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ベンツGLBは購入後に後悔するって本当?タイヤなどの高額な維持費

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、ベンツGLBの「後悔する」「タイヤ代が高い」という噂が気になっているのではないでしょうか。私もGLBオーナーとして、購入前は同じ点が気になったので、その気持ちはよくわかります。本記事ではオーナーの視点から噂の真相とリアルな維持費を徹底解説。

引用 : メルセデスベンツHP (https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/glb/overview.html)

この記事を読み終える頃には、GLBへの疑問が解決しているはずです。

記事のポイント

  • ベンツGLBの「後悔する」という噂の真相
  • タイヤ代を含むリアルな年間維持費の徹底解剖
  • 維持費を賢く抑えるための具体的な節約術
  • 購入後に後悔しないためのGLBの正しい選び方
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ベンツGLBは後悔する?噂の真相を徹底解説

まず、多くの方が最も気にしている「ベンツGLBは後悔する」という噂について、その真相に迫っていきましょう。なぜこのような噂が立つのか、その背景と実際のオーナーたちの声、そして私自身の見解を交えて多角的に分析します。

引用 : メルセデスベンツHP (https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/glb/overview.html)

なぜ「後悔する」と言われるのか?主な理由を分析

ネットの口コミやSNSをリサーチすると、「後悔した」という声にはいくつかの共通したパターンが見受けられます。

GLB最大の魅力である3列目シートですが、ここは誤解が生じやすいポイントです。「7人乗り」という言葉から、国産ミニバンのような広々とした3列目を想像して購入すると、「思ったより狭い」と感じてしまうケースです。 公式でも「身長168cmまで」とアナウンスされている通り、GLBの3列目はあくまで補助的なもの。大人が長時間快適に移動するためのシートではなく、子供の送迎や、友人との短距離移動など、「いざという時に7人乗れる」という点に価値があります。この割り切りができないと、後悔に繋がる可能性があります。

メルセデス・ベンツというブランドから、Sクラスのような静かで滑らかな乗り心地を期待してしまうと、少し印象が違うかもしれません。GLBは比較的若いファミリー層をターゲットにしたモデルであり、足回りは欧州車らしく引き締まったセッティングです。特にAMGラインを選択し、19インチや20インチの大径ホイールを装着している場合、路面の凹凸を拾いやすく「硬い」と感じる方もいるでしょう。 また、人気のディーゼルモデル「200d」は、ディーゼル特有のエンジン音や振動が車内に伝わってきます。もちろん、最新のディーゼルエンジンなので非常に洗練されていますが、静粛性を最優先する方にはガソリンモデルの「180」や「250」が向いているかもしれません。

ダッシュボードやドアトリムなど、手に触れる部分や目に付く部分の質感は非常に高く、満足度は高いです。しかし、センターコンソールの一部や後席周りなど、よく見るとプラスチック素材が使われている部分もあります。車両価格を考えると「もう少し頑張ってほしかった」という声が上がるのも理解できます。全ての質感がGLCやGLEと同じレベルではない、という点は認識しておく必要があります。

そして、後悔の噂の最も大きな要因となっているのが「維持費」の問題です。特に「タイヤ代がとんでもなく高い」という話は独り歩きしがちです。これについては次の章で徹底的に掘り下げますが、国産の同クラスSUVと同じ感覚でいると、確かにその金額に驚くことになります。この「知らなかった」が「後悔」に直結する最大のポイントと言えるでしょう。

実際のオーナーの声は?満足・後悔ポイントまとめ

では、実際のオーナーはどのように感じているのでしょうか。様々なレビューから満足点と後悔点をまとめてみました。

【満足しているポイント】

  • デザイン: 「Gクラスを彷彿とさせるスクエアなデザインがとにかく格好良い」「ありきたりな流線形SUVと一線を画す存在感がある」
  • サイズ感: 「日本の道路事情でも持て余さない絶妙なサイズ」「見晴らしが良く、四角いボディで見切りも良いので運転しやすい」
  • 3列シートの利便性: 「子供の友達を乗せる時など、いざという時に本当に役立つ」「普段はラゲッジとして広く使えるので無駄がない」
  • 走行性能: 「ディーゼルモデルはトルクフルで高速道路の合流や追い越しが楽」「4MATIC(4WD)は雪道でも安心感が違う」
  • 先進装備: 「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)は音声操作が便利で未来的」「運転支援システムが優秀で長距離運転が疲れない」

