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レクサス

新型レクサスIS ビッグマイナーチェンジの年間維持費の詳細を徹底解説

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2025年9月に発表されたビッグマイナーチェンジでさらに魅力的になった新型レクサスISの、特に気になる「年間維持費」について詳しく知りたいと思っているのではないでしょうか。

引用 : TOYOTA HP (https://lexus.jp/)

私もレクサスオーナーとして、購入後のコスト、特にタイヤの大型化やディーラーでのメンテナンス費用が家計にどう影響するのか、そのお気持ちは痛いほどよくわかります。

この記事を読み終える頃には、新型レクサスISの具体的な年間維持費の内訳から、賢くコストを抑える方法まで、あなたの疑問がすべて解決しているはずです。

記事のポイント

  • 新型レクサスISの現実的な年間維持費シミュレーション
  • ビッグマイナーチェンジによる新旧モデルの重要な変化点
  • 高額になりがちなタイヤ代や車検費用を抑える秘訣
  • オーナーだからこそ語れるレクサスISの真の価値とコストパフォーマンス
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新型レクサスIS 年間維持費の総額と内訳を徹底シミュレーション

さて、早速ですが皆さんが最も気になるであろう、新型レクサスISの年間維持費について、具体的な数字を交えながらシミュレーションしていきましょう。 高級車であるレクサスを所有する上で、購入後のコストを正確に把握しておくことは、豊かなカーライフを送るための第一歩です。

引用 : TOYOTA HP (https://lexus.jp/)

シミュレーションの前提条件

今回は、最も販売の主力となると予想される「IS300h F SPORT」を新車で購入し、一般的なカーライフを送る場合を想定して計算します。

  • グレード: IS300h F SPORT (2WD)
  • 車両本体価格(推定): 約6,500,000円
  • 年間走行距離: 10,000km
  • 駐車場代: 月額15,000円(年間180,000円)※地域差が大きいため参考値
  • 任意保険: 20等級、30歳以上、ゴールド免許、車両保険あり

これらの条件を基に、年間の維持費を項目別に詳しく見ていきましょう。

① 税金(自動車税・自動車重量税)

車を所有する上で必ず発生するのが税金です。 IS300hはハイブリッドモデルですが、エコカー減税の適用については最新の情報を確認する必要があります。

  • 自動車税(種別割): IS300hのエンジン排気量は2,487ccなので、「2,000cc超~2,500cc以下」の区分に該当します。 したがって、年額は43,500円です。 (2019年10月1日以降に初回新規登録を受けた自家用乗用車の場合)
  • 自動車重量税: IS300hの車両重量は1,600kg台と予想されるため、「1,500kg超~2,000kg以下」の区分です。 新車購入時は3年分を支払いますが、ここでは車検ごとにかかる2年分の費用を年額換算します。 2年分で32,800円なので、1年あたり16,400円となります。

税金だけで、年間約59,900円が必要になる計算です。

② 保険料(自賠責保険・任意保険)

次に、万が一の事故に備える保険料です。

  • 自賠責保険: 車検時に支払う強制保険です。 24ヶ月契約で17,650円(2023年4月時点)なので、1年あたりに換算すると約8,825円です。
  • 任意保険: ここが年齢や等級、補償内容によって大きく変動する部分です。 上記の前提条件(20等級、30歳以上、ゴールド免許、車両保険あり)でシミュレーションすると、複数の保険会社の見積もり平均は年間約80,000円~120,000円程度が相場となります。 レクサスは盗難リスクも考慮されるため、車両保険を付けると保険料は高くなる傾向にあります。 今回は中間値の100,000円で計算します。

保険料の合計は、年間で約108,825円となります。

③ 燃料費(ガソリン代)

日々の走行で必要となる燃料費です。 IS300hは2.5Lハイブリッドシステムを搭載しており、燃費性能が気になるところです。

  • 燃費: パワートレインは基本的にキャリーオーバーですが、制御の最適化などにより若干の向上が見込まれます。 WLTCモード燃費を18.0km/L、より実態に近い実燃費を15.0km/Lと仮定します。
  • ガソリン価格: レギュラーガソリン価格を170円/Lと仮定します。 (IS300hはレギュラーガソリン仕様です)
  • 計算式: 年間走行距離 10,000km ÷ 実燃費 15.0km/L × ガソリン価格 170円/L = 約113,333円

年間でおおよそ11万円強のガソリン代がかかる計算です。 V6 3.5LモデルのIS350と比較すると、この燃料費は大きなアドバンテージになります。

④ メンテナンス費用(ディーラー車検・点検)

