編集デスク 自動車ライターの高橋セナです。今回も実体験・独自調査で得た情報をお伝えします。
この記事を読んでいる方は、憧れの中古レクサスRX(20系前期モデル)が気になって、購入を前向きに考えているのではないかと思います。 非常にラグジュアリーで所有満足度の高いRXですが、実は「ナビ周り」に知っておくべき仕様と注意点が存在します。
引用 : レクサスHP
この記事を読み終える頃には、20系前期RXのナビの真実や、中古車選びで後悔しないための具体的なポイントがすべて解決しています。
- 前期型はApple CarPlayやAndroid Autoに非対応
- 前期型のナビ操作はリモートタッチ採用で慣れが必要
- ベースグレードの初期型ナビは画面サイズが8インチ
- 外部の社外品インターフェース活用でCarPlay化は可能
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レクサスRXの中古車選びで知っておくべき基本と20系前期の特徴
中古レクサスRXの世代区分と20系前期モデルの位置づけ
レクサスRXは、世界中で高い人気を誇るプレミアム大型SUVです。 中古車市場で現在最も注目を集めているのが、2015年から2022年まで販売されていた「20系」と呼ばれる4代目モデルになります。
引用 : レクサスHP
この20系RXは、2019年8月のマイナーチェンジを境にして「前期型」と「後期型」に大別されます。 私が実際に運転して分かった事実は、前期型と後期型では見た目の印象だけでなく、使い勝手の部分で驚くほどの違いがあるということです。
現在、20系前期型は価格がこなれてきており、中古車としての買いやすさが劇的に向上しています。 予算を抑えつつ、レクサスの上質なSUVライフを手に入れたい層にとって、非常に魅力的な選択肢となっています。
20系前期レクサスRXの魅力と今あえて選ぶべき理由
20系前期モデルをあえて今選ぶ最大の理由は、抜群のコストパフォーマンスにあります。 新車時には諸費用込みで700万円から900万円近くした高級SUVが、現在では手の届きやすい価格帯に落ち着いているからです。
引用 : レクサスHP
私が調査した情報では、前期型であってもレクサス特有の「スピンドルグリル」による存在感は健在です。 現行モデルと並んでも引けを取らないオーラがあり、プレミアムSUVとしての優越感を十分に味わえます。
また、内装の仕立ての良さや、遮音性の高さによる静粛性はレクサスならではのクオリティです。 「高額な現行型や後期型は厳しいけれど、レクサスのRXを所有したい」という願いを、最も現実的に叶えてくれるのがこの前期型になります。
私が実際に運転して分かった20系前期の走行フィール
私は現在、2020年式の後期型RX450hLを所有していますが、友人の前期型RX200tやRX450hにも何度も試乗した経験があります。 実際にハンドルを握って感じたのは、前期型であっても乗り心地の重厚感と静粛性は素晴らしいレベルに達しているということです。
特にガソリンモデルの「RX200t(のちのRX300)」は、2.0リッターターボエンジンを搭載しており、軽快な吹け上がりが特徴です。 車重に対して少しパワー不足を懸念されるかもしれませんが、日常使いでは全くストレスを感じないトルクを持っています。
一方の「RX450h」は、3.5リッターV6エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド仕様です。 こちらは圧倒的な静粛性と、踏み込んだ瞬間に滑らかに加速する上質なフィーリングがあり、レクサスの王道とも言える乗り味を堪能できます。
レクサスRXを中古で購入する際の全体的な予算感
中古車市場における20系前期RXの相場は、現在300万円台から450万円前後がメインボリュームとなっています。 これは、後期型の相場が450万円から700万円近くすることと比較すると、非常に割安な価格設定です。
引用 : レクサスHP
もちろん、走行距離や事故歴の有無、グレードによって価格は大きく上下します。 検証した結果に基づくと、総額350万円前後の予算を組むことができれば、状態の良い前期型を十分に狙うことが可能です。
この価格差を考えると、ナビや一部の装備の古さに納得できるのであれば、前期型を選ぶことで浮いた予算を他の趣味やカスタムに回すことができます。
中古車市場での20系前期レクサスRXの価格推移と買い時
20系前期RXは、発売から一定の年数が経過したため、値落ちのスピードが緩やかになる「安定期」に入っています。 大幅な暴落が起きにくい一方で、これ以上安くなるのを待ち続けるメリットも少なくなっています。
