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新型ヴェルファイアのリセールの良い色は|買取査定が上がるおすすめOP一覧

モータージャーナリスト兼コンサルタントの二階堂仁です。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、新型ヴェルファイアを購入するにあたって、どのボディカラーやオプションがリセールに有利なのか、非常に気になっていることでしょう。

私も実際にヴェルファイアを所有し、売却も経験しているので、そのお気持ちは痛いほどわかります。 特にヴェルファイアのような高級車は、購入時の金額が大きいだけに、手放す際の価値も無視できない重要な要素ですよね。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/vellfire/grade/)

このレビューを読み終える頃には、新型ヴェルファイアのリセールに関するあなたの疑問は、すべて解決しているはずです。

記事のポイント

  • リセール最強カラーは不動の2色
  • 必須オプションとプラス査定オプション
  • グレードやパワートレインによるリセール差
  • 最高値で売却するための秘訣
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新型ヴェルファイアのリセールを徹底分析!価値が落ちにくい選び方

なぜ新型ヴェルファイアは高いリセールバリューが期待できるのか

まず前提として、なぜヴェルファイア(および兄弟車のアルファード)がこれほどまでに高いリセールバリューを維持し続けているのか、その理由を理解しておくことが重要です。理由は大きく分けて3つあります。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/vellfire/grade/)

圧倒的な国内需要

言うまでもなく、ヴェルファイアは国内の高級ミニバン市場において、絶対的な地位を確立しています。法人向けの送迎車、富裕層のファミリーカー、そして若者にとってはステータスの象徴として、幅広い層から絶大な支持を集めています。 この「誰からも求められる」という普遍的な人気が、中古車市場での価格を安定させ、高値で取引される最大の要因となっています。中古車市場は需要と供給のバランスで成り立っており、常に高い需要があるヴェルファイアは、価格が落ちにくいのです。

驚異的な海外人気

ヴェルファイアの高いリセールを語る上で、海外、特に東南アジアを中心とした国々での人気は外せません。日本の高品質なミニバンは、海外では「富の象徴」として扱われることが多く、特に耐久性や信頼性に定評のあるトヨタ車は絶大なブランド力を誇ります。 特に、日本では過走行とされる10万kmを超えた車両でも、海外では「まだまだこれから」と評価され、高値で取引されるケースが少なくありません。この海外への販路が、国内の中古車価格を下支えし、結果として我々が売却する際の高額査定に繋がっているのです。

慢性的な供給不足

新型モデルの登場以降、その人気に生産が追いついていない状況が続いています。新車を注文しても納車まで1年以上かかることも珍しくなく、「今すぐ乗りたい」という需要が中古車市場に流れ込んでいます。 この「新車が手に入らないから、多少高くても状態の良い中古車が欲しい」という需要が、中古車価格を押し上げ、異常とも言えるリセールバリューを生み出す要因となっています。この状況は当面続くと考えられ、高いリセールが期待できる大きな理由と言えるでしょう。

新型ヴェルファイアのグレード構成とリセールの関係

新型ヴェルファイアには、大きく分けて「Z Premier」と「Executive Lounge」の2つのグレードが設定されています。どちらも魅力的なグレードですが、リセールという観点で見ると、どちらを選ぶべきでしょうか。

グレード パワートレイン 駆動方式 車両本体価格(税込)
Z Premier 2.4L ガソリンターボ 2WD / 4WD 6,550,000円 / 6,748,000円
2.5L ハイブリッド 2WD / E-Four 6,900,000円 / 7,120,000円
Executive Lounge 2.4L ガソリンターボ 2WD / 4WD 8,350,000円 / 8,548,000円
2.5L ハイブリッド 2WD / E-Four 8,700,000円 / 8,920,000円

結論から言うと、リセールバリュー(残価率)で考えた場合、「Z Premier」の方が有利になる傾向が強いです。

Executive Loungeは最上級グレードであり、豪華な内装や後席の快適性は素晴らしいものがあります。しかし、車両本体価格が800万円を超えるため、中古車市場で購入を検討する層にとっては、ややハードルが高くなります。 一方、Z Premierはヴェルファイアらしい迫力ある内外装と十分な装備を持ちながら、価格が抑えられているため、中古車市場での需要が最も高くなる価格帯に収まります。つまり、より多くの人が「欲しい」と思える価格帯であるため、買い手がつきやすく、結果として残価率が高くなるのです。

もちろん、Executive Loungeの豪華装備に価値を見出すのであれば、選ぶ価値は十分にあります。しかし、あくまでリセールを最優先するなら、Z Premierが賢明な選択と言えるでしょう。

