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レクサス

地方住みはレクサス正規ディーラーで買うのは損?ラウンジ使用頻度が低い場合

モータージャーナリスト兼コンサルタントの二階堂仁です。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、地方にお住まいで「近くにレクサスの正規ディーラーがない」「たまにしか行けないのに、ラウンジの費用まで負担するのは損なのでは?」といった疑問をお持ちだと思います。

私も仕事柄、全国各地を飛び回りますし、地方の拠点に住んでいた経験もあるので、そのお気持ちはよくわかります。片道2時間かけてディーラーに行くというのは、決して簡単なことではありませんよね。

しかし、レクサスの価値はオーナーズラウンジだけにあるわけではありません。この記事を読み終える頃には、地方在住のあなたにとって、レクサスを正規ディーラーで買うべきか、それとも他の選択肢があるのか、その疑問が明確に解決しているはずです。

記事のポイント

  • レクサス正規ディーラーの価格に含まれる本当の価値
  • 地方在住者が享受しにくいサービスとその代替案
  • 正規ディーラー以外の賢いレクサス購入選択肢
  • あなたに最適なレクサス購入方法の判断基準
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レクサス正規ディーラーは利用頻度が低いと本当に「損」なのか?

「レクサスの価格は高い」とよく言われます。確かに車両本体価格だけを見ればそうかもしれませんが、その価格には単なる「モノ」としてのクルマ以上の価値が含まれています。地方在住で、特にオーナーズラウンジの利用頻度が低いと感じる方が、どこに価値を見出し、どう判断すれば良いのかを深掘りしていきましょう。

引用 : レクサス HP (https://lexus.jp/lexus-dealer/dc/info/24756.html)

なぜ割高と言われる?レクサス正規ディーラーの価格設定の秘密

レクサス正規ディーラーの価格には、車両そのものの代金に加え、レクサスならではの特別な体験価値、いわゆる「おもてなし」の費用が含まれています。これを理解することが、損得を判断する第一歩です。

具体的には、以下のようなサービスが価格に反映されていると考えられています。

  • オーナーズラウンジの利用: 高級ホテルのラウンジを彷彿とさせる空間で、点検の待ち時間を過ごせます。質の高いドリンクやスイーツが提供され、快適な時間を約束してくれます。
  • 専任コンシェルジュの存在: 車に関するあらゆる相談に対応してくれる専門スタッフがいます。購入相談からメンテナンス、時には旅行先のレストラン予約まで、多岐にわたるサポートを提供してくれます。
  • G-Linkとレクサスオーナーズデスク: 24時間365日対応のオペレーターサービスです。ナビの目的地設定、ホテルやレストランの予約、緊急時のサポートなど、まるで秘書がいるかのようなサービスを受けられます。
  • 質の高い整備と保証: レクサスの専門教育を受けたメカニックによる最高水準のメンテナンスが保証されています。また、新車登録から5年間・走行距離10万kmのメーカー保証や、定期的な無料点検・消耗品交換が含まれる「レクサスケアメンテナンスプログラム」も魅力です。

これらのサービス、特にオーナーズラウンジや専任コンシェルジュとの対面サービスは、ディーラーが遠いと利用機会が減るのは事実です。車両価格にこれらの費用が含まれていると考えると、「利用しない分、損をしている」と感じるのも無理はありません。

オーナーズラウンジの真価と、利用頻度が低い場合の考え方

レクサスの象徴ともいえるオーナーズラウンジ。その価値は、単に「無料で飲み物が飲める場所」ではありません。

ラウンジが提供する体験価値

ラウンジは、レクサスというブランドが提供する世界観を体感する場所です。静かで洗練された空間、季節ごとに変わるこだわりのドリンクやお菓子、きめ細やかなスタッフの対応。これらは、日常の喧騒から離れ、心からリラックスできる時間を提供してくれます。また、新型車の展示やイベントが開催されることもあり、車好きにとっては情報収集の場ともなります。

