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TOYOTA

【新型ヴォクシー】ヤンキーやDQNばかり乗っているのは本当なのか

トヨタの新型ヴォクシー、気になりますよね。ミニバンの中でも特に存在感のあるデザインで、新しい車の候補として考える方は非常に多いと思います。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/voxy/design/)

私自身も歴代のヴォクシーを乗り継ぎ、現在の90系新型ヴォクシーも所有していますが、その進化には驚かされるばかりです。

しかし、ヴォクシーを検討する上で、多くの方が一度は頭をよぎるのが、「ヴォクシーって、ヤンキーとかDQNの人が乗っているイメージが強いけど、実際どうなの?」という点ではないでしょうか。

確かに、街中で少し派手なカスタムをしたヴォクシーを見かけることもありますし、ネット上でもそういったイメージが定着している側面は否めません。また、もう少し予算を足せば、キング・オブ・ミニバンのアルファードにも手が届く価格帯になってきたため、「どっちを選ぶべきか」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

今回のレビューでは、長年ヴォクシーを愛車とし、アルファードのオーナー経験もある私が、世間で言われるヴォクシーのイメージの真相から、新型の魅力、そしてアルファードとの比較まで、徹底的に深掘りしていきます。

記事のポイント

  • ヴォクシーに「ヤンキーの車」というイメージが定着した歴史的背景
  • 実際のヴォクシーオーナー層と、新型になってからの変化
  • 新型ヴォクシーの圧倒的な進化と、ファミリーカーとしての真価
  • アルファードとの比較で見える、ヴォクシーを選ぶべき理由
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新型ヴォクシーにヤンキー・DQNのイメージがつくのはなぜ?

まず、多くの方が気になる「ヴォクシー=ヤンキー、DQN」というイメージについて、その源流から探っていきましょう。このイメージは、決して根拠のないものではなく、いくつかの時代背景や車の文化が複雑に絡み合って形成されてきました。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/voxy/design/)

昔のイメージの源流:VIPカー文化の変遷

そもそも、かつて「ヤン車」や「VIPカー」の主役といえば、クラウンやセルシオ、シーマといった大型セダンでした。車高を極端に下げ(シャコタン)、大径のメッキホイールを履かせ、エアロパーツで武装したセダンが、ある種のステータスとして一世を風靡した時代があったのです。

しかし、時代の流れと共に、人々のライフスタイルは変化します。結婚して家族が増え、セダンでは手狭に感じるようになった世代が、次の愛車としてミニバンに目を向け始めたのが大きな転換点でした。セダンで培われたカスタム文化が、そのままミニバンに持ち込まれることになったのです。

オラオラ顔の元祖?ヴェルファイアとエルグランドの影響

ミニバンカスタムの流れを決定づけたのが、日産のエルグランド、そしてトヨタのアルファード/ヴェルファイアの登場です。特に2008年に登場した初代ヴェルファイアは、その名の通り「情熱」と「静寂」を併せ持つ、非常にアグレッシブなデザインで市場に衝撃を与えました。

上下2段に分かれたヘッドライトや、大胆なメッキグリルは「オラオラ顔」と称され、これまでのファミリーカーのイメージを覆す存在感を放ちました。このヴェルファイアの成功が、「イカつい顔のミニバンは売れる」という方程式を生み出し、その後のミニバンデザインに大きな影響を与えたことは間違いありません。ヴォクシーもその流れを汲み、代を重ねるごとに精悍で押し出しの強いデザインへと進化していったのです。

カスタム文化とヴォクシーの親和性

ヴォクシーがカスタム好きに支持される理由の一つに、パーツの豊富さが挙げられます。国内で最も売れているミニバンの一つであるため、サードパーティ製のカスタムパーツが星の数ほど存在します。

エアロパーツ、ホイール、マフラー、内装パネルに至るまで、自分好みの一台を作り上げるための選択肢が非常に多いのです。これにより、手軽に個性を主張できるため、特に目立ちたいと考える若い世代からの支持を集めやすかったという背景があります。ノーマルでも十分にカッコいいですが、少し手を加えるだけでガラッと印象が変わる、その懐の深さもヴォクシーの魅力であり、特定のイメージを助長した一因とも言えるでしょう。

手頃な価格帯が若者層に支持された過去

先代までのヴォクシー(特に70系や80系)は、新車価格もそこそこに抑えられており、中古車市場ではさらに手頃な価格で流通していました。そのため、比較的若い世代でも、少し頑張れば手の届く「カッコいいミニバン」としての地位を確立していました。

広い室内空間は仲間と大勢で出かけるのに便利で、デザインもスタイリッシュ。若者にとって、これほどコストパフォーマンスに優れた車はなかなかありませんでした。結果として、一部のやんちゃな若者たちがこぞってヴォクシーを選んだ時期があり、その印象が強く残ってしまったと考えられます。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/voxy/design/)

メディアやネットでの誇張されたイメージ

テレビや雑誌、そして現代ではSNSやYouTubeなどで、「ヤンキー御用達の車」として面白おかしく取り上げられることも、イメージの定着に拍車をかけています。実際には大多数がマナーの良いファミリードライバーであるにもかかわらず、一部の目立つ存在が切り取られ、それが全体のイメージであるかのように拡散されてしまうのです。

「黒のプリウスは危険」「アルファードは煽ってくる」といったネットミーム(冗談)と同じように、「ヴォクシー=ヤンキー」というのも、ある種の記号として消費されている側面があると言えるでしょう。

新型ヴォクシーの攻撃的なデザインがイメージを助長?

