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TOYOTA

【残クレ新型RAV4】年収いくらあれば安心できる?グレード別に徹底解説

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、新型RAV4を手に入れたいけれど「予算的に厳しい」「残クレなら買えるかも?」と気になっていると思います。私も実際に多くの車両を所有し、残クレのメリット・デメリットを肌で感じてきたので、その不安や期待はよくわかります。

引用 : メーカーHP

この記事を読み終える頃には、自分の年収でどのグレードが狙えるのか、残クレを使う際の注意点は何かという疑問が完全に解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 残クレ利用時のグレード別月々支払額と必要年収の目安
  2. RAV4の高いリセールバリューと残価設定の仕組み
  3. ガソリン車とハイブリッド車の維持費を含めたトータルコスト比較
  4. 失敗しないためのオプション選びと審査通過のポイント

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Contents
  1. RAV4と残クレの基本知識
    1. RAV4が圧倒的な人気を誇る理由
    2. 残クレ(残価設定型プラン)の仕組み
    3. RAV4のリセールバリューと残価率
    4. 残クレを利用する際の審査基準
    5. 走行距離制限と車両の状態
    6. 金利の重要性とキャンペーンの活用
    7. 最終回の選択肢をどう考えるか
    8. ライフスタイルの変化への対応力
  2. グレード別:年収いくらなら買える?
    1. ガソリン車「X」グレード(エントリーモデル)
    2. ガソリン車「G」グレード(上質モデル)
    3. ガソリン車「Adventure」(人気No.1)
    4. ガソリン車「Adventure “OFFROAD package II”」
    5. ハイブリッド車「HYBRID X」(経済性重視)
    6. ハイブリッド車「HYBRID G」(最上級の快適性)
    7. ハイブリッド車「HYBRID Adventure」(最強の組み合わせ)
    8. RAV4 PHEV(究極の選択)
  3. 維持費とトータルコストの罠
    1. 自動車税と重量税の負担
    2. 任意保険料のシミュレーション
    3. ガソリン代のリアルな計算
    4. メンテナンス費用の予算取り
    5. 駐車場代という地域の差
    6. 車検費用の積み立て
    7. 予期せぬトラブルへの備え
    8. リセールバリューを最大化する「乗り方」
  4. ジャーナリストが教える賢い残クレ活用術
    1. 頭金は「入れるべき」か「入れないべき」か
    2. ボーナス払いのリスクを理解する
    3. リセールに効くオプション選び
    4. 契約期間は3年か5年か
    5. 他社競合による値引き交渉
    6. 審査に落ちないための準備
    7. 実際にディーラーに行く前のシミュレーション
    8. 中古のRAV4という選択肢
  5. まとめ

RAV4と残クレの基本知識

RAV4が圧倒的な人気を誇る理由

トヨタのRAV4は、現行の5代目(50系)が登場して以来、SUV市場で不動の地位を築いています。 かつての「都会派SUV」というイメージから一転、タフで力強いオフロード志向のデザインへと舵を切ったことが、幅広い層に支持される要因となりました。

引用 : メーカーHP

特に「TNGA(Toyota New Global Architecture)」プラットフォームの採用により、ボディ剛性が飛躍的に向上しています。 これにより、悪路走破性だけでなく、オンロードでの操縦安定性や乗り心地も非常に高いレベルで両立されています。 私も実際に所有していますが、高速道路でのどっしりとした安定感と、キャンプ場などの未舗装路で見せる力強さは、他の同クラスSUVではなかなか味わえない魅力です。

また、世界戦略車であるため、信頼性の高さは折り紙付きです。 中古車市場でも「壊れにくい」「需要が絶えない」という評価が定着しており、これが高いリセールバリュー(再販価値)に直結しています。

残クレ(残価設定型プラン)の仕組み

残クレとは、あらかじめ数年後(3年や5年)の車両の予想下取り価格を「残価」として設定し、その残価を差し引いた金額を分割で支払うローンです。 例えば、400万円の車で5年後の残価が150万円に設定された場合、ユーザーが支払うのは残りの250万円分(+金利)となります。

