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型落ちヴェルファイアの維持費まとめ|故障修理費用や車検代を解説

モータージャーナリスト兼コンサルタントの二階堂仁です。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、中古でヴェルファイアの購入を検討しているものの、型落ちモデル、特に10年落ちのような車両の年間維持費や、万が一故障した際の修理費用がどれくらいかかるのか、具体的に知りたいと思っているのではないでしょうか。私も実際に20系、30系とヴェルファイアを乗り継いできたので、購入前に抱くその不安や期待感は非常によくわかります。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/ucar/catalog/brand-TOYOTA/car-VELLFIRE/)

豪華な内外装と広々とした室内空間が魅力のヴェルファイアですが、購入後のコストを把握しておかないと、せっかくのカーライフが楽しめなくなってしまう可能性もあります。

この記事を読み終える頃には、型落ちヴェルファイアを購入する上であなたが抱えている費用に関する疑問や不安が、きっと解決しているはずです。

記事のポイント

  • 型落ちヴェルファイアの具体的な年間維持費
  • 20系・30系それぞれの故障しやすい箇所と修理費用
  • 購入前に知っておくべき車検代の相場
  • 維持費を賢く抑えるための実践的な方法
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型落ちヴェルファイアの年間維持費を徹底解説

「結局、ヴェルファイアって年間でいくらかかるの?」これは、私が最もよく受ける質問の一つです。車両本体価格とは別に、毎年どのくらいの費用が必要になるのかを把握することは、賢いクルマ選びの第一歩と言えるでしょう。ここでは、型落ちヴェルファイアを維持するために必要な費用を、項目ごとに詳しく、そして具体的に解説していきます。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/alphard/)

ヴェルファイアの維持費内訳一覧

まずは、ヴェルファイアを所有する上で発生する主な維持費を一覧で見てみましょう。これらの費用は、大きく分けて「税金」「保険料」「メンテナンス費用」の3つに分類できます。

費用の種類 項目 年間費用の目安(2.4L/2.5Lモデルの場合)
税金 自動車税(種別割) 45,000円~51,700円
自動車重量税 16,400円~25,200円(車検時に2年分支払い)
保険料 自賠責保険料 9,395円(車検時に24ヶ月分支払い)
任意保険料 50,000円~150,000円
メンテナンス費用 ガソリン代 140,000円~250,000円
駐車場代 60,000円~240,000円(地域による)
車検費用(法定費用除く) 50,000円~100,000円
消耗品・メンテナンス代 20,000円~50,000円
年間合計(目安) 約38万円~87万円

※年間走行距離10,000km、レギュラーガソリン175円/Lで計算。 ※駐車場代や任意保険料は個人の条件により大きく変動します。

このように、ヴェルファイアの年間維持費は、様々な要因によって大きく変動しますが、おおよそ40万円からと考えておくとよいでしょう。特に都市部で駐車場を借りる場合は、費用が大きく上乗せされることを念頭に置く必要があります。

自動車税(種別割):排気量と年式で決まる税金

自動車税は、毎年4月1日時点の所有者に課せられる税金です。排気量によって税額が決まっており、ヴェルファイアの場合は主に2.4L(20系)/2.5L(30系)と3.5Lの2つの区分に分かれます。

排気量 標準税額 13年超の重課税額
2.4L / 2.5L 45,000円 約51,700円
3.5L 58,000円 約66,700円

ここで注意したいのが**「グリーン化税制の重課」**です。これは、新車登録からガソリン車で13年、ディーゼル車で11年が経過した車両に対して、自動車税が約15%上乗せされる制度です。

例えば、2012年式の20系ヴェルファイア(2.4L)を購入した場合、2025年には13年経過となるため、自動車税は標準の45,000円ではなく、重課された51,700円を支払うことになります。「10年落ち」のモデルを検討している方は、数年後にはこの重課対象となる可能性が高いことを覚えておきましょう。

自動車重量税:車検時に支払う車両の重さにかかる税金

自動車重量税は、その名の通り車両の重量に応じて課せられる国税で、車検(新規登録と継続検査)の際に、次の車検満了日までの期間分(通常は2年分)をまとめて支払います。

