2025年に6代目へとフルモデルチェンジした新型スバル・フォレスター。
引用 : スバルHP (https://www.subaru.jp/forester)
従来のアウトドア志向を引き継ぎつつも、上質感と先進装備の充実によって都市型SUVとしての魅力も高められました。
とはいえ、すべてが完璧というわけではなく、グレードごとの制約や装備の差、選び方次第で後悔する可能性も。
この記事では、実際のオーナー目線で感じた新型フォレスターのダメな点や注意すべきポイントを余すところなく解説。購入を検討している方にとって、最適な選択の参考になるはずです。
記事のポイント
- グレード別の装備制限と要注意ポイントを徹底解説
- X-BREAKとプレミアムの選び方で大きく変わる満足度
- 一部装備が非搭載の落とし穴に注意
- どうしても合わない場合のおすすめライバル車も紹介

新しい車に乗り換える際、今乗っている愛車をどれだけ高く売却できるかは、次の車の選択肢にも大きく影響します。
私自身、一括見積もりサイトを活用したことで、ホンダヴェゼルからレクサスRXに乗り換えることができました。
注意!新型フォレスターのダメな点・落とし穴
グレードとパワートレインの組み合わせが固定
見た目はX-BREAKが好みでも、ターボエンジンは選べません。逆もまた然り。好みと性能の両立が難しいのが最大の弱点です。

引用 : スバルHP (https://www.subaru.jp/forester)
なぜ組み合わせに制限があるのか?
スバルでは各グレードに適したキャラクターづけを明確にしており、プレミアム=快適性、X-BREAK=アウトドア、スポーツ=走行性能という住み分けがされています。これにより、開発コストの削減や販売戦略上の明瞭さが得られる反面、ユーザーの自由度が犠牲になっています。
デザインと走りのジレンマ
例えば、アウトドアに似合うX-BREAKの見た目が気に入っても、スポーツの1.8Lターボの走りを選ぶことはできません。反対に、スポーティな走りが欲しくても、見た目のデザインや装備が気に入らないケースも発生します。この“ミスマッチ”が購入意欲を削ぐ要因になることも。
ユーザーの声と実際のニーズ
実際には「プレミアムの快適装備にターボが欲しい」「X-BREAKのデザインに給電機能がほしい」などの要望が多く聞かれますが、現時点ではそれに応えるラインナップ構成にはなっていません。カスタマイズの幅が狭いため、自分にとって“理想の組み合わせ”が存在しないことも。
対策と選び方のコツ
もし見た目と走行性能を両立させたい場合は、装備重視で妥協するか、もしくは他メーカーのSUVも視野に入れるのが現実的な判断です。特に、走りとデザイン両立を目指したトヨタRAV4やマツダCX-5などと比較することで、冷静な判断が可能になります。
今後の改良に期待
このグレード固定は多くのユーザーにとって不満点であり、次回のマイナーチェンジや特別仕様車での改善が期待されています。特に、人気グレードの装備選択肢を広げる動きが出てくれば、さらに選びやすい車種になることでしょう。
快適装備はプレミアム限定が多い
シートベンチレーションや19インチホイール、ハーマンカードンサウンドなどはプレミアムでしか選択不可。予算が限られている人にはやや厳しい設定です。

引用 : スバルHP (https://www.subaru.jp/forester)
プレミアムだけの魅力的な装備とは?
プレミアムグレードでは、ナッパレザーシート、シートベンチレーション、ハーマンカードンサウンドシステム、大型サンルーフといった高級装備が揃っています。これらは快適性を一段上に引き上げてくれるものの、他グレードでは選択できない点がネックです。
快適装備を欲しい人が直面する問題
X-BREAKやスポーツグレードでは、装備の選択肢が限られており、例えばシートベンチレーションや高音質スピーカーは非対応。特に暑い季節のドライブやロングドライブ時の快適性を重視するユーザーにとっては、プレミアム一択になってしまう可能性があります。
コスト面でのハードル
プレミアムグレードは最上位であるため、車両本体価格が高く、オプションを追加すると500万円を超えるケースも。価格と装備のバランスを取るのが難しく、装備を妥協するか予算を上げるかの選択が必要です。
グレード間の装備格差をどう見るか?
