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ヴェルファイア(40系)がアルファードより勝る点9個と劣る点5個を解説

新型ヴェルファイア(40系)と新型アルファード(40系)は、外観や走行性能、装備面まで多くの共通点を持ちつつも、実際に所有してみると意外な違いが浮き彫りになります。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/vellfire/design/)

どちらを選ぶべきか悩んでいる方のために、私自身が40系ヴェルファイアを1年所有して感じた「新型アルファードよりも優れている点9つ」と「逆に劣っていると感じた点5つ」を、走行性能・資産性・装備・快適性など複数の観点から徹底レビューします。

記事のポイント

  1. 新型ヴェルファイアが新型アルファードに勝る9つの具体的ポイント
  2. 一方で劣ると感じた5つのリアルなデメリット
  3. 資産価値やリセールバリューの現状比較
  4. 購入時に迷ったら注目すべき選択基準とは?

新型ヴェルファイアが新型アルファードより勝る点9選

外装デザインの完成度

新型ヴェルファイアは、標準状態で高級感あるエアロスタイルを採用しており、後付けのエアロパーツが不要なほど外観が完成されています。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/vellfire/design/)

これは所有者として、日々駐車場に停めた愛車を見るたびに実感するポイントです。

フロントフェイスの存在感

フロントには上品なメッキ装飾が施され、迫力のある造形でありながらも下品にならない絶妙なバランスを実現。新型アルファードよりもメッキの太さと配置が緻密で、見る者に強い印象を与えます。

サイドビューの立体感と重厚感

サイドから見ると、ドアパネルやピラー周辺に入った深いプレスラインが特徴的で、立体感を演出。大柄なミニバンでありながら、まるで高級セダンのような重厚なシルエットを持っています。

リアビューの高級感

リアには水平基調のテールランプとメッキガーニッシュが組み合わさり、幅広さと安定感を強調。特に夜間にはライトの光り方が美しく、街灯の下で映えるデザインです。

カラーバリエーションとの相性

ボディカラーに黒やホワイトパールを選択した場合、メッキとのコントラストが一層際立ち、ラグジュアリー感を引き立てます。特に黒とダークメッキの相性は抜群で、精悍なイメージを演出できます。

新型アルファードも高級感あるデザインを持っていますが、ヴェルファイアのエアロ基調デザインはよりスポーティかつモダンな印象を与えたい人におすすめです。

アルミホイールの質感

ヴェルファイアの19インチアルミホイールは、ダーク系鏡面仕上げで非常に精悍な印象を与えます。特に黒系のボディと組み合わせた際の一体感は格別で、足元から高級感を演出する重要な要素となっています。Zグレードの新型アルファードに搭載されるホイールと比較しても、よりスポーティかつ存在感のある仕上がりです。

スポーク形状とディテールの美しさ

ホイールのスポーク形状は細くエッジの効いたデザインとなっており、回転時の見え方や陰影が非常に美しく映ります。光の当たり具合によって表情が変化するため、止まっている時も走行時も高級感を演出します。

カラー仕上げの工夫

ダーク系のカラーリングは、いわゆる“ギラつき”を抑えつつも深みを持たせており、大人のミニバンにふさわしい控えめな高級感を感じさせます。一般的なポリッシュ仕上げよりも汚れが目立ちにくく、実用性の面でも優れています。

実用性とタイヤとのバランス

19インチというサイズは、乗り心地とスタイリングのバランスを絶妙に保っており、20インチ以上のホイールにありがちな乗り心地の悪化も避けられています。またタイヤも静粛性とグリップ性能を両立するモデルが採用されており、走行性能面でも満足度の高い構成です。

新型アルファードとの比較ポイント

新型アルファードのホイールはやや控えめな印象であり、存在感という点ではヴェルファイアに軍配が上がります。ホイール一つとっても「どちらがよりプレミアムか」を考える際の判断材料になるでしょう。

ターボエンジンと8速ATの走行性能

ガソリンターボモデルを選んだ場合、8速オートマチックとの組み合わせで非常にダイレクトな加速感を楽しめます。279馬力という高出力は、高速道路や山道でも余裕ある走行を実現。燃費はハイオクで7〜8km/Lと決して良くはないが、それ以上の快適性があります。

