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レクサス

【残クレレクサスLBX】買ってから後悔する理由|想定外の維持費の高さ

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、レクサスLBXを残価設定型クレジット(残クレ)で購入しようか検討しているものの、「維持費が高い」「後悔する」といった噂を聞いて不安を感じているのではないでしょうか。 私も実際にLBXを所有し、レクサスの各モデルを乗り継いできた経験から、その「理想と現実のギャップ」については身をもって理解しています。

引用 : メーカーHP

この記事を読み終える頃には、残クレでLBXを買う際の真のリスクと、想定外に膨らむ維持費の正体が明確に解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 残クレ特有の高金利負担と月々の支払い実態
  2. 18インチタイヤやレクサス基準の消耗品コスト
  3. 走行距離制限や車両状態による返却時の追加精算
  4. 高級車ゆえの高額な任意保険料クラスと維持費

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【残クレレクサスLBX】支払い計画で見落としがちな後悔のポイント

レクサスLBXは、ブランド内で最もコンパクトかつ手に届きやすい価格設定から「エントリー・レクサス」として注目されています。 しかし、残価設定型クレジット(以下、残クレ)を利用して購入する場合、車両価格の安さだけに目を奪われると、後で大きな後悔に繋がります。 まずは、残クレ特有の仕組みがLBXという車においてどのように作用し、家計を圧迫するのかを深掘りしていきましょう。

引用 : メーカーHP

金利手数料の罠!元金に占める利息の大きさを理解する

残クレの最大の特徴は、数年後の「残価(下取り価格)」をあらかじめ据え置き、残りの金額を分割で支払う点にあります。 一見、月々の支払額が抑えられる魔法のプランに見えますが、実は据え置いた「残価分」に対しても金利(利息)がかかり続けることを忘れてはいけません。 レクサスの残クレ金利は時期やキャンペーンにもよりますが、概ね4.1%程度で設定されていることが多いです。 LBXの車両本体価格が約460万円(Cool/Relaxグレード)だとすると、3年後の残価率は約58%、5年後で約43%程度に設定されます。 この「まだ払っていない数百万の据置額」に対しても、ローン期間中ずっと4.1%の利息を払い続けるため、総支払額における利息の割合は通常のローンよりも割高になる傾向があるのです。

頭金ゼロがもたらす「月々10万円」の重圧

ペルソナの方が懸念されている通り、頭金なしでLBXを残クレ契約した場合、月々の支払額は想像以上に高くなります。 以下に、一般的な見積もりシミュレーションをまとめました。

項目 3年(36回)プラン 5年(60回)プラン
車両価格(税込) 4,600,000円 4,600,000円
頭金・ボーナス払い 0円 0円
残価設定額(目安) 2,668,000円 1,978,000円
月々の支払額(目安) 約70,000円〜85,000円 約55,000円〜65,000円

※登録諸費用やオプション代を含めると、3年プランでは月々10万円に迫るケースも珍しくありません。 「レクサスの中では安いから」という理由で、手元資金ゼロで飛び込むと、毎月のキャッシュフローが厳しくなり、せっかくのレクサスライフを楽しむ余裕がなくなってしまうのです。

走行距離制限という見えないストレス

残クレには必ず「走行距離制限」が付帯します。 一般的には月間1,000kmまたは1,500kmといった基準が設けられており、これを超えると返却時に1kmあたり数円〜数十円の超過精算が発生します。 「たまのドライブなら大丈夫」と思っていても、レクサスの優れた乗り心地を体感すると、ついつい遠出したくなるものです。 走行距離を気にしてドライブを控えるという状況は、自由なカーライフを求めるオーナーにとって最大のストレス要因となり得ます。 特にLBXは街乗りから高速巡航まで快適なため、知らず知らずのうちに距離が伸びてしまい、最終的な精算時に数十万円の支払いを求められて後悔するパターンが多いのです。

返却時の車両コンディションと追加費用の恐怖

残クレは「車を返す」ことで残価を清算する仕組みですが、これはあくまで「車が規定のコンディションを保っている場合」に限ります。 例えば、ボディに一定以上の傷がある、内装に落ちない汚れがある、あるいは不慮の事故で修復歴がついてしまった場合、残価は大幅に減額されます。 レクサスの査定基準は非常に厳格です。 他社であれば「これくらいなら査定に響かない」という微細な飛び石や、内装の僅かな擦れも、プレミアムブランドゆえに厳しい評価を受けることがあります。 もし、残価を大きく下回る査定結果になった場合、その差額を現金で一括返済しなければなりません。 「最後に返せばいい」という安易な考えが、数年後の大きな負債に変わるリスクを孕んでいるのです。