このように快適装備の多くがプレミアム限定であることは、グレード間で明確な差別化を生み出しています。しかしその反面、「せっかく良いデザインやパワートレインを選んでも、快適装備が付けられない」という不満にもつながっています。
改善される可能性はある?
スバルの他車種では、マイナーチェンジ後に装備選択肢が拡大されることもあります。フォレスターも今後の改良で、下位グレードに快適装備の一部が解放される可能性があるため、納車時期やモデル年次を見極めることも重要です。
Isight X非搭載グレードでは液晶メーター非対応
液晶メーターは装備される条件が厳しい
12.3インチのフル液晶メーターは、上位グレードかつ「Isight X」搭載車両に限って標準装備されます。そのため、ベースグレードや「Isight X」非搭載車両では、従来型のアナログメーター+小型ディスプレイという構成になります。
先進性・視認性が大きく異なる
液晶メーターが搭載されると、速度・燃費・ナビ・運転支援などの情報が直感的に一元表示され、運転中の視認性が大きく向上します。一方、アナログメーターではそれらの情報を分散して確認する必要があり、視線移動や操作の手間が発生する点がデメリットです。
スポーツグレードでも非搭載になる場合がある
特に注意したいのが「スポーツ」グレード。走行性能に特化したグレードにもかかわらず、Isight Xを外すと液晶メーターが装備されません。これは見た目や走行性能に惹かれて購入したユーザーが、思わぬ装備差に気づいて落胆することもある典型的な例です。
購入時に確認必須のポイント
Isight Xの有無によって、単なる安全装備の有無だけでなく、液晶メーターなどの先進的な快適装備にも影響が出るため、購入時の見積もりや仕様確認でしっかりとチェックしておくことが重要です。
今後の装備標準化に期待
今後のマイナーチェンジやモデルチェンジによって、液晶メーターが標準化される可能性も考えられますが、現時点ではIsight Xを搭載しないと得られない装備のため、装備の優先順位に応じたグレード選びが求められます。 12.3インチ液晶メーターはIsight X搭載グレード限定。スポーツグレードでIsight Xなしを選ぶと、この先進装備はつきません。
X-BREAKに給電機能がない
アウトドア向けグレードであるにもかかわらず、1500Wコンセントやワイヤレス充電が非対応。これは致命的とも言える欠点です。
なぜ給電機能が重要視されるのか
近年のSUVユーザーにとって、1500WのACコンセントは単なるオプションではなく、災害時やアウトドアでの電源確保手段として非常に重要な装備です。キャンプで電気ポットや調理家電を使いたい、停電時に家庭の非常電源として活用したい、というニーズに直結します。
アウトドア仕様に反した装備制限
X-BREAKはアウトドア向けに設計されたグレードでありながら、給電機能が省かれている点に違和感を覚えるユーザーは少なくありません。ルーフレールや撥水シートなどアウトドア仕様が充実しているだけに、「なぜ電源だけ無いのか」と疑問視されています。
プレミアムとの差が広がる理由
