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新型ルーミー フルモデルチェンジの年間維持費|車検・保険を含む総額費用

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、デザインや性能もさることながら、結局のところ「新型ルーミーの年間維持費は一体いくらかかるのか」が気になっていると思います。 私も様々な車を所有し、新しい車を検討する際は必ず維持費を皮算用しますので、その気になる気持ちはよくわかります。

引用 : トヨタ HP 現行ルーミー

この記事を読み終える頃には、新型ルーミーの具体的な年間維持費が明確になり、購入計画を立てる上での疑問が解決しているはずです。

記事のポイント

  • 新型ルーミーの年間維持費の総額シミュレーション
  • ハイブリッドとガソリンモデルの圧倒的な費用比較
  • 車検や保険料など各費用の詳細な内訳と解説
  • 維持費を賢く節約するための実践的な方法
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新型ルーミーの年間維持費|項目別の内訳を徹底解説

新型ルーミーの購入を検討する上で、車両本体価格と同じくらい重要なのが、所有してから継続的に発生する「維持費」です。 特に今回のフルモデルチェンジでは、待望のハイブリッドモデルが追加されることで、維持費の構造が大きく変わることが予想されます。

引用 : トヨタ HP 現行ルーミー

ここでは、税金や保険料、日々のランニングコストまで、項目別に詳しく、そして現実的な数字を交えて解説していきます。 ご自身のカーライフと照らし合わせながら、読み進めてみてください。

新型ルーミーの税金①:自動車税(種別割)

自動車税は、毎年4月1日時点の車の所有者に課せられる地方税です。 税額はエンジンの排気量によって決まります。

新型ルーミーに搭載が予想されるエンジンは以下の通りです。

  • ガソリンモデル: 1.0L (996cc) 直列3気筒エンジン
  • ハイブリッドモデル: 1.2L (1,196cc) 直列3気筒エンジン(発電用)

これを基に、それぞれの自動車税額を見てみましょう。

エンジン種類 総排気量 2019年10月1日以降の新規登録車
ガソリンモデル 1.0L以下 25,000円
ハイブリッドモデル 1.0L超~1.5L以下 30,500円

一見するとハイブリッドモデルの方が税金が高いように見えますが、ここで重要になるのが「エコカー減税」です。 新型ルーミーのハイブリッドモデルは、その優れた環境性能からエコカー減税の対象となる可能性が極めて高く、新規登録翌年度の自動車税が75%減税されることが期待されます。

  • ハイブリッドモデルの減税適用後(翌年度)の自動車税: 30,500円 × 25% = 7,625円

購入した翌年の自動車税が1万円を切るというのは、家計にとって非常に大きなメリットと言えるでしょう。

新型ルーミーの税金②:自動車重量税

自動車重量税は、その名の通り車の重量に応じて課せられる国税で、主に車検の際に次の車検満了までの期間分(自家用乗用車は初回3年、以降2年)をまとめて支払います。

新型ルーミーの車両重量は、現行モデル(約1,100kg)を参考にすると、装備が充実する分、若干増加する可能性がありますが、「1.0t超~1.5t以下」の区分に収まることが確実です。

この区分の重量税は年間12,300円ですので、車検時には2年分の24,600円が必要となります。

しかし、ここでも「エコカー減税」が大きく関わってきます。

モデル 環境性能 初回車検時(3年後) 2回目以降の車検時(2年ごと)
ハイブリッドモデル 2030年度燃費基準120%達成 免税(0円) 免税(0円)
ガソリンモデル 2030年度燃費基準達成 減税(要確認) 本則税率(20,000円) or 24,600円

最新のe-SMART HYBRIDを搭載するハイブリッドモデルは、高い確率で最も厳しい燃費基準をクリアし、初回車検時の重量税が免税となる見込みです。 さらに、その後の車検でも免税が継続される可能性があり、維持費を大幅に引き下げてくれます。 ガソリンモデルも燃費性能の向上により何らかの減税措置が期待できますが、ハイブリッドモデルの優位性は揺るがないでしょう。

新型ルーミーの保険料①:自賠責保険料

自賠責保険は、法律で加入が義務付けられている強制保険です。 交通事故の被害者救済を目的としており、保険料は車種による違いはなく一律です。 こちらも車検時に次の車検満了までの期間分を支払います。