ガソリン車とハイブリッド車のリセール比較

次に悩むのが、パワートレインの選択です。静粛性や燃費性能に優れるハイブリッド車か、力強い走りが魅力のガソリンターボ車か。これもリセールに大きく影響します。

これも結論から申し上げると、海外需要を考慮した場合、ガソリン車の方がリセールは有利になる可能性が高いです。

これは、海外、特に新興国ではハイブリッドシステムのメンテナンスができる整備工場が限られており、構造がシンプルで修理が容易なガソリン車の方が好まれる傾向にあるためです。また、そもそもパワフルなエンジンが好まれるという背景もあります。 先述の通り、ヴェルファイアの高リセールは海外需要に支えられている面が大きいため、海外で人気のガソリン車は、国内の買取業者も高く評価せざるを得ないのです。

ただし、これはあくまで現時点での傾向です。近年は世界的な環境意識の高まりから、海外でもハイブリッド車の需要が増えつつあります。また、国内での再販を考えた場合、燃費の良さからハイブリッド車を指名買いするユーザーも多いため、一概にガソリン車が絶対とは言えません。

とはいえ、現状のリセール市場を見る限りでは、ガソリンターボ車に軍配が上がると考えて良いでしょう。

新型ヴェルファイアのリセール最強カラーは鉄板の2択

いよいよ本題のボディカラーです。車の第一印象を決めるボディカラーは、リセールバリューに最も大きな影響を与える要素の一つと言っても過言ではありません。 新型ヴェルファイアに設定されているボディカラーは以下の3色です。

  • プラチナホワイトパールマイカ(有料色:33,000円)
  • ブラック
  • プレシャスレオブロンド(有料色:55,000円)

この中で、リセールを考えた場合に選ぶべきカラーは、「プラチナホワイトパールマイカ」と「ブラック」の2択です。これは歴代モデルから続く、揺るぎない事実です。

なぜ「プラチナホワイトパールマイカ」のリセールが良いのか

「プラチナホワイトパールマイカ」がリセールに強い理由は、その普遍性にあります。

万人受けする定番カラー

白は性別や年齢を問わず、誰からも好まれる最もベーシックなカラーです。冠婚葬祭などのフォーマルな場面でも使いやすく、法人需要も見込めます。中古車市場において「買い手がつきやすい」ことは、高値の絶対条件です。

高級感と清潔感の両立

ただの白ではなく、光の当たり方で輝きが変わるパール塗装は、車のボディラインを美しく見せ、高級感を演出します。同時に、清潔感やクリーンな印象も与えるため、ファミリーカーとしての需要にもマッチします。

膨張色による迫力の増大

白は膨張色であるため、ヴェルファイアの大きなボディをさらに雄大に見せる効果があります。その存在感と迫力は、他の色を圧倒します。

有料色ではありますが、その価格差は売却時の査定額で十分に元が取れる、まさに「投資」と言えるカラーです。

なぜ「ブラック」のリセールが良いのか

もう一方の雄、「ブラック」もホワイトパールと甲乙つけがたい人気を誇ります。

威厳と高級感の象徴

黒はヴェルファイアの持つ「威風堂々」としたイメージを最も引き立てるカラーです。引き締まって見える効果と、メッキパーツとのコントラストが、圧倒的な高級感と重厚感を醸し出します。特に、黒塗りの高級ミニバンは、今も昔も特別な存在です。

カスタムベースとしての需要

黒いボディは、エアロパーツやアルミホイールといったカスタムパーツが非常に映えます。そのため、ドレスアップを楽しみたいユーザーからの需要が根強く、カスタムベース車両として高い価値を持ちます。

法人需要と安定感

役員車やハイヤーなどの法人需要では、ブラックが指定されるケースが多く、安定した需要が見込めます。リセール市場においても、流行り廃りのない定番カラーとして、常に高い価格で取引されています。

その他のカラー「プレシャスレオブロンド」のリセールは?