プレミアムグレードでは1500Wコンセントがオプションで装備可能となっており、アウトドアでの利便性はむしろこちらの方が高くなっている現状です。この逆転現象により、「X-BREAKはアウトドアに強い」という従来の認識に疑問が生じます。
価格帯から見ても解せない制限
X-BREAKは中堅以上の価格帯に位置するにもかかわらず、実用性の高い給電機能が搭載できないという点でコストパフォーマンスに疑問が残ります。特にアウトドア好きのユーザー層からは「装備を制限しすぎでは?」という声も。
今後の改善とカスタマイズに期待
今後の年次改良や特別仕様車では、X-BREAKにも給電機能が追加される可能性に期待したいところです。現状ではDIYでの外部電源装着やポータブル電源の併用が一部ユーザーに選ばれていますが、メーカー純正での対応が待たれます。
後席のオートパワーウィンドウ非搭載
前席のみ対応という仕様の現実
新型フォレスターでは、ワンタッチ機能が前席のみに限られ、後席のパワーウィンドウにはオート開閉機能が搭載されていません。この仕様はコストバランスの結果とも言えますが、使い勝手の面で見過ごせないポイントです。
ファミリー層には不便に感じやすい
後席に子どもや高齢者を乗せる機会の多い家庭では、後席からの窓開閉が頻繁になります。ワンタッチで操作できないため、手動で押し続ける必要があり、地味ながら日常の中で不便を感じやすい部分です。
同クラス他車との比較で見劣りも
トヨタ RAV4やホンダ ZR-Vなど、競合SUVの多くでは後席にもオートウィンドウ機能が標準装備されていることが多く、こうした点で見劣りを感じるユーザーも少なくありません。全席オート化は今や一般的な装備であり、搭載されていないことに驚く声もあります。
コスト削減か、設計上の選択か
この仕様はコスト削減の一環か、または安全上の配慮といった設計思想に基づく可能性も考えられますが、ユーザー視点で見ると「あと一歩の気配りがほしい」と感じる部分。特に快適装備を重視する層にはネガティブに映るポイントとなります。
改善への期待と今後の可能性
今後のマイナーチェンジや上級パッケージなどで、後席にもワンタッチ機能が追加されることが期待されます。後席までしっかり配慮されたモデルが登場すれば、ユーザー満足度もさらに高まることでしょう。
フロント近接センサーが未搭載
360度カメラはあっても安心とは限らない
新型フォレスターには全方位を映し出す360度カメラが搭載されていますが、映像による視認だけでは距離感を正確に把握しづらい場面もあります。特に狭い駐車場や縁石が見えづらい場所では、音による警告がないことで不安を感じるユーザーも多いです。
フロントセンサー未搭載のリスクとは?
バック時にはリアセンサーが補助してくれるものの、前進時にはそれがないため、前方障害物との接触リスクが高まります。とくに立体駐車場や地下駐車場など視界が制限されるシーンでは、フロントセンサーがあるかないかで取り回しのしやすさが大きく変わります。
他メーカーとの比較で気づく差
トヨタRAV4やホンダZR-Vなど、競合SUVの多くではフロントにも近接センサーが標準またはオプションで用意されており、フォレスターの仕様はやや物足りなく感じられます。安全面を重視するユーザーにとっては見逃せない違いです。
スバル車全体に見られる傾向?