この仕組みの最大のメリットは、月々の支払額を劇的に抑えられる点にあります。 本来なら400万円全額を分割すべきところを、将来の価値を据え置くことで、ワンランク上のグレードにも手が届きやすくなるのです。 「手元に現金はないけれど、最新の安全装備がついた新車に乗りたい」という方にとって、非常に強力な味方となります。

ただし、注意も必要です。 残価に対しても金利がかかるため、通常のローンに比べて総支払額(手数料込み)は高くなる傾向があります。 また、最終回に「返却」「買い取り」「乗り換え」の選択を迫られるため、ライフプランをしっかり立てておく必要があります。

RAV4のリセールバリューと残価率

RAV4が残クレに向いている最大の理由は、その「残価率」の高さにあります。 一般的な車種では5年後の残価率は35%〜45%程度に設定されることが多いですが、RAV4の場合は50%を超えるケースも珍しくありません。

特に人気の「Adventure」グレードや「オフロードパッケージ」は、海外需要も非常に強いため、数年後でも価値が落ちにくいのが特徴です。 残価率が高いということは、据え置く金額が大きくなるため、月々の支払額がさらに安くなることを意味します。 ジャーナリストの視点から見ても、RAV4は「残クレで購入して最も損をしにくい車」の一台だと言えます。

残クレを利用する際の審査基準

「お金がないから残クレ」と考える方は多いですが、ローンである以上、審査は避けて通れません。 トヨタファイナンスなどの審査では、主に「年収」「勤続年数」「過去の信用情報(他社借入や延滞歴)」が見られます。

一般的に、ローンの年間返済額が年収の25%〜30%以内に収まっていることが一つの目安とされています。 RAV4の場合、車両価格が300万円〜500万円と幅広いため、自身の年収に見合ったグレード選びが審査通過の鍵となります。 また、頭金を少しでも入れることで、借入総額を減らし、審査のハードルを下げることも有効な戦略です。

走行距離制限と車両の状態

残クレには、月間の走行距離制限(1,000kmや1,500kmなど)が設定されるのが一般的です。 これを大幅に超えてしまうと、返却時に追加料金が発生したり、設定された残価が保証されなくなったりするリスクがあります。

また、大きな事故を起こして修復歴がついたり、車内に目立つ汚れや傷があったりする場合も、残価の減額対象となります。 「自分の車だけど、将来返すかもしれない預かりもの」という意識を持って、丁寧に扱うことが求められます。 もちろん、最終回に車を買い取る(一括精算または再ローン)のであれば、これらの制限は関係なくなります。

金利の重要性とキャンペーンの活用

残クレの金利は、通常3.9%〜4.9%程度で設定されていることが多いですが、時期や店舗によっては「特別低金利キャンペーン」が実施されることがあります。 1.9%や2.9%といった低金利が適用されると、総支払額で数十万円単位の差が出ることもあります。

「残クレは金利が高いから損」という意見もありますが、低金利キャンペーン中であれば、手元の現金を運用したり、急な出費に備えて残しておいたりするメリットの方が大きくなる場合もあります。 見積もりを取る際は、必ず実質年率を確認し、支払総額がいくらになるかを把握しておきましょう。

最終回の選択肢をどう考えるか

5年後の自分を想像するのは難しいかもしれませんが、残クレには主に3つの出口があります。

  1. 新しい車に乗り換える(車両を返却)
  2. 車を返却して終了する
  3. 残価を支払って買い取る

RAV4のように価値が高い車の場合、設定された残価よりも市場の買取価格の方が高くなる「プラス査定」が発生することがよくあります。 その場合、返却するのではなく、一度買い取ってから一般の買取店に売却し、その利益を次の車の頭金にするというテクニックも使えます。 この「出口の柔軟性」こそが、リセールに強いRAV4を残クレで買う醍醐味です。

ライフスタイルの変化への対応力

20代で独身の時にRAV4を買い、5年後に結婚して家族が増えていれば、ミニバンに乗り換える。 あるいは、転勤で車が不要になれば返却する。 残クレは、このように数年単位でライフステージが大きく変わる可能性がある世代にとって、非常に合理的な選択肢となります。

一括購入や長期のフルローンだと、「一度買ったら長く乗らなければならない」という心理的な縛りが強くなります。 しかし、残クレなら「5年後の自分に選択権を委ねる」という身軽さを手に入れることができるのです。 特に進化の早い安全装備や燃費性能を考えると、常に最新のモデルに乗り継げるメリットは計り知れません。

グレード別:年収いくらなら買える?

