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EV

テスラの充電料金が値上げに!モデル3の満充電に必要な金額を検証

テスラのEV(電気自動車)は「燃料代が安い」として注目されてきました。しかし2024年に入り、スーパーチャージャーの充電料金が大幅に値上げされ、多くのユーザーが戸惑いを感じています。

引用 : 価格コム HP (https://kakaku.com/item/K0001215150/)

今回は、実際にテスラ・モデル3ロングレンジを使い、スーパーチャージャーで0%から100%まで満充電した際の時間と費用を徹底検証。

その結果をもとに、EVの維持費とコスト感をリアルに紹介していきます。

記事のポイント
  • スーパーチャージャーで満充電にかかった時間は約70分
  • 総充電量76kWhで費用は5,580円(1kWhあたり約73円)
  • 走行距離526km分を充電、1kmあたり約10.6円の電費
  • 自宅充電との併用で維持費を抑えるのが現実的
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2024年以降のテスラ充電料金体系

料金構造は時間制+出力別

2024年11月現在のスーパーチャージャーの料金体系は出力別に細かく分類されています:

出力ごとの料金テーブルと特徴

出力帯域 単価(1分あたり) 特徴
0~60kW 45円 出力が低く時間はかかるが安価。家庭用充電に近い感覚で使える。
60~100kW 95円 コストとスピードのバランスが取れた帯域。
100~180kW 150円 高速充電ゾーンで、最も使用頻度が高い層。
180~250kW 245円 最速の充電が可能だが、1分単価が非常に高額。

このように、出力が上がるほど1分あたりの充電料金も高額になりますが、その分充電時間を短縮できるというメリットがあります。

なぜ時間制+出力別なのか?

テスラは“時間あたり”の料金体系を採用しており、エネルギー量ではなく充電時間とその出力によって課金される仕組みです。これにより、同じkWhを充電する場合でも、使用する時間帯や出力によって料金が変動します。高出力で一気に充電すれば短時間で済みますが、その分単価は高くなります。

コスパ重視の使い方とは?

たとえば、バッテリー残量が少ない状態での初期充電は出力が高いため、単価が高くても1分間に多くの電力を充電でき、結果として1kWhあたりのコストが抑えられます。逆に、充電が進むにつれて出力が下がると、同じ時間で充電できる電力量が減り、コスト効率も悪化してしまいます。

つまり、コスト重視で運用するには「残量が少ないタイミングで短時間充電する」ことが重要。時間と出力のバランスを見極めることが、賢いEVライフへの鍵となります。

出力帯域 単価(1分あたり)
0~60kW 45円
60~100kW 95円
100~180kW 150円
180~250kW 245円

テスラの充電は時間制課金となっており、出力が高いほど1分あたりの単価が上がります。つまり、バッテリーが少ない初期段階ほどコスパは良好。

今回の総費用と単価換算

1kWhあたりの料金はどれくらい?

  • 総充電量:76kWh
  • 総費用:5,580円
  • 単価換算:1kWhあたり約73円

これは過去の水準(約40円/kWh)と比較して約1.8倍の値上がりです。2023年中頃まではスーパーチャージャーを使ったとしても4,000円以内での満充電が可能でしたが、現在では5,500円前後まで上昇しています。

値上げの背景にあるものとは?

料金の上昇には、世界的な電力価格の高騰、設備維持コスト、円安の影響などが複合的に絡んでいると考えられます。特に日本国内におけるエネルギー調達コストの上昇がそのまま価格に反映されており、今後も料金変動は続く可能性があります。

利用者に与える影響

この値上げによって「EV=圧倒的に安い」というイメージはやや揺らぎつつあります。特にスーパーチャージャー頼りのユーザーにとっては、月々のランニングコストがガソリン車と同程度になるケースも。コスト意識の高いユーザーほど、自宅充電や商業施設の無料/安価充電スポットを活用するスタイルへとシフトしています。