実はスバル車全体において、フロント近接センサーの装備は遅れ気味とも言われています。アイサイトによるカメラ制御を重視しているからこその判断かもしれませんが、物理的なセンサーによるサポートも併用してほしいという声は年々高まっています。
今後の対応に期待したい部分
今後の年次改良や上級グレード向けのオプション追加などで、フロントセンサーの設定が用意される可能性もあります。駐車サポートや自動駐車機能と組み合わせて、より使いやすく進化していくことが期待されます。
デイライトがオプション扱い
最近は標準装備が主流のデイライトですが、新型フォレスターではオプション対応。安全面で重要な装備だけに残念です。
デイライトの役割とメリット
デイライト(デイタイムランニングライト)は、日中でも車両の存在を周囲に知らせる灯火装置。視認性が向上することで歩行者や対向車からの検知が早まり、事故抑止効果や夜間に向けた安全運転意識の向上にも貢献します。
他社との比較で浮き彫りになる装備差
トヨタRAV4、ホンダCR‑V、マツダCX‑5など、主要SUVの多くはデイライトを標準装備。フォレスターがオプション扱いであることに対し、安全装備面での見劣り感を抱くユーザーも少なくありません。
コスト面での負担増
デイライトオプションを装備すると数万円の追加費用が発生。予算を抑えたいユーザーは装備削減の対象にしやすく、結果として安全性向上の機会を逃しやすい点がデメリットです。
法規制と将来性
欧州連合(EU)では一部の車種でデイライトの標準装備が義務化されています。国内でも同様の流れが強まる可能性が高く、次期マイナーチェンジやモデルチェンジで標準化されることが期待されます。
購入時のチェックポイント
見積もり段階でデイライトの装備有無を必ず確認しましょう。ディーラーオプション扱いのため、在庫状況や納期に影響が出ることもあり、契約前に装備条件をしっかり把握することが重要です。
ハイブリッドでも税金優遇なし
ストロングハイブリッドでも環境性能割や重量税は課税対象。減税効果を期待している人は要注意。
環境性能割の概要
環境性能割は、車両のCO₂排出量や燃費性能に応じて課税額が決まる制度です。ハイブリッド車であっても基準を満たさない場合は適用外となり、新型フォレスターのストロングハイブリッドは対象外となります。
重量税の課税対象と金額例
重量税は車両重量に基づいて計算され、ハイブリッド車でも税率が変わりません。フォレスター(車両重量約1,590kg)の場合、初回車検(3年)で約34,500円、以降2年ごとに約23,000円が必要です。
ガソリン車との税負担比較
同クラスのガソリンモデルと比較すると、税額はほぼ同等です。例えば、1.8Lターボ搭載車も重量税約34,500円、環境性能割非優遇のため、ハイブリッドならではの税メリットはほとんどありません。
ハイブリッドならではの税優遇を期待していたが…
従来の軽減制度では、HV専用モデルやプラグインハイブリッドに対して税優遇が見られました。しかし、ストロングハイブリッドは一般的なHVと同等扱いとなり、免税や軽減措置が適用されない点に注意が必要です。
購入時に確認すべきポイント
見積もりを取る際には、環境性能割や重量税の金額をしっかり確認しましょう。ディーラーでの説明不足による想定外の税負担を避けるため、契約前に税額シミュレーションを行うことをおすすめします。 ストロングハイブリッドでも環境性能割や重量税は課税対象。減税効果を期待している人は要注意。
新型フォレスターの魅力と評価ポイント
デザイン:高級感とアウトドア感の融合
新型フォレスターは、プレミアムEXの洗練された上質さと、X-BREAKのタフなアウトドア志向という、対極の個性を持った2タイプを展開。どちらもデザイン的な完成度が高く、都市でも自然でも映えるスタイルに仕上がっています。

引用 : スバルHP (https://www.subaru.jp/forester)
プレミアムEXの上質感と都会的洗練
プレミアムEXは、シルバーとブラックで塗り分けられた19インチホイールや、繊細なグリルの塗装処理により、洗練された高級感を演出。ツートンカラーの外装も、都会的な印象を強め、エレガントさと力強さを絶妙なバランスで融合しています。LEDヘッドライトはアダプティブハイビーム搭載で、先進的な印象と実用性を両立。
X-BREAKのアウトドア感と機能性
一方でX-BREAKは、無塗装バンパーやブラックホイール、高めのルーフレールなどを採用し、アウトドアシーンに映える無骨で頼れる外観が特徴。オータムグリーンメタリックなど、自然と調和するカラー設定も魅力で、まさに“走るアウトドアギア”と呼ぶにふさわしい仕様です。
細部までこだわった統一感あるデザイン
X-BREAKは、フロントグリルからCピラー、Dピラーに至るまでグリーンのアクセントが施されており、視覚的にも統一感が高いデザインに仕上がっています。対してプレミアムEXは、都会的で精緻な印象を損なわないよう、ルーフレールも低めに抑えられ、シャープなシルエットを実現。
どちらを選ぶべきか?
