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国産車

雪国は注意|日産セレナのタイヤ大型化で冬用タイヤが高額になる実態

モータージャーナリスト兼コンサルタントの二階堂仁です。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、新型セレナを雪国で使う際の、特にスタッドレスタイヤの費用がどれくらいかかるのか、気になっていることでしょう。私も実際にC28型セレナを所有し、冬を迎えるにあたって同じ悩みを経験したので、その気になる気持ちはよくわかります。先代モデルから乗り換えた方は特に、その価格差に驚くかもしれません。

引用 : 日産公式HP (https://global.nissannews.com/ja-JP/channels/serena?selectedTabId=serena-releases)

この記事を読み終える頃には、新型セレナの冬タイヤに関する疑問や、雪国での維持費についての不安が解消され、安心して冬のカーライフの準備ができるようになっているはずです。

記事のポイント

  • 新型セレナのタイヤサイズと価格高騰の実態
  • 具体的なスタッドレスタイヤとホイールセットの費用相場
  • 雪国で必須ともいえる寒冷地仕様とその必要性
  • セレナを雪国で賢く維持するための総合ガイド
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新型セレナのタイヤ大型化と冬の準備で知っておくべきこと

ファミリー層から絶大な支持を集める日産セレナ。2022年11月にフルモデルチェンジを果たしたC28型は、先進技術や使い勝手の良さがさらに進化し、人気は衰えることを知りません。私もその魅力に惹かれて所有する一人です。

引用 : 日産公式HP (https://global.nissannews.com/ja-JP/channels/serena?selectedTabId=serena-releases)

しかし、雪国にお住まいの方が新型セレナの購入を検討する際には、少し注意が必要です。それは、先代のC27型から「タイヤサイズが変更・大型化」されたこと。これが冬の準備、特にスタッドレスタイヤの購入費用に大きく影響してくるのです。

ここでは、なぜタイヤが高額になるのか、そして具体的な費用感や対策について、私の経験も交えながら詳しく解説していきます。

日産セレナのタイヤサイズ変更の歴史(C27型とC28型の比較)

まず、具体的にタイヤサイズがどう変わったのかを見てみましょう。ミニバンのタイヤは、乗り心地や燃費、静粛性、そして見た目のデザイン性など、様々な要素を考慮して決定されます。セレナもモデルチェンジの度に、その時代に合わせた最適なタイヤが選択されてきました。

特に影響の大きい、売れ筋グレードのタイヤサイズを比較してみましょう。

モデル グレード 標準タイヤサイズ
旧型 (C27) ハイウェイスター 195/60R16
新型 (C28) ハイウェイスターV 205/65R16
新型 (C28) LUXION (ルキシオン) 205/55R17

このように、新型セレナはタイヤの幅(195mm→205mm)が広くなり、タイヤ全体の直径も大きくなっています。特に最上級グレードのルキシオンは17インチが標準となりました。

この「タイヤの大型化」こそが、スタッドレスタイヤの価格を押し上げる最初の要因です。一般的に、タイヤはサイズが大きくなればなるほど、使用されるゴムの量が増え、製造コストも上がるため、販売価格も高くなる傾向にあります。

日産セレナ(C28型)の標準タイヤサイズと特徴

引用 : 日産公式HP (https://global.nissannews.com/ja-JP/channels/serena?selectedTabId=serena-releases)

新型セレナ(C28型)のタイヤサイズは、グレードによって異なります。ご自身が検討しているグレードのタイヤサイズを正確に把握しておくことが、冬支度の第一歩です。

  • グレードX / XV / ハイウェイスターV
    • タイヤサイズ: 205/65R16
    • 特徴: 乗り心地と経済性のバランスが取れた16インチサイズ。先代よりも一回り大きいサイズが採用されています。
  • グレード LUXION(ルキシオン)
    • タイヤサイズ: 205/55R17
    • 特徴: 最上級グレードにふさわしい、走行安定性とスタイリッシュな外観を両立した17インチサイズ。乗り心地は16インチに比べてやや硬めに感じられますが、高速走行時の安定性は抜群です。