ヴェルファイアは、グレードや装備によって車両重量が異なりますが、多くは1.5トン超~2.0トン以下、または2.0トン超~2.5トン以下の区分に該当します。

車両重量 エコカー(本則税率) エコカー外(12年まで) 13年経過 18年経過
~2.0t 32,800円 32,800円 45,600円 50,400円
~2.5t 41,000円 41,000円 57,000円 63,000円
※上記は2年分の税額です。年間に換算するには2で割ります。

自動車重量税にも年式の経過による重課制度があり、新車登録から13年経過、さらに18年経過のタイミングで税額が段階的に引き上げられます。 20系ヴェルファイアの中古車は、すでに13年を経過している個体も多いため、購入を検討している車両の年式を必ず確認し、どちらの税額が適用されるのかを把握しておくことが重要です。

自賠責保険料:すべての車に加入が義務付けられている保険

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、交通事故の被害者救済を目的とした強制保険です。これも自動車重量税と同様に、車検時に次の車検までの期間分をまとめて支払います。保険料は車種による違いはなく、どの保険会社で加入しても一律です。

2023年4月以降の保険料(24ヶ月契約)は以下の通りです。

  • 普通自動車:17,650円

年間に換算すると8,825円となります。これは維持費の中でも比較的負担の少ない項目と言えるでしょう。

任意保険料:万が一の備え、しかし大きな変動要因

自賠責保険が対人賠償のみを補償するのに対し、任意保険は対物賠償や自身のケガ、そして自分の車の損害(車両保険)まで幅広くカバーしてくれます。保険料は、年齢、運転歴(等級)、免許証の色、使用目的、そして補償内容によって大きく変動するため、一概に「いくら」とは言えません。

参考として、いくつかのパターンでシミュレーションしてみましょう。

年齢 等級 車両保険 年間保険料(目安)
20代 新規(6等級) あり 150,000円~250,000円
30代 15等級 あり 70,000円~120,000円
40代 20等級 あり 50,000円~80,000円
40代 20等級 なし 30,000円~50,000円

型落ちのヴェルファイアの場合、車両の市場価値が下がっているため、「車両保険を付けるかどうか」が大きな悩みどころです。私の経験上、ローンで購入する場合や、万が一の際に自己資金での修理が難しい場合は、車両保険に加入しておくことをお勧めします。ただし、保険料は高額になるため、複数の保険会社から見積もりを取り、自分に合ったプランを慎重に選ぶことが賢明です。

ガソリン代(燃料代):燃費と走行距離で変わる費用

維持費の中でも特に家計に直結するのがガソリン代です。ヴェルファイアは大きな車体を持つため、燃費が良いとは言えません。特に市街地走行が多い場合は、ガソリン代がかさむことを覚悟しておく必要があります。

グレード・モデル別の実燃費

カタログ燃費と実際の燃費(実燃費)には差があります。ここでは、オーナーからの報告などを基にした実燃費の目安を紹介します。

モデル エンジン 駆動方式 実燃費(目安)
20系 2.4L ガソリン 2WD 8~10 km/L
3.5L ガソリン 2WD 7~9 km/L
2.4L ハイブリッド 4WD 12~14 km/L
30系 2.5L ガソリン 2WD 9~11 km/L
3.5L ガソリン 2WD 8~10 km/L
2.5L ハイブリッド 4WD 13~15 km/L

年間走行距離別のガソリン代シミュレーション

年間走行距離と実燃費から、年間のガソリン代を計算してみましょう。(レギュラー175円/L、ハイオク185円/Lで計算)

【20系 2.4Lモデル(実燃費9km/L)の場合】

年間走行距離 年間ガソリン消費量 年間ガソリン代
5,000km 約556L 約97,300円
8,000km 約889L 約155,575円
10,000km 約1,111L 約194,425円

週末の利用がメインであれば年間5,000km程度、毎日の通勤で利用する場合は10,000kmを超えることもあります。ご自身のライフスタイルに合わせて計算してみてください。

