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TOYOTA

新型ルーミー フルモデルチェンジのリセールバリューが良いグレードとカラーの選び方

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、まもなく登場が噂される新型ルーミーのフルモデルチェンジ、特にその「リセールバリュー」がどうなるのか、非常に気になっていることでしょう。 私自身も多くの車を乗り継ぎ、リセールバリューの重要性は身をもって経験してきましたので、その気になる気持ちはよくわかります。

引用 : トヨタ HP 現行ルーミー

この記事を読み終える頃には、新型ルーミーで損しないための、リセールバリューを最大化するグレードや色の選び方に関する疑問が解決しているはずです。

記事のポイント

  • 新型ルーミーの驚異的なリセールバリューが期待できる根拠
  • リセールを制する最強グレードの具体的な選び方
  • 数年後も高値を維持するボディカラーの鉄板法則
  • 査定額を底上げする必須オプションの選択術
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Contents
  1. 新型ルーミーのリセールバリューはなぜ高いと断言できるのか?
    1. 現行モデルの圧倒的な人気と中古車市場での実績
    2. コンパクトトールワゴン市場における独走状態
    3. フルモデルチェンジによる商品力の大幅向上
  2. 【徹底解説】新型ルーミー フルモデルチェンジの全貌
    1. 新型ルーミーの外装(エクステリア)デザインの進化点
    2. 新型ルーミーの内装(インテリア)の質感向上と先進装備
    3. 新型ルーミーのパワートレインと待望のハイブリッド
    4. 新型ルーミーの燃費性能はクラストップレベル
    5. 新型ルーミーの安全装備と運転支援機能
    6. 新型ルーミーの予想価格と発売時期
  3. 【最重要】新型ルーミーのリセールバリューが良いグレードの選び方
    1. 結論:最もリセールが期待できるのは「カスタムG」系
    2. なぜカスタム系グレードのリセールは強いのか?
    3. パワートレイン別(ターボ vs ハイブリッド vs NA)のリセール考察
    4. 駆動方式(2WD vs 4WD)はどちらが有利か?
  4. 新型ルーミーで高値を狙えるリセール最強カラー(ボディ色)はこれだ
    1. 鉄板の「ブラック系」と「パールホワイト系」は不動の人気
    2. 意外なダークホース?ツートーンカラーのリセール価値
    3. 避けるべきボディカラーとその理由
  5. リセールをさらに高める!賢いオプション装備の選択術
    1. 【必須】両側パワースライドドアの重要性
    2. パノラミックビューモニター(全方位カメラ)は査定額アップの鍵
    3. 純正大型ディスプレイオーディオの価値
    4. 査定に響きにくいオプション、響きやすいオプション
  6. まとめ

新型ルーミーのリセールバリューはなぜ高いと断言できるのか?

まず結論から申し上げましょう。 2025年末から2026年にかけて登場が予想される新型ルーミーは、現行モデルを凌駕する、極めて高いリセールバリューを維持することが濃厚です。 自動車ジャーナリストとして、そして一人のオーナーとして、私はそう確信しています。 なぜ、まだ見ぬ新型車の価値をここまで断言できるのか。 それには明確な理由がいくつか存在します。

引用 : トヨタ HP 現行ルーミー

現行モデルの圧倒的な人気と中古車市場での実績

最大の根拠は、現行ルーミーが築き上げてきた圧倒的な市場評価です。 2016年の登場から8年以上が経過したロングセラーモデルでありながら、2025年に入ってもなお、毎月安定して販売台数ランキングの上位に君臨し続けています。 これは自動車業界において異例中の異例と言えるでしょう。

この人気の高さは、そのまま中古車市場での需要に直結しています。 「軽自動車では少し手狭でパワーも物足りない。 でも、ミニバンは大きすぎて運転が不安だし、価格も高い」。 この絶妙なニーズを持つ層の受け皿として、ルーミーは唯一無二の存在となりました。 結果として、中古車市場では常に品薄状態が続き、状態の良い車両は驚くような高値で取引されています。 この強固な需要基盤がある限り、新型に切り替わったとしても、その価値が暴落することは考えにくいのです。

コンパクトトールワゴン市場における独走状態

ルーミーの強さは、競合車種が少ない市場環境にも支えられています。 直接的なライバルと言えるのはスズキのソリオくらいで、実質的にはこの市場を独占している状態です。 ホンダのフリードは3列シートも選べる一回り大きなモデルですし、日産には直接競合する車種が存在しません。