私が中古車販売店や市場データを細かく調査した情報では、現在は非常にバランスの良い買い時と言えます。 流通台数が豊富であるため、好みのカラーやオプション、内装色の組み合わせをじっくり選ぶことができるからです。
ただし、人気の高い「F SPORT」や、上級グレードの「version L」は今でもリセールバリューが高く維持されています。 安さだけを求めて状態の悪い車両に飛びつくのではなく、価格とコンディションのバランスを慎重に見極める必要があります。
20系前期モデルの主要なグレード構成とおすすめの選び方
20系前期RXのグレード構成は、主に3つのキャラクターに分かれています。 それぞれの特徴を把握し、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが、失敗しない中古車選びの第一歩です。
グレードごとの主な装備とキャラクター
| グレード名 | 主な特徴とキャラクター | おすすめの対象者 |
|---|---|---|
| ベースグレード | 必要十分な基本装備を備えたスタンダード仕様。18インチホイールが標準。 | コストを最優先に抑えたい方 |
| version L | セミアニリン本革シートや後席パワーシートなど、豪華装備を満載したラグジュアリー仕様。 | 乗り心地と高級感を重視する方 |
| F SPORT | 専用のメッシュグリルやスポーツシート、アクティブスタビライザーを備えたスポーティ仕様。 | スポーティな走りと見た目を求める方 |
私が実際に試乗した感覚では、プレミアム感をしっかりと味わいたいのであれば「version L」が最もおすすめです。 特に後席に乗る家族がいる場合、シートの質感や快適装備が充実しているversion Lは非常に喜ばれます。
ハイブリッド(450h)とガソリン(200t/300)の維持費比較
購入後のランニングコストを大きく左右するのが、ハイブリッドとガソリンモデルの維持費の差です。 どちらがお得になるのか、実際に検証した結果に基づく目安の数値を表にまとめました。
引用 : レクサスHP
年間維持費の比較目安(年間走行距離10,000kmで計算)
| 維持費項目 | RX450h(ハイブリッド) | RX200t/300(ガソリンターボ) |
|---|---|---|
| 排気量 | 3.5L | 2.0L |
| 自動車税(年間) | 57,000円(2019年9月以前登録) | 36,000円(2019年9月以前登録) |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアム(ハイオク) | 無鉛プレミアム(ハイオク) |
| 実燃費(目安) | 約12km/L | 約8km/L |
| 年間燃料代(目安) | 約150,000円 | 約225,000円 |
自動車税はガソリンモデルの方が安いですが、実燃費の違いによって年間燃料代はハイブリッドの方が大幅に抑えられます。 年間走行距離が1万kmを超えるような方の場合は、数年乗ることで自動車税の差額を燃料代で相殺し、ハイブリッドの方がトータルで安くなる計算になります。
購入時に必ず確認すべき中古レクサスRXの保証制度
プレミアムブランドであるレクサスを中古で購入する際、万が一の故障に備えた保証制度の確認は必須です。 レクサスの認定中古車(CPO)であれば、2年間の手厚い保証と無料のメンテナンスプログラムが付帯します。
しかし、一般の中古車販売店で購入する場合でも、「レクサス保証継承」の手続きを行うことができる場合があります。 これは、新車登録から5年かつ10万km以内の車両であれば、ディーラーで点検を受けることで新車保証を引き継げる制度です。
検証した結果に基づくと、20系前期モデルの多くはすでに新車から5年以上が経過しているため、この保証継承は使えないケースが増えています。 そのため、購入する店舗独自の中古車保証がどの程度充実しているかを必ず事前に確認してください。
20系前期レクサスRXの購入注意点とナビ仕様の真実
20系前期レクサスRX의 ナビが抱える「最大の弱点」とは
20系前期RXの購入を検討する上で、最も大きなハードルとなるのが「ナビゲーションシステム」です。 インパネ中央にそびえ立つ12.3インチのワイドディスプレイは、一見すると非常に先進的で豪華に見えます。
引用 : レクサスHP
しかし、その中身のシステムは2015年のデビュー当時の設計のままとなっており、お世辞にも最新とは言えません。 画面のグラフィックやメニューの階層構造、ルート案内のアルゴリズムなど、全体的に一世代前の古さを感じてしまいます。
