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TOYOTA

RAV4の新旧比較|新型のサメ顔や新パワートレインを解説

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、先日発表された新型RAV4と現行型で何が変わったのか、その違いが気になっていることでしょう。 私も現行RAV4を所有している一人として、今回のフルモデルチェンジには大きな期待と少しの不安を感じていましたが、その進化の全貌を知り、今は興奮を隠せません。

引用 : トヨタ式HP (https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/42758102.html)

この記事を読み終える頃には、新型RAV4の新旧の違いに関するあなたの疑問が解決し、購入すべきかどうかの判断材料が揃っているはずです。

記事のポイント

  • ハンマーヘッドデザイン採用によるシャープな外観への進化
  • ガソリンモデルを廃止し全グレード電動化された新パワートレイン
  • 次世代OS「arene」搭載による革新的な室内空間
  • ボディサイズは維持しつつラゲッジ容量は拡大した実用性
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新型RAV4の概要と注目すべきポイント

世界で最も売れているトヨタ車、それがRAV4です。 そんなグローバルスタンダードSUVが、6代目として待望のフルモデルチェンジを果たしました。 まずは、今回発表された新型RAV4がどのような車なのか、その全体像から見ていきましょう。

引用 : トヨタHP (https://toyota.jp/rav4/)

6代目として登場!世界が注目するトヨタの主力SUV

RAV4は、日本国内はもちろんのこと、世界市場においてトヨタの販売台数を牽引する、まさに「大黒柱」と言える存在です。 累計販売台数は1,500万台を超えるという、まさにモンスター級のSUV。 その6代目となる新型が、2025年度内にもデビューすることが確定し、世界中の自動車ファンから熱い視線が注がれています。

今回のフルモデルチェンジは、単なるデザイン変更に留まりません。 プラットフォームの改良、パワートレインの刷新、そして最新のインフォテインメントシステムの搭載など、全てにおいて進化を遂げています。 まさに、次世代SUVの新たなベンチマークとなる一台と言えるでしょう。

グレードは3種類!「コア」「アドベンチャー」「GRスポーツ」それぞれの個性

新型RAV4には、キャラクターの異なる3つのグレードが用意されました。

  • コア (CORE):都会的で洗練されたデザインを持つ、基本となるグレード。
  • アドベンチャー (ADVENTURE):ワイルドで無骨なスタイルが特徴の、オフロード志向グレード。
  • GRスポーツ (GR SPORT):スポーティーな走りを追求した、PHEV専用のハイパフォーマンスグレード。

現行型にはなかった「GRスポーツ」が追加されたことで、ユーザーの選択肢はさらに広がりました。 それぞれのグレードが明確な個性を持っているため、ご自身のライフスタイルや好みに合わせて、最適な一台を選ぶ楽しみがあります。 どのグレードを選ぶか、今から悩ましいですね。

発売日はいつ?2025年度内の登場が確定

気になる日本での発売時期ですが、公式リリースによると「2025年度内」とアナウンスされています。 これは、具体的には2026年3月末までには発売されることを意味します。

現行型の生産スケジュールなどを考慮すると、個人的には2025年の年末から2026年の初頭にかけて、正式な発表および注文受付が開始されるのではないかと予想しています。 世界的な人気車種であるため、発売直後は注文が殺到し、納期が長くなる可能性も十分に考えられます。 購入を検討している方は、ディーラーからの情報をこまめにチェックしておくことをお勧めします。

【徹底比較】新型RAV4と現行RAV4のデザインの違い

引用 : トヨタ式HP (https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/42758102.html)

今回のフルモデルチェンジで最も注目されているのが、エクステリアデザインの大幅な変更です。 「サメ顔」とも呼ばれるその新しい表情は、見る者に強烈なインパクトを与えます。 ここでは、現行RAV4オーナーの視点も交えながら、新旧のデザインを徹底的に比較していきます。

エクステリア比較①:「コア」はハンマーヘッド採用で都会的に進化

まずは、ベーシックモデルとなる「コア」の新旧比較から見ていきましょう。 現行モデルでいうところの「G」や「Z」グレードに相当する、都会的なスタイルが特徴です。

フロントフェイス:サメ顔でシャープな印象へ

新型RAV4の最も大きな特徴は、プリウスやクラウンシリーズでも採用されている、トヨタの最新デザイン言語「ハンマーヘッド」を取り入れたフロントフェイスです。

シュモクザメをモチーフにしたシャープなヘッドライトと、直線的なラインで構成されたフロントマスクは、現行型の持つ親しみやすさとは対照的に、先進的でアグレッシブな印象を与えます。

一方で、よく見ると現行型の面影も残されています。 左右に踏ん張ったようなバンパーの造形や、グリル下部のデザインには共通性が見られ、RAV4としてのアイデンティティはしっかりと継承されています。

印象を大きく変えているもう一つの要素が、ボンネットの形状です。 現行型が丸みを帯びたラインを描いているのに対し、新型はランドクルーザーシリーズを彷彿とさせる、角張った力強いデザインを採用。 これにより、車格がワンランク上がったかのような重厚感が生まれています。