しかし、片道2時間かけて点検に行き、1〜2時間ラウンジで過ごすために往復4時間の移動コストをかけるのは、現実的ではないかもしれません。この場合、「ラウンジを利用できないこと」を金銭的な損失と捉えるのではなく、「自分はそのサービスを必要としない」と割り切る考え方も必要です。その上で、ラウンジ以外の価値、例えば後述する手厚い保証やサポート体制にメリットを感じられるかどうかが判断の分かれ目となります。

ディーラーが遠いことによる物理的・時間的デメリット

地方在住者にとって最も大きな問題は、物理的な距離です。これは単に「面倒」という言葉では片付けられない、具体的なデメリットを生み出します。

  • 時間的コスト: 点検や車検のたびに、往復で半日以上が潰れてしまう可能性があります。貴重な休日を移動だけで終えてしまうのは、大きな損失です。
  • 金銭的コスト: 往復のガソリン代や高速道路代も無視できません。距離によっては、数千円から1万円以上の出費になることもあります。
  • 緊急時の対応: 突然の故障や事故の際に、すぐにディーラーに駆けつけることが困難です。レッカーサービスはありますが、その後の修理相談や代車の手配などで、コミュニケーションに時間がかかる可能性があります。
  • 気軽な相談のしにくさ:「ちょっと調子が悪いから見てもらう」「新しいアクセサリーについて相談したい」といった、気軽な立ち寄りが難しいのもデメリットです。

これらのデメリットは、レクサスが提供する「いつでも頼れるパートナー」という価値を、少しばかり遠いものに感じさせてしまう要因と言えるでしょう。

「おもてなし」だけではない、正規ディーラーの揺るぎない強み

では、ラウンジ利用やディーラーへの訪問頻度が低い地方在住者にとって、正規ディーラーの価値は全くないのでしょうか?答えは「いいえ」です。目に見える「おもてなし」以外にも、正規ディーラーには揺るぎない強みが存在します。

1. レクサス基準の最高品質なメンテナンス

レクサスの整備士は、専門のトレーニングを積んだプロフェッショナルです。車種ごとの特性を熟知し、専用の診断機器を用いて、目に見えない不具合の兆候まで的確に発見・整備してくれます。この安心感は、何物にも代えがたい価値があります。

2. 充実した保証とレクサスケアメンテナンスプログラム

新車購入時に付帯する5年10万kmのメーカー保証は、万が一の高額な修理費用からオーナーを守ってくれます。また、3年間の「レクサスケアメンテナンスプログラム」では、定期点検や指定の消耗品交換(エンジンオイル、オイルフィルター、ワイパーゴム等)が無料で行われます。これには、専門スタッフによる車両の引き取り・納車サービスが含まれている場合が多く、ディーラーが遠いオーナーにとっては非常に有用なサービスです。

3. G-Linkとオーナーズデスクの真価

前述の通り、24時間365日対応のオーナーズデスクは、地方在住者にこそ大きなメリットをもたらします。ディーラーに直接行けない状況でも、電話一本で専門オペレーターがトラブルシューティングや各種手配を代行してくれます。事故や故障といった緊急時には、警察・消防への連携やレッカーの手配も行ってくれるため、まさに「走るコンシェルジュ」として、いつでもどこでも安心を提供してくれます。

4. 高いリセールバリューの維持

レクサス車はリセールバリュー(再販価値)が高いことで知られていますが、その価値を最大限に維持するためには「正規ディーラーでの定期的なメンテナンス記録」が非常に重要になります。将来的に売却を考えている場合、正規ディーラーで整備を受け続けることは、結果的に手元に残る金額を大きく左右する「投資」とも言えるのです。

正規ディーラーだけじゃない!地方在住者のための賢いレクサス購入ガイド

ここまで正規ディーラーの価値について解説してきましたが、それでも「やはり価格がネック」「もっと合理的な選択肢はないのか」と考える方もいらっしゃるでしょう。ご安心ください。正規ディーラーでの新車購入以外にも、賢い選択肢は存在します。それぞれのメリット・デメリットを比較し、あなたに最適な一台を見つけましょう。