ご自身のセレナがどのタイヤを履いているかは、運転席のドアを開けた内側にあるステッカー(空気圧ラベル)で確認できます。

スタッドレスタイヤが高額になる3つの理由

では、なぜ新型セレナのスタッドレスタイヤは「高い」と言われるのでしょうか。理由は大きく3つあります。

理由1:タイヤサイズの大径化・ワイド化

先ほども触れましたが、これが最も大きな理由です。タイヤは大きくなればなるほど高価になります。C27型の「195/60R16」は多くの車種で採用されてきた一般的なサイズであり、市場に多く流通しているため価格も比較的安定していました。 しかし、C28型の「205/65R16」や「205/55R17」は、まだ採用車種が限られる比較的新しいサイズです。

理由2:流通量の少なさ

新しいタイヤサイズは、タイヤメーカーの生産量もまだ少なく、市場での流通量も限られます。需要に対して供給が追いついていない状況では、価格が高止まりしやすくなります。特に、冬本番を迎えて需要がピークになる11月~12月は、品薄になり価格も上昇する傾向が強いです。

理由3:ミニバン専用設計によるコスト

セレナのような背の高いミニバンは、セダンやコンパクトカーに比べて車重が重く、重心も高いため、走行中にふらつきやすい特性があります。そのため、スタッドレスタイヤも単に雪道や氷上で滑らないだけでなく、その重さを支え、カーブでも安定して走れるような剛性(しっかり感)が求められます。 各タイヤメーカーは、サイドウォール(タイヤの側面)を強化したり、専用のコンパウンド(ゴムの素材)を使用したりして、ミニバン特有の動きに対応した「ミニバン専用スタッドレスタイヤ」を開発しています。これには高い技術とコストがかかるため、通常のタイヤよりも価格が高く設定されているのです。

C27型セレナとC28型セレナのスタッドレスタイヤ価格比較

それでは、実際にどれくらいの価格差があるのでしょうか。国内で人気の高いブリヂストンの「BLIZZAK(ブリザック)」シリーズを例に、タイヤ4本のみの参考価格を比較してみましょう。

※価格は市況や販売店によって大きく変動するため、あくまで目安としてお考えください。

モデル タイヤサイズ タイヤモデル 参考価格(4本)
旧型 (C27) 195/60R16 BLIZZAK VRX3 約90,000円~120,000円
新型 (C28) 205/65R16 BLIZZAK VRX3 約110,000円~150,000円
新型 (C28) 205/55R17 BLIZZAK VRX3 約130,000円~180,000円

ご覧の通り、新型C28型は旧型C27型に比べて、タイヤだけで2万円~4万円ほど高くなることがわかります。最上級グレードのルキシオン(17インチ)に至っては、先代の標準グレードと比較してかなりの負担増となるのが現実です。

主要タイヤメーカー別スタッドレスタイヤ価格の目安

スタッドレスタイヤは様々なメーカーから発売されており、それぞれに特徴と価格帯があります。ここでは、代表的な3社のミニバン向けスタッドレスタイヤの価格目安(205/65R16サイズ・4本セット)をご紹介します。

メーカー 代表モデル 特徴 価格目安(4本)
ブリヂストン BLIZZAK VRX3 氷上性能を極限まで追求。凍結路での安心感は絶大。効きの持続性も高い。 110,000円~150,000円
ヨコハマ iceGUARD 7 氷上性能と雪上性能のバランスに優れる。吸水と密着で効きを発揮。 100,000円~140,000円
ダンロップ WINTER MAXX 03 ナノ凹凸ゴムが氷上の水膜を素早く除去。氷上性能と効きの持続性が特徴。 95,000円~135,000円