この「一強」とも言える状況は、リセールバリューにとって非常に有利に働きます。 中古車を探しているユーザーの選択肢が限られるため、価格競争が起きにくく、価値が安定しやすいのです。 新型ルーミーがこの市場のリーダーシップをさらに強固なものにすることは間違いなく、リセールバリューを盤石にする大きな要因となります。

フルモデルチェンジによる商品力の大幅向上

現行モデルでさえ圧倒的な人気を誇るルーミーが、フルモデルチェンジでどれだけ進化するのか。 これがリセールを語る上で最も重要なポイントです。 そして、その進化の幅は私たちの想像を遥かに超えるものになりそうです。

待望の「e-SMART HYBRID」搭載

最大の目玉は、ダイハツが開発したシリーズ式ハイブリッド「e-SMART HYBRID」の搭載です。 エンジンは発電に徹し、100%モーターで駆動するこのシステムは、EVのような滑らかで力強い加速と、クラストップレベルの低燃費を両立します。 WLTCモードで28.0~30.0km/Lという数値が予測されており、これはライバルのソリオ(ストロングハイブリッドで22.3km/L)を大きく引き離すものです。 燃費性能は中古車市場での評価、ひいてはリセールバリューに直結する重要な要素。 このアドバンテージは計り知れません。

内外装の質感向上と先進装備の充実

エクステリアは、ノア・ヴォクシーを彷彿とさせる上質で洗練されたデザインへと進化。 インテリアも、大型ディスプレイオーディオや電子パーキングブレーキ、フルデジタルメーターなどが採用され、質感と先進性が大幅に向上すると見られています。 コンパクトカーの枠を超えたこれらの装備は、所有満足度を高めるだけでなく、数年後の中古車市場においても「古さを感じさせない」という大きな価値を持ちます。

安全性能の飛躍的進化

安全装備も最新世代の「スマートアシスト」が搭載され、衝突回避支援ブレーキの性能向上はもちろん、ブラインドスポットモニターや全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)など、上級車種に匹敵する運転支援機能が備わる見込みです。 「安全」は、特にファミリー層にとって車選びの最優先事項。 この点での進化も、リセールバリューを強力に下支えするでしょう。

このように、新型ルーミーはデザイン、走り、燃費、装備、安全性の全てにおいて、現行モデルから飛躍的な進化を遂げます。 この圧倒的な商品力こそが、高いリセールバリューを確信する最大の理由なのです。

【徹底解説】新型ルーミー フルモデルチェンジの全貌

リセールバリューを深く理解するためには、まず新型ルーミーがどのような車なのか、その全体像を把握しておく必要があります。 ここでは、現在予測されている新型ルーミーの姿を、各項目に分けて詳しくレビューしていきましょう。

引用 : トヨタ HP 現行ルーミー

新型ルーミーの外装(エクステリア)デザインの進化点

新型ルーミーのエクステリアは、現行モデルのボクシーで実用的なプロポーションを維持しつつ、トヨタの最新デザイン言語を取り入れた、よりシャープで都会的なスタイルへと進化します。

特にフロントマスクの印象は大きく変わるでしょう。 大型化されたグリルと、薄型でシャープなデザインのLEDヘッドランプが採用され、存在感と上質感を両立。 特に人気の「カスタム」グレードでは、グリルにブラックやクローム加飾が施され、弟分のノア・ヴォクシーとも言えるような迫力ある表情を見せてくれるはずです。

サイドビューは、両側スライドドアという最大の利便性はそのままに、ボディに伸びやかなキャラクターラインが加えられ、安定感と躍動感を演出。 リアデザインも、縦基調のLEDテールランプが高い位置に配置され、左右を繋ぐガーニッシュによってワイド感が強調されると予測されています。

全体として、単なる「便利な箱」ではなく、「スタイリッシュで所有する喜びを感じられるコンパクトカー」へと昇華されることが期待されます。 このデザインの進化は、見た目を重視する若いファミリー層などに強くアピールし、中古車市場での人気、つまりリセールバリューに直結します。

