モータージャーナリスト兼コンサルタントの二階堂仁です。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、愛車用のカー用品を選んでいるものの、種類も多くどれを購入すれば良いか迷っている事でしょう。私自身、これまで数多くの商品を試してきましたが、良かったものもあれば中には失敗したものもありました。
そこで今回は、自動車ジャーナリストの私が厳選したカー用品のおすすめをジャンル別に紹介します。
この記事を読み終える頃には、迷いなく愛車のグッズを購入できているはずです。
記事のポイント
- 自動車ジャーナリストがおすすめする商品を紹介
- それぞれのメリット・デメリットを解説
- ジャンル別におすすめを解説
本当におすすめのカー用品|スマホ・PC関連
ワイヤレス充電対応スマホホルダー

センサーでアームが自動開閉する未来感あふれるスマホホルダー。スマホを置くだけで充電とホールドが完了する手軽さが魅力です。エンジン停止後も数回は開閉できる「蓄電機能」が付いているモデルが多く、うっかりスマホを取り忘れても安心です。
- 良い点:
- ケーブルを抜き差しする手間がなく、置くだけで充電・ホールドが完了する。
- エンジンを切った後でもスマホを取り外せるモデルが多く、非常に便利。
- 送風口、ダッシュボードなど、取り付け方法が複数選べる汎用性の高さ。
- 悪い点:
- 機械式のため、モーターの作動音が気になる場合がある。
- アームのホールド力が強すぎたり弱すぎたり、スマホケースとの相性がでることがある。
uGreen Type-Cケーブル

最大100Wの急速充電に対応し、スマホだけでなくPCの充電にも使えるパワフルなType-Cケーブル。ガジェット好きなら一つは持っておきたい信頼のUGREEN製で、車内での急速充電環境を確実に整えたい方におすすめです。
- 良い点:
- 100Wの高出力対応で、あらゆるデバイスをスピーディーに充電できる。
- 品質に定評のあるメーカー製で、安心して長く使える。
- ケーブルがナイロン編みで覆われているモデルが多く、耐久性が高い。
- 悪い点:
- 安価なケーブルと比較すると価格は高め。
- ケーブルが太く硬めな傾向があり、狭い場所での取り回しには少し工夫が必要。
マグネット式スマホホルダー

スマホの着脱を手軽さで選ぶならマグネット式が最適。スマホ側に薄い金属プレートを貼るだけで、ホルダーに近づけるだけで「ピタッ」と固定できます。乗り降りの際に素早く着脱したい方にぴったりのアイテムです。
- 良い点:
- 片手で簡単に、素早くスマートフォンを着脱できる。
- ホルダー自体がコンパクトで、運転中の視界を妨げにくい。
- 悪い点:
- スマホ本体やケースに金属プレートを貼り付ける必要がある。
- 夏の炎天下では、ダッシュボードの熱と直射日光でスマホが高温になりやすい。
セイワ スマホホルダー(ドリンクホルダー設置型)

純正品のような収まりの良さが魅力のドリンクホルダー設置型。特にノア・ヴォクシーのようにハンドルのすぐ横にドリンクホルダーがある車種では、視線移動が少なく安全に画面を確認できます。ワイヤレス充電と自動開閉機能も備えた高機能モデルです。
- 良い点:
- ダッシュボード周りがスッキリし、視界を全く妨げない。
- 車種によっては最適なポジションにスマホを固定できる。
- ワイヤレス充電や自動開閉など、便利な機能が搭載されている。
- 悪い点:
- 貴重なドリンクホルダースペースを一つ占有してしまう。
- 車種によっては設置位置が低すぎたり、操作しにくかったりする場合がある。
本当におすすめのカー用品|充電・電源関連
テックメイト オプティメイト7

単なる充電器ではなく、バッテリーのコンディションを最適に保つ「メンテナンスツール」。弱ったバッテリーを回復させる機能も搭載し、愛車を長く大切に乗りたい方や、複数台所有している方には心強い味方です。
- 良い点:
- バッテリーの状態を診断し、最適な充電を行うためバッテリーに優しい。
- サルフェーション溶解機能により、弱ったバッテリー性能を回復させる効果が期待できる。
- 繋ぎっぱなしにしておくだけで、常に満充電状態を維持できる。
- 悪い点:
- 急速充電ではなく、時間をかけて充電するため、すぐに出かけたい時には不向き。
- 高性能な分、価格が高価。
超小型シガーソケットチャージャー