Lexury Motors Journal イメージ

選択肢①:品質と価格の最適解「レクサス認定中古車 CPO」

新車にこだわらないのであれば、最もおすすめしたいのがレクサス認定中古車「CPO(Certified Pre-Owned)」です。これは、レクサスが定める厳格な基準をクリアした高品質な中古車のみを、正規ディーラーが販売する制度です。

引用 : レクサスCPO (https://cpo.lexus.jp)

CPOの主なメリット

  • 厳格な品質基準: 納車前に12品目の法定12ヶ月点検相当の点検・整備に加え、レクサス独自の90項目以上にも及ぶ点検・整備が実施されます。
  • 手厚い保証: CPO保証として、購入後2年間、走行距離無制限で保証が受けられます。エンジンやトランスミッションといった主要部品から、エアコン、ナビゲーションシステムまで、幅広い範囲がカバーされます。
  • 充実のメンテナンス: ご購入後2年間で、無料点検2回とエンジンオイル交換などのメンテナンスがパッケージになった「CPOメンテナンスプログラム」が付帯します。
  • オーナーズサービス: なんと、CPOオーナーも新車オーナーと同様に、オーナーズラウンジやオーナーズデスクといったレクサス独自のサービスを利用することができます。

ディーラーが遠いという問題は残りますが、「初期費用を抑えつつ、新車同様の安心感とサービスを受けたい」という方にとって、CPOはまさに最適解と言えるでしょう。

選択肢②:価格重視なら「一般中古車販売店」

とにかく初期費用を抑えたいという場合は、一般の中古車販売店が選択肢に入ります。市場には多くのレクサス中古車が流通しており、CPOよりも安価な車両を見つけることが可能です。

一般中古車店のメリット

  • 価格の安さ: CPOや新車に比べて、購入価格を大幅に抑えることができます。
  • 豊富な選択肢: 年式や走行距離、グレードなど、様々な条件の車両から選ぶことができます。絶版になったモデルや希少なカラーを探す楽しみもあります。

一般中古車店のデメリット

  • 品質のばらつき: 車両の状態は千差万別です。修復歴が隠されていたり、適切なメンテナンスがされていなかったりするリスクがあります。
  • 保証内容の確認が必須: 販売店独自の保証が付く場合もありますが、期間や範囲は様々です。保証がない「現状販売」の車両も少なくありません。
  • レクサス独自のサービスは利用不可: オーナーズラウンジやオーナーズデスクといったサービスは一切利用できません。G-Linkも基本的には利用できず、再契約には条件や別途費用が必要です。
  • 専門知識の不足: 販売店のスタッフがレクサスの特性や弱点を熟知しているとは限りません。購入後のメンテナンスに不安が残る可能性があります。

一般中古車店で購入する場合は、信頼できるお店選びと、車両の状態を自分の目で見極める知識が不可欠です。

選択肢③:上級者向け「個人売買・オークション代行」

インターネットの普及により、個人間での車の売買や、業者が利用するオートオークションの代行サービスも身近になりました。

個人売買・オークションのメリット

  • 最安値の可能性: 中間マージンが一切かからないため、最も安く購入できる可能性があります。

個人売買・オークションのデメリット

  • 最大のリスク: 車両の状態確認から名義変更などの手続きまで、すべて自己責任で行う必要があります。購入後に重大な欠陥が見つかっても、保証は一切ありません。
  • 専門知識が必須: 車両の相場観や状態を見極める深い知識がなければ、かえって高くついてしまう「安物買いの銭失い」になる危険性が非常に高いです。