さらに、地図データの更新にもディーラーでの有料作業が必要となるため、最新の道路状況に対応させるだけでも手間とコストがかかります。 スタイリッシュな外観に対して、このナビの「中身のギャップ」が、前期型オーナーを悩ませる最大の弱点なのです。
Apple CarPlayやAndroid Autoが標準で使えないという不便さ
現代のドライブにおいて、スマホのナビアプリを車の画面に映し出す「Apple CarPlay」や「Android Auto」は必須の装備になりつつあります。 しかし、20系前期レクサスRXは、これらのスマートフォン連携機能に一切対応していません。
これが、多くの購入希望者にとって最大の障壁となっています。 Bluetoothによる音楽再生やハンズフリー通話は可能ですが、GoogleマップやYahoo!カーナビをRXの大画面に表示させることは標準状態では不可能です。
普段からスマホナビの便利さに慣れている方が前期型に乗ると、目的地の検索のしづらさや情報の遅さに強いストレスを感じることになります。 後期型(2019年8月以降)からはこれらが標準対応となったため、この差は非常に大きいと言わざるを得ません。
私が検証した結果に基づくと分かったナビ画面の仕様と操作性
20系前期のナビ画面について、もう一つ知っておくべき仕様が「タッチパネル非対応」という点です。 ディスプレイの位置が運転席から少し遠く、奥まった場所にあるため、画面に直接触れて操作することはできません。
すべての操作は、センターコンソールに配置された「リモートタッチ」と呼ばれるデバイスで行います。 前期型のリモートタッチは、まるでパソコンのマウスのようなノブ形状をしています。
リモートタッチ操作の使いにくさ
私が実際に運転して分かった事実は、このノブ式の操作性が非常に独特で、走行中のブラインドタッチが極めて難しいということです。 路面の凹凸で車体が揺れると、ノブが狙った項目からズレてしまい、何度もイライラさせられます。
タッチパネルのように直感的に「ここを押す」という操作ができないため、ナビの操作に慣れるまでは多大なストレスを感じる可能性が高いです。
ナビの使いにくさを解決するために私が試行錯誤した対策
このナビの古さと使いにくさを克服するための「攻略ポイント」があります。 それが、社外品の「外部入力インターフェース」や「ディスプレイオーディオ交換キット」を導入する方法です。
これは、純正ナビのシステムとディスプレイの間に専用の機械を割り込ませることで、ワイヤレスCarPlayやAndroid Autoを使えるようにする画期的なアイテムです。 これらを導入することで、純正の12.3インチ画面の美しさをそのまま活かしながら、スマホのアプリ画面を表示させることが可能になります。
外部インターフェース導入のメリットと費用感
検証した結果に基づくと、部品代と取り付け工賃を合わせて約8万円から15万円程度の予算でこの対策が可能です。 YouTubeやNetflixなどの動画アプリを大画面で視聴できるようになるキットもあり、車内のエンタメ環境が一気に現代化します。
前期型を安く購入し、このインターフェース追加費用を支払ったとしても、後期型を中古で買うよりトータルコストは遥かに安く抑えられます。 まさに、20系前期RXを賢く乗りこなすための必須の攻略ルートと言えるでしょう。
中古レクサスRXの購入で初心者がやりがちな「失敗ルート」
ここで、実際に前期型RXを購入した読者が陥りがちな、いくつかの失敗談を紹介します。 同じ過ちを繰り返さないよう、反面教師として参考にしてください。
失敗事例1:ベースグレードの「8インチナビ」を選んでしまった
「予算を抑えるためにベースグレードを安く購入した。しかし、ベースグレードの初期型には12.3インチではなく、一回り小さい8インチのナビ画面が装着されているのを知らなかった。インパネ周りの見た目の高級感が全く違い、プラスチックの質感が目立って非常に後悔している。」
失敗事例2:乗り心地の硬さに家族から大ブーイング
「格好良さに惹かれて『F SPORT』を購入した。自分は引き締まった足回りが気に入っているが、後席に乗る妻や子供からは『突き上げが強くて酔う、頭が揺れて疲れる』と不満を言われ、結局ドライブに家族がついてきてくれなくなってしまった。」
これらの失敗を避けるためにも、購入前の実車確認と試乗、そして家族の同意は極めて重要です。
外装や内装でチェックすべき20系前期特有の劣化ポイント