シガーソケットに挿したことを忘れるほどコンパクトで、インテリアに完全に溶け込むデザインが秀逸。使わないときはシガーソケットの蓋を閉めておける車種も多く、純正のようなスッキリ感を求める方におすすめです。
- 良い点:
- 突出部分がほとんどなく、後付け感が一切ない。
- Type-AとType-Cの2ポート搭載で、新旧様々なデバイスに対応できる。
- 小さなフック(取っ手)が付いており、取り外しも比較的簡単。
- 悪い点:
- 非常にコンパクトなため、高負荷時には熱を持ちやすい。
- 取り出し用のフックが小さく、指がかかりにくい場合がある。
メーカー違いのシガーソケットチャージャー

上記の超小型チャージャーと基本性能は同等ながら、マットブラックの質感が車内の高級感を一層引き立てます。性能だけでなく、指で触れたときの感触や見た目の好みで選びたいこだわり派に。
- 良い点:
- しっとりとしたマットな質感が、内装に落ち着いた雰囲気を与える。
- 30Wの高出力で、スマートフォンの急速充電にも十分対応可能。
- 悪い点:
- 基本的な性能は他の製品と大差ないため、デザインに価値を見出せるかどうかが選択のポイント。
本当におすすめのカー用品|内装アクセサリー
Type-C LEDライト

Type-Cポートに挿すだけで、足元やコンソール周りを優しく照らす間接照明。数百円から購入できる手軽さで、車内の雰囲気をガラッと変えることができます。カラーチェンジ機能付きなら、その日の気分でドライブを楽しめます。
- 良い点:
- 非常に安価で、手軽に車内のドレスアップが楽しめる。
- ボタン一つで色を変えられ、自分好みの空間を演出できる。
- 取り付けがポートに挿すだけなので、誰でも簡単にできる。
- 悪い点:
- 製品によっては光が明るすぎたり、逆に暗すぎたりすることがある。
- USBポートを一つ占有してしまう。
コンソールエンブレムステッカー

傷がつきやすいピアノブラックのコンソール部分を、さりげなく保護しながらドレスアップできる車種専用フィルム。エンブレムの形に正確にカットされているため、DIYが苦手な方でも簡単に貼り付けられます。
- 良い点:
- 車種専用設計なので、フィット感が抜群。
- 気になる小傷を隠し、新たな傷の発生を防ぐことができる。
- 悪い点:
- 貼り付け時に気泡やホコリが入らないよう、慎重な作業が求められる。
- 経年により、フィルムの端が剥がれてくる可能性がある。
ポポット 車のゴミ箱

生活感が出やすいゴミ箱を、スタイリッシュなデザインで隠せるアイテム。マグネット式の蓋で中身が見えず、使わないときはスリムに折りたためるスマートさが魅力です。
- 良い点:
- 折りたたみ可能で、使わないときに邪魔にならない。
- デザイン性が高く、車内のインテリアを損なわない。
- 悪い点:
- 容量はあまり大きくないため、頻繁にゴミを捨てる必要がある。
- フックで吊り下げるタイプなので、重いゴミを入れると不安定になりがち。
3Dカーボンシート

乗り降りの際に靴が当たって傷つきやすいステップ部分などを、スポーティーなカーボン調デザインで保護できるシート。DIYで好きな形にカットして、内装のイメージチェンジにも活用できる汎用性の高いアイテムです。
- 良い点:
- DIYで手軽に傷防止対策とドレスアップができる。
- リアルなカーボン調の質感が、車内のスポーティーさを演出する。
- 悪い点:
- 曲面への貼り付けはドライヤーを使うなど技術が必要で、初心者には難しい場合がある。
- 貼り付けに失敗すると、気泡やシワが残り見栄えが悪くなる。
クルペタくん

エアコンの送風口やスイッチ類の隙間など、掃除しにくい場所に押し付けるだけでホコリやゴミを吸着してくれるスライム状のクリーナー。掃除が楽しくなるユニークなアイテムで、車内だけでなくキーボードの掃除などにも使えます。
- 良い点:
- 通常の掃除では届かない細かい隙間のゴミを簡単に除去できる。
- 何度も繰り返し使用でき、コストパフォーマンスが高い。
- 悪い点:
- 粘着力が落ちてくると、ゴミの吸着力が弱くなる。
- 夏場の高温の車内に放置すると、溶けたり変質したりする恐れがある。
エレコム クリーニングクロス

カーナビやピアノブラックパネルについた指紋や皮脂汚れを、一拭きで驚くほど綺麗にする高性能クロス。厚手の生地と超極細繊維が汚れをしっかり絡め取り、デリケートな画面にも傷をつけにくい安心感が魅力です。
- 良い点:
- 軽い力で拭くだけで、指紋や油汚れがスッキリ落ちる。
- 厚手で柔らかい生地のため、拭き心地が良く、対象物に傷をつけにくい。
- 洗って繰り返し使える耐久性がある。
- 悪い点:
- 一般的なマイクロファイバークロスに比べて価格が高い。
本当におすすめのカー用品|カーエンターテイメント
Amazon Fire TV Stick 4K