どのメーカーも甲乙つけがたい高性能なタイヤですが、一般的に「氷上の効き」を最重視するならブリヂストン、氷雪性能のバランスや経済性を考えるならヨコハマやダンロップ、といった選択肢が考えられます。お住まいの地域の雪質や、ご自身の運転スタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。

タイヤとホイールセットの価格相場

スタッドレスタイヤを購入する際は、夏タイヤと交換しやすいように、ホイールとセットで購入するのが一般的です。ホイールにも様々な種類があり、価格もピンキリです。

  • スチールホイールセット
    • 特徴:最も安価で丈夫。デザイン性は低いが、コストを最優先するならこれ。
    • 価格相場(タイヤ込み):130,000円~180,000円
  • 社外アルミホイールセット
    • 特徴:デザイン性が豊富で、純正品より安価なものが多い。最も一般的な選択肢。
    • 価格相場(タイヤ込み):140,000円~220,000円
  • 純正アルミホイールセット
    • 特徴:車両とのデザインマッチングは完璧。品質も高いが、価格も最も高額。
    • 価格相場(タイヤ込み):200,000円~300,000円以上

私自身は、信頼できるカー用品店でデザインと価格のバランスが良い社外アルミホイールセットを選びました。最近の社外品は品質もデザインも非常に優れており、コストを抑えつつ満足度の高い選択が可能です。

タイヤ費用を抑えるための「インチダウン」という選択肢

「どうしても費用を抑えたい…」という方に検討をおすすめしたいのが「インチダウン」です。これは、ホイールのサイズを標準のものより小さく(インチダウン)し、その分タイヤの厚み(扁平率)を増すことで、タイヤ外径を変えずに価格を抑える手法です。

新型セレナ(C28型)の場合、C27型で主流だった「195/60R16」サイズにインチダウンすることが可能です。(※ブレーキキャリパーとの干渉など、適合確認は必須です)

インチダウンのメリット

  • 価格が安い:タイヤもホイールも小さくなるため、セット価格を大幅に抑えられます。場合によっては5万円以上の節約も可能です。
  • 乗り心地がマイルドになる:タイヤのゴム部分の厚みが増すため、路面からの衝撃を吸収しやすくなり、乗り心地が柔らかくなります。
  • わだち等でハンドルが取られにくい:タイヤの幅が狭くなることで、雪道やわだちでの走行安定性が増す場合があります。

インチダウンのデメリット

  • 見た目が変わる:ホイールが小さくなるため、やや迫力に欠ける印象になります。
  • 運動性能が若干低下する:カーブなどでの応答性が標準インチに比べて穏やかになります。
  • 適合するホイールを選ぶ必要がある:ブレーキなどとの干渉がないか、専門の販売店でしっかりと確認してもらう必要があります。

見た目を気にせず、コストと乗り心地を重視する方にとっては、インチダウンは非常に賢い選択と言えるでしょう。

タイヤの保管方法と交換時期の目安

購入したスタッドレスタイヤを長持ちさせるには、適切な保管が欠かせません。

  • 保管場所: 直射日光や雨風が当たらない、涼しい暗所が理想です。物置やガレージ、またはタイヤ保管サービスを利用しましょう。
  • 保管方法:
    • ホイール付きの場合:空気圧を半分程度に抜き、平積み(横にして重ねる)で保管します。
    • タイヤのみの場合:縦置きで保管します。
  • 交換時期:
    • 夏→冬:初雪の予報が出る1ヶ月~2週間前には交換を済ませておくと安心です。11月に入ったら交換を検討しましょう。
    • 冬→夏:最低気温が7℃を上回る日が続くようになったら交換のタイミングです。一般的には3月下旬から4月が目安です。

雪国でセレナを乗りこなすための追加装備と注意点

雪国で快適にセレナを乗りこなすためには、スタッドレスタイヤ以外にも考えておきたい装備や注意点があります。ここでは、特に質問の多い「寒冷地仕様」や「4WD」の必要性、そして雪国ならではのメンテナンスについて掘り下げていきます。

 

引用 : 日産公式HP (https://global.nissannews.com/ja-JP/channels/serena?selectedTabId=serena-releases)

日産セレナの寒冷地仕様は本当に必要か?