サイドビュー:ショルダーラインとフェンダーで力強さを演出

サイドから見ると、新型の力強さの秘訣がよくわかります。 現行型は内側に巻き込むような、まとまりのあるフェンダーラインが特徴でした。 対して新型は、外側に向かって張り出すようなフェンダーを採用し、ボディのワイド感を強調しています。

また、ショルダーラインや窓枠のデザインも、より伸びやかで大きく見えるように工夫されています。 細かい部分ですが、樹脂パーツのラインをボディの端までしっかりと伸ばすなど、視覚的にワイドに見せるためのデザインテクニックが随所に見て取れます。

さらに注目すべきは、ピラー(柱)の角度です。 新型の方がピラーが立っているように見え、室内空間の広がり、つまり「開放感」を予感させます。 現行型の「凝縮感」とは真逆のコンセプトと言えるでしょう。

リアビュー:エンブレムの変更とワイルドさの強調

リアデザインも、フロント同様に大きく進化しています。 テールランプの位置が少し上がり、よりモダンで洗練された印象になりました。

最も大きな変更点は、エンブレムです。 これまで中央に配置されていたトヨタマークは極小の黒いものになり、代わりに「RAV4」のロゴが大きく配置されました。 これは最新のクラウンシリーズでも見られる手法で、車種ブランドを前面に押し出すトヨタの新しい戦略の表れです。

また、バンパー形状も見直され、現行型では凹んでいた部分が新型では逆に盛り上がっており、よりワイルドでタフなイメージを強調しています。

エクステリア比較②:「アドベンチャー」は無骨さをさらに強化

次に、RAV4のキャラクターを最も象徴するグレードと言える「アドベンチャー」を比較します。 オフロードテイストを強めたこのグレードは、新旧ともにノーマルモデルとは一線を画す専用デザインが与えられています。

フロントフェイス:角型グリルで安定感をプラス

新旧アドベンチャーの共通点は、スキッドプレート調のシルバーパーツが装着されている点です。 しかし、それ以外の部分は全くの別物と言っていいほど変わりました。

現行型が多角形のグリルを採用していたのに対し、新型はスクエアな形状で構成されています。 特にグリルは上下に2分割され、下側を大きく見せることで、SUVらしいどっしりとした安定感を演出。 このデザインは非常に巧みで、力強さを見事に表現しています。

サイドビュー:大型ルーフレールと樹脂フェンダー

サイドビューでは、ノーマルモデルよりもさらに大型化された樹脂フェンダーが目を引きます。 このワイドフェンダーは、実際に標準モデルよりも全幅が20mmほど拡大しており、見た目だけでなく物理的にも力強さを増しています。

また、ルーフレールも現行型より一回り、いや二回りは大きいタイプが採用されており、アウトドアギアを積載した際の姿は、より一層絵になることでしょう。 装着されているタイヤも、ゴツゴツとしたオフロード系のタイヤが標準となる可能性が高く、アドベンチャーの世界観をさらに高めています。

リアビュー:専用デザインでオフロード感を演出

リアもアドベンチャー専用のデザインが与えられています。 ノーマルモデルよりも大型のスキッドプレートや、リフレクターが内蔵された凹凸のあるバンパーパネルが、後ろ姿に迫力とオフロード感を加えています。 「WOODLAND」という専用ロゴも入り、特別感を演出しています。

新設定「GRスポーツ」はPHEV専用のスポーティグレード

そして、今回新たに設定されたのが「GRスポーツ」です。 現行型にはないこのグレードは、プラグインハイブリッド(PHEV)専用となり、走りに特化したモデルとして登場します。

専用デザインのグロスブラックパーツや20インチの大径アルミホイールが与えられ、他のグレードとは明らかに異なるスポーティーなオーラを放っています。 また、見た目だけでなく、サスペンションやパワーステアリングにも専用チューニングが施され、高い操縦安定性を実現しているとのこと。 まさに「走りも楽しみたい」というアクティブなドライバーのためのRAV4です。

ボディサイズはまさかの変更なし!取り回しの良さは維持

これだけデザインが変わり、大きく見えるようになった新型RAV4ですが、驚くべきことにボディサイズは現行型と全く同じです。

新型RAV4 現行RAV4
全長 4,600 mm 4,600 mm ±0 mm
全幅 1,855 mm 1,855 mm ±0 mm
ホイールベース 2,690 mm 2,690 mm ±0 mm
全高 1,680 mm 1,695 mm -15 mm

※数値はグレードにより若干異なります。

全長・全幅・ホイールベースは完全に同一。 全高に至っては、わずかながら低くなっています。 「最近の車はモデルチェンジのたびに大きくなって運転しづらい」と感じていた方にとっては、これは朗報と言えるでしょう。 見た目の迫力を増しながらも、日本の道路事情にマッチした絶妙なサイズ感を維持したことは、高く評価できるポイントです。