2023年4月からの料金改定に基づくと、以下の通りです。

  • 24ヶ月契約: 17,650円
  • 25ヶ月契約: 18,160円(車検切れを防ぐため、少し長めに契約することが多い)

これは安全運転を心がけていても必ず発生する固定費となります。

新型ルーミーの保険料②:任意保険料

自賠責保険が対人賠償のみを補償するのに対し、任意保険は対物賠償や自身のケガ、車両の損害などをカバーする重要な保険です。 保険料は、年齢、等級、運転者範囲、補償内容、そして「車両料率クラス」によって大きく変動します。

車両料率クラスとは、車種ごとの事故リスクを統計に基づいてクラス分けしたもので、このクラスが高いほど保険料も高くなります。 新型ルー-ミーはまだ発売されていないため正確な料率クラスは不明ですが、ファミリーカーとしての用途や盗難リスクなどを考慮すると、コンパクトカーとしては標準的なクラスに設定されると予想されます。

ここでは、いくつかの条件で年間の保険料をシミュレーションしてみましょう。

条件 年間保険料(目安)
30歳 / ゴールド免許 / 20等級 / 本人限定 / 車両保険あり 約40,000円~60,000円
40歳 / ゴールド免許 / 20等級 / 夫婦限定 / 車両保険あり 約35,000円~55,000円
21歳 / ブルー免許 / 7等級 / 本人限定 / 車両保険あり 約120,000円~180,000円
30歳 / ゴールド免許 / 20等級 / 本人限定 / 車両保険なし 約25,000円~35,000円

ご覧の通り、特に若い世代や等級が進んでいない場合は保険料が高額になる傾向があります。 また、新型ルーミーには最新の「スマートアシスト」が搭載されるため、衝突被害軽減ブレーキ(ASV)割引が適用され、保険料が数%安くなるメリットも期待できます。

任意保険料を抑えるポイント

  • 複数の保険会社から見積もりを取る(インターネット割引など)
  • 運転者範囲を限定する
  • 不要な特約は外す
  • 車両保険の免責金額(自己負担額)を設定する

これらの工夫で、年間数万円単位の節約も可能です。

新型ルーミーの車検費用

車検は、新車登録から3年後、それ以降は2年ごとに受ける必要があります。 費用は大きく「法定費用」と「車検基本料・整備費用」に分けられます。

  • 法定費用: 自動車重量税、自賠責保険料、印紙代(約1,800円)の合計。
  • 車検基本料・整備費用: 点検や整備、部品交換などにかかる費用。依頼する業者によって大きく異なる。

ここでは、ディーラーと民間の車検専門店の費用感を比較してみましょう。

項目 ディーラー車検(目安) 民間車検専門店(目安) 備考
法定費用(ハイブリッド/免税) 約19,450円 約19,450円 自賠責24ヶ月+印紙代
車検基本料 約40,000円~ 約20,000円~ 点検、事務手数料など
整備・部品交換費用 約20,000円~ 約15,000円~ オイル、フィルター交換など
合計(初回車検) 約80,000円~ 約55,000円~ 車両の状態による

ディーラーは純正部品を使用し、その車種に精通した整備士が点検するため安心感が高い反面、費用は高めになる傾向があります。 一方、民間の専門店は費用を抑えやすいのがメリットです。 どちらを選ぶかは、安心感とコストのバランスを考えて判断すると良いでしょう。

新型ルーミーのランニングコスト①:ガソリン代

日々の維持費で最も大きな割合を占めるのがガソリン代です。 新型ルーミーは、ハイブリッドモデルの登場により、このガソリン代を劇的に抑えることが可能になります。

ここでは、以下の条件で年間のガソリン代をシミュレーションしてみます。

  • 年間走行距離: 10,000km
  • ガソリン価格: 170円/L
  • 燃費(WLTCモード):
    • ハイブリッドモデル: 29.0km/L
    • ガソリンNAモデル: 18.4km/L
    • ガソリンターボモデル: 16.8km/L
モデル 年間ガソリン消費量 年間ガソリン代 1ヶ月あたりのガソリン代
ハイブリッドモデル 約345L 約58,650円 約4,888円
ガソリンNAモデル 約543L 約92,310円 約7,693円
ガソリンターボモデル 約595L 約101,150円 約8,429円