結論から言うと、雪国や寒さの厳しい地域にお住まいの方は、迷わず寒冷地仕様を選ぶことを強くおすすめします

「最近の車は性能が良いから標準仕様でも大丈夫では?」という声も聞きますが、寒冷地仕様は単なる気休めの装備ではありません。マイナス気温が当たり前の環境下で、日々の快適性と安全性を確保するための重要な装備がパッケージされています。標準仕様との差額は数万円ですが、後から一つずつ装備を追加していくと、はるかに高額になってしまいます。

寒冷地仕様の具体的な装備内容とオプション価格

日産セレナの寒冷地仕様には、主に以下のような装備が含まれています。(年式やグレードにより内容は異なります)

  • 大容量バッテリー: 低温時はバッテリーの性能が著しく低下します。エンジン始動の安心感が全く違います。
  • 高出力オルタネーター: バッテリーを効率よく充電するための発電機。電装品を多用する冬場には必須です。
  • ヒーテッドドアミラー: ミラーに付着した雪や氷を熱線で溶かします。後方確認の安全性を確保します。
  • ワイパーデアイサー(フロント): フロントガラスのワイパー停止位置に熱線を内蔵し、凍りついたワイパーを溶かします。
  • PTC素子ヒーター: エンジンの暖機運転を待たずに、電気の力で温風を出す補助ヒーター。寒い朝でもすぐに車内が暖まり始め、快適性が格段に向上します。
  • リアヒーターダクト: 後席の足元に温風を送るダクト。ファミリーカーであるセレナにとっては非常に重要な装備です。

これらの装備が、メーカーオプションとして約5万円~8万円程度で装着可能です。特に、PTC素子ヒーターとリアヒーターダクトは、家族を乗せる機会の多い方にとって、価格以上の価値があると感じられるはずです。

4WD(四輪駆動)の必要性と性能レビュー

「雪国だから4WDは必須」と考える方も多いでしょう。確かに4WDは、2WD(二輪駆動)に比べて発進時や登坂路での安定性が高く、深い雪道からの脱出能力にも優れています。

新型セレナには、第2世代に進化した「e-POWER 4WD」が用意されています。これは、後輪をモーターのみで駆動するシステムで、以下のようなメリットがあります。

  • 緻密な駆動力制御: 路面状況を検知し、瞬時に後輪へのトルクを配分。滑りやすい路面でも非常にスムーズかつ安定した発進が可能です。
  • 高い静粛性: プロペラシャフトがないため、走行中の不快な振動や騒音が少ないです。
  • 減速時の安定性: 雪道でアクセルをオフにした際、後輪の回生ブレーキが適切に作動し、4輪で安定した減速を実現します。

ただし、4WDにも注意点があります。

  • 過信は禁物: 4WDが優れているのはあくまで「発進・加速」時です。制動(ブレーキ)性能は2WDと変わりません。凍結路では4WDでも滑ります。
  • 価格と燃費: 車両価格が2WDより25万円~30万円ほど高くなり、車重が増えるため燃費も若干悪化します。

【4WDは必要か?の結論】

  • 急な坂道が多い、積雪量が非常に多い地域にお住まいの方 → 4WDを推奨します。
  • 主な走行エリアが平坦で、除雪も比較的しっかり行われる地域の方 → 高性能なスタッドレスタイヤを装着すれば、2WDでも十分に走行可能です。

ご自身の生活環境と予算を照らし合わせて、慎重に判断することが大切です。

下回りの防錆対策(アンダーコート)の重要性

雪国の道路には、凍結を防ぐために融雪剤(塩化カルシウムなど)が撒かれます。これは雪を溶かすのに効果的ですが、車の金属部分、特に目に見えない下回りを錆びさせる大きな原因となります。

新車購入時には、ディーラーオプションや専門業者で**下回りの防錆コーティング(アンダーコートやシャシーブラック塗装)**を施工しておくことを強く推奨します。一度錆が発生すると、その進行を完全に止めるのは困難です。愛車を長く大切に乗るために、初期投資を惜しまないようにしましょう。施工費用は3万円~6万円程度が相場です。

冬場の燃費はどれくらい悪化する?