レクサスを維持する上で、多くの方が気になるのがディーラーでのメンテナンス費用でしょう。 特に車検は大きな出費となります。

  • レクサスケア・メンテナンスプログラム: 新車購入から3年間(走行距離100,000kmまで)は、レクサスケア・メンテナンスプログラムが付帯します。 これには、1ヶ月、6ヶ月の無料点検と、12ヶ月、24ヶ月の法定点検(一部消耗品交換含む)が含まれています。 そのため、最初の2年間は基本的な点検費用はかかりません。
  • 初回車検(3年目): 法定費用(重量税、自賠責保険料、印紙代)に加えて、24ヶ月点検基本料金、検査料、その他消耗品の交換費用がかかります。 レクサスディーラーの場合、エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、ワイパーゴムなどの交換を含めると、総額で約150,000円~200,000円が目安となります。
  • 5年目以降の車検・点検: 5年目以降はレクサスケアの無料プログラムが終了するため、12ヶ月点検も有料となります。 12ヶ月点検が約30,000円~50,000円、車検が180,000円~250,000円(交換部品による)程度を見込んでおくと良いでしょう。

ここでは、車検費用を平均200,000円(2年ごと)、12ヶ月点検を40,000円として、年額に換算します。 (200,000円 ÷ 2年) + 40,000円 = 140,000円 (ただし、最初の3年間はほとんどかからないため、長期的な平均値として捉えてください)

⑤ 消耗品費(タイヤ・オイル・バッテリーなど)

メンテナンス費用の中でも、特に高額になりがちなのがタイヤなどの消耗品です。

  • タイヤ交換: ペルソナの方が懸念されている通り、新型ISも19インチの大口径タイヤが標準装備(F SPORT)となります。 これが維持費を押し上げる大きな要因です。 ブリヂストンやミシュランなどのプレミアムブランドのタイヤを選ぶと、4本交換で工賃込み200,000円~300,000円は覚悟する必要があります。 タイヤの寿命を3年~4年(走行30,000~40,000km)とすると、1年あたり約50,000円~75,000円の積み立てが必要になります。 ここでは間を取って60,000円とします。
  • エンジンオイル交換: レクサスケア期間中は無料ですが、以降は有料です。 ディーラーでの交換は、オイル代・工賃込みで1回あたり約15,000円が目安。 年に1回交換すると仮定して15,000円です。
  • その他: バッテリー(ハイブリッド用補機バッテリー)、ブレーキパッド、エアコンフィルターなども定期的な交換が必要ですが、これらは毎年発生する費用ではないため、今回はタイヤ代に一部含まれているものとして考えます。

レクサスIS 年間維持費シミュレーションまとめ

それでは、これまでの項目を合計してみましょう。

項目 年間費用 備考
① 税金 59,900円 自動車税 + 重量税(年換算)
② 保険料 108,825円 自賠責保険 + 任意保険
③ 燃料費 113,333円 年間1万km走行、実燃費15km/L
④ メンテナンス費用 140,000円 長期平均での車検・点検費用
⑤ 消耗品費 75,000円 タイヤ、オイルなど
⑥ 駐車場代 180,000円 月額15,000円の場合
合計 677,058円

駐車場代を除いた場合の合計は、年間約497,058円となります。

月々の維持費に換算するといくら?

上記の年間維持費を12ヶ月で割ると、以下のようになります。

  • 駐車場代込み:56,421円/月
  • 駐車場代なし:41,421円/月

もちろんこれはあくまでシミュレーションであり、走行距離やメンテナンス内容によって変動します。 しかし、新型レクサスISを所有するには、車両ローンとは別に毎月4万円から6万円程度の費用がかかる、ということを一つの目安として把握しておくと良いでしょう。

ビッグマイナーチェンジで何が変わった?レクサスISの新旧比較

今回のビッグマイナーチェンジは、デビューから12年目にして3度目という異例の改良であり、その内容は多岐にわたります。 維持費にも関わる変更点を含め、どこがどう進化したのか、新旧モデルを比較しながら詳しく解説します。

大胆に進化したエクステリアデザイン

引用 : TOYOTA HP (https://lexus.jp/)

最も大きな変化は、やはりフロントマスクでしょう。 従来の糸巻き形状のスピンドルグリルから、最新のレクサス車に共通する「ユニファイドスピンドル」へと刷新されました。 レクサスのエンブレムがグリル内からボンネット先端に移されたことで、より低くワイドな印象を強調しています。 これは単なるデザイン変更に留まらず、車の所有満足度を大きく高める要素です。 リアもエンブレムが「LEXUS」のロゴタイプに変更され、よりモダンな雰囲気になりました。