そして、現行の90系新型ヴォクシーのデザインです。正直に言って、歴代モデルの中で最も攻撃的で、最も「オラオラ顔」と言えるかもしれません。薄くシャープなヘッドライトと、ボディ幅いっぱいに広がるメッキのグリルは、一度見たら忘れられない強烈なインパクトを放ちます。

このデザインは、従来のファンからは「カッコよすぎる!」と絶賛される一方で、ヴォクシーを知らない人からは「いかにもな感じの車だな」と思われてしまう可能性も秘めています。トヨタ自身も、兄弟車であるノアを「王道・正統派」、ヴォクシーを「先鋭・独創」と位置付けており、明確にキャラクターを分けていることがわかります。この割り切ったデザイン戦略が、結果的に特定のイメージをさらに強化しているのかもしれません。

実際のところ、本当にヤンキーばかりなのか?(所有者としての体感)

では、オーナーである私の実感として、本当にヤンキーやDQNばかりが乗っているのか?答えは「断じてNO」です。

ディーラーのショールームや、点検で待っている間に周りを見渡しても、ほとんどが私のような子育て世代のファミリーです。もちろん、若いカップルや独身の方もいますが、世間で言われるような威圧的な雰囲気の方はまず見かけません。

むしろ、皆さん穏やかで、子供の使い勝手や燃費、安全性能について熱心にスタッフに質問している光景が日常です。街中ですれ違うヴォクシーも、そのほとんどが安全運転を心がけている普通のドライバーです。一部の悪目立ちする車が、全体のイメージを損なっているというのが実情だと、私は断言できます。

実際のオーナー層と新型ヴォクシーの魅力

「ヤンキーの車」というイメージが、過去の文化やデザイン、そして一部のユーザーによって作られたものであることはお分かりいただけたかと思います。ここからは、現在の新型ヴォクシーが、いかにしてファミリー層から絶大な支持を集める、上質で先進的な車に進化したのかを解説していきます。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/voxy/design/)

ファミリー層からの絶大な支持は健在

イメージがどうであれ、ヴォクシーが「最高のファミリーカー」の一つである事実は揺るぎません。広い室内空間、乗り降りのしやすいスライドドア、多彩なシートアレンジ、そして十分な積載量。子育て世代が必要とする要素を、これほど高いレベルで満たしている車は稀有な存在です。

特に、子供が小さい家庭にとって、両手がふさがっていても足先の操作で開閉できる「ハンズフリースライドドア」や、2列目シートの圧倒的な広さは、一度体験すると他の車には戻れないほどの快適さをもたらしてくれます。

3ナンバー化で変わったこと:上質さと価格帯の上昇

新型ヴォクシーを語る上で欠かせないのが、先代まで存在した5ナンバーサイズのグレードが廃止され、全車3ナンバー専用ボディになったことです。これにより、車幅が広がり、より堂々としたスタイリングを手に入れました。

同時に、これは車両価格の上昇も意味します。最もベーシックなグレードでも300万円を超え、人気のハイブリッドや装備の充実したグレードを選べば、乗り出し価格は400万円、あるいは500万円に迫ることもあります。もはや、かつてのように「若者が気軽に買えるミニバン」ではなくなったのです。この価格帯の変化は、自然とオーナーの年齢層を引き上げ、経済的に余裕のある落ち着いた層がメインターゲットになっていることを示しています。

先進安全装備「トヨタセーフティセンス」「チームメイト」がもたらす安心感

新型ヴォクシーの進化は、デザインやサイズだけではありません。最も特筆すべきは、先進安全装備の飛躍的な向上です。最新の「トヨタセーフティセンス」は、衝突被害軽減ブレーキの検知範囲が拡大し、車や歩行者に加えて自転車や自動二輪(昼間)も検知可能になりました。

さらに、メーカーオプションの「トヨタ チームメイト」を選択すれば、高速道路での渋滞時に手放し運転を可能にする「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」や、スイッチ一つで駐車のすべてをアシストしてくれる「アドバンストパーク」など、未来の運転支援技術を体験できます。これらの機能は、運転の負担を劇的に軽減し、家族の安全を守りたいと願うドライバーにとって、何物にも代えがたい価値があります。

乗り心地と静粛性の大幅な向上(TNGAプラットフォームの採用)