新型ヴェルファイアのイメージカラーでもある「プレシャスレオブロンド」。非常に深みのある美しいカラーですが、リセールという観点ではどうでしょうか。

正直なところ、白と黒に比べると、やや不利になる可能性は否めません。

これは、個性が強いカラーであるため、好みが分かれやすいからです。中古車市場では、より多くの人が欲しがる「最大公約数」的な仕様が高値になる傾向があります。 もちろん、この色を心底気に入って「この色でなければダメだ」という買い手が見つかれば、高値がつく可能性もゼロではありません。しかし、安定して高値を狙うのであれば、白か黒を選ぶのが無難と言えるでしょう。

ボディカラー選びで失敗しないための最終結論

リセールバリューを最優先事項とするならば、選択肢は「プラチナホワイトパールマイカ」か「ブラック」のどちらかです。この2色であれば、どちらを選んでも大きな失敗はありません。

最終的には個人の好みになりますが、

  • 清潔感、万人受け、少しでも高く売りたいなら「プラチナホワイトパールマイカ」
  • 威厳、重厚感、カスタムも楽しみたいなら「ブラック」

という選び方が一つの基準になるでしょう。

新型ヴェルファイアの買取査定額が上がるおすすめオプション一覧

ボディカラーと並んでリセールを左右するのが、メーカーオプションやディーラーオプションです。後から付けられないメーカーオプションは特に重要です。ここでは、付けるべきオプションを「必須レベル」「高評価」「その他」に分けて解説します。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/vellfire/grade/)

【必須レベル】これがないと査定額ダウン確実なオプション

以下のオプションは、もはや「付いていて当たり前」と見なされる装備です。これが無いと、プラス査定どころか、大幅なマイナス査定になる可能性すらあります。

デジタルインナーミラー

後方の視界をカメラ映像でクリアに映し出すデジタルインナーミラーは、安全装備として今や必須のアイテムです。特にヴェルファイアのような大きな車体では、その恩恵は絶大です。後付けが非常に困難なため、新車購入時に必ず選択してください。これが無いだけで、数十万円単位のマイナス評価を受けることも覚悟しなければなりません。

ユニバーサルステップ(スライドドア左右)

小さなお子さんや高齢のご家族がいる方にとって、スライドドアの開閉と連動して出てくるこのステップは、まさに神装備です。中古車を探しているファミリー層にとって、この装備の有無は購入を決める大きな要因になります。査定時にも非常に強いアピールポイントとなり、プラス査定が期待できます。

【高評価】プラス査定が期待できる人気メーカーオプション

必須とまでは言いませんが、付けておくと中古車市場での人気が高まり、プラス査定に繋がりやすいオプションです。

調光パノラマルーフ(Z Premierに設定)

後席の頭上に広がる大きなガラスルーフは、室内に圧倒的な開放感をもたらします。さらに、音声操作でシェードの開閉や調光ができるという先進性も魅力です。高額なオプション(132,000円)ではありますが、中古車市場での人気は絶大で、付けた金額以上の価値を生む可能性があります。特にファミリー層や、ゲストをもてなす機会が多い方には強くおすすめします。

カラーヘッドアップディスプレイ

速度やナビ情報などをフロントガラスに投影する装備です。視線移動が少なくなり、安全運転に貢献するだけでなく、何より運転席の満足度を格段に上げてくれます。先進装備の象身であり、「付いていると嬉しい」装備の代表格です。

寒冷地仕様

「自分の住んでいる地域は雪が降らないから不要」と考えるのは早計です。寒冷地仕様には、PTCヒーター(暖房の効きが早くなる)やリアフォグランプなどが含まれており、これが意外なところで価値を持ちます。特に、降雪地域の中古車販売店は、寒冷地仕様の車両を優先的に仕入れるため、全国的な買取相場で見てもプラスに働くことが多いのです。数万円の投資でリセールアップが見込める、コストパフォーマンスに優れたオプションと言えます。

【Executive Lounge専用】リセール価値を高める特別オプション

最上級グレードのExecutive Loungeを選ぶなら、その価値をさらに高めるオプションも検討したいところです。

左右独立ムーンルーフ

Z Premierのパノラマルーフとは異なり、後席の左右それぞれに専用のムーンルーフが備わります。後席乗員のプライベート感を重視した設計で、Executive Loungeのキャラクターによく合っています。

ITS Connect

車と車、あるいは道路と車が通信して安全運転を支援するシステムです。まだインフラ整備が追いついていない面もありますが、将来性を見越した先進安全装備として、アピールポイントになります。

【意外な盲点】見落としがちなディーラーオプション

メーカーオプションだけでなく、ディーラーで装着するオプションにもリセールに効くものがあります。

モデリスタ エアロパーツセット

もはや説明不要の定番カスタムです。ノーマルとは一線を画す迫力あるスタイリングは、中古車市場で圧倒的な人気を誇ります。特にヴェルファイアは、この「オラオラ感」を求めるユーザーが多いため、モデリスタエアロの有無は査定額に大きく影響します。後から付けることも可能ですが、新車購入時にローンに組み込んでしまうのが賢い選択です。

