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三菱デリカD:5の燃費のリアル|街乗りと高速道路の実測値と改善のコツ

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、三菱デリカD:5の「燃費が悪い」という評判が本当なのか、実際のところどうなのかが気になっていると思います。私も実際にデリカD:5を所有し、日々その走りを体感しているので、購入前に燃費の実態を詳しく知りたいという気持ちはよくわかります。

引用 : 三菱自動車HP

ミニバンとしての利便性とSUVの走破性を兼ね備えた唯一無二の存在ですが、やはり維持費の中心となる燃料代は無視できませんからね。

この記事を読み終える頃には、デリカD:5の燃費に関するあらゆる疑問が解決しているはずです。

記事のポイント

  • デリカD:5のカタログ燃費とリアルな実燃費の差
  • 街乗りと高速道路での具体的な燃費数値
  • 明日から実践できる燃費改善テクニック
  • 燃費のデメリットを上回るデリカD:5の真の価値
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デリカD:5の燃費は本当に悪い?カタログ値と実燃費を徹底比較

「デリカD:5は燃費が悪い」という言葉は、このクルマを検討する際に誰もが一度は耳にするフレーズでしょう。では、その真相はどうなのでしょうか。メーカーが公表するカタログ燃費と、我々オーナーが日常的に体験する実燃費にはどれほどの乖離があるのか。そして、ライバルとなる他のミニバンと比較して、本当に「悪い」と言えるレベルなのか。ここでは、様々な角度からデリカD:5の燃費性能を徹底的に解剖していきます。

引用 : 三菱自動車HP

まずは基本から!デリカD:5のカタログ燃費(WLTCモード)

現在販売されている新型デリカD:5は、2.2Lのクリーンディーゼルターボエンジンを搭載しており、駆動方式は全車4WDです。まずは、公式な燃費データであるカタログ燃費を見ていきましょう。

現在の燃費測定基準である「WLTCモード」は、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な試験法です。従来のJC08モードよりも実燃費に近い数値が出るとされています。

三菱 デリカD:5 カタログ燃費 (WLTCモード)

モード 燃費
WLTCモード総合 12.6km/L
市街地モード (WLTC-L) 10.1km/L
郊外モード (WLTC-M) 12.6km/L
高速道路モード (WLTC-H) 14.1km/L

この数値を見てどう思われるでしょうか。車両重量が約2トンもある4WDのミニバンとしては、決して悪い数値ではないと私は考えています。特に高速道路モードでは14.1km/Lと、長距離移動での経済性の高さが伺えます。しかし、問題はこのカタログ燃費が実際の走行でどこまで再現できるか、という点です。

気になるオーナーの声!デリカD:5の実燃費データ公開

カタログ燃費がひとつの指標であることは間違いありませんが、本当に知りたいのは実際にオーナーたちがどれくらいの燃費で走っているか、ですよね。各種燃費記録サイトやSNSのオーナーコミュニティの情報を集約すると、デリカD:5の実燃費はおおよそ以下の範囲に収まることが多いようです。

  • 平均実燃費:約10km/L~13km/L

この数値は、乗り方や使用環境によって大きく変動します。例えば、渋滞の多い都心部での使用がメインの方と、信号の少ない郊外路や高速道路を主体に走る方とでは、燃費に2~3km/L以上の差が出ることも珍しくありません。

ちなみに、私のデリカD:5(現行ディーゼルモデル)も、年間を通した平均燃費は 約11.5km/L といったところです。これは、週末のレジャーでの長距離移動と、平日の市街地走行が半々くらいの利用状況での数値です。

【シーン別】デリカD:5の街乗りでの実燃費

デリカD:5の燃費が最も厳しくなるのが、ストップ&ゴーが連続する街乗りです。特に、冷間時の短距離走行は燃費悪化の大きな要因となります。

  • 街乗りでの実燃費:約8km/L~10km/L

これは、約2トンという車両重量を持つデリカD:5にとって、発進時に大きなエネルギーを必要とするためです。ディーゼルエンジンは低回転域のトルクが太く、ガソリン車に比べれば発進はスムーズですが、それでも燃費には厳しい状況と言えます。