純正ナビやディスプレイオーディオのHDMI端子に接続するだけで、車内がプライベートシアターに早変わり。休憩中や車中泊の際に、Amazonプライム・ビデオやYouTubeなどを大画面で楽しめます。
- 良い点:
- 簡単な接続で、車内で様々な動画配信サービスが利用可能になる。
- 自宅のテレビと同じ感覚で操作できる手軽さ。
- Amazonのセール期間を狙えば、非常にお得に購入できる。
- 悪い点:
- 利用にはWi-Fi環境(ポケットWi-Fiやスマホのテザリング)が必須。
- 走行中のドライバーによる視聴は法律で禁止されている。
リチャージWi-Fi(100GB付き)

月額料金や契約の縛りが一切ない、買い切り型のポケットWi-Fi。最初に100GBのデータ容量がついており、使い切ったら必要な分だけチャージするスタイルは、たまにしか使わない方や、通信費を手間なく管理したい方に最適です。
- 良い点:
- 契約手続きや解約、本体の返却が不要でとにかく手軽。
- 月額料金がかからないため、使わない月のコストはゼロ。
- 悪い点:
- 日常的に大量のデータ通信を行う場合、チャージ料金が割高になる可能性がある。
- 通信速度は、キャリア回線や利用する場所の電波状況に左右される。
ケイヨウ ディスプレイオーディオ

ナビが付いていない車でも、ダッシュボードに置くだけでCarPlayやAndroid Autoが使えるようになる画期的なアイテム。配線工事不要で、スマートフォンのナビアプリや音楽アプリを大画面で快適に操作できます。
- 良い点:
- 難しい取り付け作業なしで、手軽に最新のカーインフォテインメントを導入できる。
- テレビ視聴やミラーリングなど、多機能なモデルが多い。
- 車両を乗り換えても、次の車に載せ替えて使うことができる。
- 悪い点:
- 後付け感があり、配線を綺麗に隠さないと車内がごちゃごちゃした印象になる。
- ダッシュボードに設置するため、夏場の直射日光による熱暴走のリスクがある。
本当におすすめのカー用品|洗車・メンテナンス用品
大判タオル

ミニバンを洗車しても一度も絞る必要がないほどの圧倒的な吸水力がSNSでも話題のタオル。拭き上げ作業の時間を劇的に短縮し、洗車の負担を大幅に軽減してくれます。一度使ったら手放せなくなる洗車好きの必須アイテムです。
- 良い点:
- 驚異的な吸水力で、拭き上げの往復回数が格段に減る。
- 大判サイズなので、ルーフなどの広い面も一気に拭き上げられる。
- 洗車時間を大幅に短縮できる。
- 悪い点:
- 大量の水を吸うため、一度濡れると非常に重くなり絞りにくい。
- 厚手なので、完全に乾かすのに時間がかかる。
精製水

水道水に含まれるカルキなどの不純物を取り除いた純度の高い水。洗車の仕上げに使うことで、拭きスジや水垢が一切残らないプロのような仕上がりを実現します。特にカーナビ画面やガラスの最終的な拭き上げにおすすめです。
- 良い点:
- 乾燥しても水跡(ウォータースポット)が残らない。
- デリケートな内装パネルや画面の掃除にも安心して使える。
- 悪い点:
- 洗浄成分は含まれていないため、汚れを落とす力はない。
- 洗車のたびに使うとコストがかさむ。
スリックタッチ

固形ワックスは難しいというイメージを覆す、初心者でも驚くほど簡単に施工できるワックス。軽い力で伸び、拭き上げもスムーズ。カルナバ蝋配合の濡れたような深いツヤと、コロコロの水玉を生む撥水性は病みつきになります。
- 良い点:
- 固形ワックスとは思えないほど作業性が良く、ムラになりにくい。
- 価格が手頃でありながら、高級ワックスに匹敵するツヤと撥水性が得られる。
- 悪い点:
- 液体やスプレータイプのコーティング剤と比べると、塗り込みと拭き上げの手間はかかる。
洗車グローブ(マイクロファイバーミット)