ホイールデザインとタイヤサイズ

F SPORTには新デザインの19インチアルミホイールが採用されました。 このシンプルかつスポーティなデザインは非常に評価が高いです。 しかし、この大口径化こそが、先ほど述べたようにタイヤ交換費用を高額にする要因となっています。

内装の質感向上と最新装備の採用

引用 : TOYOTA HP (https://lexus.jp/)

内装も大幅に手が加えられました。 最も注目すべきは、ディスプレイとメーターの進化です。

  • 大型ディスプレイの採用: 従来モデルの10.3インチから、12.3インチの大型タッチディスプレイへと変更されました。 これにより視認性が向上し、ナビや各種操作が格段にしやすくなっています。
  • フル液晶メーターの採用: 可動式リングが特徴的だったメーターは、12.3インチのフル液晶メーターへと刷新。 LBXや最新RXと同様のグラフィックとなり、情報量と先進性が一気に高まりました。 可動式メーターがなくなったことを惜しむ声もありますが、現代の車として正常進化と言えるでしょう。
  • アンビエントライトの追加: これまで設定のなかったアンビエントライトが採用されたのも大きなトピックです。 最大64色から選べるイルミネーションは、夜間のドライブをより上質に演出してくれます。 こうした装備の充実は、日々の満足度に直結します。

先進安全装備・運転支援システムの進化

安全装備も最新世代へとアップデートされています。

  • 最新のLexus Safety System +: プリクラッシュセーフティの検知範囲拡大や、プロアクティブドライビングアシスト(PDA)の追加により、事故を未然に防ぐ能力が大幅に向上しました。
  • アドバンストドライブ(渋滞時支援)の採用: 高速道路などでの渋滞時(時速40km/h以下)に、手放し運転が可能になる「アドバンストドライブ」が採用されました。 これにより、渋滞時の疲労が大幅に軽減されます。 これは、旧型にはなかった大きなアドバンテージです。

走りの熟成:見えない部分の大きな進化

プラットフォームはキャリーオーバーですが、走りに関わる部分は徹底的に手が加えられています。

  • 電動パワーステアリングの刷新: 従来の形式から、よりダイレクトでリニアな操舵感を得られるラックパラレル式EPSに変更されました。 さらに可変ギアレシオステアリング(VGRS)も採用し、ステアリングフィールは別物と言えるほど進化していると期待されます。
  • リニアソレノイド式AVSの採用: 電子制御サスペンションであるAVSが、より応答性の高いリニアソレノイド式に進化しました。 これにより、乗り心地の快適性と操縦安定性の両立が、さらに高い次元で実現されています。

パワートレインの変更点と注意点

今回のマイナーチェンジで、パワートレインのラインナップが整理されました。

  • 2.0Lターボ(IS300)の廃止: 残念ながら、2.0Lターボエンジンを搭載していた「IS300」はカタログから姿を消しました。 これにより、選択肢は2.5Lハイブリッドの「IS300h」と、3.5L V6の「IS350」の2種類に絞られます。

パワートレイン自体は基本的に従来型からのキャリーオーバーであり、最新のダイナミックフォースエンジンや第5世代ハイブリッドシステムではありません。 この点は、最新モデルと比較するとウィークポイントと捉えることもできますが、一方で長年使われてきた信頼性と熟成度の高さというメリットもあります。

タイヤサイズの新旧比較と価格への影響

読者の関心が高いタイヤについて、改めて新旧を比較してみましょう。

モデル 旧型IS F SPORT (2020年~) 新型IS F SPORT (2025年~)
フロント 235/40R19 235/40R19
リア 265/35R19 265/35R19
備考 前後異径サイズ 前後異径サイズ

サイズ自体に変更はありませんが、重要なのは19インチが標準であり続けるという点です。 かつてのモデルでは17インチや18インチが主流だったことを考えると、現代の車がいかに大口径化しているかがわかります。 この19インチの前後異径サイズは、タイヤの選択肢を狭め、価格を高騰させる要因となります。 購入を検討する際は、このタイヤコストを必ず念頭に置いておく必要があります。

レクサスISの維持費を賢く抑えるための具体的テクニック

年間50万円近い維持費は、決して安い金額ではありません。 しかし、少しの工夫と知識で、このコストを賢く抑えることは可能です。 私も実践している具体的なテクニックをいくつかご紹介します。