単価だけでなく“充電戦略”が鍵

スーパーチャージャーの単価が高騰した今、重要なのは賢い充電戦略です。平日深夜の空いている時間帯を狙ったり、出力効率が高い20%〜60%帯での充電を複数回に分けるなど、工夫次第でトータルコストを大きく抑えることが可能になります。

走行コストは「1kmあたり10円台」

EVの電費から見える現実的なコスト感

今回の満充電での走行距離は526km。これに対して充電費用は5,580円だったため、単純計算で1kmあたり約10.6円の電費となります。

この電費をガソリン車と比較すると、レギュラーガソリン170円/Lで燃費が17km/Lの車両とほぼ同等です。つまり「電気代だから安い」という一昔前のイメージとは異なり、現在ではEVのコスト優位性は限定的になりつつあります。

ガソリン車との比較でわかること

項目 テスラ モデル3(EV) ガソリン車(17km/L)
燃料コスト 約10.6円/km 約10円/km
年間1万km走行時の燃料費 約106,000円 約100,000円

このように、燃料代においてはほぼ横並び。ただし、EVにはオイル交換不要やブレーキパッドの消耗が少ないなどのメンテナンス費用の優位性があるため、トータルコストでは差が出てくる可能性もあります。

条件によってはガソリン車より割高に

スーパーチャージャーのみで日常運用した場合、充電単価が73円/kWh前後と高いため、1kmあたりのコストは上がります。これが地方都市などで自宅充電がメインの場合には、1kWhあたり30円前後となり、結果的に1kmあたりの電費は4〜5円まで下げられる可能性も。

今後の充電料金変動も考慮が必要

電費はあくまで「今の料金設定」での話です。今後の電力需給や為替、政府の政策などによって料金はさらに上下する可能性があり、常に最新情報を踏まえてEVの維持費を見直していく姿勢が求められます。


テスラ用スーパーチャージャーでの実走行検証:かかった時間と電費

検証スタートはバッテリー0%、0km表示から

検証は神奈川県厚木市のスーパーチャージャーで行いました。車両のバッテリー残量は0%、航続距離も0kmという非常にスリリングな状況からのスタートでした。

0%表示でも数kmは走れる?

実際には、メーターが0%と表示されていても完全に電力が枯渇しているわけではなく、緊急的に2〜3km程度の走行が可能でした。これはテスラ車に搭載されている安全マージンによるもので、電池の完全放電を避ける設計になっています。

0%走行のリスクと注意点

ただし、こうした“余力走行”はあくまで緊急回避的な措置であり、過信は禁物です。気温やバッテリーの劣化状態によっては、0%表示と同時に本当に動かなくなることもあります。特に冬場の低温時には、バッテリーの出力性能が著しく低下するため、走行できる距離はさらに短くなる傾向にあります。

スーパーチャージャーへの滑り込み

今回の検証でも、スーパーチャージャー直前で0%表示になり、かなりの緊張感を持って走行していました。最寄りのスーパーチャージャーが混雑や故障で使えなかった場合は“積み”確定のリスクもあるため、残量には常に余裕を持った行動が望まれます。

満充電までにかかった時間は1時間8分

充電を開始したのは深夜1時21分。気温は9度と低めで、プレコンディショニング(バッテリー温度調整)なしでの検証となりました。初速は177kWと非常に高出力で、スーパーチャージャーの恩恵を感じられるスタートでした。

急速充電の初速とその後の推移

充電開始から10分ほどは170kW以上の高出力で推移しましたが、バッテリー残量が増えるにつれて出力は徐々に低下。30分経過時点で出力は100kW前後に、50分時点では90kWを切り、最終的に充電終了直前は10kWまで落ち込みました。この出力低下はテスラの充電制御によるもので、バッテリーへの負荷や劣化を抑えるための措置です。

プレコンディショニングなしによる影響

気温9度という環境下でプレコンディショニングを行わなかったため、充電効率がやや落ちていた可能性があります。テスラでは出発前にナビでスーパーチャージャーを目的地に設定することで、バッテリーを最適な温度に自動調整できます。これにより初速の出力を最大化し、充電時間を短縮することが可能です。