実際に運転して最も驚いたのが、乗り心地と静粛性の劇的な向上です。これは、レクサスやクラウンといった上級車種にも採用されている「TNGAプラットフォーム(GA-C)」の恩恵に他なりません。

ボディ剛性が格段に高まり、サスペンションもしなやかに動くようになったことで、路面の凹凸を乗り越える際の衝撃が非常にマイルドになりました。また、車内に入り込むロードノイズや風切り音も大幅に低減されており、高速道路の巡航中でも後部座席の子供と普通に会話ができます。これは、もはや「大衆ミニバン」のレベルを超えた、上質な移動空間と言えるでしょう。

ハイブリッドモデルの燃費性能と経済性

ミニバンは車体が大きく重いため、燃費が悪いのが当たり前でした。しかし、新型ヴォクシーのハイブリッドモデルは、その常識を覆します。1.8Lエンジンとモーターを組み合わせた新世代のハイブリッドシステムは、カタログ燃費で23.0km/L(WLTCモード)という、このクラスでは驚異的な数値を実現しています。

私が実際に街乗りで使っていても、平均して18~20km/L前後はコンスタントに記録します。ガソリン価格が高騰している現在、この経済性は家計にとって非常に大きなメリットです。かつてディーラーの営業マンに「ミニバンで燃費を気にするのは野暮」と言われた時代もありましたが、今や「ミニバンだからこそハイブリッド」が当たり前の選択肢となっています。

アルファードとの比較:サイズ感と価格、運転のしやすさ

さて、ここで多くの方が悩むであろうアルファードとの比較です。新型ヴォクシーの上級グレードは、価格的にアルファードのエントリーグレードと重なってきます。「同じくらいの金額なら、格上のアルファードの方が良いのでは?」と考えるのは自然なことでしょう。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/alphard/)

しかし、ここには明確な違いがあります。まず、ボディサイズ。アルファードは全長約5m、全幅約1.85mと、ヴォクシーよりも一回り以上大きくなります。このサイズは、室内空間の広さという絶対的なメリットをもたらしますが、一方で日本の狭い道や駐車場では持て余す場面も少なくありません。その点、ヴォクシーは絶妙なサイズ感で、日常的な取り回しの良さと十分な室内の広さを両立しています。

また、運転感覚も異なります。アルファードが船のようにゆったりと走る感覚なのに対し、ヴォクシーはよりキビキビと、ドライバーの意図に忠実に動いてくれます。運転そのものを楽しみたい方にとっては、ヴォクシーの方が魅力的に映るかもしれません。

結論:新型ヴォクシーはどんな人におすすめか?

結論として、新型ヴォクシーは「アクティブなライフスタイルを持つ、賢い選択ができるファミリー」にこそ、最もおすすめしたい一台です。

世間のイメージに惑わされることなく、その本質的な価値を見抜ける人。最新の安全装備や優れた燃費性能を重視し、家族との時間を何よりも大切にしたい人。そして、アルファードほどの大きさは必要ないけれど、質の高い移動空間を求めている人。

新型ヴォクシーは、もはや「ヤンキーの車」などという古いレッテルで語られるべき存在ではありません。日本の道路事情とファミリーのニーズを徹底的に研究し尽くした、トヨタが誇る傑作ミニバンなのです。

まとめ

今回のレビューでは、「新型ヴォクシーはヤンキーやDQNばかり乗っているのか」という疑問をテーマに、そのイメージの背景から、車の本質的な魅力までを深掘りしてきました。

結論を改めて申し上げます。そのイメージは、主に過去のカスタム文化やデザインの変遷、そして一部のユーザーによって作られたものであり、現在の新型ヴォクシーの実像とは大きくかけ離れています。

新型ヴォクシーは、

  • 全車3ナンバー化とTNGAプラットフォーム採用による、上質な乗り心地と静粛性
  • クラス最高レベルの燃費性能を誇るハイブリッドシステム
  • 未来レベルの運転支援技術「トヨタ チームメイト」

これらを手に入れた、極めて先進的で快適なファミリーカーへと進化を遂げました。価格帯が上昇したこともあり、もはやかつてのように誰もが気軽に手を出す車ではなく、その価値を理解した、落ち着いたファミリー層が中心の車になっています。

もちろん、アルファードが持つ絶対的なステータス性や豪華さも魅力的です。しかし、日本の交通環境におけるジャストサイズ感、キビキビとした走り、そして最新のテクノロジーといった側面を見れば、ヴォクシーを選ぶことには非常に合理的で賢い理由があります。

最終的に車を選ぶのは、あなた自身です。周りの目や根拠の薄いイメージに惑わされることなく、ぜひ一度ディーラーで試乗してみてください。きっと、新型ヴォクシーが持つ本質的な魅力と、その圧倒的な進化に驚かされるはずです。このレビューが、あなたの最高の車選びの一助となれば、これほど嬉しいことはありません。