引用 : TOYOTA HP (https://lexus.jp/)

タイヤ交換費用を劇的に抑える方法

最も効果が大きいのがタイヤ費用の見直しです。 ディーラーでの交換は安心感がありますが、価格は最も高くなります。

  • タイヤ専門店やネット通販を活用する: 同じブランドのタイヤでも、タイヤ専門店やネット通販を利用すれば、ディーラーよりも3~5割安く購入できるケースがほとんどです。 ネットで購入し、持ち込み交換に対応してくれる整備工場に依頼するのが最も経済的な方法です。
  • アジアンハイパフォーマンスタイヤを検討する: 近年、韓国や台湾メーカーのタイヤは品質が著しく向上しており、国産プレミアムタイヤに迫る性能を持ちながら価格は半値近い、という製品も増えています。 静粛性や乗り心地にこだわらなければ、十分な選択肢となり得ます。 ただし、ISのようなFRスポーツセダンに装着する際は、ウェット性能や剛性などをしっかりと吟味する必要があります。

ディーラー車検・点検費用の実態と賢い付き合い方

レクサスの高品質なサービスは魅力ですが、言われるがままに部品を交換すると費用は膨らみます。

  • 見積もり内容を精査する: ディーラーから提示された車検の見積もりは、必ず詳細にチェックしましょう。 「念のため交換」といった、緊急性の低い項目が含まれている場合があります。 「今回は見送って、次の点検で様子を見たい」と伝えるだけで、数万円単位で費用を削減できることもあります。
  • レクサス専門の整備工場を探す: ディーラー以外でも、レクサス車の整備を得意とする優良な整備工場は存在します。 純正部品を使いながらも、工賃を安く抑えられる場合があります。 特に保証が切れた後のメンテナンスでは、こうした工場の利用も視野に入れると良いでしょう。

任意保険の見直しで保険料を節約する

任意保険は、毎年見直すことで節約できる可能性が高い項目です。

  • 複数社の見積もりを取る: 同じ補償内容でも、保険会社によって保険料は大きく異なります。 インターネットの一括見積もりサービスなどを利用して、最も条件の良い保険会社を探しましょう。
  • 不要な特約を外す: 自分のカーライフに合わない特約が付いていないか確認しましょう。 例えば、あまり運転しない家族が運転者限定に含まれていたり、不要な弁護士費用特約が付いていたりするケースです。

リセールバリューを高く保つ秘訣

レクサス車はリセールバリュー(再販価値)が非常に高いことで知られています。 将来的に車を売却する際の価格が高ければ、実質的な総所有コストを下げることができます。

  • 定期的なメンテナンスと記録: ディーラーでの点検記録簿は、売却時の査定で非常に有利に働きます。 定期的なメンテナンスを怠らず、その記録をしっかりと保管しておくことが重要です。
  • 内外装のコンディション維持: 内外装を綺麗に保つことも査定額に大きく影響します。 定期的な洗車やコーティング、内装の清掃を心がけましょう。 特に禁煙車であることは大きなプラスポイントになります。

人気色(ホワイトノーヴァガラスフレークやソニックチタニウムなど)や、F SPORTのような人気グレードを選ぶことも、高いリセールを維持する上で有効な戦略です。

まとめ

今回は、ビッグマイナーチェンジを受けた新型レクサスISの年間維持費について、詳細なシミュレーションとコストを抑えるテクニックを解説しました。

シミュレーションの結果、駐車場代を除いても年間約50万円、月々約4.1万円という維持費がかかることがわかりました。 特に19インチのタイヤ費用や、ディーラーでのメンテナンス費用がコストを押し上げる要因となります。

しかし、今回のビッグマイナーチェンジでISは、最新のデザイン、先進安全装備、そして熟成された走りを手に入れ、その魅力はさらに高まりました。 適切な知識を持って賢く維持管理を行えば、そのコストに見合う、あるいはそれ以上の満足感を得られることは間違いありません。

私も長年多くの車を所有してきましたが、レクサスISは、日本の道路環境に最適なサイズ感、FRスポーツセダンならではの運転の楽しさ、そしてレクサスブランドが提供する安心感と上質さを兼ね備えた、非常にバランスの取れた一台だと断言できます。

これから新型レクサスISの購入を検討される方は、本日のレビューで算出した維持費を参考に、ご自身のライフプランと照らし合わせながら、じっくりとご検討ください。 計画的に準備をすれば、レクサスISとの素晴らしいカーライフがあなたを待っています。