駐車場代:地域差が最も大きい固定費

見落としがちですが、月々の負担として大きいのが駐車場代です。持ち家で駐車スペースが確保できればこの費用はかかりませんが、月極駐車場を借りる場合は大きな出費となります。

地域 月極駐車場代の相場 年間駐車場代
東京都心部 30,000円~50,000円 360,000円~600,000円
地方都市 8,000円~15,000円 96,000円~180,000円
郊外 5,000円~8,000円 60,000円~96,000円

ヴェルファイアは車体が大きいため、機械式駐車場などではサイズ制限に引っかかってしまうケースもあります。契約前には、必ず駐車場のサイズ(特に全幅と全高)を確認することが不可欠です。

消耗品・メンテナンス費用:車の健康を保つための投資

車を安全で快適な状態に保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に年式の古い中古車は、新車に比べてこまめなケアが必要になります。

  • エンジンオイル交換: 5,000kmまたは半年に1回が推奨されます。費用は1回あたり5,000円~10,000円程度。
  • タイヤ交換: 走行距離や使用状況によりますが、3~5年が交換サイクルです。ヴェルファイアはタイヤサイズが大きいため、費用も高額になりがち。4本セットで80,000円~200,000円以上かかることもあります。
  • バッテリー交換: 2~3年が交換の目安。費用は20,000円~50,000円程度。
  • その他: エアコンフィルター、ワイパーゴム、ブレーキパッドなども定期的な交換が必要です。

これらの費用を年間でならすと、少なくとも20,000円~50,000円は見ておくべきでしょう。タイヤ交換の年と重なると、この費用はさらに跳ね上がります。

型落ちヴェルファイアの車検・故障修理費用と購入時の注意点

年間維持費と並んで気になるのが、2年に1度の車検費用と、突発的に発生する可能性のある故障修理費用です。特に10年落ちといった多走行の車両では、故障のリスクは新車に比べて高くなります。ここでは、私の経験や多くのオーナーから寄せられた情報を基に、リアルな費用感と注意点を解説します。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/alphard/)

ヴェルファイアの車検費用の相場

車検費用は、先ほど解説した「法定費用(自動車重量税、自賠責保険料、印紙代)」と、「車検基本料・整備費用」の合計で決まります。法定費用はどこで受けても同じですが、車検基本料や整備費用は依頼する業者によって大きく異なります。

依頼先 車検費用の相場(法定費用除く) 特徴
ディーラー 80,000円~150,000円 安心感が高い。純正部品を使用し、予防整備も行うため費用は高め。
車検専門店 50,000円~100,000円 スピードと安さが魅力。整備内容は必要最低限の場合が多い。
一般の整備工場 60,000円~120,000円 ディーラーより安く、柔軟な対応が期待できる。工場による技術差がある。

法定費用(2.5Lモデル、13年未満の場合、約5万円)と合わせると、車検の総額は10万円~20万円がひとつの目安となります。ただし、交換部品が多くなれば、この金額を上回ることも珍しくありません。

【要注意】20系ヴェルファイアで頻発する故障事例と修理費用

2008年から2015年まで販売された20系ヴェルファイアは、価格もこなれてきており、中古車市場での人気が非常に高いモデルです。私も前期・後期ともに所有していましたが、年式相応のウィークポイントが存在します。

1. パワースライドドアの不具合

ワイヤーの断線やモーターの故障が代表的です。ドアが開閉しなくなったり、異音が発生したりします。

  • 修理費用目安:5万円~15万円(片側)

2. CVT(無段変速機)からの異音・ジャダー

特に前期モデルの2.4L車で報告が多いトラブルです。発進時や低速走行時に「シャー」という異音や振動(ジャダー)が発生します。CVTフルードの交換で改善することもありますが、最悪の場合はCVT本体の交換となり高額な修理費用がかかります。

  • 修理費用目安:5万円(フルード交換)~50万円以上(CVT本体交換)