実質的な所要時間の捉え方

今回の1時間8分という所要時間は、あくまで0%から100%までのフル充電に要した時間です。しかし実際の運用では80%前後までの充電で済ませるケースが大半であり、その場合は充電時間も40分〜50分に短縮可能。特に20%から80%までの区間は充電スピードが安定して速いため、実用上は非常に現実的な充電時間といえるでしょう。

途中経過の充電速度と距離

時間ごとの充電進行と料金の変化

  • 5分経過:バッテリー残量20%(約1050円)に到達。非常に高速な充電スピードで、1分ごとに約4%ずつ増加するペース。
  • 15分経過:50%まで充電(約2550円)。この段階での航続距離は261km。短時間で長距離の移動が可能な充電量を確保。
  • 30分経過:70%(約373km分)まで到達。出力がやや低下してくるが、それでも十分なスピード。
  • 50分経過:89%(約470km分)。出力はかなり落ちているが、実用距離はしっかり稼げる。
  • 68分経過:100%(526km分)で充電完了。ここまで来ると1分あたりの充電量はかなり少なくなる。

30分以内の充電が最も効率的

充電時間が短ければ短いほど、1分あたりに得られる電力量は多く、コスト効率も高い傾向にあります。特に0%から70%までは出力も高く、30分で373km分の充電が可能。都市部での普段使いならこれだけで1週間は走行できるケースも。

80%を超えると急激に出力が低下

89%時点では出力が90kWを切り、100%直前には10kWまで落ち込むなど、充電スピードは大幅にダウン。時間に余裕がない場合やコスト重視で運用するなら、80%を目安に終了するのが現実的。

このように、最初の30分〜40分で効率よく距離を稼ぎ、80%までの範囲で充電を終える運用が最もスマートです。


テスラの充電方法はどう選ぶ?自宅充電と併用が鍵

スーパーチャージャーは利便性が魅力

都市部での安心感

高速道路周辺や都市部に多く設置されているスーパーチャージャーは、急な充電ニーズが発生したときにもすぐに対応できるという意味で非常に安心感があります。特に東京23区や大阪、名古屋といった大都市圏では、ほぼすべてのエリアをカバーしており、「充電できずに困る」という心配はまずありません。

長距離ドライブとの相性の良さ

高速道路のサービスエリアや道の駅などにも設置されていることが多く、長距離ドライブ中の休憩タイミングで効率よく充電を済ませることが可能です。30分もあれば航続距離300km以上の充電ができるため、トイレ休憩や軽食のついでに十分な電力量を確保できます。

アプリ連携による空き状況の把握

テスラのアプリではリアルタイムでスーパーチャージャーの利用状況を確認できます。混雑を避けて空いているステーションを選ぶことで、待ち時間なくスムーズに充電できるのも大きなメリットです。

急な充電ニーズにも柔軟対応

旅行や仕事の予定が急遽変更となった場合にも、都市部や幹線道路沿いに広がるスーパーチャージャー網があれば柔軟に充電計画を組み替えることができます。これはガソリンスタンドのような感覚で使えるEVインフラとして、テスラの大きな強みといえるでしょう。

V3とV4の違いと今後の展望

V3スーパーチャージャーの概要

V3は、テスラが従来型から大きく進化させた急速充電ステーションで、最大出力250kWに対応しています。特徴は「1基につき1台ずつの給電設計」で、複数台が同時に充電しても出力が分散しにくく、安定した高出力を維持できます。

また、V3は冷却性能が強化されており、高出力でも効率的に熱を逃がすことで、バッテリーに対する負荷を軽減。30分以内に数百キロ分の電力を補充できる性能は、長距離ドライブ時の時間的ストレスを大幅に解消します。