スポンジでは洗いにくいドアミラーの下やグリルなど、複雑な形状の場所も素手感覚で優しく洗い上げられるミット。ふわふわの長い毛足がシャンプーの泡をたっぷりと保持し、ボディへの洗車傷リスクを低減します。
- 良い点:
- 手にはめて使うため、細かい部分や曲面が非常に洗いやすい。
- ボディに優しいマイクロファイバー素材で、傷がつきにくい。
- 手首部分がリブになっており、作業中に脱げにくい。
- 悪い点:
- 砂や固いゴミを巻き込んだまま洗うと、かえって傷の原因になるため、こまめにすすぐ必要がある。
スマホまもる君

本来はスマートフォンの画面を保護するためのガラスコーティング剤ですが、車のピアノブラックパネルやナビ画面に施工すると驚きの効果を発揮。指紋が付きにくくなるだけでなく、細かい傷を埋めて新品のような美しいツヤが蘇ります。
- 良い点:
- 指紋やホコリが付きにくくなり、綺麗な状態を維持しやすくなる。
- 施工することで、ピアノブラックパーツのツヤが一段と深まる。
- 悪い点:
- 効果は永続的ではないため、定期的な再施工が必要。
- 少量で高価なため、広範囲に使用するにはコストがかかる。
本当におすすめのカー用品|安全・快適装備
ケイヨウ デジタルミラードラレコ

後席に人や荷物が満載でも、後方の視界をクリアに映し出すデジタルミラー。特に夜間や雨天時の視認性は純正ミラーとは比べ物にならず、安全性が格段に向上します。SONY製の高感度センサー「STARVIS」搭載モデルなら、暗い場所でも鮮明な映像を記録できます。
- 良い点:
- 天候や車内の状況に左右されず、常にクリアな後方視界を確保できる。
- 純正ミラーよりも広範囲を映し出すため、死角が減る。
- ドライブレコーダー機能も兼ね備えているため、一石二鳥。
- 悪い点:
- 映像に慣れるまで、実際の距離感が掴みにくいことがある。
- カメラのレンズに雨粒が付くと、映像が見えにくくなる(対策フィルムあり)。
セイワ マグネットカーテン

吸盤やフックが不要で、窓枠の金属部分に内蔵されたマグネットで「パチッ」と一瞬で取り付けられるカーテン。日差しが強い時の日よけや、車中泊でのプライバシー確保に大活躍します。使わないときはコンパクトにまとめられます。
- 良い点:
- 誰でも簡単に、素早く取り付け・取り外しができる。
- 吸盤のようにガラスから剥がれ落ちる心配がない。
- 悪い点:
- 車種によっては窓の形と合わず、隙間ができてしまうことがある。
- マグネットが付かない樹脂製の窓枠には使用できない。
ケイヨウ デジタルバックミラー

「ドライブレコーダー機能は不要で、純粋に後方視界だけを改善したい」というニーズに応えるシンプルなデジタルミラー。録画機能を省くことで価格を抑えており、手軽にデジタルミラーの利便性を体験したい方におすすめです。
- 良い点:
- 高価なドラレコ一体型に比べて、安価に導入できる。
- 機能がシンプルなため、操作が分かりやすい。
- 悪い点:
- デジタルミラードラレコと同様、映像への慣れや雨天時の視認性の課題はある。
レスキューハンマー&シートベルトカッター

万が一の事故や水没で車内に閉じ込められた際、自分の力で脱出するための命綱。シートベルトを切り、サイドガラスを破砕するための必須装備です。使う日が来ないことが一番ですが、「備えあれば憂いなし」の安心アイテムです。
- 良い点:
- 緊急時に迅速な脱出を可能にする、お守りのような存在。
- コンパクトで、ドアポケットなど手の届く場所に保管しやすい。
- 悪い点:
- 製品によって性能に差があるため、信頼できるメーカーのものを選ぶ必要がある。
エマーソン 三角停止表示板

高速道路上でやむを得ず停車する際に、後続車に危険を知らせるための法律で定められた表示義務品。国家公安委員会認定品なら、品質面でも安心して使用できます。
- 良い点:
- 国家公安委員会認定品という信頼性と安心感。
- 専用ケースにコンパクトに収納でき、トランクの隅に置いておいても邪魔にならない。
- 悪い点:
- 緊急時に慌てず、素早く組み立てられるように一度練習しておくと良い。
アイオン ダッシュボード用ハンディモップ

アルファードのようにフロントガラスが傾斜していて、ダッシュボードの奥まで手が届きにくい車種のオーナーにとって救世主となるアイテム。
まとめ
今回は、自動車ジャーナリストの私が厳選したカー用品のおすすめをジャンル別に紹介してきました。
カー用品は種類も多く、実際に使用するオーナーとの相性によって感じ方が変わってきますが、今回紹介したものは多くのリピーターがいるものばかりなので、胸を張って紹介することができます。
あなたのカー用品選びの参考になれば幸いです。