私の経験上、渋滞が激しい都心を走行すると、燃費計の数値が8km/L台前半まで落ち込むこともあります。一方で、流れの良いバイパス道路などを走行すると、11km/L近くまで伸びることもあり、同じ「街乗り」でも状況によって大きく差が出ることがわかります。

【シーン別】デリカD:5の高速道路での実燃費

街乗りとは対照的に、デリカD:5がその真価を発揮するのが高速道路での巡航です。2.2Lクリーンディーゼルエンジンと8速ATの組み合わせは、高速巡航を得意としています。

  • 高速道路での実燃費:約13km/L~16km/L

カタログ燃費の高速道路モード(14.1km/L)を上回る数値を記録することも、決して難しくありません。8速ATによってエンジン回転数が低く抑えられ、ディーゼルエンジンの効率が良い速度域を維持して走行できるためです。

特に、アダプティブクルーズコントロール(ACC)を使い、時速80km~100km程度で巡航すると、驚くほど燃費が伸びます。私も家族でキャンプに行く際など、高速道路を長時間走行することが多いですが、満タン法で計算すると15km/Lを超えることも頻繁にあります。これは、燃料タンクが64LあるデリカD:5にとって、一度の給油で800km以上の航続が可能であることを意味し、長距離ドライバーにとっては大きなメリットと言えるでしょう。

なぜ?カタログ燃費と実燃費に差が出る理由

「カタログ燃費より実際の燃費が悪いじゃないか」という声はよく聞かれますが、これにはいくつかの明確な理由があります。

  1. 運転スタイルの違い:急発進、急加速、急ブレーキは燃費を悪化させる最大の要因です。カタログ燃費はプロのドライバーが燃費に最適な運転で測定していますが、一般のドライバーの運転が常に最適とは限りません。
  2. 走行環境:渋滞、坂道、信号の多さなど、実際の道路状況は測定コースとは異なります。特に日本の都市部では、ストップ&ゴーが多くなりがちです。
  3. 乗車人数と積載量:カタログ燃費は基本的にドライバー1名乗車時の数値です。家族を乗せたり、キャンプ道具を満載したりすれば、車重が増加し、その分燃費は悪化します。
  4. エアコンの使用:エアコン(特に冷房)はコンプレッサーを動かすためにエンジンに負荷をかけるため、燃費を約10%~20%悪化させると言われています。
  5. タイヤの種類と空気圧:転がり抵抗の大きいタイヤ(オフロードタイヤなど)を装着したり、タイヤの空気圧が低下していたりすると、燃費は悪化します。

これらの要因が複合的に絡み合い、カタログ燃費と実燃費の間に差が生まれるのです。

【参考】ディーゼルモデルと旧型ガソリンモデルの燃費の違い

現行モデルはディーゼルのみですが、中古市場では2019年以前のガソリンモデルも人気があります。ガソリンモデルの購入を検討している方のために、燃費の違いにも触れておきましょう。

旧型デリカD:5には2.0L(2WD)と2.4L(4WD)のガソリンエンジンがラインナップされていました。

  • 2.4L ガソリン 4WDモデルの実燃費:約7km/L~9km/L

現行のディーゼルモデルと比較すると、実燃費で3~4km/L程度の差があります。さらに、ガソリンモデルはレギュラーガソリン仕様ですが、軽油とレギュラーガソリンの価格差(軽油の方が1Lあたり約20円安い)を考慮すると、燃料代の差はさらに大きくなります。

長距離を頻繁に走行する方や、ランニングコストを重視する方であれば、初期費用は高くともディーゼルモデルを選ぶ方が、結果的に経済的であると言えるでしょう。

ライバルミニバンとの燃費比較

デリカD:5の燃費を客観的に評価するために、Lクラスミニバンのライバル車種と比較してみましょう。ここでは、トヨタ アルファード(ガソリン車)と日産 セレナ(e-POWER)を比較対象とします。

Lクラスミニバン 燃費比較(4WDモデル)