乗り換えの自由度が制限される「縛り」の状態

残クレを利用している期間中、実質的な所有権はローン会社(トヨタファイナンス等)にあります。 そのため、途中で他メーカーの車が欲しくなっても、基本的には一括返済して所有権を解除しなければ売却できません。 また、レクサスからレクサスへ乗り継ぐ場合には残価が優遇されるような施策もありますが、それは裏を返せば「他社への流出を防ぐための囲い込み」でもあります。 ライフスタイルの変化で大きなSUVやミニバンが必要になった際、残クレの残債がネックとなり、身動きが取れなくなるオーナーを私は数多く見てきました。

実は高い?LBXのリセールバリューの不透明性

レクサス車全般はリセールが強いことで有名ですが、LBXはこれまでのレクサスとは異なる「コンパクトクラス」です。 3年後、5年後の中古車市場で、どれほど需要があるかは未知数な部分もあります。 残クレの残価は保証されている(条件を満たせば)ものの、もし市場価値が予想以上に暴落した場合、残価設定以上の価値がつく「プラス査定」の恩恵を受けることは期待できません。 一方で、買い取り業者の査定が残価を上回っていたとしても、残クレの契約形態によってはその差額を手元に残すための手続きが煩雑になることもあります。

ライフプラン変更への対応力の低さ

20代や30代の若い世代がLBXを残クレで検討する場合、結婚、出産、住宅購入などの大きなイベントが数年以内に控えている可能性があります。 その際、月々5万円以上の固定費が残っていることは、住宅ローンの審査や生活費の設計において大きな足かせとなります。 「今の収入なら払える」という判断が、数年後の自分を苦しめることになるのです。 残クレは将来の自分から借金をしているようなものだという認識を強く持つべきです。

「所有感」の欠如がもたらす満足度の低下

これは心理的な側面ですが、残クレは「長期のレンタカー」や「リース」に近い感覚を覚える人がいます。 自分の車としてカスタマイズを楽しみたい、あるいは愛着を持って長く乗りたいと思っても、数年後の返却を前提としていると、どこか「借り物」の感覚が拭えません。 特にレクサスのような所有欲を満たしてくれるブランドにおいて、この心理的制約は満足度を著しく下げてしまいます。 結果として、「無理して残クレで買うよりも、中古のRXを現金で買ったほうが満足度が高かった」という声を聞くことも少なくありません。

【レクサスLBX維持費】安価なモデルでもレクサス基準?想定外のコスト

次に、購入後に発生する「維持費」について詳しく解説します。 LBXは排気量1.5Lのハイブリッド車であるため、税金面では優遇されていますが、その他のコストは紛れもなく「レクサス価格」です。 コンパクトカーだと思って甘く見ていると、毎月のランニングコストに驚くことになります。

引用 : メーカーHP

18インチ大径タイヤの交換費用が家計を直撃する

LBXの主要グレード(Cool/Relax)には、コンパクトカーとしては異例の18インチタイヤが標準装備されています。 この大径タイヤこそがLBXの力強いスタイリングを支えていますが、交換時のコストは非常に高額です。

タイヤカテゴリー 4本交換費用(目安)
純正採用同等品(プレミアムタイヤ) 約150,000円〜200,000円
国産スタンダードタイヤ 約100,000円〜130,000円
輸入格安タイヤ(非推奨) 約60,000円〜80,000円

レクサスの性能を引き出すためには、安価なタイヤへのランクダウンはおすすめできません。 3万キロから5万キロごとに訪れるこの出費は、一般的なコンパクトカー(15〜16インチ)の倍以上の負担となります。 また、スタッドレスタイヤが必要な地域にお住まいの場合、ホイールセットを含めるとさらに25万円以上の初期投資が必要になります。

自動車保険(任意保険)の料率クラスが意外と高い

レクサスというブランドは、車両価格が高く、また修理費も高額になりがちなため、自動車保険の「料率クラス」が高めに設定される傾向があります。 最新のデータ(2025年時点)では、LBXの料率クラスはスポーツカーや大型SUVに近い数字を記録していることもあります。 特に「車両保険」を付帯させる場合、レクサスの認定工場での修理費用(高額な塗料や精密なセンサー類)をカバーするために、保険料は跳ね上がります。 ヤリスクロスの感覚で保険を見積もると、その差額に愕然とすることでしょう。 月々の保険料だけで15,000円〜20,000円程度(若年層や等級が低い場合)かかることを覚悟しなければなりません。

