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トヨタハリアーの車検を安く受けられる場所|自分で通すユーザー車検も解説

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、トヨタ80系ハリアーの車検をどこで受けるべきか、そして、その費用をいかに安く抑えるかについて、気になっているのではないでしょうか。 私も実際に80系ハリアーを所有しており、先日初めての車検を経験したので、その費用や選択肢について頭を悩ませる気持ちはよくわかります。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/harrier/)

この記事を読み終える頃には、あなたのハリアーに最適な車検の方法と、その費用に関する疑問がスッキリ解決しているはずです。

記事のポイント
  • ハリアーの車検費用の内訳と業者別の料金相場
  • ディーラーからガソリンスタンドまでのメリット・デメリット比較
  • 究極の節約術「ユーザー車検」の具体的な手順と注意点
  • あなたのカーライフに合った最適な車検選びの最終結論
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ハリアーの車検で必要な費用の内訳と相場

まず最初に、ハリアーの車検にかかる費用の全体像を把握しておきましょう。 車検費用は大きく分けて「法定費用」と「車検基本料・整備費用」の2つで構成されています。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/harrier/)

必ずかかる「法定費用」とは?

法定費用は、国や保険会社に支払う法律で定められた費用のことです。 これは、どこで車検を受けても金額は一律で、値引きされることはありません。

自動車重量税

自動車重量税は、その名の通り車両の重量に応じて課される税金です。 現行の80系ハリアーの場合、ガソリン車・ハイブリッド車ともに車両重量は1.5トン超~2.0トン以下の区分に該当します。

  • 自動車重量税(2年分・エコカー減税適用なしの場合):32,800円

購入した年式やグレードによってはエコカー減税が適用され、これより安くなるケースもありますが、継続車検では基本的に上記の金額がかかると考えておきましょう。

自賠責保険料

自賠責保険は、交通事故の被害者救済を目的とした強制保険です。 車検の有効期間をカバーする必要があるため、通常は24ヶ月分を支払います。

  • 自賠責保険料(普通自動車・24ヶ月):17,650円

この金額は2023年4月以降の料金であり、今後改定される可能性はありますが、大きな変動はないでしょう。

印紙代(検査手数料)

印紙代は、車検の検査ラインを使用するための手数料として国に納めるものです。 車検を依頼する工場が「指定工場」か「認証工場」かによって金額が若干異なります。

  • 指定工場(ワンストップサービス利用):1,600円
  • 認証工場(自分で運輸支局に持ち込む場合など):2,300円

ディーラーや大手の車検専門店は自社で検査ラインを持つ「指定工場」であることが多く、ユーザー車検の場合は運輸支局に直接持ち込むため後者の金額が適用されます。 これらを合計すると、ハリアーの車検における法定費用は約52,000円~53,000円となります。 この金額が、車検を受ける上での最低限のコストだと覚えておいてください。

業者に支払う「車検基本料」と「整備費用」

法定費用に加えて、車検を依頼する業者に支払うのが「車検基本料」と、必要に応じた「整備費用」です。 ここが、業者によって費用が大きく変わる部分になります。

  • 車検基本料
    • 24ヶ月定期点検料
    • 保安確認検査料
    • 検査代行手数料 など

    これらは、法律で定められた点検項目のチェックや、車検手続きを代行してもらうための料金です。 業者の規模やサービス内容によって、数万円単位で差が出ます。

  • 整備費用
    • エンジンオイルやブレーキフルードなどの油脂類の交換費用
    • タイヤやブレーキパッドなどの消耗品の部品代と交換工賃
    • 故障箇所の修理費用 など

    整備費用は、あなたのハリアーの現在のコンディションによって大きく変動します。 走行距離が伸びていたり、前回の点検から期間が空いていたりすると、交換部品が増えて費用がかさむ傾向にあります。

【業者別】ハリアーの車検費用相場を徹底比較

では、実際にどこで車検を受けるかによって、総額はどれくらい変わるのでしょうか。 法定費用(約5.3万円)に、一般的な整備費用を含めた場合の費用相場を以下の表にまとめました。

