モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、レクサスの新型コンパクトSUV「LBX」を残価設定ローン(残クレ)で購入した場合、月々の支払いがいくらになるのかが気になっていると思います。 私も実際にLBXを所有し、開発の背景から日々の使い勝手まで経験しているので、高い買い物だからこそ慎重になるお気持ちは痛いほどよくわかります。

引用 : メーカーHP
この記事を読み終える頃には、グレードごとの具体的な支払額や、あなたに最適なプランの選び方に関する疑問がすべて解決しているはずです。
- グレード別価格と残価設定ローンの基本構造
- 頭金やボーナス払いの有無による月額支払いの変動
- 3年後と5年後の残価率に基づいた有利な購入プラン
- 維持費を含めたリアルなトータルコストの把握
車買い替えのご検討中の方へ
新しい車に乗り換える際、今乗っている愛車をどれだけ高く売却できるかは、次の車の選択肢にも大きく影響します。
私自身、一括見積もりサイトを活用したことで、ホンダヴェゼルからレクサスRXに乗り換えることができました。
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レクサスLBXの概要とグレード別価格設定
レクサスLBXは、「高級車の概念を変える」というコンセプトのもと、コンパクトなサイズ感でありながら妥協のない質感を追求した一台です。 私自身、開発に携わったエンジニアたちと話をしましたが、この車は単なる「小さな高級車」ではなく、「本物を知る人が日常で気兼ねなく乗れる道具」として設計されています。
引用 : メーカーHP
まずは、検討のベースとなる各グレードの車両本体価格を確認しておきましょう。
レクサスLBXのグレード体系と新車価格
LBXは大きく分けて、ベースとなる「Elegant」、世界観の異なる「Cool」「Relax」、そしてオーダーメイドの「Bespoke Build」、さらにはハイパフォーマンスモデルの「MORIZO RR」というラインナップになっています。
| グレード | 駆動方式 | 車両本体価格(税込) |
|---|---|---|
| Elegant | 2WD (FF) | 4,200,000円 |
| Elegant | AWD (E-Four) | 4,460,000円 |
| Cool | 2WD (FF) | 4,600,000円 |
| Cool | AWD (E-Four) | 4,860,000円 |
| Relax | 2WD (FF) | 4,600,000円 |
| Relax | AWD (E-Four) | 4,860,000円 |
| Bespoke Build | 2WD (FF) | 5,500,000円 |
| Bespoke Build | AWD (E-Four) | 5,760,000円 |
| MORIZO RR | AWD | 6,500,000円 |
LBXの最大の特徴は、中間グレードにあたる「Cool」と「Relax」の価格が同一である点です。 これは装備の優劣ではなく、オーナーのライフスタイルや好みに合わせて内装の素材感やデザインを選択できるよう配慮されているためです。
レクサスLBXを残クレで購入するメリットと仕組み
レクサスの残価設定型クレジット(スマートバリューローン)は、数年後の車両の想定下取り価格を「残価」としてあらかじめ差し引き、残りの金額を分割で支払う方法です。 レクサスというブランドは中古車市場での人気が極めて高く、残価率が他メーカーに比べて高めに設定される傾向があります。
引用 : メーカーHP
レクサスLBXの残価率と金利
LBXの残価率は、市場の動向によって多少前後しますが、概ね以下の数値が目安となります。 ※走行距離1,000km/月の場合
- 3年(36回払い):約55%〜58%
- 5年(60回払い):約40%〜43%
レクサス公式の金利は、全国一律で4.1%(実質年率)が標準的です。 キャンペーン期間中などはこれより下がることもありますが、基本はこの数字でシミュレーションを行うのが現実的です。
残クレを選ぶべき理由
- 月々の支払額を大幅に抑えられる
- 常に最新のレクサスに乗り換え続けられる
- レクサス・ケア(3年間の無料メンテナンス)の恩恵を最大化できる
- ライフステージの変化(結婚・出産など)に柔軟に対応できる
私のような車好きから見ても、レクサスの残価設定ローンは、高残価を背景にした戦略的な購入手段として非常に優秀だと言えます。
【グレード別】レクサスLBXの月々支払額シミュレーション
ここからは、読者の皆様が最も気になっているであろう具体的な数字を見ていきましょう。 オプション費用(約30万円)や諸費用(約15万円)を含めた「乗り出し価格」をベースに算出しています。
引用 : メーカーHP
シミュレーション条件
- 実質年率:4.1%
- 頭金:0円 / 100万円 / 200万円の3パターン
- ボーナス払い:なし
- 3年(36回)および5年(60回)の期間
LBX “Elegant” (2WD) の支払額
最もリーズナブルながら、レクサスらしい上質さを備えたモデルです。 乗り出し価格目安:約4,650,000円
3年(36回払い)プラン
| 頭金 | 月々の支払額 | 残価(36回目) |
|---|---|---|
| 0円 | 約74,500円 | 2,436,000円 |
| 100万円 | 約44,800円 | 2,436,000円 |
| 200万円 | 約15,100円 | 2,436,000円 |