ガソリン車「X」グレード(エントリーモデル)

RAV4のラインナップの中で、最も手が届きやすいのがガソリン車の「X」グレードです。 エントリーモデルとはいえ、基本的な安全装備(Toyota Safety Sense)は標準装備されており、SUVとしての実力は十分です。

引用 : メーカーHP

項目 内容・金額
車両本体価格 約316万円
残クレ5年(頭金なし・ボーナスなし) 月々 約4.2万円
安心できる推定年収 350万円〜400万円以上

支払いの内訳と家計への影響

月々約4.2万円の支払いは、年収400万円(手取り月収 約26万円前後)の人にとって、支出の約16%を占める計算になります。 家賃や食費を考慮しても、独身であれば十分に維持可能なレベルです。 ただし、駐車場代や保険料、ガソリン代を含めると、車関連の支出が月6万円程度になることを想定しておく必要があります。

装備の満足度と妥協点

Xグレードはホイールが17インチのアルミホイールとなり、上位グレードに比べるとやや足元が寂しく感じるかもしれません。 しかし、乗り心地の面ではタイヤの厚みがある分、マイルドで快適です。 「見栄えよりも、RAV4というパッケージそのものを安く手に入れたい」という実利派の方に最適な選択です。

ガソリン車「G」グレード(上質モデル)

「G」グレードは、18インチアルミホイールやパワーシート、合成皮革のシートなど、高級感を高めた仕様です。 内外装の質感がぐっと上がるため、満足度が非常に高いグレードと言えます。

項目 内容・金額
車両本体価格 約366万円
残クレ5年(頭金なし・ボーナスなし) 月々 約4.9万円
安心できる推定年収 450万円〜500万円以上

年収500万円層のリアルな収支

年収500万円の場合、手取りの月収は約32万円ほど。 ここから約5万円のローンを払うと、残り27万円です。 家賃が8万円、生活費が12万円としても、7万円ほど余裕が残ります。 家族がいる場合でも、共働きであればかなり余裕を持って「G」グレードを楽しめるはずです。

リセールへの影響

Gグレードは、後述するAdventureほどではないものの、バランスの良いグレードとして中古車市場でも人気があります。 特に「パノラミックビューモニター」や「デジタルインナーミラー」などのオプションを装着していると、さらにリセールが安定します。

ガソリン車「Adventure」(人気No.1)

RAV4といえばこの顔、と言われるほど象徴的なのが「Adventure」です。 専用のフロントグリルや大型のホイールアーチモールを備え、圧倒的な存在感を放ちます。

項目 内容・金額
車両本体価格 約394万円
残クレ5年(頭金なし・ボーナスなし) 月々 約5.3万円
安心できる推定年収 500万円〜550万円以上

なぜ年収550万円が必要か

Adventureは車両価格が400万円に迫るため、月々の支払いも5万円を超えてきます。 さらに、Adventureを選ぶ方はアウトドア趣味を持っていることが多く、週末の遠出によるガソリン代や高速代、キャンプギアの購入費用なども考慮しなければなりません。 余裕を持ってカーライフを楽しむには、年収550万円以上あるのが理想的です。

圧倒的な残価率の高さ

Adventureの最大の武器は、その後のリセールです。 RAV4の中で最も指名買いが多いグレードであるため、残価設定ローンの終了時に「設定残価を大幅に上回る価格で売却できた」という声が非常に多いモデルでもあります。 月々の支払いは少し高いですが、最終的なコストパフォーマンスは最も良いかもしれません。

ガソリン車「Adventure “OFFROAD package II”」

さらにタフな仕様を求める方に向けた、メーカーカスタム済みの特別仕様車です。 最低地上高がアップし、マットブラックのパーツが多用されています。

項目 内容・金額
車両本体価格 約411万円
残クレ5年(頭金なし・ボーナスなし) 月々 約5.6万円
安心できる推定年収 600万円以上

趣味に振り切るための予算

このグレードを選ぶ人は、車を単なる移動手段ではなく「道具」や「相棒」として見ています。 年収600万円以上あれば、月々の支払いに加え、カスタムパーツの追加や本格的なオフロード走行への準備も無理なく行えるでしょう。 希少性が高いため、5年後でも驚くような高値がつく可能性があります。