自動車コンサルタントの立場としては、車の売買に精通した方以外には、決してお勧めできない選択肢です。

【比較表】あなたに合う買い方は?購入方法別メリット・デメリット

項目 正規ディーラー(新車) CPO(認定中古車) 一般中古車販売店
価格 高い やや高い 安い
品質 最高 非常に高い ばらつきあり
保証 5年10万km 2年走行無制限 店舗による(無い場合も)
メンテナンス 3年間無料プログラム 2年間無料プログラム なし(有料)
オーナーズサービス ◎ 利用可能 ◎ 利用可能 × 利用不可
安心感
リセールバリュー
おすすめな人 最新モデルと最高のサービスを求める人 品質と価格のバランスを重視する人 初期費用を最優先で抑えたい人

購入後の維持りを考える!地方でのレクサスライフを快適にする秘訣

購入方法が決まった後も、地方ならではの維持りの工夫が必要です。ディーラーが遠いという現実と、どう上手く付き合っていくかを考えてみましょう。

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車検・点検はどこで受けるべきか?

レクサス車のメンテナンスは、必ずしも正規ディーラーでなければならないわけではありません。

  • 正規ディーラー: 前述の通り、品質と安心感は最高です。レクサスケアメンテナンスプログラムや保証の適用には、正規ディーラーでの点検が条件となる場合があります。
  • レクサス専門の整備工場: 都市部には、レクサスを専門に扱う民間の整備工場も存在します。ディーラー出身の整備士が在籍していることも多く、専門的な知識とディーラーより安価な工賃が魅力です。お住まいの地域にないか探してみる価値はあります。
  • 一般的な整備工場: 最も身近な選択肢ですが、注意が必要です。レクサスのような電子制御が多い車両は、専用の診断機(テスター)がなければ正確な診断ができません。依頼する際は、診断機の有無や輸入車・高級車の整備実績を必ず確認しましょう。

遠方ディーラーとの上手な付き合い方

正規ディーラーやCPOで購入した場合、遠方のディーラーと上手く付き合っていくことが快適なレクサスライフの鍵となります。

  • 引き取り・納車サービスを最大限活用する: レクサスケアメンテナンスプログラムには、車両の引き取り・納車サービスが含まれています。これを利用すれば、自分でディーラーまで運転していく手間と時間を大幅に削減できます。
  • 点検の予約は計画的に: 事前に担当者と密に連絡を取り、点検内容や所要時間を確認しておきましょう。代車が必要な場合も、早めに予約することが重要です。
  • コミュニケーションを大切に: 頻繁に会えないからこそ、電話やメールでのコミュニケーションが大切になります。気になることがあれば、遠慮なく担当のコンサルタントに連絡しましょう。信頼関係を築くことで、物理的な距離をカバーする手厚いサポートが期待できます。

まとめ

地方にお住まいで、レクサス正規ディーラーが遠いという状況は、確かに悩ましい問題です。オーナーズラウンジを頻繁に利用できないことで、「損をしている」と感じてしまうかもしれません。

しかし、本日のレビューでお伝えした通り、レクサスの価値はラウンジだけではありません。最高品質のメンテナンス、手厚い保証、24時間365日のサポート体制など、目に見えにくい部分にこそ、その真価は宿っています。

最終的にどの購入方法を選ぶべきかは、あなたが何を最も重視するかによって決まります。

  • 最高の安心感と最新モデル、そしてレクサスが提供する全ての世界観を体験したいのであれば、距離というハードルを乗り越えて正規ディーラーで新車を購入する価値は十分にあります。
  • 新車にこだわりはなく、品質、保証、価格のバランスを取りながら、オーナーとしてのサービスも享受したいという方には、**レクサス認定中古車「CPO」**が最も賢明な選択となるでしょう。
  • 何よりも初期費用を抑えることを最優先し、ご自身で信頼できる整備工場を探す手間を惜しまない、ある程度のリスクは許容できるという方は、一般の中古車販売店も視野に入ります。

この記事が、あなたのレクサス選びの一助となれば幸いです。ご自身のライフスタイルと価値観に合った最高の一台と出会えることを、心から願っています。