3. オイル消費の増大

2.4Lエンジン(2AZ-FE)の一部で、エンジンオイルが異常に早く減ってしまうという事例が報告されています。トヨタもサービスキャンペーン(無償修理)を実施していましたが、現在は対象期間が終了している可能性が高いです。オイル管理を怠るとエンジン焼き付きの原因になります。

  • 修理費用目安:10万円~(ピストンリング交換など)

4. ステアリングラックからの異音

ハンドルを切った際に「コトコト」という異音が発生する場合があります。これはステアリングラックの内部にあるブッシュの劣化が原因であることが多いです。

  • 修理費用目安:8万円~15万円(リビルト品での交換含む)

【必見】30系ヴェルファイアの代表的な故障と修理代

2015年から販売されている30系は、20系に比べて信頼性が向上していますが、それでもいくつかの弱点は存在します。

1. 電動パーキングブレーキの不具合

スイッチを入れても作動しない、または解除できないといったトラブルが報告されています。アクチュエーターの故障が原因であることが多いです。

  • 修理費用目安:8万円~12万円

2. スライドドアからの異音

30系でもスライドドア関連のトラブルは発生します。特に、ドアの開閉時に「ギギギ」といった異音が出る場合は、ローラー部分の摩耗や劣化が考えられます。

  • 修理費用目安:3万円~8万円

3. ディスプレイオーディオの不具合

画面が映らない、タッチパネルが反応しないといった電装系のトラブルです。保証期間内であれば無償修理の対象ですが、期間を過ぎているとユニット交換となり高額になる可能性があります。

  • 修理費用目安:10万円~20万円以上

修理費用を賢く抑える3つの方法

万が一の故障は避けたいものですが、もし発生してしまった場合、修理費用を抑える方法を知っておくと安心です。

  1. リビルト品・中古部品を活用する 新品部品ではなく、再生部品である「リビルト品」や、正常な中古車から取り外した「中古部品」を使うことで、部品代を大幅に節約できます。特に高額なミッションやエアコンコンプレッサーなどの修理で効果的です。
  2. 複数の整備工場から見積もりを取る(相見積もり) 修理を依頼する際は、1社だけでなく複数の整備工場に見積もりを依頼しましょう。作業工賃や診断料は工場によって異なるため、比較検討することで適正な価格で修理できる可能性が高まります。
  3. 信頼できる整備工場を見つけておく 購入後、何かあったときに気軽に相談できる「かかりつけ医」のような整備工場を見つけておくことが最も重要です。ディーラーだけでなく、ミニバンやトヨタ車に強い整備工場を探してみるのも良いでしょう。

型落ちヴェルファイア購入時のチェックポイント5選

後悔しない中古車選びのためには、購入前の車両チェックが不可欠です。特に以下の5つのポイントは必ず確認してください。

  1. パワースライドドアの動作確認: 左右両方のドアを、車内スイッチ、ドアハンドル、リモコンキーの全てで5回以上は開閉させてみましょう。異音や引っかかりがないか、スムーズに動くかを確認します。
  2. エンジンからの異音: エンジン始動時とアイドリング中に、ボンネットを開けて異音(ガラガラ、キュルキュルなど)がしないか耳を澄ませて聞きましょう。
  3. CVT/ATの変速ショック: 試乗が可能であれば、Dレンジに入れてゆっくりと発進し、変速がスムーズか、不快なショックや滑りがないかを確認します。
  4. 下回りのサビやオイル漏れ: 車両の下を覗き込み、マフラーやフレームに過度なサビがないか、エンジンやミッションの下にオイルが滲んだ跡がないかを確認します。
  5. 整備記録簿の有無と内容: 過去にどのようなメンテナンスや修理が行われてきたかを示す重要な書類です。特にオイル交換の履歴が定期的に記録されているかは、その車が大切に扱われてきたかどうかの判断材料になります。