V4スーパーチャージャーの登場と進化

V4は、今後のテスラ車両の技術進化に対応するために設計された次世代型スーパーチャージャーです。現時点ではV3と同様に最大出力250kWに設定されていますが、物理的にはそれ以上の出力(最大350kW以上)にも対応できる構造を採用していると言われています。

また、V4ではケーブルが長くなっており、テスラ以外の車種(非テスラEV)への対応を視野に入れたユニバーサルな設計が特徴です。これは今後、スーパーチャージャーの一般開放が進む中で大きなアドバンテージとなるでしょう。

今後の展開とユーザーへの恩恵

日本国内では、東京・下丸子や大阪エリアなどにV4スーパーチャージャーの設置が進み始めています。今後は地方都市や高速道路沿いにも展開されることで、充電時間の短縮だけでなく、充電渋滞の緩和や車種互換性の向上など、より多くのユーザーにメリットが生まれると期待されます。

テスラのスーパーチャージャーは単なる充電インフラではなく、「EVを日常使い可能にするライフライン」として日々進化を続けています。

自宅充電はコスト面で最強

自宅充電の圧倒的なコストパフォーマンス

自宅での充電では、1kWhあたりおおよそ30円前後で済みます。これはスーパーチャージャーの料金(約73円/kWh)と比較して半額以下であり、長期的な運用コストに大きな差を生みます。電気代の安い深夜電力プランを活用すれば、1kWhあたり20円台に抑えることも可能です。

実際の運用方法と準備

私はモバイルコネクターを用いて、自宅の屋外コンセントから充電しています。工事不要で手軽に始められるのが魅力で、出力は2〜3kWと緩やかですが、夜間にフル充電するには十分です。例えば1時間あたり2.5kWhを充電できるとして、8時間で20kWhの電力を補充できます。これはおよそ140〜150km分の走行距離に相当します。

自宅充電のデメリットと対策

もちろん、自宅充電には「急速には対応できない」というデメリットもあります。急な遠出の予定が入った際にはスーパーチャージャーの併用が必要となる場合も。ただし、日常的な移動が中心であれば、自宅充電だけでも十分に回せます。

普及に向けたハードルと期待

マンションや集合住宅に住むユーザーにとっては、充電設備の導入がネックになります。現在、東京都などの自治体では集合住宅へのEV充電器導入に対する補助制度も拡充されており、今後この問題は徐々に解消されると期待されます。

自宅充電の環境が整っている方にとっては、EVの最大のメリットを享受できるコアな手段であり、「所有コストを抑える鍵」として、これからのEVライフにおいて非常に重要な位置づけとなります。

イオンなどの急速充電器との併用も有効

商業施設での充電は“ついで使い”ができて便利

イオンモールや道の駅などには急速充電器が多数設置されており、買い物や食事のついでに充電を済ませることができます。これにより、わざわざ充電のために移動する必要がなく、日常生活の中で効率的にEVを運用できる点が魅力です。

割引や特典がコストに直結するケースも

商業施設によっては、充電器の利用料金が一定時間無料だったり、買い物金額に応じて充電料金が割引されるキャンペーンが行われていることもあります。特にイオンモールでは、WAONポイントと連動した優待や、平日無料などのサービスが定期的に実施されているため、上手に活用すればスーパーチャージャーよりも大幅にコストを抑えられる可能性があります。

地方でのEV運用の強い味方

都市部ではスーパーチャージャーが密に設置されている一方、地方では急速充電器が不足している地域もあります。こうした中で、イオンや道の駅に設置された充電器は、地方ユーザーにとって不可欠なライフライン。長距離移動の際にも「次の充電ポイント」として計画に組み込みやすく、安心感を与えてくれます。

複数の充電インフラを使い分ける賢い運用

スーパーチャージャーはスピード、自宅充電はコスト、そしてイオンなどの商業施設充電は“利便性と特典”といった具合に、それぞれの強みを活かしたハイブリッドな運用が今後のEVライフにおけるスタンダードになるでしょう。