5年(60回払い)プラン
| 頭金 | 月々の支払額 | 残価(60回目) |
|---|---|---|
| 0円 | 約56,200円 | 1,806,000円 |
| 100万円 | 約37,900円 | 1,806,000円 |
| 200万円 | 約19,600円 | 1,806,000円 |
LBX “Cool” / “Relax” (2WD) の支払額
売れ筋の中心となるグレードです。 乗り出し価格目安:約5,050,000円
3年(36回払い)プラン
| 頭金 | 月々の支払額 | 残価(36回目) |
|---|---|---|
| 0円 | 約80,900円 | 2,668,000円 |
| 100万円 | 約51,200円 | 2,668,000円 |
| 200万円 | 約21,500円 | 2,668,000円 |
5年(60回払い)プラン
| 頭金 | 月々の支払額 | 残価(60回目) |
|---|---|---|
| 0円 | 約61,100円 | 1,978,000円 |
| 100万円 | 約42,800円 | 1,978,000円 |
| 200万円 | 約24,500円 | 1,978,000円 |
LBX “Bespoke Build” (2WD) の支払額
こだわり抜いた特別な一台を求める方向け。 乗り出し価格目安:約5,950,000円
3年(36回払い)プラン
| 頭金 | 月々の支払額 | 残価(36回目) |
|---|---|---|
| 0円 | 約95,400円 | 3,190,000円 |
| 100万円 | 約65,700円 | 3,190,000円 |
| 200万円 | 約36,000円 | 3,190,000円 |
5年(60回払い)プラン
| 頭金 | 月々の支払額 | 残価(60回目) |
|---|---|---|
| 0円 | 約72,100円 | 2,365,000円 |
| 100万円 | 約53,800円 | 2,365,000円 |
| 200万円 | 約35,500円 | 2,365,000円 |
支払額をさらに抑えるための「ボーナス払い」活用術
月々の負担を極限まで減らしたい場合、年に2回のボーナス加算を設定するのが有効です。 例えば、「Cool」グレードを5年払いで購入し、ボーナス加算を10万円(年間20万円)設定した場合、月々の支払いは2万円台〜3万円台まで下げることが可能です。
ボーナス併用時の支払イメージ(Cool 2WD / 頭金0円 / 5年)
- 月々:約27,800円
- ボーナス時加算:200,000円(年2回、各10万円)
この設定であれば、一般的な国産コンパクトカーのフルローンと変わらない感覚でレクサスのオーナーになることができます。
LBX各グレードの装備差とコストパフォーマンスの検証
月々の支払額がわかったところで、次に悩むのが「どのグレードにするか」という点でしょう。 価格差に見合う価値があるのか、私の実車オーナーとしての視点で解説します。
“Elegant” は本当にお得か
ベースグレードとはいえ、LBXはレクサスです。 他メーカーの最上級グレードに匹敵する装備が標準化されています。 例えば、9.8インチのセンターディスプレイや、最新の安全装備「Lexus Safety System +」は全車標準です。 内装の合成皮革(L tex)も非常に質感が良く、汚れに強いため、小さなお子様がいるご家庭やアクティブに使う方にはむしろ「Elegant」がベストバイになる可能性があります。
“Cool” と “Relax” の決定的な違い
この2つは40万円の価格差(Elegant比)がありますが、その価値は「触感」に集約されています。
- Cool: ウルトラスエードと本革のコンビシート。スポーティで洗練された印象。
- Relax: セミアニリン本革シート。レクサスのフラッグシップに通ずる柔らかさと高級感。
特に「Relax」に採用されているセミアニリン本革は、このクラスの車としては異例のコストがかけられています。 月々の支払いで言えば、Elegantとの差額は約6,000円程度。 毎日触れるシートの質感を考えれば、この差額を払う価値は十分にあると断言します。
購入時に注意すべき「隠れたコスト」と維持費の実態
残クレの月々支払額だけを見て安心するのは禁物です。 車を維持するためには、ローン以外にも以下の費用が発生します。
1. 任意保険料(車両保険)
レクサスは盗難リスクや修理費用の観点から、保険料が比較的高くなりやすい傾向があります。 特にLBXは新車価格が高いため、車両保険を一般型で付帯させると、年齢や等級にもよりますが年間10万〜20万円程度を見込んでおく必要があります。 ローンに組み込める保険プランもあるので、ディーラーで相談することをお勧めします。
2. 燃料代と燃費
LBXは全車ハイブリッドモデル(HEV)です。 実用燃費は街乗りで20km/L前後、高速巡航で25km/L以上を記録することも珍しくありません。 燃費性能は非常に優秀なので、月々のガソリン代は以前乗っていたガソリン車よりも安くなる可能性が高いでしょう。
3. 駐車場代
都心部であれば月々2万〜4万円の固定費となります。 LBXのサイズは「全長4,190mm × 全幅1,825mm × 全高1,545mm」です。 全幅が1,800mmを超えているため、古いマンションのパレット式立体駐車場などでは入庫制限に引っかかる場合があります。 購入前に必ず管理組合へ確認しましょう。
【ジャーナリストの視点】LBXは「買い」の車か?