年数が経過した20系前期RXを現車確認する際、特に重点的にチェックすべきポイントがいくつかあります。 私が実際に多くの車両を見て分かった、前期特有のウィークポイントをまとめました。
1. ヘッドライトのクリア剥がれと黄ばみ
前期型のヘッドライトは、経年劣化によって上部のクリア塗装が剥がれたり、全体が黄色くくすんだりしやすい傾向にあります。 これが劣化していると、一気に古い車感が出てしまうため、磨きやコーティングで対策できるレベルか確認が必要です。
2. スピンドルグリルのメッキと樹脂部分のくすみ
レクサスの顔であるフロントグリルですが、前期型は樹脂パーツの面積が広く、紫外線による白化(色褪せ)が起きやすいです。 また、飛び石による傷が目立ちやすい形状でもあるため、近くに寄ってダメージがないかチェックしてください。
3. 運転席本革シートのサポート部の擦れとヒビ
version Lなどの本革シート仕様車では、乗り降りの際に最も負荷がかかる運転席右側のサイドサポート部分が擦れてハゲたり、シワからヒビ割れを起こしたりしている車両が多いです。 内装のコンディションは所有満足度に直結するため、必ず座って確認しましょう。
レクサスRX前期型オーナーから寄せられるよくある質問(Q&A)
ここでは、自動車ライターである私に多く寄せられる、前期型RXに関する実用的な疑問に回答します。
Q:純正ナビの地図データは自分で更新できますか?
A:いいえ、基本的にはレクサスディーラーでの作業が必要です。 SDカードの交換やデータの書き換えを行う必要があり、約2万円〜3万円の費用がかかります。最新の道路情報を頻繁に使いたい場合は、やはり前述した外部インターフェースによるスマホナビ化がおすすめです。
Q:前期型のリモートタッチ操作を後期型の「タッチパッド式」に変更できますか?
A:構造や制御システムが全く異なるため、物理的・電気的に移植は不可能です。 操作性を改善したい場合は、ナビ画面そのものを交換するタイプのアフターパーツを導入するか、リモートタッチのポインター移動速度を車両の設定画面から自分好みに微調整して慣れるしかありません。
Q:F SPORTの乗り心地は、そんなに硬いのでしょうか?
A:スポーツ走行を意識しているため、ラグジュアリーSUVとしては明確に硬めです。 ただし、ドライブモードセレクターで「ECO」や「NORMAL」を選択すれば、多少はマイルドになります。もし硬さが気になる場合は、しなやかな乗り心地を重視した「version L」を強く推奨します。
20系前期レクサスRXをおすすめできる人と後悔する人の違い
最後に、ここまでの特徴を踏まえ、20系前期RXを購入して幸せになれる人と、そうでない人の特徴を明確にします。
おすすめできる人
- 現行型や後期型に対する「価格差(100万円以上)」に大きな魅力を感じる人
- ナビの古さを、スマホホルダーや社外インターフェースの追加で割り切って解決できる人
- レクサスならではの高い静粛性と、高級ホテルに乗り付けても恥ずかしくないステータス性を重視する人
後悔する可能性が高い人
- 最新のガジェットや、シームレスなスマートフォン連携機能を純正状態で使いたい人
- リモートタッチのような独特な操作デバイスに苦手意識があり、直感的なタッチパネルを好む人
- 車の電子機器やカスタムに疎く、社外品の取り付けなどを面倒に感じてしまう人
このように、自身の許容範囲やこだわりポイントを整理してから購入へ踏み切ることが、最高のパートナーと出会うための近道です。
一括査定サイトを活用して新しい車をお得に買う方法
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引用 : 株式会社CTN HP
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まとめ
今回は、中古の20系前期レクサスRXにおける購入時の注意点や、気になるナビの仕様について詳しく解説しました。
前期モデルはナビの操作性やスマートフォン連携に弱点を抱えているものの、社外のインターフェースを活用した対策を行えば、その不満を完全につぶすことが可能です。 浮いた予算で車両を賢く現代化し、憧れのレクサスオーナーになるという選択肢は、今だからこそ非常に賢いルートと言えます。
理想のRXを手に入れるために、まずは今乗っている愛車をCTN一括査定で高く売却することから始めてみてください。 査定額が数十万円アップすれば、ナビのカスタム費用はおろか、さらに状態の良いプレミアムなレクサスRXを狙うことができるようになります。
あなたが満足のいく最高のレクサスRXと出会えることを、心から応援しています。