デザインの選び方は、ライフスタイルによって明確に分かれます。街乗りや高級感を重視したいならプレミアムEX、週末のアウトドアやキャンプ、レジャー用途を重視するならX-BREAKがぴったりです。どちらのスタイルもスバルらしい個性が光り、選択に後悔のない完成度の高さを誇ります。
サイズ感:都市部でも扱いやすい絶妙なサイズ
外観は迫力が増したように見えますが、実際のサイズは全長4655mm、全幅1830mmと、先代からほぼ変わっていません。最小回転半径も5.4mを維持し、取り回しも良好。都市部の立体駐車場や狭い道路でも扱いやすく、普段使いにぴったりなサイズ感です。
日本の道路事情にマッチしたボディサイズ
新型フォレスターは、日本の都市部の狭い道路や駐車場を考慮して設計されています。全高は1730mmとSUVとしては標準的で、一般的な機械式駐車場にも対応しやすい寸法。マンションの地下駐車場やコインパーキングでも不安なく駐車できます。
先代からのサイズ変化は最小限
新型では先代モデルから全長+15mm、全幅+15mmとわずかな拡大にとどまり、ドライバーの感覚に違和感を与えません。ボディサイズがほとんど変わらずに見た目の迫力だけが増しているのは、スバルのデザインと設計の妙といえるでしょう。
最小回転半径5.4mのメリット
多くのミドルサイズSUVが最小回転半径5.6~5.7m程度であるのに対し、フォレスターは5.4mをキープ。これにより、狭い道でのUターンや縦列駐車時でもスムーズな取り回しが可能です。実際に運転すると、その軽快さに驚かされます。
SUVながら日常使いに最適
大型SUVにありがちな「大きすぎて使いにくい」といった不満がほとんど感じられないのが、フォレスターの強み。買い物や送迎などの日常使いから、週末の遠出まで、幅広い用途に対応できるサイズ設計は、ファミリー層から単身者まで高く評価されています。
内装の質感:想像以上の高級感と快適性
プレミアムEXはナッパレザーやアルカンターラ調素材、電動パワーシートなど豪華装備が満載。一方のX-BREAKは撥水仕様で、アウトドアでも気兼ねなく使える仕様が魅力です。どちらも質感は高く、シートの座り心地や操作系のレイアウトにも配慮が行き届いています。
快適装備の進化:未来感あふれる先進機能
縦長11.6インチのセンターインフォテインメントディスプレイや12.3インチ液晶メーター、シートベンチレーションなど、装備面でも大きな進化が見られます。オートビークルホールドの操作性改善やスマホワイヤレス充電など、ユーザーの“痒い所に手が届く”配慮も充実。
11.6インチ縦型ディスプレイで操作性アップ
センターに設置された11.6インチ縦型モニターは、従来の横長画面とは一線を画す視認性と操作性を誇ります。ナビゲーション情報と空調、メディアの操作が一画面で完結し、ドライバーの視線移動を最小限に抑える工夫が凝らされています。
12.3インチ液晶メーターの情報量が圧巻
プレミアムやEXグレードに搭載される液晶メーターは、フルデジタル表示で多彩な情報表示に対応。ナビ地図、燃費情報、運転支援の状況などを直感的に把握できるため、先進性と実用性が両立しています。
快適性を高めるシートベンチレーションとヒーター
待望のシートベンチレーションが搭載されたことで、夏場の快適性が大幅に向上。従来は上級モデルのみに搭載されていたこの機能が、より身近になりました。また、全グレードにシートヒーター(前後)が標準装備されており、冬場の快適性も抜群です。
オートビークルホールドの操作性向上
これまでメニュー内に隠れていたホールド機能が物理ボタン化されたことで、直感的な操作が可能に。さらに顔認証によってホールドのON/OFF設定を記憶する機能もあり、ドライバーごとの最適化が図られています。
