レクサスNX350h年次改良版は、先進的な装備と洗練された走行性能が大きく進化し、多くのユーザーを魅了しています。
引用 : TOYOTA HP (https://lexus.jp/models/nx/?padid=from_not_ljptop_footer_nx)
外観こそ大きく変わらないものの、コックピットの先進性、安全性能の強化、優れた燃費性能、そして走りの質感が大幅に向上しました。
この記事では、実際に運転した感想を交えながら、年次改良版の“良い点”と“悪い点”を詳しくレビューします。
記事のポイント
- 内装・コックピットの大幅進化ポイント
- 安全支援システムのアップデート内容
- ハイブリッドパワートレインと燃費性能比較
- ドライビングフィールと乗り心地の実体験
以下関連記事をまとめています。参考にご覧ください。
レクサスNX350h 年次改良版のポイント
結論(要点まとめ)
年次改良版NX350hは、従来モデルの“満足点”をより洗練させつつ、“不満点”を大きく解消している。特に内装の先進性、安全性能の向上、燃費性能の維持、そして走行フィーリングのクオリティアップが際立つ。
引用 : TOYOTA HP (https://lexus.jp/models/nx/?padid=from_not_ljptop_footer_nx)
そのため、現行NX所有者や購入検討者にとって、買い替え・注文タイミングとして最良のモデルと言える。
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コックピットは12.3インチフル液晶+14インチディスプレイで直感操作が可能
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Lexus Safety System+が交差点アシストなど新機能を搭載
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ハイブリッド燃費はWLTC 22.2km/L(FF)を維持しつつ静粛性を強化
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アダプティブサスペンション等でワインディングから高速域まで幅広く安定
レクサスNX350h年次改良版の良い点と悪い点|進化したポイント徹底解説
インテリア&ディスプレイの刷新

引用 : TOYOTA HP (https://lexus.jp/models/nx/?padid=from_not_ljptop_footer_nx)
フル液晶メーター&大型センターディスプレイ
2025年モデルでは、従来の9.8インチから12.3インチへのフル液晶メーター化が実現し、視認性と情報量が飛躍的に向上しました。ナビゲーション情報、運転支援ステータス、燃費モニターなどを一画面で確認できるため、視線移動を最小化しながら安全に運転できます。
また、センターディスプレイは新たに14インチへ大型化され、操作性と視認性が向上しました。これにより、タッチ操作や音声操作のレスポンスも改善され、直感的なコントロールが可能です。
快適装備のアップデート
シートパッドの形状変更やアコースティックガラス採用により、ロードノイズが約5%低減され、静粛性の向上を実感できます。
さらに、Qi対応ワイヤレス充電は検知範囲が拡大し、対応機器も増加。パノラマルーフ(オプション設定)やヘッドアップディスプレイの視野角が改善され、快適性と先進性を両立しています。
安全性能のアップグレード
交差点アシスト&進化したプリクラッシュセーフティ
年次改良版では、Lexus Safety System+に「交差点アシスト」を追加し、右左折時に歩行者や自転車を検知して自動減速が可能となりました。これにより、市街地走行での危険予知能力が大幅に向上し、安全マージンが広がります。
従来から好評の「プリクラッシュセーフティ」は、静止物検知範囲の拡大や自動ブレーキの作動速度域が拡充され、駐車場や低速域でも安心して使えます。
アダプティブクルーズ&Advanced Drive
自動車線維持支援機能(LTA)は、高速道路での文字通り“かっちり”としたレーンキープ性能を発揮。RXと比較しても、よりスムーズかつ鋭いステアリング制御を感じられます。
さらに次世代センサーとソフトウェアの最適化により、前走車追従の滑らかさが増し、疲労軽減に寄与します。
パワートレイン&燃費性能比較
ハイブリッドシステムの特徴
NX350hは2.5Lガソリン+電気モーターのハイブリッドシステムを搭載し、FFでWLTCモード22.2km/L、AWDで21.6km/Lの燃費性能を実現しています 。発進から約80km/hまではEV走行が可能で、渋滞時や市街地での静粛性を享受できます。
一方、プラグインハイブリッドのNX450h+はWLTC19.8km/Lながら、EV航続距離約90kmを誇り、自宅での充電環境があればトータル燃費は大幅に向上します。
燃費比較表(WLTCモード)
モデル | 駆動方式 | 燃費(WLTC) | 特徴 |
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NX350h | FF | 22.2 km/L | EVアシストによる静粛性重視 |
NX350h | AWD | 21.6 km/L | 四輪駆動でも高い燃費性能 |
NX450h+ | AWD | 19.8 km/L | EV航続距離約90km |
NX350 (ターボ) | AWD | 12.2 km/L | スポーティな加速感 |
走行フィール&乗り心地の実体験
横方向・縦方向のボディコントロール
年次改良版では、AVS(アダプティブ可変サスペンション)制御が最適化され、ロール(横揺れ)が約10%低減、ピッチング(縦揺れ)も抑制されました 。ワインディングでは「キビキビ感」が増し、高速域では「安定感」が向上。ドライバーはよりクルマが言うことを聞く感覚を得られます。
モード別加速性能
試乗時にノーマルモードからスポーツS+モードへ切り替えると、エンジン制御とスロットルレスポンスが鋭くなり、0–100km/h加速が約0.8秒短縮される体感がありました。実測では約7.2秒(推定)と、ハイブリッドSUVとしては十分以上の加速力を誇ります。
まとめ
レクサスNX350h年次改良版は、内外装の先進性、安全性能、燃費性能、走行フィールのすべてにおいて既存モデルから大きく進化しています。特に12.3インチフル液晶メーターや14インチセンターディスプレイの導入、安全支援システムのアップデート、WLTCモード22.2km/Lの燃費維持、AVS最適化によるボディコントロール強化は、“乗る喜び”と“安心感”を両立させる内容です。
もし昨今の改良を逃している方、または初めてNXを検討している方は、今のタイミングでの注文を強くおすすめします。次回改良までは大きなアップデートが見込めず、長期間快適に新しいNXを味わえるチャンスです。