レクサスケア終了後のメンテナンス費用

新車購入から3年間は「レクサスケア」によって点検費用や消耗品(オイル、ワイパー等)の交換が無料です。 しかし、4年目以降や、車検時にはそれ相応のコストが発生します。 レクサスディーラーでの車検費用は、諸費用込みで15万円〜20万円程度が相場です。 これは、トヨタディーラーや一般の整備工場と比較して、工賃単価(レバーレート)が高く設定されているためです。 LBXがいくらコンパクトだと言っても、整備にかかる手間や専用テスターの使用料は上位モデルと変わりません。

ハイブリッド車の維持に必要な「見えないコスト」

LBXは全車ハイブリッドですが、長期間(5年以上)保有する場合、駆動用バッテリーや補機バッテリーの状態にも気を配る必要があります。 特に補機バッテリーは、アイドリングストップや高度な電子制御を支えるために高負荷がかかっており、交換費用も一般的なガソリン車より高価です。 また、ハイブリッドシステム特有の冷却系の清掃や点検など、専門的なメンテナンスが必要な場面もあり、これらはすべてオーナーの負担となります。

ガソリン代:ハイブリッドでも「プレミアム」の選択肢

LBXのエンジンは基本的にはレギュラーガソリン指定ですが、一部のオーナーはエンジン保護や洗浄効果を狙ってハイオクガソリン(プレミアム)を入れることもあります。 また、実燃費についても、カタログスペック通りの20km/L台後半を出すには、それなりのエコドライブ術が求められます。 コンパクトカーといえど、レクサスの重厚な走りを支えるために車重はそれなりにあるため、市街地走行メインではヤリスほどの驚異的な燃費は期待できません。 毎月のガソリン代も、維持費の大きなパイを占めることになります。

ボディコーティングと洗車費用のプレミアム性

レクサスオーナーの多くは、その美しい塗装を維持するために新車時に高額なボディコーティングを施工します。 このメンテナンス(年1回の点検や専用シャンプー等)にも費用がかかります。 また、レクサスディーラーでの洗車サービスは丁寧で非常に満足度が高いものですが、無料期間が終了した後は1回数千円の費用が発生します。 「レクサスを綺麗に乗り続ける」ためのコストは、大衆車とは比較にならないほど積み重なっていくのです。

オーナーズデスクとコネクティッドサービス

レクサスには24時間365日対応の「オーナーズデスク」があり、目的地設定やトラブル対応をしてくれます。 このサービスは新車購入から一定期間は無料ですが、その後は継続費用(G-Link利用料)が発生します。 これを切ってしまうと、ナビの地図更新や遠隔操作、緊急通報システムなどの便利な機能が使えなくなります。 「レクサスらしさ」を享受し続けるためには、こうしたサブスクリプション的な費用も払い続ける必要があるのです。

公租公課と駐車場代:コンパクトでも逃げられない

自動車税(種別割)は1.5Lクラスなので年額30,500円と比較的リーズナブルですが、駐車場代は別問題です。 都市部でレクサスを所有する場合、セキュリティのしっかりした駐車場を選びたくなります。 特に、LBXは全幅が1,825mmと、日本の一般的な立体駐車場の制限(1,800mmや1,850mm)に対して余裕が少ない場合があります。 「コンパクトだからどこでも停められる」と思っていたら、実はパレットが狭くて専用の高級駐車場を借りる羽目になった、というケースも想定されます。 維持費の「想定外」は、こうしたインフラ面からもやってくるのです。

まとめ

レクサスLBXを残クレで購入し、維持していくことは、単に「月々のローンを払う」こと以上の金銭的・心理的負担を伴います。 「レクサスの中で一番安い」という言葉は、あくまで車両本体価格の話であり、その裏側にある金利、保険、タイヤ、メンテナンスといった「維持費」は、紛れもなくプレミアムブランドの基準です。

引用 : メーカーHP

残クレでの購入を後悔しないためには、以下の3点を徹底することをおすすめします。 まず、車両価格の2割〜3割程度の頭金を用意し、月々の支払額を「無理のない範囲」まで下げること。 次に、残クレの金利分も含めた総支払額を現金購入と比較し、納得した上で契約すること。 そして最後に、走行距離制限や返却条件を「自分のライフスタイルに本当に合っているか」冷静に見極めることです。

LBX自体は、クラスを超えた質感を持つ素晴らしい車です。 しかし、その輝きを維持するためには、相応のコストが必要であるという「現実」を直視することが、最高の後悔対策になるはずです。

筆者情報

筆者: モータージャーナリスト兼コラムニストとして活動。慶應大学卒業後、大手自動車会社に就職。車両開発に携わり、その後出版業界へ転身。自動車ジャーナリストへの憧れから独立し、現在に至る。愛車はレクサスLFA、日産GTR R34など。

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