ハイブリッド車「HYBRID X」(経済性重視)

燃費性能と静粛性を求めるならハイブリッド車ですが、車両価格はその分上がります。 しかし、エコカー減税などの恩恵もあり、初期費用の一部が抑えられる側面もあります。

項目 内容・金額
車両本体価格 約382万円(E-Four)
残クレ5年(頭金なし・ボーナスなし) 月々 約5.1万円
安心できる推定年収 500万円以上

ガソリン車との損益分岐点

ハイブリッド車はガソリン車よりも約60万円ほど高価ですが、年間走行距離が1.5万kmを超えるような方であれば、数年でガソリン代の差額で元が取れる計算になります。 年収500万円で月5.1万円の支払いはやや重めですが、日々のランニングコスト(燃料代)が安いことが精神的な余裕につながります。

ハイブリッド車「HYBRID G」(最上級の快適性)

RAV4の中で最も装備が充実し、快適性が高いのがこのグレードです。 電気式4WDシステム「E-Four」によるスムーズな加速と、高い静粛性が魅力です。

項目 内容・金額
車両本体価格 約438万円
残クレ5年(頭金なし・ボーナスなし) 月々 約5.9万円
安心できる推定年収 650万円以上

高級車としての維持

月々の支払いが6万円に迫ると、もはや一般的なコンパクトカーの倍以上の負担です。 年収650万円以上、あるいは世帯年収で800万円以上ある家庭が、メインカーとして所有するのに適したグレードです。 質感はレクサスにも通ずるものがあり、所有満足度は極めて高いでしょう。

ハイブリッド車「HYBRID Adventure」(最強の組み合わせ)

人気のAdventureルックと、ハイブリッドの性能を掛け合わせた「全部入り」モデルです。

項目 内容・金額
車両本体価格 約455万円
残クレ5年(頭金なし・ボーナスなし) 月々 約6.1万円
安心できる推定年収 700万円以上

高い支払い能力とリセールへの期待

月々6万円以上の支払いを「趣味の範囲」として許容できるのは、やはり年収700万円クラスからです。 しかし、このモデルは現在の中古車市場でも最強クラスのリセールを誇ります。 「高いけれど、最後にはしっかりとお金が戻ってくる(または残価を清算できる)」という、ある種の資産運用のような買い方が成立するモデルです。

RAV4 PHEV(究極の選択)

家庭での充電が可能で、圧倒的な加速力を誇るPHEVモデルです。 もはや別次元の乗り物と言っても過言ではありません。

項目 内容・金額
車両本体価格 約563万円
残クレ5年(頭金なし・ボーナスなし) 月々 約7.5万円
安心できる推定年収 850万円〜900万円以上

PHEVを選ぶことの意味

月々の支払いが7.5万円というのは、高級マンションの家賃や、地方なら住宅ローンの支払いに匹敵します。 これを車一台に投じられるのは、やはり高所得層に限られます。 ただし、電気のみで約95km走行できるため、日常の移動がほぼ電気代だけで済むという大きなメリットもあります。 「お金はあるが、環境にも配慮し、かつ走りの楽しさも諦めたくない」というエグゼクティブ層に向けた一台です。

維持費とトータルコストの罠

自動車税と重量税の負担

車を持つと、ローンの支払い以外にも毎年「自動車税」が発生します。 RAV4の排気量は、ガソリン車が2.0L、ハイブリッド車が2.5Lです。

引用 : メーカーHP

エンジンタイプ 排気量 自動車税(年額)
ガソリン車 2,000cc以下 36,000円
ハイブリッド車 2,500cc以下 43,500円

ハイブリッド車の方が税区分が高くなる点に注意が必要です。 わずかな差に思えますが、5年間、10年間と乗り続ける中では無視できない出費となります。

任意保険料のシミュレーション

SUVは事故時の被害が大きくなりやすいため、保険料もコンパクトカーよりは高めになる傾向があります。 特に新車を「残クレ」で買う場合、車両保険への加入はほぼ必須と言えます。 万が一の事故で全損した際に、ローンの残債をカバーできないと悲惨なことになるからです。