車検業者 車検費用の平均相場(総額) 特徴
ディーラー 約130,000円 ~ 190,000円 安心感は絶大。整備の質は高いが、費用も最も高額。
車検専門店 約110,000円 ~ 130,000円 スピードと費用のバランスが良い。明確な料金体系が魅力。
カー用品店 約110,000円 ~ 130,000円 部品を自分で選べる自由度がある。ポイント活用も可能。
ガソリンスタンド 約110,000円 ~ 140,000円 手軽さが一番のメリット。給油ついでに見積もり依頼ができる。
ユーザー車検 約55,000円 ~ 70,000円 最も安いが、手間と時間がかかり、ある程度の知識が必要。

※上記の金額はあくまで目安です。 車両の状態や交換する部品によって、費用は大きく変動します。 見ての通り、ディーラーとユーザー車検では10万円以上の差がつくことも珍しくありません。 なぜこれほどの価格差が生まれるのか、次のセクションで各業者のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

【どこがいい?】ハリアーの車検業者選び!メリット・デメリットを解説

車検費用を安く抑えたいという気持ちは誰もが同じですが、安さだけで選んでしまうと後悔することもあります。 ここでは、それぞれの業者の特徴をジャーナリストとしての視点から、そして一人のハリアーオーナーとしての視点から、忖度なくレビューしていきます。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/harrier/)

安心と信頼の「ディーラー車検」

メリット

  • 専門知識と専用診断機: ハリアーを知り尽くしたプロの整備士が、メーカー専用の診断機(G-scanなど)を使って電子制御システムまで含めて細かくチェックしてくれます。 特に、先進安全装備が豊富な80系ハリアーにとって、これは大きな安心材料です。
  • 純正部品の使用: 交換部品は基本的に高品質なトヨタ純正部品を使用します。 メーカーがその車のために設計した部品なので、信頼性は抜群です。
  • 整備保証と記録: 車検後の整備箇所には保証がつき、すべての整備記録がディーラーのシステムに残ります。 これは、将来的に車を売却する際の査定額にもプラスに働く可能性があります。
  • リコールやサービスキャンペーンへの対応: メーカーからのリコール情報などに最も精通しており、車検のタイミングで同時に対応してもらえます。

デメリット

  • 費用の高さ: 最大のデメリットは、やはり費用が高額になる点です。 車検基本料が高めに設定されているほか、「予防整備」としてまだ使える部品も早めに交換を推奨される傾向があり、総額がかさみがちです。
  • 時間: 丁寧な点検整備を行うため、車を預ける期間が数日間になることもあります。

こんな人におすすめ

  • 費用よりも、とにかく安心感を最優先したい人
  • 車の専門的なことはすべてプロに任せたい人
  • 新車購入後の保証を最大限に活用したい人

コスパ重視なら「車検専門店」

メリット

  • 料金体系の明確さと安さ: 「車検基本料〇〇円」といったように、料金体系がシンプルで分かりやすいのが特徴です。 ディーラーに比べて基本料が安く、総額を抑えることができます。
  • スピード: 「60分車検」などを謳っている店舗も多く、事前に予約すれば短時間で完了します。 忙しい方には大きなメリットです。
  • 全国チェーンの安心感: 全国展開している大手チェーンであれば、どの店舗でも一定水準のサービスが期待できます。

デメリット

  • 整備範囲の限定: 車検に合格するための「必要最低限」の整備が基本となります。 ディーラーのような、将来的なトラブルを見越した予防整備はあまり期待できません。
  • 複雑な整備への対応力: 重整備や専門的な診断が必要なトラブルの場合、対応できないケースもあります。

こんな人におすすめ

  • ディーラーほどの安心感は求めないが、安さと速さを両立させたい人
  • 車の状態に特に不安がなく、基本的な点検整備で十分だと考えている人

手軽で便利な「カー用品店(オートバックスなど)」

メリット

  • 部品選択の自由度: タイヤやエンジンオイル、バッテリーなどの消耗品を、様々なメーカーの豊富な品揃えの中から予算や好みに合わせて自分で選べるのが最大の魅力です。
  • ポイントや会員特典: 独自のポイントプログラムがあり、車検費用でポイントを貯めたり、使ったりすることができます。
  • 利便性: 車検の待ち時間に店内でカー用品を見て回れるため、時間を有効活用できます。