車種 パワートレイン WLTCモード燃費 実燃費(目安)
三菱 デリカD:5 2.2Lディーゼル 12.6km/L 10~13km/L
トヨタ アルファード 2.5Lガソリン 10.6km/L 8~10km/L
トヨタ アルファード 2.5Lハイブリッド 16.5km/L 13~15km/L
日産 セレナ e-POWER 20.6km/L 16~18km/L

こうして比較すると、デリカD:5の燃費は、アルファードのガソリン車よりは優れているものの、アルファードのハイブリッドやセレナのe-POWERには及ばない、という位置づけになります。

しかし、ここで重要なのは、デリカD:5は他のミニバンにはない「悪路走破性」という絶対的な個性を持っている点です。単純な燃費性能だけで比較するのではなく、自分のカーライフにどのクルマが最も適しているかを考える必要があります。舗装路しか走らないのであればハイブリッドミニバンが経済的ですが、雪道や未舗装路を走る機会があるのなら、デリカD:5の価値は燃費の差を補って余りあるものになるでしょう。

デリカD:5の燃費を改善する!明日からできる燃費向上テクニック

デリカD:5の燃費が様々な要因で変動することはご理解いただけたかと思います。では、少しでも燃費を良くするためには、どのような工夫ができるのでしょうか。ここでは、私が普段から実践している燃費向上のためのテクニックを「運転編」「メンテナンス編」「装備・カスタム編」に分けて、具体的にお伝えします。ちょっとした意識で、給油の回数は確実に減らせますよ。

引用 : 三菱自動車HP

【運転編】アクセルワークで差がつく!エコドライブの極意

燃費を最も左右するのは、やはりドライバーの運転操作です。高価なパーツを取り付ける前に、まずは日々の運転を見直してみましょう。

ふんわりアクセルを徹底する

発進時は、アクセルをじわりと踏み込み、最初の5秒で時速20km程度に到達するイメージで加速するのが理想です。「ふんわりアクセル」を意識するだけで、市街地での燃費は劇的に改善します。デリカD:5のディーゼルエンジンは低速トルクが豊かですので、必要以上にアクセルを踏み込む必要はありません。

車間距離を十分に確保する

前の車との車間距離を詰めていると、相手の加減速に合わせて不要なアクセル・ブレーキ操作が増えてしまいます。車間距離を十分にとることで、アクセルを早めに離してエンジンブレーキを活用したり、一定の速度で巡航したりする機会が増え、燃費向上に繋がります。

先の信号を予測して運転する

先の信号が赤であれば、早めにアクセルをオフにして惰性で走行(空走)することで、無駄な燃料消費を抑えられます。停止することがわかっているのに、ギリギリまで加速して急ブレーキをかけるのは最も燃費に悪い運転です。

減速時はエンジンブレーキを活用

下り坂や停止位置がわかっている場面では、積極的にエンジンブレーキを使いましょう。フットブレーキだけに頼るのではなく、パドルシフトを使ってシフトダウンすることで、燃料カット(エンジンへの燃料供給を停止する機能)が働き、燃費を節約できます。

4WDモードを使い分ける

デリカD:5には「2WD」「4WDオート」「4WDロック」の3つの駆動モードがあります。舗装された乾いた路面では「2WD」モードで走行するのが最も燃費に有利です。燃費を意識するなら、雨の日や滑りやすい路面以外は、基本的に2WDモードを選択することをおすすめします。「4WDオート」は常に後輪へ駆動力を伝える準備をしているため、若干の燃費ロスが発生します。

【メンテナンス編】愛車のコンディションが燃費を左右する

人間が健康診断を受けるように、クルマも定期的なメンテナンスが不可欠です。良好なコンディションを保つことは、安全だけでなく燃費性能の維持・向上にも直結します。

タイヤの空気圧を適正に保つ

タイヤの空気圧が低いと、転がり抵抗が増えて燃費が悪化します。月に一度はガソリンスタンドなどで空気圧をチェックする習慣をつけましょう。デリカD:5の適正空気圧は、運転席のドアを開けたところに貼られているシールに記載されています。高速道路を走行する際は、指定空気圧より少し高めに設定すると、転がり抵抗が減り燃費向上に効果的です。