加速フィールの鋭さ

アクセルを軽く踏み込むだけでグッと押し出されるような加速感が得られ、ミニバンとは思えない動力性能を体感できます。信号ダッシュや追い越しもストレスがありません。

8速ATの賢さと静粛性

トルコン式8速ATは、滑らかな変速と適切なギア選びに優れており、街乗りでも高速巡航でもギクシャクしない走りが可能。CVTでは味わえない機械的なフィーリングも魅力の一つです。

実用域でのパフォーマンス

0〜60km/hといった日常使いの範囲でも十分に力強さを感じられ、街中でも疲れにくい運転が可能です。エンジンブレーキの効きも良く、下り坂での安心感も大きいです。

ハイブリッドとの選択比較

静粛性や燃費を優先するならハイブリッドという選択肢もありますが、走りやリセールバリューを求めるならガソリンターボがベター。走りを重視するユーザーにとって、最適解の一つと言えます。

足回りのしなやかさ

新型アルファードと比べて、路面のギャップやマンホールを乗り越えた際のショック吸収性に優れている印象。柔らかすぎず硬すぎない、絶妙なセッティングで長時間のドライブも快適です。

サスペンションセッティングの妙

新型ヴェルファイアは、しなやかさと安定性を兼ね備えたサスペンション構造により、都市部の荒れた路面でも不快な突き上げ感が少なく、乗員に優しい乗り味を提供します。

高速域での安定感

高速走行時には路面との接地感が強く感じられ、ふらつきが少なく安心して巡航できる点も好印象。ロングドライブにおいてもストレスが少なく、運転の疲労軽減に繋がります。

タイヤとの相乗効果

採用されている静粛性とグリップ性のバランスが取れたタイヤとの相乗効果により、全体の快適性と安全性が向上。特にファミリーユースにおいて安心して利用できる構成です。

パドルシフト・アドバンストドライブの標準装備

ヴェルファイア全グレードにパドルシフトが標準装備されており、よりスポーティな運転が可能。またアドバンストドライブのセンサーも標準で搭載され、運転支援機能が充実しています。

パドルシフトの操作性とメリット

ステアリングから手を離さずにギアチェンジできるパドルシフトは、山道や高速道路でのスポーティな走行時に重宝します。シフトレスポンスも良く、ドライバーの意図にしっかり応えてくれます。

アドバンストドライブの安心感

アドバンストドライブは車線維持支援や全車速追従型クルーズコントロールなどを統合した運転支援パッケージで、長距離運転時の疲労軽減に貢献します。センサーによるドライバー監視も搭載されており、安全性向上に寄与。

新型アルファードとの違い

新型アルファードの一部グレードにはパドルシフトが非装備であるため、全車に標準搭載されているヴェルファイアは、運転の楽しさと機能性の両面で優位性があります。

プレミアムナッパ本革シートの上質感

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/vellfire/design/)

新型アルファードが合成皮革なのに対し、ヴェルファイアはプレミアムナッパレザーを採用。座った瞬間のクッション性や滑りにくさ、革の香りまで含めて高級感が格別。長距離運転時の疲労軽減にも寄与します。

シート表皮の質感と香り

ナッパレザー独特の柔らかくしっとりとした触感は、触れた瞬間に“違い”を実感させてくれます。加えて、納車直後にはレザー特有の高級な香りが広がり、車内全体の雰囲気を引き締めます。

座り心地とサポート性能

シートクッションの弾力性が絶妙で、体を優しく包み込みつつしっかりと支えてくれます。特に長時間運転する人には、疲れにくさという面で大きな恩恵があります。

滑りにくさと安心感

合成皮革にありがちな“滑る感覚”がなく、シートポジションが安定します。急ブレーキ時などでも体がズレにくく、安全性と快適性が高まります。

新型アルファードとの比較優位

新型アルファードでも快適な座席は提供されますが、本革を使用した質感・香り・耐久性の面では、ヴェルファイアが明確に優れていると感じます。

特別色サンセットブラウン内装の魅力

ヴェルファイアのサンセットブラウン内装は、光の当たり方で表情を変える美しい色味。トヨタの中でも特別な位置づけのカラーで、夜間の車内は一層上質な雰囲気に包まれます。