スマホ充電・通信環境も万全
スマートフォンのワイヤレス充電は一部グレードで標準装備。USBポートも前後席に複数配置されており、家族や同乗者の利便性にも配慮。Bluetoothの接続性も高く、Apple CarPlay/Android Autoにも対応しています。
360度マルチビューカメラと安全支援機能
全方位を確認できるマルチビューカメラシステムにより、駐車時の死角を大幅に低減。特に狭い駐車場や見通しの悪い交差点での安心感は抜群。先進運転支援システム(アイサイトX)と組み合わせることで、運転支援も最先端のレベルに。
物理スイッチとデジタルの絶妙なバランス
インパネ周辺は物理スイッチも併用されており、エアコンやハザードといった頻繁に使う機能は直感操作が可能。デジタルとアナログの融合により、使いやすさと近未来感が同居した設計となっています。
ラゲッジと後席:実用性抜群のパッケージ
リアドアは90度近く開き、乗降性にも優れています。荷室容量も十分で、電動テールゲートは全グレード標準。後席をフラットに倒せば車中泊にも対応。まさに多目的SUVとしての完成度が高い1台です。
リアドア90度開閉で乗降が快適
後席ドアはほぼ90度まで開くため、小さな子どもや高齢者でも乗り降りがしやすく、チャイルドシートの着脱や大きな荷物の積み込みにも便利です。狭い駐車場でもストレスを感じにくい設計になっています。
荷室容量はクラストップクラスの広さ
開口部が大きく荷室高も十分確保されているため、ベビーカーやキャンプ用品、スーツケースなども余裕で収納可能です。通常時の荷室容量に加え、後席を倒せばフルフラットに近い形になり、大型の荷物も難なく積載できます。
電動テールゲートとハンズフリー機能が便利
全グレードで標準装備の電動テールゲートは、ハンズフリー機能も搭載。両手が塞がっていても足先の操作でゲートを開けられるため、買い物帰りや荷物の多いアウトドアシーンでも大活躍です。
車中泊も可能なフルフラット構造
後席はワンタッチで簡単に倒すことができ、倒した状態ではほぼフルフラットに。マットや寝袋を敷けば快適に車中泊が可能で、アウトドアや緊急時の避難場所としても頼りになる構造です。
上質な後席で快適な移動空間を確保
後席にもソフトパッドやスウェード調の素材があしらわれており、見た目・触感ともに高級感があります。足元スペースや膝周りにもゆとりがあり、長距離移動でもストレスを感じにくいのが特徴です。
オプションで1500Wコンセントも装備可能
ハイブリッドモデルでは、ラゲッジスペースに1500Wのコンセントをオプション装備可能。災害時の電源確保やアウトドアでの電化製品使用など、非常時にも安心のバックアップになります。
細部まで使いやすさを意識した収納設計
荷室内には小物を整理できるサイドトレーや、濡れたものも収納しやすいラバーマット仕様のオプションも。日常使いでも細かな工夫が光る、まさに“気が利く”ラゲッジスペースです。
パワートレイン:選べる2種の個性
1.8L直噴ターボエンジンの特徴と走行性能
スポーツおよびスポーツEXグレードに搭載される1.8L直噴ターボエンジンは、低回転から太いトルクを発揮し、高速道路や登坂時にも力強い加速を実現。WLTCモード燃費は13.6km/Lで、スポーティな走りを求める人に最適です。トランスミッションはリニアトロニックCVTで、なめらかな変速とともにドライバビリティにも優れています。
2.5Lストロングハイブリッドの静粛性と燃費性能
X-BREAKおよびプレミアムグレードに設定されるストロングハイブリッドは、2.5Lの自然吸気エンジンとモーターを組み合わせたシステム。WLTCモード燃費は最大18.8km/Lで、先代のe-BOXERと比較して約30%の燃費向上を実現。EV走行領域も広く、街乗りではモーター走行中心の静かで滑らかな走りが魅力です。