新型ルーミーの内装(インテリア)の質感向上と先進装備

インテリアの進化は、エクステリア以上に目覚ましいものになるかもしれません。 インパネは水平基調のすっきりとしたデザインとなり、視覚的な広がりと開放感を演出。 質感においても、手が触れる部分にソフトパッド素材が多用されるなど、コンパクトカークラスとは思えないほどの仕上がりが期待されます。

先進装備の積極採用

  • 大型ディスプレイオーディオ: 中央には10.5インチクラスの大型ディスプレイオーディオが鎮座。 ワイヤレスのApple CarPlayやAndroid Autoにも対応し、スマートフォンとの連携が飛躍的に向上します。
  • 電子パーキングブレーキ&オートブレーキホールド: 上級グレードにはついに採用される見込みです。 これにより、足元スペースがすっきりするだけでなく、渋滞時の運転疲労が大幅に軽減されます。 このクラスでの採用は大きなアドバンテージです。
  • フルデジタルメーター: 運転に必要な情報をグラフィカルに表示するフルデジタルメーターも採用される可能性があります。 視認性の向上はもちろん、先進的なコクピットは所有満足度を大きく高めてくれるでしょう。

もちろん、広大な室内空間や多彩なシートアレンジ、豊富な収納スペースといったルーミー本来の美点はさらに磨きがかかります。 先進性と実用性を高次元で両立させたインテリアは、長く乗っても飽きが来ず、中古車として売却する際にも大きなアピールポイントとなります。

新型ルーミーのパワートレインと待望のハイブリッド

パワートレインは、今回のフルモデルチェンジにおける最大のハイライトです。

パワートレイン種類 エンジン 最高出力 最大トルク 特徴
e-SMART HYBRID 1.2L 直列3気筒(発電用) 106ps(モーター) 17.3kgm(モーター) 100%モーター駆動による滑らかな加速と圧倒的な低燃費
1.0L ターボ 1.0L 直列3気筒ターボ 約98ps 約14.3kgm 高速道路でも余裕のある力強い走り
1.0L 自然吸気 1.0L 直列3気筒 約69ps 約9.4kgm 扱いやすくバランスの取れた標準エンジン

注目はやはり新設定の「e-SMART HYBRID」です。 モーターならではの発進時から最大トルクを発生させる特性により、ストップ&ゴーの多い街中では非常にキビキビと、そして驚くほど静かに走行します。 アクセル操作だけで加減速をコントロールできる「スマートペダル」機能も搭載される見込みで、運転の快適性は格段に向上するでしょう。 この新しい走りの体験は、一度味わうとガソリンモデルには戻れないと感じる人も多いはずです。 このハイブリッドモデルが、今後のルーミーの販売とリセールの中心となることは間違いありません。

新型ルーミーの燃費性能はクラストップレベル

前述の通り、ハイブリッドモデルの燃費はWLTCモードで28.0~30.0km/Lと予測されており、これは驚異的な数値です。

車種 ハイブリッドシステム WLTCモード燃費
新型ルーミー (予測) e-SMART HYBRID 28.0~30.0 km/L
スズキ ソリオ ストロングハイブリッド 22.3 km/L
ホンダ フィット e:HEV 27.4 km/L

燃料タンク容量を40Lと仮定すると、単純計算で1回の給油で1000km以上の航続が可能になります。 ガソリン価格が高騰し続ける現代において、この経済性の高さは非常に大きな魅力です。 年間1万km走行するユーザーの場合、現行のNAモデル(18.4km/L)と比較して、年間約3.2万円もの燃料代を節約できる計算になります。 このランニングコストの差は、中古車を購入するユーザーにとっても大きな判断材料となり、ハイブリッドモデルの高いリセールバリューを支えることになります。

新型ルーミーの安全装備と運転支援機能

安全装備は、最新世代の予防安全機能「スマートアシスト」が採用されることで、現行モデルから大きく進化します。 ステレオカメラの性能向上により、検知対象が自転車や二輪車、夜間の歩行者にまで拡大され、より幅広いシーンで危険を回避する能力が高まります。

さらに、これまで上級車種の装備だった高度な運転支援機能が追加される点も見逃せません。

  • ブラインドスポットモニター: 車線変更時に死角にいる車両を検知し警告。
  • リアクロストラフィックアラート: 駐車場から後退する際に左右からの接近車両を検知し警告。
  • 全車速追従機能付ACC & レーンキープコントロール: 高速道路での追従走行と車線維持を支援し、長距離ドライブの疲労を大幅に軽減。