この結果は衝撃的です。 ハイブリッドモデルは、最も燃費の悪いターボモデルと比較して、年間で42,500円もガソリン代が安くなります。 5年間乗り続ければ、その差は20万円以上にもなり、車両本体価格の差を十分に回収できる計算になります。 まさに「走れば走るほどお得になる」のが、新型ルーミーハイブリッドの最大の強みと言えるでしょう。

新型ルーミーのランニングコスト②:メンテナンス費用

車を安全で快適な状態に保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。 主なメンテナンス項目とその費用目安は以下の通りです。

エンジンオイル交換

エンジンを保護し、性能を維持するために不可欠なメンテナンスです。 交換時期の目安は、5,000km~10,000km走行ごと、または半年に1回です。

  • 費用目安: 1回あたり 約5,000円~10,000円(工賃込み)
  • 年間費用目安: 約10,000円~20,000円(年2回交換した場合)

ハイブリッド車はエンジン稼働時間が短いため、ガソリン車よりも交換サイクルを長くできる場合がありますが、定期的な点検は必要です。

タイヤ交換

タイヤは走行距離や経年で摩耗・劣化するため、3~5年での交換が一般的です。 新型ルーミーのタイヤサイズは14インチが標準と予想されます。

  • 費用目安: 4本で約30,000円~60,000円(タイヤ本体+工賃)
  • 年間積立額: 約7,500円~15,000円(4年で交換する場合)

燃費性能を重視したエコタイヤや、静粛性に優れたコンフォートタイヤなど、選択肢によって価格は変動します。

その他消耗品

  • バッテリー交換: 3~5年ごと。約15,000円~40,000円(ハイブリッドの補機バッテリーは高価な場合も)
  • ワイパーゴム交換: 1年ごと。約2,000円~3,000円
  • エアコンフィルター交換: 1年ごと。約3,000円~5,000円
  • ブレーキフルード交換: 2年ごと(車検時)。約5,000円~8,000円

これらの費用を年間でならすと、約15,000円~25,000円程度を見ておくと安心です。

新型ルーミーのその他費用

上記以外にも、車の維持には以下のような費用がかかる場合があります。

  • 駐車場代:
    • 自宅に駐車場がない場合に必要です。地域による価格差が非常に大きく、維持費を左右する大きな要因となります。
    • 地方都市: 月額 5,000円~10,000円(年間 60,000円~120,000円)
    • 都心部: 月額 20,000円~50,000円(年間 240,000円~600,000円)
  • 洗車代: 月に1回洗車機を利用する場合、年間で約5,000円~10,000円。
  • 高速道路料金: 週末のレジャーなどで利用する場合。

特に駐車場代は、持ち家か賃貸か、都市部か地方かによって大きく異なるため、ご自身の状況に合わせて計算に加える必要があります。

新型ルーミー年間維持費シミュレーション|結局総額はいくら?

さて、ここまで解説してきた各項目を合計して、新型ルーミーを1年間維持した場合の総額費用をシミュレーションしてみましょう。 モデルごと、そして駐車場代の有無でパターン分けしました。 ご自身のライフスタイルに最も近いものをご覧ください。

引用 : トヨタ HP 現行ルーミー

前提条件

  • 任意保険: 30歳、ゴールド免許、20等級、車両保険あり(年間50,000円)
  • ガソリン代: 年間10,000km走行、170円/L
  • メンテナンス代: 年間20,000円(オイル交換2回など)
  • 車検費用: 2年分を1年あたりに換算(民間車検で計算)
  • 税金: 新規登録翌年度(エコカー減税適用)

【駐車場代なし】年間維持費シミュレーション

項目 ハイブリッドモデル ガソリンNAモデル
自動車税 7,625円 25,000円
重量税(1年あたり) 0円 12,300円
自賠責保険料(1年あたり) 8,825円 8,825円
任意保険料 50,000円 50,000円
車検費用(1年あたり) 27,500円 39,800円
ガソリン代 58,650円 92,310円
メンテナンス費用 20,000円 20,000円
年間維持費合計 約172,600円 約248,235円
月間維持費 約14,383円 約20,686円

【駐車場代あり(月1万円)】年間維持費シミュレーション

項目 ハイブリッドモデル ガソリンNAモデル
自動車税 7,625円 25,000円
重量税(1年あたり) 0円 12,300円
自賠責保険料(1年あたり) 8,825円 8,825円
任意保険料 50,000円 50,000円
車検費用(1年あたり) 27,500円 39,800円
ガソリン代 58,650円 92,310円
メンテナンス費用 20,000円 20,000円
駐車場代 120,000円 120,000円
年間維持費合計 約292,600円 約368,235円
月間維持費 約24,383円 約30,686円