ハイブリッドでも妥協のない4WD性能
スバルらしく、両パワートレインともシンメトリカルAWDを採用。悪路での走破性や雪道での安定性は折り紙付きで、特にX-MODEとの組み合わせにより滑りやすい路面でも安心感があります。
性能の選び方:走りか燃費か
パワフルな加速を重視する人や、高速道路を多く使うユーザーには1.8Lターボがベスト。一方、燃費や静粛性、エコ性能を求めるならストロングハイブリッドが適しています。走りと実用性、どちらを優先するかによって明確な選択が可能です。
組み合わせの制限に注意
スポーツグレードではターボしか選べず、X-BREAKやプレミアムではハイブリッドのみ選択可能と、グレードとパワートレインの組み合わせに制約があります。自分の好みのデザインと走行性能の両立が難しい場合もあるため、購入前にしっかりと確認が必要です。
それでも買い?他のライバル車と比較してみる
トヨタ RAV4:快適性とバランスに優れる万能型
ハイブリッドの燃費はトップクラスで、装備の自由度も高め。装備制限に悩まされにくく、幅広い層に対応。
省燃費と加速性能の両立
RAV4のハイブリッドシステムは燃費性能だけでなく、アクセルを踏んだ瞬間の滑らかな加速フィールも評価ポイント。WLTCモードで約21km/Lを達成しつつ、モーターアシストによる低速のトルク感も優秀です。
グレード体系と装備バリエーション
ベースから最上級まで複数のグレードが用意され、快適装備や安全支援機能を自由に組み合わせ可能。XLE、Adventure、Limitedなど、ユーザーのニーズに合わせた細やかな選択肢が魅力です。
オフロード性能と都市走行のバランス
シンメトリカルAWDを採用し、悪路走破性と舗装路での乗り心地を高い次元で両立。オフロード重視のAdventureグレードは専用チューニングサスペンションを備え、都市部でも安定感ある走行を提供します。
保守・メンテナンスコストと信頼性
トヨタのハイブリッド技術は歴史が長く、バッテリーやモーターの故障リスクが低い点が安心材料。定期点検や消耗品交換のコストも比較的抑えられており、長期所有を検討するユーザーに適しています。
実売価格とリセールバリュー
新車価格は約350万〜450万円帯が中心。中古車市場でも人気が高く、1年落ちであっても残価率は約80%前後と高水準。フォレスターと比較すると、総合コスト面で優位に立つケースが多いです。
ホンダ ZR-V:先進装備と静粛性が魅力
ホンダ ZR-Vは先進の快適装備と高い静粛性で定評があり、都市部での毎日の走行に最適です。内装の質感や静音性、サポート機能を深掘りして紹介します。
上質感溢れるインテリアデザイン
ZR-Vの内装はソフトパッドを多用したダッシュボードやドアトリム、細やかなステッチワークが施されたシートが特徴。高級感のある素材選定により、乗員全員が上質な空間を体感できます。
高い静粛性を確保するサイレントキャビン
遮音材の最適配置とダンパー付きウィンドウがロードノイズを大幅に低減。エンジン音や風切り音も抑制されるため、静かなキャビン内で快適なドライブが楽しめます。
先進の電子制御快適機能
ワンタッチで操作可能なパノラマサンルーフ、デュアルゾーンオートエアコン、さらにはシートヒーター/ベンチレーションまで搭載し、シーンや季節を問わず快適性を維持します。
都市部走行で輝く安全・支援装備
Honda Sensingの最新バージョンを標準装備し、渋滞追従機能や路外逸脱抑制支援など、高いレベルの運転支援が日常の通勤や市街地走行をサポートします。
メンテナンス性と信頼性の高さ
エンジンオイル交換サイクル延長や、バッテリーの耐久設計など、長期使用を見据えたメンテナンス面の配慮も施されています。ホンダブランドならではのアフターサービス体制も安心材料です。