これらの先進安全装備は、もはや「あれば良い」ものではなく「必須」の装備となりつつあります。 特にファミリー層にとっては、安全性の高さが購入の決め手になることも少なくありません。 これらの装備が充実していることは、数年後の査定においてもプラスに働くことは確実です。

新型ルーミーの予想価格と発売時期

これだけの進化を遂げるとなると、気になるのは価格です。 先進装備の充実やハイブリッドシステムの追加により、現行モデルからの価格上昇は避けられないでしょう。

  • ガソリンモデル: 180万円 ~ 235万円程度
  • ハイブリッドモデル: 215万円 ~ 245万円程度

現行モデルと比較すると、全体的に30万~50万円ほど高くなると予想されます。 しかし、その価格上昇幅を補って余りある商品力の向上、特に燃費性能の劇的な改善を考慮すれば、十分に納得感のある価格設定と言えるでしょう。

正式な発表・発売時期は、2025年秋頃から2026年にかけてが有力視されています。

【最重要】新型ルーミーのリセールバリューが良いグレードの選び方

さて、ここからが本題です。 新型ルーミーの価値を最大化するためには、どのグレードを選べば良いのでしょうか。 パワートレインや駆動方式も絡めて、ジャーナリストとしての視点で深く掘り下げていきます。

引用 : トヨタ HP 現行ルーミー

結論:最もリセールが期待できるのは「カスタムG」系

まず、グレード選びの大原則として、新型ルーミーでは**「カスタム」系グレードがリセールの王道となります。 その中でも、新設されるであろう「カスタムG HYBRID(仮称)」、またはガソリンモデルの「カスタムG-T(ターボ)」**が、最も高いリセールバリューを期待できるツートップになると予測します。

標準グレードとカスタムグレードでは、新車時の価格差が20万円前後ありますが、3年後、5年後の査定額では、その価格差以上の差がつくことも珍しくありません。 初期投資は少し高くなりますが、最終的な手出し額(購入価格-売却価格)で考えると、カスタム系の方が得をする可能性が非常に高いのです。

なぜカスタム系グレードのリセールは強いのか?

理由は大きく3つあります。

  1. 圧倒的な見た目の差: 専用のエアロパーツや大型グリル、デザイン性の高いアルミホイールなどを装備したカスタム系は、標準グレードとは一線を画すスタイリッシュさと高級感を放ちます。 中古車市場では、車の性能と同じくらい「見た目の良さ」が重視されます。 特にルーミーを求める若いファミリー層などにとって、このデザイン性の高さは非常に魅力的であり、「どうせ乗るならカッコいいカスタム」という指名買いに繋がります。
  2. 装備の充実度: カスタム系は、内外装のデザインだけでなく、快適装備や便利機能が標準で充実している場合が多いです。 例えば、LEDヘッドライトや各種メッキ加飾、内装の質感向上などが挙げられます。 これらの装備は後付けが難しいものが多く、中古車として購入する側にとっても付加価値が高いと判断されます。
  3. 中古車市場での需要と供給のバランス: 新車販売時においてもカスタム系の人気は非常に高く、中古車市場に出てくる台数も豊富です。 しかし、それ以上に「カスタムが欲しい」という需要が圧倒的に多いため、常に高値で安定する傾向にあります。 中古車販売店の立場からしても、見栄えが良く、すぐに売れるカスタム系は積極的に仕入れたい商品なのです。

パワートレイン別(ターボ vs ハイブリッド vs NA)のリセール考察

次に、パワートレインごとのリセールバリューを考えてみましょう。 これは非常に悩ましい問題ですが、現時点での私の見解は以下の通りです。

リセール期待度: ハイブリッド ≧ ターボ > NA(自然吸気)

ハイブリッドモデルの優位性

長期的には、ハイブリッドモデルがリセールの覇権を握る可能性が最も高いと考えています。 その理由は、圧倒的な燃費性能によるランニングコストの安さです。 数年後、中古車としてルーミーを購入する層にとって、毎月のガソリン代が安く済むことは非常に大きなメリットになります。 また、モーター駆動による静粛性や滑らかな走りも、一度体験すると病みつきになる魅力があり、中古車市場での評価を高める要因となるでしょう。 環境意識の高まりも追い風となります。