シミュレーションの結果、ハイブリッドモデルとガソリンNAモデルでは、年間で約75,000円もの差がつくことが分かりました。 月々に換算すると約6,300円の違いです。 この差額は、車両本体価格の高さを考慮しても、ハイブリッドモデルを選ぶ十分な理由になるのではないでしょうか。

ライバル車「スズキ ソリオ」との維持費比較

コンパクトハイトワゴン市場の最大のライバルである「スズキ ソリオ」と比較してみましょう。 ソリオのストロングハイブリッドモデル(HYBRID SZ)を、新型ルーミーハイブリッドとほぼ同じ条件で比較します。

項目 新型ルーミー(ハイブリッド) スズキ ソリオ(HYBRID SZ)
燃費(WLTC) 29.0km/L(予測) 22.3km/L
自動車税 30,500円(減税後 7,625円) 30,500円(減税後 7,625円)
重量税 免税 免税
年間ガソリン代 約58,650円 約76,230円
ガソリン代差額(年間) +17,580円

税金面では同等ですが、やはり燃費性能の差がガソリン代に大きく影響します。 新型ルーミーは、シリーズ式ハイブリッドという最新システムを搭載することで、ライバルに対して明確な経済的優位性を持つことになります。 年間約18,000円の差は、5年で90,000円となり、決して無視できない金額です。

維持費を賢く節約するための4つの方法

引用 : トヨタ HP 現行ルーミー

少しでも車の維持費を抑えたい、と考えるのは当然のことです。 ここでは、誰でも実践できる節約術を4つご紹介します。

1. 任意保険の定期的な見直し

任意保険は、毎年更新のタイミングで見直すのが鉄則です。 同じ補償内容でも保険会社によって保険料は大きく異なります。 インターネットの一括見積もりサイトなどを活用し、複数の会社を比較検討するだけで、年間数万円の節約につながることも珍しくありません。

2. 燃費を意識したエコドライブ

急発進・急加速・急ブレーキを避ける「三急運転」をしないだけでも、燃費は10%以上向上すると言われています。 また、不要な荷物を降ろして車を軽くする、タイヤの空気圧を適正に保つといった基本的なことも、日々のガソリン代節約に直結します。 特にハイブリッドモデルでは、モーター走行を積極的に活用する運転を心がけることで、カタログ燃費に近い数値を出すことも可能です。

3. メンテナンスは計画的に

ディーラーのパックメンテナンスなどを利用するのも一つの手ですが、オイル交換などはカー用品店やガソリンスタンドの方が安価な場合があります。 また、ウォッシャー液の補充や簡単な清掃など、自分でできるメンテナンスを行うことで、工賃の節約になります。 必要なメンテナンスとそうでないものを見極め、賢く業者を選ぶことが重要です。

4. クレジットカードやポイントの活用

ガソリン代や車検費用を、特定のクレジットカードで支払うことで割引が受けられたり、ポイント還元率が高くなったりする場合があります。 自分がよく利用するガソリンスタンドや店舗に合わせて、お得な支払い方法を選択するのも賢い節約術です。

まとめ

今回は、2025年に登場が噂される新型ルーミー フルモデルチェンジの年間維持費について、徹底的にシミュレーションを行いました。

結論として、新型ルーミー、特にハイブリッドモデルの維持費は、クラストップレベルの経済性を実現していると言えます。

税金の優遇措置、そして何よりもe-SMART HYBRIDがもたらす圧倒的な低燃費性能により、ガソリンモデルと比較して年間約7.5万円、ライバルのソリオと比較しても年間約1.8万円もお得になる計算です。

もちろん、車の購入は維持費だけで決まるものではありません。 しかし、今回のフルモデルチェンジで、新型ルーミーはデザイン、内装の質感、先進安全装備の全てにおいて大きな進化を遂げることが確実視されています。 その上で、これだけの経済性を両立しているのですから、「死角のないコンパクトハイトワゴン」と言っても過言ではないでしょう。

もしあなたが、広くて使いやすく、安全で、そして何より家計に優しい車を探しているのであれば、新型ルーミーは最も有力な選択肢の一つになるはずです。 この記事が、あなたの車選びの一助となれば幸いです。