マツダ CX-5:デザイン性と走りを重視する人向け
洗練された内外装とドライビングプレジャーを兼ね備えた一台。ディーゼルモデルの選択肢もあり、長距離ドライブ向き。
KODOデザインの美学
流麗なボディラインと一体感のあるフロントフェイスが特徴的。光と影を効果的に演出するデザインは、どの角度から見ても美しく、所有する喜びを高めます。
卓越したハンドリングと安定性能
シャーシ剛性の高さと最適化されたサスペンションにより、コーナリング時の安定感が抜群。ステアリングレスポンスも鋭く、ドライバーの意図に忠実に反応します。
ディーゼルモデルのトルクと燃費
2.2Lディーゼルターボは、低回転域から発生する豊かなトルクで力強い加速を実現。燃費性能もWLTCモードで約16km/Lと優秀で、長距離走行での実用性が高いです。
上質感を高めるインテリア装備
本杢調パネルやナッパレザーシート、ソフトパッドの多用など、細部にまで質感へのこだわりを感じる内装。シートのホールド性も良く、長時間のドライブでも疲れにくい設計です。
ドライバー中心のコクピット設計
人間工学に基づいたレイアウトで、スイッチ類やディスプレイが手の届く範囲に配置。視線移動を最小限に抑えることで、安全性と操作性を両立しています。
安全装備と運転支援システム
アダプティブLEDヘッドライト、360度ビュー・モニタリングシステム、マツダ・レーダー・クルーズコントロールなど、最新の安全技術を標準装備。安心感のあるドライブをサポートします。
メンテナンス性と長期保有メリット
マツダ独自のディーラー整備プログラムや保証延長オプションが充実。中古市場でのリセールバリューも高く、長期所有を考えるユーザーにとって価値ある選択肢です。 洗練された内外装とドライビングプレジャーを兼ね備えた一台。ディーゼルモデルの選択肢もあり、長距離ドライブ向き。
三菱 アウトランダーPHEV:外部給電重視ならこれ一択
家庭用コンセントとして使える給電機能や4WD性能に優れ、災害対策車としても注目。価格は高めだが装備は充実。
1500W外部給電機能の実力
ラゲッジスペースに1500WのACコンセントを搭載可能。キャンプで電気ポットや小型冷蔵庫を使用できるほか、停電時には家庭の非常用電源としても機能します。車内のバッテリー残量が一定以上あれば、長時間の給電も安心です。
PHEVならではの走行モード
電気のみで走行できるEVモード、エンジンとモーターを併用するハイブリッドモード、さらにはエンジン駆動中心のチャージモードと多彩な走行モードを搭載。状況に応じて使い分けることで燃費効率と静粛性を最適化できます。
悪路走破性を支える4WDシステム
スバル伝統のシンメトリカルAWDに加え、モーター駆動の即時トルク配分が可能なPHEVならではの特性を活かし、雪道やぬかるみ路面でも高いグリップ力を発揮。X-MODEやヒルディセントコントロールとの連携で安心感がさらに向上します。
災害対策車としての価値
非常時には給電機能がライフラインを支え、シンメトリカルAWDで悪路や河川敷でも走行可能。自治体や防災関係者からも高評価を得ており、災害対応車両としての需要も増加しています。
維持費とコストのバランス
PHEVはガソリン使用量が抑えられる反面、税制優遇は限定的。電力コストやメンテナンス費用を含めたトータルコストシミュレーションを行い、年間の燃料費削減効果と初期投資を比較検討すると良いでしょう。
フォレスターとの比較ポイント
給電機能を重視するならアウトランダーPHEVに大きく軍配が上がりますが、サイズ感や都市部での取り回し、内装の質感などはフォレスターに軍配。ライフスタイルに合わせ、どちらの機能性を優先するかを判断することが重要です。