デメリット

  • 整備士の技術力のばらつき: 店舗によって整備士の経験や技術力に差がある可能性があります。 もちろん優秀な方も多いですが、ハリアーのような複雑な構造の車を任せるには、少し不安が残るかもしれません。
  • 重整備は外部委託も: エンジンやトランスミッションなどの重整備は、提携工場に外部委託することがあり、その場合は時間がかかります。

こんな人におすすめ

  • 交換する消耗品にこだわりがあり、自分で選びたい人
  • ポイントなどを活用して、実質的な費用を少しでも抑えたい人

給油ついでに見積もり「ガソリンスタンド」

メリット

  • 圧倒的な手軽さ: 全国どこにでもあるため、給油や洗車のついでに見積もりを依頼したり、相談したりできる手軽さが魅力です。
  • 割引サービスの豊富さ: 車検実施でガソリン代割引などの特典を用意している店舗が多く、維持費トータルで考えるとメリットが大きくなることもあります。

デメリット

  • 整備設備と技術力: 整備工場を持たない店舗も多く、提携工場での作業となります。 また、最新の電子制御システムに対応する診断機などを備えていない場合がほとんどです。
  • 整備士が常駐していないことも: 車検を受け付けていても、専門の整備士が常駐しているわけではないため、詳しい話がすぐに聞けない可能性があります。

こんな人におすすめ

  • 車のコンディションに自信があり、とにかく安く手軽に車検を通したい人
  • ガソリン代の割引など、車検以外の特典に魅力を感じる人

究極の節約術「ユーザー車検」

そして、今回最も深く掘り下げたいのが、この「ユーザー車検」です。 これは、業者に依頼せず、自分で運輸支局に車を持ち込んで検査を受ける方法です。

メリット

  • 圧倒的な費用の安さ: かかる費用は法定費用(約5.3万円)と、申請書類の費用(数十円)、そして必要であれば後述する予備検査場の費用(数千円)のみです。 業者に支払う車検基本料や代行手数料が一切かからないため、総額を劇的に抑えることができます。
  • 車の知識が深まる: 自分の車の状態を自分の目で確認することで、愛車への理解が深まります。 どこが消耗していて、どのようなメンテナンスが必要なのかを把握する良い機会になります。

デメリット

  • 手間と時間がかかる: 書類の準備から車両の点検、当日の検査まで、すべて自分で行う必要があります。 特に、運輸支局は平日しか開いていないため、平日に丸一日休みを取らなければなりません。
  • 整備は自己責任: 検査に合格することと、次の2年間安全に乗れることはイコールではありません。 24ヶ月点検に相当する整備は、自分で行うか、別途業者に依頼する必要があります。
  • 不合格のリスク: 一点でも保安基準に適合しない箇所があれば、その場で不合格となります。 その日のうちに修正して再検査を受けなければならず、精神的な負担も大きいです。

こんな人におすすめ

  • とにかく1円でも安く車検を済ませたい人
  • 車のメンテナンスが好きで、ある程度の知識と技術がある人
  • 平日に自由に休みを取れる環境にある人

【完全ガイド】ハリアーでユーザー車検に挑戦!流れと注意点

「デメリットは分かったけど、やっぱり挑戦してみたい!」という方のために、ここからは私が実際に行ったユーザー車検のプロセスを、具体的な手順と注意点を交えて詳しく解説します。 これさえ読めば、あなたもハリアーのユーザー車検に臨めるはずです。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/harrier/)

ステップ1:事前準備(車両の点検・整備)

ユーザー車検で最も重要なのが、この事前準備です。 運輸支局の検査ラインは、あくまで「その時点」で保安基準に適合しているかを見るだけ。 次の車検までの安全を確保するため、そして検査に一発で合格するためにも、入念なチェックが必要です。

24ヶ月定期点検の実施

本来、車検時には24ヶ月定期点検を行うことが法律で義務付けられています。 点検整備記録簿を用意し、自分でチェックできる項目はすべて確認しましょう。 記録簿はインターネットでもダウンロードできますし、カー用品店でも購入できます。 エンジンルーム内の液体類(エンジンオイル、ブレーキフルード、冷却水、ウォッシャー液)の量や汚れ、タイヤの溝の深さ(1.6mm以上必要)やひび割れ、灯火類(ヘッドライト、ブレーキランプ、ウインカー等)の球切れがないか、といった基本的な項目は必ず確認します。