光の変化による立体感と高級感

サンセットブラウンは、昼間の太陽光の下では赤みがかったブラウンに、夜間の室内灯では深みのあるダークブラウンに見えるという変化があり、同じ内装でも時間帯や天候で印象が変わります。

トヨタ内装色の中での希少性

この内装色は、他のトヨタ車では見られない特別仕様色として扱われており、ヴェルファイアならではの個性を強調する要素。内装にこだわりたい人にとって大きな魅力になります。

選ぶことで得られる満足感

黒やグレーの定番内装とは一線を画すデザインで、乗るたびに特別感を感じることができ、オーナーとしての所有満足度を大きく高めてくれます。

装備の充実度(ヘッドアップディスプレイ・シフト)

カラーヘッドアップディスプレイ、タッチトレーサー付きステアリングスイッチ、エレクトロシフトマチックなどが標準装備。機能面では新型アルファードを凌駕しており、運転時の利便性も高い。

カラーヘッドアップディスプレイの利便性

フロントガラスに投影される情報により、視線を大きく移動せずに速度やナビ情報を確認できるのは大きなメリット。安全運転の面でもプラスになります。

タッチトレーサースイッチの革新性

ステアリングに指を滑らせるだけで必要な操作ができるこの機能は、慣れると非常に便利。ただし反応が過敏と感じる方もいるため、カスタマイズ機能で最適な感度に調整可能です。

エレクトロシフトマチックの近未来感

物理的なシフトレバーではなく、電子制御で行うこの方式は慣れが必要な反面、センターコンソールの省スペース化や近未来感の演出にもつながります。加えて、誤操作を防ぐロジックも組み込まれており安全性も高いです。

自動運転・駐車支援(アドバンストパーク)

トヨタチームメイト搭載により、自動運転や自動駐車が可能に。白線のある駐車場では、ボタン一つで高精度な駐車が可能。ステアリング操作が苦手な方にも大きなメリット。

アドバンストパークの実用性

車庫入れが苦手なドライバーにとって、ボタン一つで完了する自動駐車機能は非常にありがたい存在です。特に狭い駐車場や夜間など、視界が悪い環境での操作において安心感が段違いです。

自動運転支援の進化

アドバンストドライブは、高速道路でのステアリング支援や、前走車への追従制御などを統合。一定の条件下では半自動運転も可能で、ロングドライブ時の疲労を大幅に軽減します。

操作インターフェースの分かりやすさ

ナビ画面やステアリング周辺の操作系は直感的で分かりやすく設計されており、初めて使う方でも迷うことなく活用できます。アドバンストパークの発動条件も画面にガイドが出るため安心です。

新型アルファードとの機能差

新型アルファードにも同様の機能はあるものの、グレードによっては非搭載であったり、オプション扱いとなる場合があります。ヴェルファイアでは標準装備されているため、コストパフォーマンス面でも優れています。

新型ヴェルファイアが新型アルファードに劣る点5選

認知度の低さ

一般的には新型アルファードの方が圧倒的に知名度が高く、車に詳しくない人にヴェルファイアを説明しても「それってアルファードのこと?」と混同されがちです。この認知の差は、所有時の優越感や話題性という点で、地味ながら無視できないデメリットとなります。

会話の中での扱われ方

友人や親戚との会話で「ヴェルファイアに乗ってる」と言っても、アルファードほどのリアクションを得られないケースが多く、「え、それ何?」や「アルファードの親戚?」という反応にとどまりがちです。

SNSやメディアでの露出の差

アルファードは芸能人の送迎車やVIPの移動車として取り上げられることが多く、雑誌・YouTube・SNSでの露出度も圧倒的に高いです。それに対してヴェルファイアはあまりフィーチャーされず、一般的な知名度で後れを取っています。

高級車としてのブランド力

新型ヴェルファイアは確かに内容的には高級ですが、ブランドイメージとしての“プレミアム感”はまだアルファードに軍配が上がるのが実情です。そのため、「何に乗ってるか」で注目されたい層にとっては、アルファードの方が満足度が高くなる可能性があります。

ベース価格の高さ

新型ヴェルファイアのガソリンモデルは655万円〜と、新型アルファードよりも約100万円高く、乗り出し価格が700万円を超えることも多い。この価格差で新型アルファードを選ぶ人も少なくありません。