テスラの今後の維持費を抑えるポイントと注意点

充電パターンを見直す

満充電よりも“こまめ充電”がカギ

充電は0%から100%まで使い切ってからまとめて充電するよりも、20%〜80%の間でこまめに充電を行う方がバッテリーに優しく、結果的に寿命を伸ばすことができます。これはリチウムイオンバッテリー特有の特性で、極端な充電状態(満充電や完全放電)を避けた方が劣化を抑えられるためです。

日常利用には「デイリー充電」がおすすめ

テスラでは通常使用時に適した「デイリー充電」として、80%を上限とする設定が可能です。通勤や買い物といった日常的な移動であれば、この80%の範囲内でも十分に対応可能で、無駄なバッテリー負荷を抑えることができます。

長距離走行は「トリップ充電」で対応

旅行や出張などで長距離を走行する場合には、「トリップ充電」として100%まで充電するのが一般的です。ただしこの場合も、到着地に充電設備があるか確認した上で「必要な分だけ充電する」ことが合理的。100%充電後の長時間放置は、バッテリーにとっては望ましくないとされています。

アプリと車両設定で柔軟に管理

テスラのアプリでは充電目標の設定や充電開始時間の指定が可能で、電気代が安い深夜時間に合わせて充電することもできます。こうした細やかな管理によって、コストとバッテリー寿命の両立が可能となります。

こまめな充電パターンと用途に応じた運用方法の使い分けは、テスラをより経済的かつ長寿命で活用する上で非常に重要なポイントです。

気温と充電速度の関係にも注意

気温が低いと充電速度が落ちる理由

リチウムイオンバッテリーは、低温下では内部抵抗が増し、電気の流れがスムーズにいかなくなります。その結果、バッテリー保護のために充電速度が自動的に制限され、満充電までの所要時間が長くなります。実際、気温9度でプレコンディショニング(事前加温)を行わなかった場合、最大出力は170kW程度までしか出ませんでした。

プレコンディショニングの効果

テスラ車では、スーパーチャージャーをナビの目的地に設定することで自動的にバッテリーの温度調整(プレコンディショニング)が行われます。これにより最適温度まで加温され、到着時に高出力での充電が可能になります。特に冬季や早朝・深夜に充電する際には、プレコンディショニングを活用することで20〜30kW以上の差が出ることもあります。

実際の運用での注意点

寒冷地や冬季の旅行時には、バッテリー温度が上がるまで充電速度が出ないというケースが多く見られます。急ぎのスケジュールがある場合には、目的地設定でのプレコンディショニングを事前に行うか、暖房を入れて走行中にバッテリー温度を上げておくといった工夫が必要です。

EVはガソリン車と違い、環境条件による影響を大きく受けるため、気温と充電性能の関係を理解し、計画的な充電行動をとることが快適な運用には不可欠です。

バッテリー劣化と航続距離の推移

今回のモデル3は67,000km以上走行しており、満充電時の航続距離は1年半前より約14km減少。これはバッテリー劣化としては非常に軽微であり、テスラのバッテリー性能の高さを裏付けています。


まとめ

今回の検証では、テスラ・モデル3ロングレンジをスーパーチャージャーで0%から100%まで充電するのにかかった時間は約70分、費用は5,580円、充電量は76kWhでした。1kmあたりの電費は約10.6円で、ガソリン車と同等レベルのコスト感です。とはいえ、スーパーチャージャーの料金はここ1年で約1.8倍に跳ね上がっており、今後の維持費を考えるうえで無視できない要素です。

現実的には、自宅充電やイオンなどの急速充電との併用がコスト面で有利。都市部ではスーパーチャージャーの利便性を活かしつつ、郊外ではモバイル充電を活用することで、電気代を大きく抑えることが可能です。

今後EVの普及が進む中で、充電インフラと料金体系の変化にも注目していきたいところ。テスラを検討している方は、こうした現実的なランニングコストも踏まえて判断するのが賢明です。

テキストのコピーはできません。