「予備検査場(テスター屋)」の活用を強く推奨

自分で点検しただけでは不安な項目、例えばヘッドライトの光軸調整やサイドスリップ(タイヤの横滑り量)などは、専用の機械がなければ測定できません。 そこで心強い味方になるのが、運輸支局の近くにある「予備検査場(テスター屋)」です。

ここは、本番の検査とほぼ同じ内容のチェックを有料で行ってくれる民間の施設です。 料金は3,000円~5,000円程度。 ここで事前に不具合箇所を見つけて調整してもらえば、本番での合格率が格段に上がります。 特に初めてユーザー車検を受ける方は、必ず利用することをおすすめします。 「ユーザー車検をお願いします」と伝えれば、一通りチェックしてくれます。

ステップ2:必要書類の準備

当日に慌てないよう、必要書類は事前に完璧に揃えておきましょう。 基本的には車検証入れにすべて入っているはずですが、念のため確認してください。

  1. 自動車検査証(車検証)
  2. 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険・旧)
    • 現在有効なもの。
  3. 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険・新)
    • 次の車検までの24ヶ月分。事前に保険代理店やカー用品店で加入しておきます。
    • 運輸支局の敷地内にも代理店があるので、当日加入も可能です。
  4. 自動車税納税証明書
    • 近年は電子化により、ほとんどの場合で提示は不要ですが、念のため持っていくと安心です。
  5. 24ヶ月定期点検整備記録簿
    • 必須ではありませんが、点検を実施した証として持参します。
  6. 印鑑(認印でOK)
  7. 筆記用具(ボールペン)

以下の書類は、当日運輸支局の窓口で入手・記入します。

  • 自動車検査票
  • 自動車重量税納付書
  • 継続検査申請書

ステップ3:車検の予約

ユーザー車検は、国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」から事前に予約が必要です。 アカウントを作成し、車検証情報などを入力して、希望する運輸支局と日時(午前か午後か)を選択します。 車検満了日の2週間前から予約可能です。 月末は混み合う傾向にあるので、余裕を持って予約しましょう。

ステップ4:運輸支局での当日の流れ

いよいよ車検当日です。 予約したラウンド(時間帯)の開始30分前には到着しておくと安心です。

  1. 書類の作成と印紙の購入
    • まず運輸支局の庁舎に行き、窓口で「ユーザー車検です」と伝えます。
    • 担当者の指示に従い、自動車検査票、重量税納付書、継続検査申請書を入手し、見本を見ながら記入します。
    • 印紙販売窓口で、重量税と検査手数料分の印紙・証紙を購入し、それぞれの書類に貼り付けます。
  2. 自賠責保険の更新(未加入の場合)
    • 事前に新しい自賠責保険に加入していない場合は、敷地内の代理店で手続きを済ませます。
  3. 車検受付
    • すべての書類が揃ったら、ユーザー車検の受付窓口に提出します。
    • 書類に不備がなければ、検査ラインに並ぶよう指示されます。この時、初めてであることを伝えると、「初めて」と書かれた札を渡してくれるなど、配慮してくれることがあります。
  4. 検査ラインへ
    • いよいよ検査ラインです。
    • 電光掲示板の指示に従い、ゆっくりと進みます。
    • 検査官が近づいてきて、車台番号の確認、灯火類のチェック、ワイパー・ウォッシャーの作動確認などを行います。
    • 検査官の指示に従って、自分で操作してください。

    検査ラインの主な流れ

    • サイドスリップ検査: まっすぐ走れるかをチェック。ゆっくり直進するだけです。
    • スピードメーター検査: ローラーの上でタイヤを回転させ、40km/hになったらパッシングします。
    • ヘッドライト検査: ハイビームで検査します。
    • ブレーキ検査: 前輪、後輪、サイドブレーキの制動力をチェック。電光掲示板の指示通りに強くブレーキを踏みます。
    • 排気ガス検査: プローブと呼ばれる棒をマフラーに差し込み、排ガス濃度を測定します。
    • 下回り検査: リフトアップされ、下から検査官がオイル漏れやボルトの緩みなどをチェックします。ハンドルを左右に切ったり、ブレーキを踏んだりするよう指示があります。