兄弟車アルファードとの違いは?どっちを選ぶべきか徹底比較

ヴェルファイアを検討する際、必ず比較対象となるのが兄弟車のアルファードです。基本設計は共通ですが、いくつかの違いがあります。

項目 ヴェルファイア アルファード
デザイン スタイリッシュ、クール、先進的 王道、豪華、フォーマル
ターゲット層 若者、先進性を好む層 年配層、落ち着きを好む層
中古車価格 同年式・同程度ならやや安い傾向 やや高い傾向、リセールバリューが高い
乗り心地・性能 基本的に同じ 基本的に同じ

どちらを選ぶかは、完全に「デザインの好み」と言って良いでしょう。私のコンサルタントとしての見解では、少しでもコストを抑えたい、あるいは個性的なスタイルを好むのであればヴェルファイア、将来的なリセールバリュー(売却時の価格)を重視するならアルファード、という選択が合理的かもしれません。

10年落ちでも大丈夫?20系ヴェルファイアの魅力と注意点

「10年落ちのヴェルファイアって、正直どうなの?」という質問もよく受けます。結論から言うと、**「個体の状態次第だが、十分に選択肢になり得る」**というのが私の答えです。

魅力:

  • 圧倒的なコストパフォーマンス: 100万円以下の予算でも、程度の良い車両が見つかる可能性があります。
  • 完成されたデザイン: 20系のデザインは今見ても古臭さを感じさせず、カスタムパーツも豊富です。
  • 十分な豪華さと広さ: 室内空間の広さや豪華さは、現行モデルと比較しても遜色ありません。

注意点:

  • 故障リスクの増大: これまで解説してきたように、各部に消耗や劣化が見られます。購入後の修理費用として、ある程度の予算(20~30万円程度)を確保しておくと安心です。
  • 税金の重課: 自動車税と重量税が重課対象となります。
  • 燃費性能: 最新のモデルと比較すると、燃費は劣ります。

重要なのは、価格の安さだけで飛びつかないことです。信頼できる販売店で、整備記録がしっかり残っている、状態の良い個体をじっくりと探すことが、10年落ちモデルを成功させる秘訣です。

購入後の満足度を上げる!おすすめのカスタムパーツ紹介

ヴェルファイアはカスタムベースとしても非常に人気が高い車種です。少し手を加えるだけで、見た目の印象を大きく変えたり、快適性を向上させたりできます。

  • ホイール交換: 最も手軽に印象を変えられるカスタムです。インチアップしてスタイリッシュに見せるのが定番です。
  • 車高調・エアサス: ローダウンすることで、よりどっしりとした迫力のあるフォルムになります。乗り心地も調整できる車高調が人気です。
  • LED関連パーツ: ルームランプやバックランプをLEDに交換するだけで、室内が明るくなり、見た目も新しくなります。
  • フリップダウンモニター: 後部座席にお子様を乗せる機会が多いなら、後付けのフリップダウンモニターは非常に喜ばれる装備です。

これらのパーツは中古でも多く流通しているため、予算を抑えながら自分好みの一台に仕上げていく楽しみも、ヴェルファイアの魅力の一つです。

まとめ

今回は、型落ちヴェルファイアの維持費や故障、購入時の注意点について、私の経験も交えながら詳しくレビューしてきました。

最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 年間維持費は諸条件込みで約40万円からが目安。
  • 13年を超えると自動車税・重量税が重課される。
  • 20系はパワースライドドアやCVT、30系は電装系に注意が必要。
  • 修理費用はリビルト品や相見積もりで賢く抑えることが可能。
  • 購入時は価格だけでなく、車両の状態と整備記録簿を最優先にチェックする。

型落ちのヴェルファイアは、確かに新車に比べて故障のリスクはありますし、維持費も決して安くはありません。しかし、それらを上回るほどの魅力と満足感を与えてくれる車であることも事実です。

大切なのは、購入前にこれらのリスクとコストを正しく理解し、信頼できるパートナー(販売店や整備工場)を見つけることです。しっかりと準備をして状態の良い個体を選べば、型落ちヴェルファイアはあなたのカーライフを間違いなく豊かにしてくれるでしょう。

このレビューが、あなたの賢いヴェルファイア選びの一助となれば幸いです。