20代・ブルー免許・車両保険ありの場合、年間の保険料は15万円〜20万円に達することもあります。 30代以上・ゴールド免許であれば8万円〜12万円程度まで下がりますが、毎月の固定費として1万円程度は計上しておくべきです。

ガソリン代のリアルな計算

ガソリン価格が170円/Lと仮定して、月1,000km走行する場合の燃料代を比較してみましょう。

  • ガソリン車(実燃費 12km/L): 約14,200円/月
  • ハイブリッド車(実燃費 18km/L): 約9,400円/月

月々の差額は約4,800円。年間で約5.7万円の差が出ます。 走行距離が多い人ほど、ハイブリッド車の車両価格差を埋めるスピードが早まります。 週末のレジャーがメインで、年間走行距離が5,000km程度であれば、ガソリン車の方がトータルコストは安く済みます。

メンテナンス費用の予算取り

新車から3年、5年と乗る間には、消耗品の交換が必要です。 RAV4は18インチや19インチといった大径タイヤを装着しているため、タイヤ交換時の費用が高額になります。 4本交換で10万円〜15万円は見ておくべきでしょう。

また、トヨタの「メンテナンスパック」に加入しておけば、定期的なオイル交換や点検費用を前払いでき、都度の出費を抑えられます。 残クレの支払いにこれらを組み込むことも可能なので、見積もり時に相談してみるのが賢明です。

駐車場代という地域の差

都市部に住んでいる場合、駐車場代が家計を圧迫します。 東京23区内であれば月3万円〜5万円、地方都市でも1万円〜1.5万円はかかります。 この費用はローン審査には直接関係ありませんが、あなたの「安心できる年収」には大きく関わってきます。 駐車場代が高い地域に住んでいるなら、前述した推定年収に+100万円くらいの余裕を見ておくのが無難です。

車検費用の積み立て

新車購入から3年後、5年後にやってくるのが車検です。 トヨタディーラーでの車検費用は、諸費用込みで12万円〜15万円程度が目安です。 残クレで5年契約にしている場合、2回目の車検を通す前に返却・乗り換えをするケースが多いですが、3年目の車検代は必ず発生することを忘れてはいけません。

予期せぬトラブルへの備え

新車にはメーカー保証がついているため、機械的な故障で多額の修理費がかかることは稀です。 しかし、飛び石によるフロントガラスの交換や、自損事故による板金修理などは実費(または保険の免責分)がかかります。 常に「車の貯金」として、10万円〜20万円程度の予備費を銀行口座に置いておけるかどうかが、安心できるカーライフの境界線です。

リセールバリューを最大化する「乗り方」

将来、残クレの清算を有利に進めるためには、車の価値を下げない乗り方が重要です。

  • 禁煙を徹底する(タバコの臭いは数十万円の減額対象)
  • 定期的な洗車とコーティング(塗装の保護)
  • ペットを乗せる際はケージを使用する
  • 純正パーツを保管しておく(カスタムする場合)

これらの配慮ができるかどうかが、5年後のあなたの財布に直結します。 ジャーナリストとして多くの下取り現場を見てきましたが、美車とそうでない車の差は、想像以上に大きいです。

ジャーナリストが教える賢い残クレ活用術

頭金は「入れるべき」か「入れないべき」か

残クレの広告では「頭金0円!」と強調されますが、私は可能な限り頭金を入れることをお勧めします。 理由はシンプルで「支払う金利を減らすため」です。 残クレは据え置いた残価に対しても金利がかかり続けるため、借入元金を減らす効果は非常に大きいです。

例えば、100万円の頭金を入れるだけで、5年間の総支払額が数十万円変わることもあります。 また、借入額が減れば審査も通りやすくなり、月々の支払いに余裕が生まれるため、結果として「安心できる年収」のラインを下げることができます。

ボーナス払いのリスクを理解する

月々の支払いを安く見せるために、ボーナス払いを併用するプランもあります。 しかし、昨今の社会情勢ではボーナスがカットされるリスクもゼロではありません。 「ボーナスがないと払えない」というギリギリの設計は避けるべきです。 理想は、ボーナス払いに頼らず、ボーナスはすべて繰り上げ返済や維持費の積み立てに回すというスタイルです。