フロアマット(エグゼクティブ)

フロアマットは社外品も多くありますが、やはり品質の高い純正品、特に毛足の長いエグゼクティブタイプは評価が高くなります。車内の質感を大きく左右する部分であり、査定士の印象も良くなります。

オプション選択の優先順位と組み合わせの考え方

予算に限りがある中で、どのオプションを優先すべきか。リセールを最優先するなら、以下のような考え方がおすすめです。

  1. 最優先: デジタルインナーミラー、ユニバーサルステップ
  2. 予算があれば: 調光パノラマルーフ、寒冷地仕様
  3. さらに余裕があれば: カラーヘッドアップディスプレイ、モデリスタエアロ

この順番で検討すれば、リセールで損をする可能性を最小限に抑えることができるでしょう。

兄弟車アルファードとのリセール比較と今後の展望

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/alphard/)

ヴェルファイアの購入を検討する際、必ず比較対象となるのが兄弟車のアルファードです。これまでの歴史では、販売台数の多さからアルファードの方がややリセールが高いという傾向がありました。しかし、新型では状況が変わる可能性があります。

項目 新型アルファード 新型ヴェルファイア
コンセプト 快適な移動の幸せ 運転する喜び、アグレッシブ
パワートレイン 2.5Lガソリン、2.5Lハイブリッド 2.4Lガソリンターボ、2.5Lハイブリッド
生産比率(噂) 7 3
リセール予測 安定して高い 希少性から高騰の可能性あり

新型では、アルファードが「王道・コンフォート」、ヴェルファイアが「個性・スポーティ」という明確なキャラクター分けがなされました。そして重要なのが、生産比率がアルファードに大きく偏っているという点です。 これにより、ヴェルファイアはアルファードよりも希少な存在となり、中古車市場で「ヴェルファイアでないとダメだ」という指名買いが入った場合、相場が高騰する可能性を秘めています。特に、ヴェルファイアにしか設定のない「2.4Lガソリンターボエンジン」は、その走りの良さから人気が高まることが予想されます。

今後は、これまでの「アルファード>ヴェルファイア」というリセールの図式が逆転する可能性も十分考えられるでしょう。

新型ヴェルファイアを最も高く売却するタイミングとコツ

最後に、大切に乗ってきた愛車を少しでも高く売却するためのタイミングとコツについてお伝えします。

売却のベストタイミング

  • モデルチェンジ前: 新型が発表されると旧型の相場は下落します。フルモデルチェンジやマイナーチェンジの噂が出始めたら、売却を検討する良いタイミングです。
  • 車検前: 車検を通すと数十万円の費用がかかりますが、その分が査定額に上乗せされることはほとんどありません。車検が切れる2〜3ヶ月前がベストです。
  • 走行距離の節目: 年間走行距離1万kmが一般的な目安です。「3万km」「5万km」「10万km」といった大台に乗る前に売却すると、査定士の印象が良くなります。

高く売るための最大のコツ

それは、「複数の買取業者に査定を依頼すること」です。いわゆる「相見積もり」です。 ディーラー下取りは手続きが楽ですが、最高額が出ることはまずありません。買取業者はそれぞれ得意な販路や欲しい車種が異なるため、同じ車でも査定額に数十万円の差がつくことも珍しくないのです。 一括査定サービスなどを利用して、最低でも3社以上から見積もりを取り、最も高い金額を提示してくれた業者に売却するのが、愛車を最高値で売るための鉄則です。

まとめ

今回のレビューでは、新型ヴェルファイアのリセールバリューを最大化するための選び方について、詳しく解説してきました。

ポイントを改めて整理しましょう。

  • パワートレイン: 海外需要を考慮し「2.4L ガソリンターボ」が有利
  • ボディカラー: 「プラチナホワイトパールマイカ」または「ブラック」の2択
  • 必須オプション: 「デジタルインナーミラー」と「ユニバーサルステップ」は必ず装着
  • 高評価オプション: 「調光パノラマルーフ」「寒冷地仕様」「モデリスタエアロ」でさらに価値を高める

この組み合わせが、現時点でのリセール最強のヴェルファイアと言えるでしょう。

もちろん、車は資産であると同時に、日々の生活を豊かにするパートナーでもあります。リセールバリューは重要な要素ですが、それだけにとらわれず、ご自身の好みやライフスタイルに合った一台を選ぶことが、最も満足度の高いカーライフに繋がるはずです。

このレビューが、あなたの最高のヴェルファイア選びの一助となれば幸いです。