購入検討時の心理的ハードル

同じプラットフォームを共有しながら価格に大きな差があるため、「本当にそこまで払う価値があるのか?」と疑問を抱く声も見られます。価格が上がるほど、求められる満足度も比例して高くなります。

価格差に対する装備の差

確かにヴェルファイアは装備が充実していますが、価格差を補って余りあるかというと意見が分かれるところ。新型アルファードは必要十分な装備を持ちつつ、価格も抑えめでコストパフォーマンスに優れます。

ローン・リース選択時の影響

ローンやリースで購入を検討している人にとっては、月々の支払いに大きく影響するポイントでもあり、家計へのインパクトが懸念される要因となります。

静粛性(ターボモデル限定)

ターボエンジン特有のファン音が、エアコン使用時に気になる場合があります。新型アルファードの自然吸気エンジンでは感じなかったため、音に敏感な人にはマイナス要素。

エアコン動作時のファンノイズ

特にアイドリング中や低速走行時、エアコン使用時の送風音が想像以上に車内に響きます。音質も高級感ある「静けさ」からはやや離れており、快適性を求める層には不向きと感じる場面があります。

ターボユニットの構造的特徴

ターボエンジンは構造上、冷却効率を高めるためにファンの稼働頻度が高くなりがちで、これが室内への音の侵入を招きます。遮音設計が進化したとはいえ、静粛性ではハイブリッドモデルに一歩譲るのが現状です。

代替モデルとの比較

静けさを重視するのであれば、新型アルファードのハイブリッドモデルや、同じヴェルファイアでもハイブリッドを選ぶ方が望ましい選択肢になります。

装備選択の自由度の少なさ

ほとんどの装備が標準化されている反面、オプション選択の自由度が低いのも事実。トヨタチームメイトや本革シートを外すことはできず、自分好みにカスタマイズする楽しみが減っています。

カタログ選びの“ワクワク感”が減少

従来のように、カタログを見ながら「あれを付けよう」「これは削ろう」と選ぶ楽しみが少ない点は、クルマ選びの楽しさを一部削いでいるとも言えます。

必要ない装備も抱き合わせになる

「この装備はいらないけれど、この機能が欲しい」といった希望が通らず、結果として不要な装備にもお金を払うことになる場合があります。これはコスト意識の高い購入者にとっては不満に感じるポイントです。

カスタマイズ性にこだわるユーザーには不向き

自分好みに内装や装備をコーディネートしたいユーザーにとって、装備固定の車種は自由度の低さがストレスとなるケースもあり、新型アルファードの一部グレードの方が自由度が高いと言えます。

リセールバリューの差

国内ではヴェルファイアの価格が高いものの、海外市場では新型アルファードの方が人気があり、買取価格にも差が出る傾向があります。将来的なリセールを重視するなら、新型アルファードの方が安定していると言えるでしょう。

海外需要の違い

特に中東・東南アジア諸国では「アルファード」のブランド名が定着しており、現地バイヤーの指名買いも多いため、輸出市場におけるリセールでは圧倒的な強さを誇ります。

国内買取店での評価差

日本国内の買取市場においても、「アルファードなら間違いない」という評価が広まっており、査定金額にも影響を及ぼします。ヴェルファイアは仕様的に優れていても、その認知度の差で金額に差がつく傾向があります。

長期保有前提なら差は縮まる可能性

ただし、今後ヴェルファイアの流通量がさらに絞られれば、希少価値が高まり、相対的にリセールが向上する可能性もあります。長期的に見れば、今の差が将来まで続くとは限りません。

まとめ

新型ヴェルファイアは、見た目の高級感、走行性能、装備の充実度において新型アルファードを明確に上回る点が多く、特に自分で運転する機会が多い人にはおすすめです。一方で、知名度や価格、将来的な資産価値では新型アルファードに分があり、家族所有や売却時のことまで考慮するなら慎重な検討が必要です。

迷ったときは、「走りや装備で選ぶならヴェルファイア」「認知度やリセール重視なら新型アルファード」と判断すると明確です。両車ともに完成度が高いため、自分に合ったライフスタイルと重視ポイントに照らし合わせて選ぶのがベストな選択です。

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