すEV市場全体の傾向

リーフの価格動向は、EV全体に共通する「新車価格と中古価格の乖離」の典型例といえます。バッテリー性能と保証期間、走行距離のバランスを見極めることで、優れたコストパフォーマンスを発揮するモデルとなる可能性があります。

BMW i4やアリアなど他車種の動向

BMW i4や日産アリアといったテスラ以外のEVも、中古市場での価格動向において興味深い動きを見せています。これらの車両はブランド価値や供給状況により、テスラとは異なる評価基準が適用されることが多いです。

BMW i4の中古市場での強さ

BMW i4は、EVでありながら高級セダンとしての完成度が非常に高く、需要の高さを反映して中古車市場でも値崩れしにくい傾向があります。一部のグレードでは新車価格を上回る価格で取引されることもあり、特に在庫が限られているディーラー仕様車などがプレミア価格で流通しています。

アリアの受注停止が招く希少価値

日産アリアについては、新車の受注受付が停止されている影響で、中古市場での希少性が高まりつつあります。特に上位グレードのB9 e-4ORCE LIMITEDなどはほとんど流通しておらず、唯一市場に出回っている個体が高値で設定されている状況です。

他メーカーEVの中古価格の特徴

フォルクスワーゲンID.4やアウディQ4 e-tronなど、欧州勢のEVも中古車市場に登場していますが、納期遅延の影響で新車供給が追いついていないため、中古車でも高値安定傾向にあります。逆に、納期が短く普及率が高いEVは価格下落傾向が顕著です。

EV選定時は需給バランスに着目

EVの中古市場動向は、単純なスペックや年式だけでなく、在庫数や新車受注状況といった需給バランスによって大きく左右されます。希少性の高いモデルは高値で安定する一方、流通量の多い車両は価格競争によって値下がりしやすくなります。 BMW i4は新車価格よりも高値で中古車が取引されている例もあり、一部の人気モデルでは例外も存在。ただし、アリアなど国産車の一部は新車受注が停止しており、中古車の希少性が価格を押し上げているケースもあります。

EV中古市場の今後のトレンド

全体的に見ると、テスラをはじめとしたEVの中古市場は下落傾向にあります。しかしその背景には、単なる人気の低下ではなく、EV特有の構造変化と社会的な支援制度の影響が大きく関係しています。

技術革新が価格に与えるインパクト

EVはバッテリーや制御技術の進化が非常に速く、年式が少し違うだけで性能や装備に大きな差が出ることがあります。特にLFPバッテリーの採用やヒートポンプの標準化など、消費者の使い勝手に直結する進化が進む中、旧世代モデルの価値は相対的に下がりやすい状況です。

補助金制度の見直しによる影響

国や自治体の補助金制度はEVの普及を促す一方で、その仕組みが年ごとに変化することも珍しくありません。補助金額の減額や対象車種の限定、申請要件の厳格化といった制度変更は、中古市場の相場にも直接影響を与える要素です。

中古EVの評価基準が変わる可能性

今後は単に「年式」や「走行距離」ではなく、「搭載バッテリーの種類」や「充電性能」、「保証の残存状況」といった、EVならではの新しい評価基準が定着していく可能性があります。これにより、これまで以上に車両選びにおける情報収集力と知識が求められる時代となっていくでしょう。

EV中古市場は成熟期へ

ガソリン車と異なり、EVは市場参入から日が浅い車種が多いため、まだ価格変動の傾向が定まっていない部分もあります。ただし今後、販売実績が蓄積され、バッテリー性能に関する信頼性データが増えることで、より安定した中古価格が形成されていくと予想されます。

テスラモデル3を選ぶなら新車よりも中古車

モデル3新車購入のリスク

初期費用の高さだけでなく、納車後すぐにリセールバリューが大きく落ち込む可能性がある点に注意が必要です。購入後3年で100万円以上の価値下落が発生することもあります。

初期費用が大きな負担になる理由

モデル3の新車価格は500万円台後半からスタートし、オプション装備や長距離グレードを選べばすぐに600万円を超える価格帯になります。これに加えて自動車取得税・自動車重量税・保険料などの初期費用がかかり、トータルで700万円前後の支出になるケースも珍しくありません。

購入後すぐに起こる急激な価値下落

EVは新車登録された時点で補助金対象外となるため、実質的に補助金分の価値が最初に失われることになります。さらにテスラ車は市場に多く流通していること、短納期で新車が供給され続けることから、中古価格の下落スピードが速く、購入直後に数十万円単位の価値が消えることもあり得ます。

ローンや残価設定プランのリスク

残価設定型ローンなどを利用して購入した場合、3〜5年後の残価が市場価格を大きく下回ってしまい、「残債割れ」が起こるリスクもあります。特に最近は中古価格の下落が激しいため、将来的な査定額が予測よりも低くなり、想定外の追い金が必要になる可能性が高まっています。

中古価格下落と保証切れのタイミングが重なる危険

保証期間(4年間)が切れる頃と、中古市場での急激な価値下落が重なることが多いため、「ちょうど手放したいタイミング」で想像以上に安くしか売れない現象が発生します。これは資産運用や家計管理の観点でも不利な要素となります。