【後悔・不満を感じるポイント】

  • 3列目の実用性: 「大人が乗るのはやはり厳しい。あくまで緊急用」「3列目を使うと荷物が全く積めない」
  • 乗り心地: 「AMGラインの20インチは見た目は良いが、乗り心地が硬く、家族から不評」
  • ディーゼルモデルの音と振動: 「停車時のガラガラ音はやはり気になる」「高級車としては少し振動が大きい」
  • 燃費: 「ガソリンモデル(GLB180)は街乗りだと燃費が思ったより伸びない(7〜9km/L程度)」
  • 維持費: 「初めての輸入車だったが、車検やタイヤ交換の見積もりに驚いた」

このように、満足点と後悔点は表裏一体であることがわかります。デザインやサイズ感、3列シートの利便性といったGLBならではの魅力に価値を見出すオーナーが多い一方で、購入前に期待したレベルとのギャップを感じてしまう方もいる、というのが実情のようです。

【結論】手放す人が多いは本当か?データと実体験から考察

「購入後に手放す人が多い」という噂は本当なのでしょうか。私の見解としては「半分本当で、半分は誤解」です。

引用 : メルセデスベンツHP (https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/glb/overview.html)

中古車市場の流通量を見ると、GLBは人気車種のため決して少なくありません。しかし、これは「後悔して手放した」というネガティブな理由だけではありません。GLBのメインターゲットは、子育て世代のファミリー層です。子供の成長やライフステージの変化(例えば、子供が大きくなり3列目が不要になった、より大きなミニバンが必要になったなど)に伴い、最適な車に乗り換えるというポジティブな理由で手放すケースも非常に多いのです。

また、メルセデス・ベンツはリセールバリュー(再販価値)が高いブランドとしても知られています。そのため、数年乗って価値が大きく落ちないうちに次の車へ乗り換える、という賢いカーライフを送っているユーザーも少なくありません。

つまり、「手放す人が多い=後悔した人が多い」と短絡的に結びつけるのは早計です。重要なのは、自分がGLBに何を求めるのか、そしてその対価としてかかる維持費を正しく理解し、納得できるかどうかにかかっているのです。

ベンツGLBを後悔する理由の維持費は本当に高い?項目別に完全シミュレーション

さて、ここからは本題である「維持費」について、具体的な数字を交えながら徹底的に解剖していきます。GLBを所有すると、年間で一体いくらかかるのか。皆さんの不安を解消すべく、項目別に詳しく見ていきましょう。

引用 : メルセデスベンツHP (https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/glb/overview.html)

最重要項目!タイヤにかかる費用を徹底解剖

「GLBはタイヤ代が高い」という噂は、残念ながら事実です。なぜ高くなるのか、そしてどのくらいかかるのか、さらにその費用を賢く抑える方法まで、詳しく解説します。

GLBにはグレードやオプションによって18インチから20インチのタイヤが装着されています。特に人気のAMGラインでは19インチが標準です。これらの大径タイヤは、価格が高くなる主な要因です。

インチ タイヤサイズ例 純正採用タイヤ例 1本あたりの価格目安 4本交換費用(工賃込)
18インチ 235/55R18 ピレリ P ZERO 約40,000円~60,000円 約180,000円~260,000円
19インチ 235/50R19 ブリヂストン ALENZA 約50,000円~70,000円 約220,000円~300,000円
20インチ 235/45R20 ピレリ P ZERO 約60,000円~80,000円 約260,000円~340,000円

このように、ディーラーで純正採用されているようなプレミアムブランドのタイヤに交換すると、4本で20万円から30万円を超える費用がかかることがわかります。タイヤの寿命は乗り方にもよりますが、おおよそ30,000km~40,000kmが交換の目安です。年間1万km走る方なら3~4年に一度、この出費が訪れる計算になります。