引用 : 日産公式HP (https://global.nissannews.com/ja-JP/channels/serena?selectedTabId=serena-releases)

冬場は外気温の低下や暖房の使用、雪道走行による抵抗の増大など、燃費が悪化する要因が揃っています。

  • ガソリン車 (2WD)
    • カタログ燃費 (WLTC): 13.4 km/L
    • 冬場の実燃費目安: 8~10 km/L
  • e-POWER (2WD)
    • カタログ燃費 (WLTC): 20.6 km/L
    • 冬場の実燃費目安: 13~16 km/L

e-POWERは、エンジンが発電に徹するため、ガソリン車に比べて燃費の落ち込みは緩やかですが、それでも2割~3割程度の悪化は覚悟しておく必要があります。特に、暖房のためにエンジンがかかる機会が増えることが、燃費悪化の主な要因となります。

雪道での運転で注意すべきポイント

セレナは安全性能の高い車ですが、雪道では物理の法則には逆らえません。

  • 「急」のつく操作は避ける: 急発進、急ハンドル、急ブレーキはスリップの原因です。
  • 車間距離を十分に: 乾燥路の2倍以上の車間距離を保ちましょう。
  • プロパイロットの過信は禁物: 先進運転支援システム「プロパイロット2.0」も、雪で白線が見えない、センサーが雪で覆われるなどの状況では正常に作動しません。あくまで運転の補助機能と捉え、悪天候時は頼りすぎないことが重要です。
  • ブラックアイスバーンに注意: 一見濡れているだけに見える黒い路面が、実は凍結していることがあります。橋の上やトンネルの出入り口は特に注意が必要です。

その他、雪国であったら便利なカー用品

  • スノーブラシ・解氷スプレー: 車に積もった雪を下ろしたり、凍りついたガラスを溶かしたりする必需品です。
  • ゴム製(ラバー)フロアマット: 濡れた靴で乗り込んでも手入れが簡単。車内を清潔に保てます。
  • リモコンエンジンスターター: 出発前に家の中からエンジンをかけ、車内を暖めておくことができます。寒い日の快適性が劇的に向上します。
  • 牽引ロープ・ブースターケーブル: 万が一のスタックやバッテリー上がりに備えておくと安心です。

まとめ

今回は、新型日産セレナを雪国で乗る際の、特にスタッドレスタイヤの費用に焦点を当てて解説してきました。

【今回のレビューの要点】

  • 新型セレナ(C28)はタイヤが大型化したため、先代(C27)よりスタッドレスタイヤの価格が2万円~5万円以上高くなる。
  • タイヤとホイールのセットで購入する場合、15万円~20万円程度の予算を見ておく必要がある。
  • コストを抑えたい場合は、インチダウン(195/60R16)が有効な選択肢となる。
  • 雪国では、快適性と安全性を高める「寒冷地仕様」の選択を強く推奨する。
  • 4WDは必須ではないが、坂道が多い豪雪地帯では心強い味方になる。
  • 融雪剤対策として、購入時に下回りの防錆コーティングを施工しておくことが愛車を長持ちさせる秘訣。

確かに、車両本体価格に加えて、冬の準備費用は決して安くはありません。しかし、これらの追加費用は、雪国で安全かつ快適なカーライフを送るための「必要経費」と捉えることが大切です。

事前にしっかりと情報を集め、計画的に予算を組んでおくことで、購入後の「こんなはずではなかった」という後悔を防ぐことができます。

この記事で得た知識をもとに、ぜひご自身のライフスタイルに最適な仕様と装備を選び、素晴らしいセレナとの冬のカーライフをスタートさせてください。