中古車のコスパと実用性

保証が残っている中国製モデルを中心に選べば、性能的にも実用的にも非常にバランスが取れています。走行距離が少なく、バッテリー劣化が少ない車両を選べば、新車に近い体験が可能です。

バッテリーの耐久性を重視した選定がカギ

EVにとって最も重要な部品であるバッテリーは、中古購入時の評価に直結します。特にLFPバッテリーを搭載したモデルであれば、劣化が少なく、長期的な使用にも耐えられるため、実用性が非常に高まります。

新車との体感差がほぼない性能維持力

テスラ車は年式による大幅な仕様変更が少なく、2021年以降のモデルであれば基本的な走行性能や充電性能、ソフトウェアの使い勝手において新車と大きな差がない点が魅力です。OTAアップデートにより最新の機能が使えるのもポイントです。

コスト面での圧倒的な優位性

たとえば375万円台で購入できる低走行の中国製モデル3は、新車と比べて100万円以上安価であるにもかかわらず、実用面ではほぼ遜色ありません。この価格差は、初期費用を抑えつつも高性能なEVライフを実現したい層にとって非常に魅力的です。

維持費やランニングコストも有利

電気自動車はもともと燃料費や整備費が低いですが、中古車で購入することで自動車税や車検費用も含めて総コストを大幅に削減することが可能です。さらに保証が残っていれば予期せぬトラブルにも対応しやすく、安心感もあります。

乗り心地や性能の変化が少ないことの強み

モデル3・Yともに、年式による基本性能の大幅な変化は少なく、古い年式でも実用性が高いのが特徴です。マイナーチェンジによる小変更はあるものの、基本性能に関しては安心感があります。

年式による走行性能の違いがほぼない

テスラのモデル3・Yは、モーター出力や0-100km/h加速性能などの主要スペックが初期モデルから現行モデルまで大きく変化していません。これにより、中古車であってもドライビングフィールにおいて新車と遜色ない体験が可能です。

OTAアップデートによる継続的進化

テスラ車はソフトウェアのオンラインアップデート(OTA)によって継続的に機能改善が図られています。オートパイロットやインフォテインメントシステムも年式を問わず最新の機能が使えるため、古いモデルでも「時代遅れ感」を感じにくいのが大きな魅力です。

乗り心地の差は個体よりもタイヤや空気圧に左右される

一部のオーナーからは「サスペンションの硬さ」が指摘されるものの、実際にはタイヤの銘柄や空気圧設定による影響が大きく、年式による体感差はごくわずかです。したがって、乗り心地の評価は必ずしも新旧で優劣があるとは限りません。

外観・内装の大幅な変化が少ない

テスラのモデル3・Yはデザイン的にも完成度が高く、フェイスリフトなどの大規模な外観変更は行われていません。そのため、数年前のモデルでも現行型と並べて見劣りしないという点も、中古車としての魅力を底上げしています。 モデル3・Yともに、年式による基本性能の大幅な変化は少なく、古い年式でも実用性が高いのが特徴。マイナーチェンジによる小変更はあるものの、基本性能に関しては安心感があります。

今後の値下がりリスクに備える

今後も中古価格が下がる可能性が高く、特にモデル3をすでに所有している方にとっては、すでに売却の最適タイミングを逃してしまっている可能性があります。ここでは、その背景と今後取るべき戦略について整理します。

市場全体の値下がり傾向が続く理由

テスラは新車の供給能力が高く、販売台数も伸びているため、今後も一定数の中古車が市場に流入し続けると予測されます。また、新車価格の引き下げや補助金の影響により、中古価格はさらに下押しされる構造です。

売却のベストタイミングを逃すとどうなるか

過去に高値で購入したオーナーが現在売却しようとしても、相場は大きく落ちており、下取り価格やリセールバリューにショックを受ける可能性が高いです。とくに4年目以降で保証が切れたモデルは買い手の評価が低く、想定を下回る価格でしか売れないリスクがあります。

長期保有という選択肢の合理性

現時点でモデル3を所有している方にとっては、今後の値下がりを前提に「乗り潰す」覚悟で長期保有を選ぶ方が、結果的に経済的である場合も多いです。テスラ車はバッテリー性能や基本機能の陳腐化が少ないため、メンテナンスさえ適切に行えば長く付き合える車種です。

売却するなら戦略的に

もし売却を検討する場合は、車検前や補助金が適用可能な期間を見計らう、あるいは整備履歴をしっかり記録して中古車業者にアピールするなど、戦略的な準備が必要です。何も準備せずに手放すと、思わぬ安値での査定になることもあるため注意が必要です。

まとめ

テスラモデル3・モデルYを検討している方にとって、2023年現在は新車よりも中古車の方が明らかにコストパフォーマンスに優れています。特に中国製の後期モデルを選ぶことで、性能と耐久性のバランスが取れた一台を手に入れることが可能です。リセールバリューや保証の残存状況を見極めたうえで、慎重にモデルと年式を選定すれば、後悔の少ない選択ができるはずです。

テキストのコピーはできません。