降雪地域にお住まいの方にとっては、冬用のスタッドレスタイヤも必須です。こちらも夏タイヤと同様に高額になります。

インチ タイヤ・ホイールセット価格目安
18インチ 約200,000円~300,000円
19インチ 約250,000円~350,000円

純正のホイールは非常に高価なため、多くの方は社外品のホイールとスタッドレスタイヤをセットで購入することになります。それでも、国産SUV用のセットと比較すると高価になる傾向があります。

「やっぱり高い…」と諦めるのはまだ早いです。これから紹介する方法を実践すれば、タイヤにかかる費用を大幅に節約することが可能です。実際に私も実践している方法です。

  1. タイヤはネットで購入し、交換は持ち込み専門店へ 最も効果的な節約術がこれです。ディーラーやカー用品店で提示されるタイヤ価格には、店舗の利益や在庫管理費などが上乗せされています。しかし、インターネットのタイヤ専門通販サイト(例えば、AUTOWAYやフジ・コーポレーションなど)を利用すれば、同じタイヤが3~5割安く購入できることも珍しくありません。 購入したタイヤは、自宅に配送してもらうか、タイヤの持ち込み交換に対応している整備工場やガソリンスタンドに直接送ることも可能です。交換工賃は1本2,000円~4,000円程度かかりますが、それを差し引いてもトータルコストを劇的に抑えることができます。この方法を使えば、30万円の見積もりが15万円以下になることも十分にあり得ます。
  2. アジアンタイヤという選択肢を検討する 「安かろう悪かろう」というイメージは過去の話。近年、ハンコック(韓国)やナンカン(台湾)といったアジアメーカーのタイヤは品質が著しく向上しており、欧州の自動車専門誌のテストでも高い評価を得ています。もちろん、ミシュランやブリヂストンといったトップブランドと比較すれば性能差はありますが、日常的な使い方であれば全く問題ないレベルです。価格はプレミアムブランドの半額以下ということも多く、コストパフォーマンスは絶大です。
  3. スタッドレスはインチダウンを検討する 冬用のスタッドレスタイヤに限っては、あえてインチダウンするというのも賢い選択です。例えば、夏タイヤが19インチでも、冬用は18インチにするのです。インチダウンすることでタイヤ自体の価格が安くなるだけでなく、タイヤの厚み(扁平率)が増すため、乗り心地がマイルドになるというメリットもあります。見た目を気にしないのであれば、最も合理的な選択と言えるでしょう。

これらの方法を駆使すれば、「GLBのタイヤは高い」という最大のハードルを、乗り越えることが可能になります。

税金(自動車税・重量税)はいくら?

車の維持費として毎年必ずかかるのが税金です。GLBのグレードごとの税額は以下の通りです。

項目 GLB 180 (1.4L ガソリン) GLB 200 d 4MATIC (2.0L ディーゼル)
自動車税(年額) 30,500円 36,000円
自動車重量税(車検時2年分) 32,800円 32,800円(※エコカー減税対象)
年間換算の税金合計 約46,900円 約52,400円

※重量税は1.5t~2.0tの区分。200dはエコカー減税により、購入時や初回車検時の重量税が免税または減税される場合があります。

税金に関しては、国産の同クラスSUVと大きな差はありません。ディーゼルモデルの方が排気量が大きい分、自動車税は少し高くなります。

任意保険料の目安と安くするテクニック

任意保険料は、年齢、等級、車両保険の有無などによって大きく変動しますが、一般的な目安としては以下のようになります。

条件 年間保険料の目安
30歳以上 / 20等級 / 車両保険あり 60,000円~90,000円
20代 / 新規契約 / 車両保険あり 150,000円~250,000円

やはり車両価格が高いため、車両保険を付けると保険料は高くなる傾向にあります。 保険料を安く抑えるには、以下の方法が有効です。

  • インターネット割引や証券不発行割引を利用する
  • 運転者の範囲や年齢を限定する
  • 複数の保険会社を比較検討する(保険一括見積もりサイトの活用)

特に一括見積もりサイトを利用すると、同じ補償内容でも保険会社によって数万円の差が出ることがあるため、必ず利用することをおすすめします。

車検費用の内訳と相場(ディーラー vs 民間工場)