ターボモデルの根強い人気

一方で、ターボモデルも引き続き高いリセールを維持するでしょう。 1.0Lとは思えない力強い加速は、高速道路の走行が多いユーザーや、走りに余裕を求める層から根強い支持を受けています。 特にカスタムグレードとの組み合わせである「カスタムG-T」は、現行モデルでも最強のリセールを誇るグレードです。 ハイブリッドの価格が思った以上に高い場合や、シンプルな構造を好む層からの需要で、安定した人気を保つと予測されます。

NA(自然吸気)モデルの立ち位置

NAモデルは、新車価格が最も安く、購入しやすいのが魅力です。 しかし、リセールバリューという観点では、ハイブリッドやターボと比較すると一段下がることは避けられないでしょう。 「走りの余裕」や「燃費性能」といった付加価値が、中古車市場ではより高く評価される傾向にあるためです。 ただし、ルーミー自体の基本需要が高いため、極端に値崩れすることはないでしょう。 初期費用をとにかく抑えたい方向けの選択肢と言えます。

駆動方式(2WD vs 4WD)はどちらが有利か?

駆動方式の選択は、お住まいの地域によって最適解が変わります。

  • 降雪地域にお住まいの方: 迷わず4WDを選びましょう。 これらの地域の中古車市場では4WDの需要が圧倒的に高く、2WDと比較して査定額が大幅にアップします。 新車時の価格差(約20万円)は、売却時に十分回収できる可能性が高いです。
  • 非降雪地域にお住まいの方: 基本的には**2WD(FF)**で問題ありません。 リセールバリューも2WDの方が安定しています。 非降雪地域で4WDを購入しても、その価値は査定時に正しく評価されにくく、燃費の悪化や車両価格の高さを考えると、リセール面では不利になることが多いです。

新型ルーミーで高値を狙えるリセール最強カラー(ボディ色)はこれだ

グレードと同じくらい、いや、時としてそれ以上にリセールバリューを左右するのがボディカラーです。 いくら人気のグレードでも、不人気色を選んでしまうと査定額が10万円以上も下がってしまうことがあります。 ここでは、高値を狙える鉄板カラーと、避けるべきカラーについて解説します。

鉄板の「ブラック系」と「パールホワイト系」は不動の人気

リセールバリューを最優先するなら、選ぶべきカラーは**「ブラックマイカメタリック」「パールホワイトIII」**(※カラー名は変更の可能性あり)の二択です。 これはルーミーに限らず、ほとんどの車種に共通する鉄則です。

カラー系統 人気の理由 注意点
ブラック系 高級感、重厚感があり、特にカスタムグレードの迫力を引き立てる。老若男女問わず人気が高い。 傷や汚れが目立ちやすい。査定時の状態チェックが厳しくなるため、日頃の手入れが重要。
パールホワイト系 清潔感、上品さがあり、車が大きく見える効果も。万人受けする定番色で、流行り廃りがない。 メーカーオプションで有償色(3万円~5万円程度)の場合が多いが、それを上回るリセール価値がある。

この2色は中古車市場で最も需要が高く、他の色に比べて10万円から20万円、場合によってはそれ以上の高値で取引されます。 迷ったら、このどちらかを選んでおけば間違いありません。

意外なダークホース?ツートーンカラーのリセール価値

近年、個性を演出できるツートーンカラーの人気が高まっています。 新型ルーミーでも、ルーフをブラックにしたスタイリッシュなツートーン仕様が設定される可能性があります。

ツートーンカラーのリセールは、組み合わせるボディカラーに大きく左右されます。 **「パールホワイト×ブラックルーフ」「鮮やかなブルー×ブラックルーフ」**といった、メリハリの効いた人気の組み合わせであれば、モノトーンの定番色に匹敵する、あるいはそれを上回る査定額がつく可能性も十分にあります。 ただし、奇抜すぎる色の組み合わせは好みが分かれるため、リセール面ではリスクを伴うことも覚えておきましょう。

避けるべきボディカラーとその理由

一方で、リセール面で不利になりやすいカラーも存在します。 具体的には、赤系、黄色系、緑系といった原色系のソリッドカラーや、ブラウン、ベージュといったアースカラーなどです。