私がLBXを高く評価している理由は、その「パッケージングの妙」にあります。 これまでのレクサスSUVは、大きければ大きいほど高級というヒエラルキーが明確でした。 しかし、LBXはその序列を打ち破り、「小さくても最高に上質」という新しい価値観を提示しました。
走行性能のこだわり
1.5Lの3気筒エンジンと聞くと「チープなのでは?」と不安になる方もいるでしょう。 しかし、実際にドライブすれば、徹底した遮音対策とモーターのアシストにより、驚くほど静かで力強い走りに驚かされるはずです。 特に低速域の滑らかさは、まさにレクサスそのものです。
所有満足度を高めるレクサス独自のサービス
残クレでレクサスを購入する最大のメリットの一つが、オーナー限定のラウンジ利用です。 点検の待ち時間などに、高級ホテルのような空間でコーヒーを楽しめるのは、他メーカーでは味わえない特権です。 また、3年間の無料メンテナンス(レクサス・ケア)があるため、残クレの初回車検までの維持費が非常に透明である点も大きな安心材料です。
LBXと上位モデルUXとの比較検討
もし予算に余裕がある場合、一つ上のサイズである「UX」と迷うかもしれません。 しかし、現在販売されているUXとLBXでは、プラットフォームの世代が異なります。 LBXは最新のTNGA-Bプラットフォームをベースにしながら、レクサス専用のチューニングが施されており、運転支援システムの正確性やインフォテインメントの使い勝手はLBXの方が新しい分、優れている面が多いです。
「広さ」を求めるならUXですが、「最新の質感と運転のしやすさ」を求めるなら、迷わずLBXを選ぶべきだと私はアドバイスしています。
残クレ終了時の選択肢:どう終わらせるのが賢いか
残クレ(3年または5年)が満了した際、以下の3つの選択肢があります。
- 新しいレクサスへ乗り換える(車両を返却)
- 車両を返却して終了する
- そのまま買い取る(残価を現金または再ローンで支払う)
レクサスオーナーの多くは「1」を選択します。 レクサス車は中古車市場で非常に強いため、市場価格が設定された残価を上回ることがよくあります。 その差額を次の車の頭金に回すことで、月々の支払額を変えずにグレードアップした次世代モデルへ乗り換えていくことが可能になります。 これが「レクサス・ループ」と呼ばれる、賢いオーナーのスタイルです。
月々の支払額を最大化するための賢い商談術
レクサスは基本的に値引きをしないブランドとして有名です。 しかし、実質的なコストを抑える方法はいくつか存在します。
下取り車の価格交渉
レクサスディーラーの下取り価格も悪くはありませんが、買取専門店での査定額と比較し、それを交渉材料にすることで、実質的な「持ち出し」を減らすことができます。
メーカーオプションの選定
残価率に大きく影響するのがメーカーオプションです。 特に以下の装備は、売却時の評価が高まりやすいため、装着を検討すべきです。
- アドバンスト パーク(自動駐車支援)
- マークレビンソン プレミアムサラウンドサウンドシステム(設定グレードの場合)
- ムーンルーフ
逆に、後付け可能なディーラーオプションは残価には寄与しないため、本当に必要なものだけに絞るのが支払額を抑えるコツです。
モータージャーナリストとして伝えたい、LBXのある生活
私は普段、GTR R34やLFAといった「特別な車」にも乗ります。 しかし、それらの車は運転に気合が必要です。 一方、LBXは、ちょっとした買い物や打ち合わせへの移動に、「最高の日常着」を羽織るような感覚で使うことができます。
月々5万円や7万円という支払いは、決して安くはありません。 しかし、それによって得られる「運転するたびに感じる心の豊かさ」や「レクサスオーナーとしての安心感」を考えれば、LBXは非常に投資価値の高い一台であると言えます。
まとめ
レクサスLBXを残価設定ローンで購入する際のポイントをまとめます。
- 月々の支払いは3年プランで約7.5万〜9.5万円、5年プランで約5.5万〜7.5万円が目安(頭金0円時)
- 頭金100万円、ボーナス加算併用なら月々2万円台〜3万円台での維持も現実的
- 残価率が50%を超える3年プランは、最新の技術を常に楽しみたい方に最適
- グレード選びは「質感の好み」で選ぶ。おすすめはセミアニリン本革の “Relax”
- 維持費には車両保険のコストを忘れずに組み込むこと
この記事が、あなたのレクサスライフの第一歩を後押しする参考になれば幸いです。
筆者情報
二階堂 仁(にかいどう じん) モータージャーナリスト兼コラムニスト。 慶應義塾大学卒業後、国内大手自動車メーカーにて車両開発の最前線に携わる。 その後、車への情熱を言語化すべく出版業界へ転身し、現在は独立して活動。 専門的な知見とオーナーとしてのリアルな視点を融合させたレビューが支持を得ている。 現在の愛車はレクサスLBX、LFA、日産スカイラインGT-R(R34)など。