新車購入から3年後、以降2年ごとにやってくるのが車検です。費用は「法定費用」と「車検基本料・整備費用」に分かれます。

項目 ディーラー 民間整備工場
法定費用(自賠責・重量税・印紙代) 約52,000円 約52,000円
車検基本料・整備費用 約100,000円~250,000円 約70,000円~150,000円
合計 約150,000円~300,000円 約120,000円~200,000円

法定費用はどこで受けても同じですが、整備費用で大きな差が出ます。ディーラーは専門知識や純正部品による安心感が魅力ですが、費用は高額になりがちです。一方、輸入車に強い民間工場であれば、ディーラーより安く、質の高い整備を受けることが可能です。

メンテナンス費用(メルセデスケアとその後)

メルセデス・ベンツの新車には、3年間走行距離無制限の保証と無料メンテナンスプログラム「メルセデス・ケア」が付帯しています。これにより、購入から3年間は法定点検やメーカー指定の消耗品交換(エンジンオイル、ワイパーブレードなど)が無料で行われるため、大きな出費の心配はありません。 問題はメルセデス・ケアが切れた4年目以降です。ディーラーでオイル交換を行うと、工賃込みで30,000円以上かかることもあります。これも、信頼できる民間工場を見つけておくことで、費用を半分以下に抑えることが可能です。

燃料代(燃費)は?実燃費レポート

燃料代は、選択するエンジンによって大きく変わります。

グレード カタログ燃費(WLTC) 実燃費の目安 年間1万km走行時の燃料代
GLB 180 (ガソリン) 13.4 km/L 約9~12 km/L 約146,000円(ハイオク175円/L)
GLB 200 d (ディーゼル) 15.9 km/L 約13~16 km/L 約103,000円(軽油155円/L)

※実燃費は市街地と高速道路の走行割合で変動します。

表の通り、ディーゼルモデルの「200 d」は燃料代をかなり安く抑えることができます。燃料である軽油がハイオクより安いことに加え、燃費自体も優れています。年間走行距離が多い方ほど、ディーゼルモデルの恩恵は大きくなります。

【年間維持費トータルシミュレーション】モデル・状況別

これまでの費用を合計して、年間でどのくらいの維持費がかかるのかをシミュレーションしてみましょう。(※タイヤ交換や車検費用は4年間の平均値で算出)

項目 GLB 200 d 4MATIC 所有 (30代/地方在住/年間1万km)
税金 52,400円
任意保険 70,000円
燃料代(軽油) 103,000円
メンテナンス・消耗品 30,000円
タイヤ費用(4年平均) 50,000円(※節約術活用時)
車検費用(4年平均) 50,000円(※民間工場利用時)
年間維持費 合計 約355,400円
月額換算 約29,600円

いかがでしょうか。もちろん、これに加えて駐車場代や高速道路代などがかかりますが、賢く工夫すれば、月々3万円程度の負担でGLBを維持することは十分に可能です。「法外に高い」というイメージとは少し違うのではないでしょうか。

それでもGLBを選ぶ価値はあるか?魅力と購入前の注意点

維持費の実態が見えてきたところで、改めてGLBの魅力と、購入前に知っておくべき注意点を整理します。維持費という対価を払ってでも手に入れる価値がこの車にあるのか、最後の判断材料としてください。

引用 : メルセデスベンツHP (https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/glb/overview.html)

唯一無二の魅力!GLBを選ぶべき5つの理由

  1. 絶妙なサイズ感とスクエアなデザイン 全長4,640mm×全幅1,835mmというサイズは、都市部の狭い道や駐車場でも扱いやすく、それでいて室内空間は十分に確保されています。この絶妙なサイズ感と、Gクラスを彷彿とさせる武骨で飽きのこないデザインは、GLB最大の魅力です。
  2. コンパクトSUVで実現した「いざという時の7人乗り」 これがGLBの存在価値そのものです。普段は5人乗りとして広大なラゲッジスペースを確保しつつ、必要な時には3列目シートを展開して7人乗れる。この柔軟性は、他のどの競合車にもない強力なアドバンテージです。
  3. 価格以上の満足感を得られる内外装の質感とMBUX タービンデザインのエアコン吹き出し口や、大型のデュアルディスプレイなど、内装のデザインはメルセデスならではの先進性と高級感を両立しています。「ハイ、メルセデス」で起動する対話型インフォテインメントシステムMBUXは、一度使うと手放せない便利な機能です。
  4. メルセデスならではの高い安全性と運転支援システム 世界最高水準の安全性能は、ファミリーカーとして何物にも代えがたい価値です。高精度なレーダーとカメラによる運転支援システムは、高速道路での渋滞追従から車線変更アシストまで、ドライバーの疲労を大幅に軽減してくれます。
  5. 優れた走行性能と経済性を両立したディーゼルモデル(200d) 力強い加速と、高速巡航時の安定性、そして優れた燃費性能。GLB 200d 4MATICは、車の完成度という点で非常にバランスの取れたグレードです。アクティブなファミリーにとって、最高のパートナーとなり得るでしょう。