これらの色は、新車購入時には個性的でおしゃれに見えますが、中古車市場では好みが大きく分かれるため、買い手がつきにくい傾向にあります。 特にソリッドの赤などは、年数が経つと色褪せが目立ちやすいというデメリットもあり、査定時にマイナス評価を受けやすいカラーの代表格です。 リセールバリューを重視する場合は、これらの個性的な色は避けるのが賢明な選択と言えるでしょう。

リセールをさらに高める!賢いオプション装備の選択術

最後に、リセールバリューをさらに底上げするための、賢いオプション選びについて解説します。 高価なオプションを何でも付ければ良いというわけではありません。 「査定に響くオプション」と「そうでないオプション」を見極めることが重要です。

【必須】両側パワースライドドアの重要性

ルーミーのようなファミリーカーにおいて、両側パワースライドドアはもはや必須装備です。 カスタムグレードでは標準装備の場合が多いですが、もしオプション設定であれば、必ず選択してください。 子供の乗り降りや、荷物で両手がふさがっている時など、その利便性は絶大です。 中古車市場でも、片側だけパワースライド、あるいは手動スライドの車両は敬遠される傾向が強く、査定額に大きな差が出ます。

パノラミックビューモニター(全方位カメラ)は査定額アップの鍵

車を真上から見下ろしたような映像で、駐車やすれ違いをサポートする**パノラミックビューモニター(またはそれに準ずる全方位カメラ機能)**も、リセール価値が非常に高いオプションです。 ルーミーは比較的運転しやすいサイズですが、運転が苦手な方や初心者にとっては非常に心強い装備です。 中古車を探している層にもこの機能の需要は非常に高く、装着されているだけでプラス査定の対象となります。

純正大型ディスプレイオーディオの価値

ナビゲーション機能は今やスマートフォンで十分、と考える方も多いかもしれません。 しかし、リセールを考えるとメーカー純正の大型ディスプレイオーディオを選択しておくことを強く推奨します。 見た目のすっきり感、車両機能との連携、そして何より「純正ならではの安心感」が、中古車市場では高く評価されます。 社外ナビを取り付けた場合、取り外しや配線の処理が雑だとマイナス査定になることもあります。 新型に搭載される10.5インチクラスのディスプレイは、それ自体が大きなアピールポイントになるでしょう。

査定に響きにくいオプション、響きやすいオプション

響きやすい(プラス査定になりやすい)オプション 響きにくい(自己満足になりがちな)オプション
・両側パワースライドドア ・高価な社外アルミホイール
・パノラミックビューモニター ・社外のエアロパーツ
・純正大型ディスプレイオーディオ ・イルミネーション系の装飾パーツ
・先進安全装備パッケージ(ACCなど) ・高機能なドライブレコーダー(消耗品と見なされることも)
・ETC2.0ユニット ・フロアマットやドアバイザー(あって当たり前の装備)

基本的には、「後付けが難しいメーカーオプション」や「誰にとっても分かりやすく便利な機能」はリセールに強く、「個人の趣味趣向が強く反映される社外パーツ」は評価されにくい、と覚えておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、2025年以降に登場が期待される新型ルーミーのフルモデルチェンジについて、特に「リセールバリュー」という観点から徹底的に解説してきました。

この記事の要点をもう一度おさらいしましょう。

  • 新型ルーミーは、現行モデル以上の高いリセールバリューが確実視される。
  • グレードは「カスタムG HYBRID」または「カスタムG-T」が最強。
  • ボディカラーは「ブラック系」か「パールホワイト系」を選べば間違いない。
  • オプションは「両側パワースライドドア」「パノラミックビューモニター」「純正大型ディスプレイオーディオ」を必ず装着する。

新型ルーミーは、コンパクトなボディに広大な室内空間と使い勝手の良いスライドドアを備え、そこに圧倒的な低燃費を誇るハイブリッドシステムと最新の安全・快適装備が加わることで、まさに「敵なし」のコンパクトトールワゴンへと進化を遂げます。

もちろん、最終的にどの車を選ぶかは、ご自身のライフスタイルや価値観が最も重要です。 しかし、「賢い車選び」という視点において、リセールバリューは無視できない要素です。 数年後の乗り換え時に、手元に返ってくる金額が大きければ、次の車選びの選択肢も大きく広がります。

このレビューが、あなたの最適な一台選びの参考になれば幸いです。 新型ルーミーに関するさらなる情報が入り次第、また改めて詳しくレビューしていきたいと思います。