リセールに効くオプション選び

RAV4を売る時に「元が取れる」オプションは限られています。

  • パノラミックビューモニター: 必須。これがないと査定が下がると言っても過言ではありません。
  • デジタルインナーミラー: 人気。SUVは後方の視界が悪くなりがちなため、需要が高いです。
  • スペアタイヤ: 意外かもしれませんが、海外輸出を考慮するとプラス査定になることが多いです。
  • パノラマルーフ: 装着費用は高いですが、それ以上の価値が査定時に上乗せされる代表格です。

逆に、派手すぎる社外エアロパーツなどは、好みが分かれるため査定ではマイナスになることもあります。 「賢く買いたい」なら、純正の人気オプションを優先しましょう。

契約期間は3年か5年か

残クレには主に3年と5年のプランがありますが、RAV4の場合は「5年」が最もバランスが良いです。 理由は、トヨタ車の安全装備や走行性能のモデルサイクルに合致しているからです。 3年だと、支払額が大きくなりすぎる上に、RAV4の良さを十分に堪能しきる前に手放すことになります。 逆に5年以上(再ローンなど)になると、故障リスクやモデルの陳腐化が進むため、5年で乗り換えるのが最も効率的です。

他社競合による値引き交渉

「残クレで買うから値引きは期待できない」というのは間違いです。 むしろ、ディーラーにとってはローン手数料が入るため、値引きの相談に乗ってくれやすい側面もあります。 ハリアーや、日産のエクストレイルなどの競合車種と迷っていることを伝え、しっかりと条件を引き出しましょう。 値引きされた分を頭金に回せば、さらに支払いは楽になります。

審査に落ちないための準備

もしあなたが「年収が低い」「借入がある」と不安なら、審査前にできることがあります。

  • スマートフォンの分割払いを完済しておく
  • クレジットカードのキャッシング枠を解約する
  • 他社ローンの延滞がないか確認する

これだけでも、金融機関からの信頼度は変わります。 また、配偶者などの「連帯保証人」を立てることで、審査の承認率を上げることも可能です。

実際にディーラーに行く前のシミュレーション

トヨタの公式サイトには、詳細な「セルフ見積もり」機能があります。 ここで、自分が気になるグレードにオプションを盛り込み、残クレのシミュレーションを何度も行いましょう。 「月々いくらなら自分はストレスなく払えるか」という感覚を、数字として叩き込んでおくことが大切です。 営業マンの言葉に流されず、自分のペースで決断するための防衛策です。

中古のRAV4という選択肢

「どうしても新車の残クレは高い」と感じるなら、高年式の中古車を残クレ(中古車残クレ)で買うという手もあります。 新車よりも車両価格が抑えられているため、さらに月々の負担を軽くできます。 ただし、中古車の場合は新車よりも金利が高めに設定されていることが多いため、最終的な支払総額には注意が必要です。

まとめ

モータージャーナリストの二階堂仁です。 ここまで、新型RAV4を残クレで購入するための年収目安や、グレード別の詳細なコストについて解説してきました。

RAV4は、その高い機能性と圧倒的なリセールバリューにより、残クレを賢く利用すれば「年収がそれほど高くなくても、憧れのカーライフを実現できる」稀有な一台です。 しかし、月々の支払額だけを見て飛びつくのではなく、自動車税や保険、燃料代といった「隠れた維持費」までを含めたトータルな資金計画が、あなたの生活を守ることになります。

今回のレビューが、あなたのRAV4購入の後押し、あるいは冷静な判断の一助となれば幸いです。 素晴らしいカーライフがあなたを待っています。

筆者情報

筆者:二階堂仁 モータージャーナリスト兼コラムニストとして活動。 慶應義塾大学卒業後、大手自動車会社に就職し、車両開発の最前線でエンジニアリングを学ぶ。 その後、自動車への情熱を伝えるべく出版業界へ転身し、現在は独立。 理論的なメカニズム解説と、ユーザー目線に立った鋭いコラムに定評がある。 愛車はレクサスLFA、日産GTR R34など多数。 自身でもRAV4 Adventureを所有し、その走破性と実用性を日々検証している。

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