    初めてだと緊張しますが、各セクションに検査官がいますし、電光掲示板で指示が出るので、落ち着いて対応すれば大丈夫です。

ステップ5:合格後の手続き

すべての検査項目に合格すると、自動車検査票に合格印が押されます。 その書類一式を庁舎の窓口に提出すれば、数分で新しい車検証と検査標章(ステッカー)が交付されます。 これですべて完了です。 新しいステッカーをフロントガラスの所定の位置に貼り替えましょう。

もし不合格になったら?

万が一、不合格の項目があった場合でも、焦る必要はありません。 その場で「限定自動車検査証」が発行され、不適合箇所が伝えられます。

  • 当日中の再検査は2回まで無料です。
  • ヘッドライトの光軸ズレなど、軽微なものであれば、近くの予備検査場(テスター屋)に駆け込んで調整してもらい、再度検査ラインに並びます。
  • 部品交換が必要な場合は、その日のうちに修理して再検査を受けるか、後日(15日以内)改めて不適合箇所のみを検査してもらうことになります。

ハリアーの車検に関するQ&A

最後に、ハリアーの車検に関してよく寄せられる質問にお答えします。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/harrier/)

車検は何日前から受けられる?

車検満了日の1ヶ月前から受けることができます。 1ヶ月前以降であれば、いつ受けても次回の満了日は変わりません。 指定工場の場合は、最大で45日前から受けることも可能です。

車検切れになるとどうなる?

車検が切れた状態で公道を走行すると、法律違反となり厳しい罰則(免許停止、罰金など)が科せられます。 絶対に運転してはいけません。 もし切れてしまった場合は、市役所などで「仮ナンバー」を取得して運輸支局に持ち込むか、積載車(キャリアカー)で輸送してもらう必要があります。

見積もりは何社か取った方がいい?

はい、強くおすすめします。 特にディーラー以外で車検を受ける場合は、2~3社から相見積もりを取るのが良いでしょう。 料金だけでなく、整備内容やスタッフの対応などを比較することで、納得のいく業者選びができます。 「他社ではこの金額だった」と交渉することで、値引きに応じてもらえる可能性もあります。

ハリアーで交換になりやすい消耗品は?

80系ハリアーは比較的新しいモデルですが、走行距離や使用状況によっては以下の部品の交換が必要になることがあります。

  • 補機バッテリー: ハイブリッド車、ガソリン車問わず、電装品を動かすための12Vバッテリーです。3~4年が交換の目安です。
  • タイヤ: 走行距離が3万kmを超えてくると、溝が減って交換時期を迎えることが多いです。
  • ブレーキパッド・ブレーキフルード: ブレーキフルードは車検ごとの交換が推奨されます。パッドは残量次第です。
  • エンジンオイル・オイルフィルター: 定期的な交換が基本ですが、車検のタイミングで交換する方も多いです。

まとめ

今回は、トヨタハリアーの車検を安く済ませる方法について、業者選びから究極の節約術であるユーザー車検まで、徹底的に解説しました。

  • 安心感を最優先するなら、やはりディーラーが一番です。
  • 費用と手間、サービスのバランスを考えるなら、車検専門店やカー用品店が有力な選択肢になります。
  • 車の知識があり、平日に時間が取れるなら、ユーザー車検に挑戦すれば圧倒的なコスト削減が可能です。

私のハリアーは、初回ということもあり今回はディーラーで車検を受けましたが、提示された見積もりから不要不急の整備項目をいくつか削ってもらうことで、納得のいく費用に落ち着かせました。 どの業者を選ぶにせよ、言われるがままにすべてを任せるのではなく、自分の車の状態を把握し、「必要な整備」と「そうでない整備」を見極めることが重要です。

車検は、愛車と長く、そして安全に付き合っていくための大切なイベントです。 このレビューが、あなたのハリアーにとって最適な車検選びの一助となれば幸いです。 素晴らしいカーライフを送ってください。