エンジンオイルの定期的な交換

エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑や冷却、洗浄など重要な役割を担っています。オイルが劣化すると、エンジン内部の摩擦抵抗が増え、燃費が悪化します。メーカー推奨の交換時期(デリカD:5のディーゼルエンジンは10,000kmまたは1年)を守ることはもちろん、シビアコンディション(短距離走行の繰り返しなど)での使用が多い場合は、早めの交換がおすすめです。

エアフィルターの清掃・交換

エアフィルターは、エンジンが吸い込む空気をきれいにするためのフィルターです。ここがホコリやゴミで目詰まりすると、吸入空気量が不足し、燃焼効率が悪化して燃費が下がります。定期的に点検し、汚れていれば清掃または交換しましょう。

【装備・カスタム編】タイヤ選びと軽量化の重要性

装備やカスタムパーツも燃費に影響を与えます。スタイルを重視するあまり、燃費性能を大きく犠牲にしてしまうケースもあるので注意が必要です。

低燃費タイヤを選ぶ

タイヤを交換する際は、「低燃費タイヤ(エコタイヤ)」を選ぶのがおすすめです。これらのタイヤは、転がり抵抗を低減するように設計されており、交換するだけで燃費が数パーセント向上する効果が期待できます。

オフロードタイヤは燃費が悪化する傾向に

デリカD:5のキャラクターにマッチするゴツゴツとしたブロックパターンのオフロードタイヤは非常に魅力的ですが、一般的に転がり抵抗が大きく、ロードノイズも増え、燃費は悪化する傾向にあります。オフロード走行の頻度が少ないのであれば、見た目と性能のバランスを考えてタイヤを選ぶことが重要です。

不要な荷物は降ろす

クルマは軽ければ軽いほど、燃費が良くなります。常に使うわけではない重い荷物(キャンプ道具やゴルフバッグなど)を積みっぱなしにしていませんか?100kgの荷物を積んでいると、燃費が約3%悪化するというデータもあります。こまめに荷物を整理し、車体を軽く保つことを心がけましょう。

ルーフキャリアの影響

ルーフキャリアやルーフボックスは、キャンプやスキーなどで非常に便利ですが、空気抵抗が増加するため燃費にはマイナスに働きます。特に高速走行ではその影響が顕著になります。使用しないときは取り外しておくのが、燃費向上のためにはベストな選択です。

これらのテクニックは、どれも地道なものばかりですが、組み合わせることで確実に効果が現れます。ぜひ、ご自身のデリカD:5で試してみてください。

燃費だけじゃない!デリカD:5の魅力と維持費のリアル

ここまでデリカD:5の燃費について詳しく解説してきましたが、このクルマの価値は燃費性能だけで測れるものではありません。なぜ多くのオーナーが、燃費がより優れるハイブリッドミニバンではなく、デリカD:5を選ぶのか。その理由は、他にはない唯一無二の魅力と、トータルで見たときのコストパフォーマンスにあります。

引用 : 三菱自動車HP

唯一無二の存在!悪路走破性に優れたオールラウンダーミニバン

デリカD:5を語る上で絶対に外せないのが、その圧倒的な悪路走破性です。これは、三菱が世界に誇るパジェロやランサーエボリューションで培ってきた4WD技術の結晶とも言えるものです。

最低地上高は185mmと、一般的なミニバンよりも高く設定されており、アプローチアングルやデパーチャーアングルも十分に確保されています。これにより、多少の悪路や雪道では物ともしない走りを実現します。

私がデリカD:5を所有していて最も良かったと感じるのは、「行けない場所はない」という安心感です。大雨でぬかるんだキャンプサイト、大雪に見舞われたスキー場へのアプローチ、舗装されていない林道など、普通のミニバンなら躊躇してしまうような場面でも、デリカD:5は力強く前へ進んでくれます。この走破性があるからこそ、家族との行動範囲が広がり、他では味わえない特別な体験ができるのです。これは燃費の数値を補って余りある、デリカD:5ならではの最大の魅力です。