ここは覚悟が必要?GLBの弱点・デメリット

もちろん、良い点ばかりではありません。購入後に「こんなはずじゃなかった」とならないために、弱点もしっかりと認識しておきましょう。

  • 3列目はあくまで補助席: 大人が長時間快適に過ごすことはできません。ミニバンの代替にはなりません。
  • 乗り心地の硬さ: 特にAMGライン+大径ホイール仕様は、路面の突き上げを感じやすいです。購入前には必ず試乗して、家族の意見も聞くことをお勧めします。
  • 低速時のギクシャク感: DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の特性上、発進時や渋滞時などの極低速域で、わずかにギクシャクとした挙動が出ることがあります。

ライバル徹底比較!GLBの立ち位置とは?

GLBの購入を検討する際、必ず比較対象となるライバル車との違いを明確にしておきましょう。

車種 GLBの優位点 GLBの劣位点 こんな人におすすめ
BMW X1 3列シート、内外装の先進性 走行性能のスポーティさ 家族での利用や先進性を重視する人
アウディ Q3 3列シート、スクエアなデザイン 内装の質感、乗り心地のしなやかさ デザインの独自性と実用性を両立したい人
レクサス NX 3列シート、ディーゼルの経済性 静粛性、ハイブリッドの燃費 いざという時の多人数乗車と燃費を重視する人
マツダ CX-8 ブランドイメージ、内外装の質感 3列目の居住性、価格 プレミアムなブランド体験と実用性を求める人

このように、GLBの最大の強みはやはり「プレミアムコンパクトSUVでありながら7人乗り」という他にないパッケージングです。この点にどれだけ価値を見出すかが、車種選択の大きな分かれ道になります。

後悔しないための賢い買い方(新車・中古車)

最後に、後悔しないための賢いGLBの選び方をご紹介します。

  • 新車の場合: おすすめグレードは「GLB 200 d 4MATIC」です。走行性能と経済性のバランスが最も優れています。リセールバリューを意識するなら、ボディカラーは白か黒、そしてオプションの「AMGライン」と「パノラミックスライディングルーフ」は付けておくと良いでしょう。
  • 中古車の場合: 狙い目は、初回の車検を前にした登録から2~3年落ちの車両です。新車価格から大きく値下がりし、それでいて高年式なので故障のリスクも低いです。購入する際は、メルセデス・ベンツの厳しい基準をクリアした「認定中古車」を選ぶと、保証も付いてくるので安心感が全く違います。

まとめ

今回は、「ベンツGLBは購入後に後悔する」という噂の真相と、高額と言われる維持費の実態について、徹底的に解説してきました。

結論として、ベンツGLBは、国産SUVと同じ金銭感覚で維持できる車ではありません。特にタイヤ代は、何も知らずにディーラーへ行けば驚くような金額になるのは事実です。

しかし、その維持費は噂されるほど法外に高いわけではなく、タイヤの購入方法を工夫したり、信頼できる民間工場を見つけたりすることで、賢くコントロールすることは十分に可能です。

その上で、メルセデス・ベンツというブランドがもたらす所有する満足感、世界最高水準の安全性、そして「コンパクトSUVなのに7人乗れる」という唯一無二の利便性を手に入れられると考えれば、GLBは維持費以上の価値を提供してくれる、非常に魅力的な一台であると私は断言します。

大切なのは、ネットの不確かな情報に惑わされるのではなく、正しい知識を持って、ご自身の価値観とライフスタイルに合うかどうかを判断することです。この記事が、あなたの後悔のない車選びの一助となれば幸いです。

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