タフで力強いエクステリアと機能的なインテリア

2019年のビッグマイナーチェンジで採用された「ダイナミックシールド」デザインは、力強く先進的な印象を与えます。縦型のLEDヘッドライトも特徴的で、街中でもアウトドアフィールドでも強い存在感を放ちます。このタフなデザインに惹かれてデリカD:5を選ぶ方も少なくありません。

引用 : 三菱自動車HP

インテリアは、豪華絢爛というよりは機能性を重視した実直なデザインです。水平基調のインパネは視界が広く、運転のしやすさに貢献しています。シートは撥水機能付きのファブリックが標準で、アウトドアで汚れた服のまま乗っても手入れが簡単なのが嬉しいポイントです。3列目シートまで大人がしっかりと座れる空間が確保されており、ミニバンとしての基本性能も非常に高いレベルにあります。

【維持費シミュレーション】燃料代・税金・メンテナンス費用は年間いくら?

燃費と並んで気になるのが、年間の維持費でしょう。ここでは、年間走行距離を10,000kmと仮定して、デリカD:5(ディーゼルモデル)の年間維持費をシミュレーションしてみましょう。

デリカD:5 年間維持費シミュレーション(年間1万km走行)

項目 年間費用(目安) 備考
燃料代 約125,000円 実燃費11.5km/L, 軽油145円/Lで計算
自動車税 43,500円 総排気量2L超~2.5L以下
任意保険料 約70,000円 年齢・等級・補償内容により変動
車検費用 約60,000円 2年に一度(1年あたりで換算)
メンテナンス費用 約30,000円 オイル交換、消耗品交換など
合計 約328,500円

※上記はあくまで目安であり、使用状況や加入する保険によって変動します。

燃料代は軽油の価格が安いため、同クラスのガソリンミニバンと比較しても遜色ないか、むしろ安く収まるケースもあります。自動車税は排気量区分に基づきます。総じて、車両サイズを考えれば、維持費が極端に高いクルマというわけではないことがお分かりいただけるでしょう。

オーナーが語る「燃費が悪くてもデリカD:5に乗り続ける理由」

結局のところ、デリカD:5は「燃費」という一つの物差しだけでは評価できないクルマです。私も含め、多くのオーナーは燃費性能がベストではないことを承知の上で、このクルマを選んでいます。

それは、 「家族や仲間と、どんな場所へも安心して出かけられる信頼性」 「タフで飽きのこない、唯一無二のデザイン」 「いざという時に頼りになる、圧倒的な走破性」 といった、デリカD:5にしかない価値に強く惹かれているからです。

燃費計の数値を気にするよりも、デリカD:5と共に過ごす時間の中で得られるプライスレスな体験の方に、より大きな価値を感じているのです。もしあなたが、アクティブなカーライフを送り、クルマを単なる移動手段ではなく「最高の相棒」として捉えるのであれば、デリカD:5は間違いなく最高の選択肢の一つとなるでしょう。

まとめ

今回は、三菱デリカD:5の燃費性能について、カタログ燃費から実燃費、そして燃費改善のテクニックまで、私の実体験を交えながら徹底的に解説しました。

結論として、デリカD:5の燃費は最新のハイブリッドミニバンと比較すれば見劣りする部分はあります。しかし、その巨体と本格的な4WD性能を考えれば、ディーゼルエンジンの恩恵もあって十分に経済的であり、「極端に燃費が悪い」という評価は必ずしも正しくないと言えるでしょう。

  • 街乗り実燃費は約8~10km/L、高速道路では13~16km/Lが目安
  • 運転の仕方やメンテナンス次第で燃費は大きく改善できる
  • 燃費のデメリットを補って余りある、唯一無二の悪路走破性とタフさが魅力

デリカD:5は、燃費性能という一面だけで評価すべきクルマではありません。家族との思い出作り、趣味のフィールドへのアクセス、いざという時の安心感など、このクルマでしか得られない価値が数多く存在します。

この記事が、あなたのデリカD:5に対する理解を深め、購入を検討する上での一助となれば幸いです。ぜひ一度、試乗してその力強い走りと頼もしさを体感してみてください。きっと、数字だけでは分からないデリカD:5の真の魅力に気づくはずです。

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