インテリア比較:水平基調でスッキリ&ラグジュアリーな空間へ

エクステリア同様、インテリアも全面的に刷新されました。 全体のコンセプトとしては、水平基調のデザインを取り入れることで、視界の広さとスッキリとした印象を両立させています。

「コア」のインテリア:スポーツテイストから上質な空間へ

現行型のインテリアは、センターコンソールがそそり立つようなデザインで、スポーティーかつ囲まれ感の強い空間でした。 対する新型は、インパネの高さを4cmも下げ、運転のしやすさを重視。 それでいて、ラウンド形状のデザインを取り入れることで、適度な包まれ感も演出しています。

カラーリングも、現行型のスポーティーな雰囲気から一転、少しラグジュアリーなテイストに。 質感も向上しており、より上質な室内空間を求めるユーザーにも満足してもらえる仕上がりになっているようです。

「アドベンチャー」のインテリア:コンセプトは「奥行き感」

現行アドベンチャーは、オレンジの差し色がアクティブな雰囲気を演出していました。 新型では、グリーンを基調とした落ち着いたカラーリングに変更され、オレンジの使用は控えめになっています。 コンセプトも、現行型の「包まれ感」から、新型では「奥行き感」へとシフト。 水平基調のデザインと相まって、より広々とした印象を受けるでしょう。

シートデザインも、現行型の縦方向のラインを強調したスポーティーなものから、新型では横方向のラインで安定感を表現した高級感のあるデザインへと変更されています。

【徹底比較】新型RAV4と現行RAV4の性能・装備の違い

引用 : トヨタ式HP (https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/42758102.html)

デザインだけでなく、中身も劇的な進化を遂げているのが新型RAV4です。 走り、快適性、安全性、そして利便性。 あらゆる面で現行型を凌駕する、その性能と装備の進化点を見ていきましょう。

パワートレインを刷新!ガソリンモデル廃止で全車電動化へ

新型RAV4における最大のトピックの一つが、パワートレインの全面的な見直しです。 そして、ここで一つ大きなニュースがあります。 新型では、2.0Lの純ガソリンエンジンモデルが廃止され、全グレードがハイブリッド(HEV)またはプラグインハイブリッド(PHEV)となります。

これは、近年の環境規制の強化や、トヨタが推進する「マルチパスウェイ」戦略を色濃く反映したものです。 手頃な価格の入門グレードがなくなることを寂しく思う方もいるかもしれませんが、その分、走行性能と環境性能は大きく向上しています。

第6世代ハイブリッドシステム:モーター出力向上で軽快な走りを実現

主力となる2.5Lハイブリッドシステムは、最新の「第6世代」へと進化しました。 トランスアクスル、パワーコントロールユニット、バッテリーなどが改良され、モーター出力が向上。 これにより、シームレスな加速感に加え、より軽快な出足とダイレクトなレスポンスを実現しているとのことです。

現行型のハイブリッドシステムも完成の域に達していると感じていましたが、それがさらに磨き上げられたと聞けば、期待せずにはいられません。 燃費性能についても、現時点では非公開ですが、現行型を上回る数値を記録することは間違いないでしょう。

進化したPHEV:航続距離150km&急速充電対応で利便性大幅アップ

プラグインハイブリッドモデルも大幅に進化しました。 最高出力は320馬力に達し、SUVとは思えないほどのパワフルな加速を味わえます。

注目すべきは、バッテリー性能の向上です。 バッテリー容量が約30%増え、その結果、モーターのみで走行できるEV航続距離は、現行型の95kmから150kmへと大幅に延長されました。 日常生活のほとんどをエンジンをかけずにEVとして走行できるため、ガソリン代の節約に大きく貢献します。

さらに、ユーザーからの要望が多かった**「急速充電」に新たに対応**したことも大きなポイントです。 約30分でバッテリー容量の80%まで充電可能となり、外出先での充電の利便性が格段に向上しました。 V2H(Vehicle to Home)にも対応しているため、災害時などには車を家庭用の蓄電池として活用することも可能です。

乗り心地と静粛性が向上!新プラットフォームと新技術

新型RAV4は、TNGA(Toyota New Global Architecture)思想に基づく「改良型GA-Kプラットフォーム」を採用しています。

改良型GA-Kプラットフォームで剛性10%アップ

ボディのねじり剛性やサスペンションの支持剛性が強化され、剛性は全体で約10%向上しています。 ボディ剛性の向上は、操縦安定性の向上だけでなく、乗り心地や静粛性の向上にも直結します。 しっかりとした骨格を持つことで、路面からの衝撃をしなやかにいなし、車内への不快な振動や騒音の侵入を抑制できるのです。

レクサス譲りのショックアブソーバーと新ブレーキシステム

乗り心地を左右する重要なパーツであるショックアブソーバーには、なんとレクサスにも採用されている高性能なタイプを新規採用。 さらに、ごく小さな振動も吸収するために、特殊な接着剤(高減衰接着剤)を使用するなど、徹底したこだわりが見られます。

また、新しいブレーキシステムの採用や、アクセルペダルが正式なオルガン式(床から生えているタイプ)に変更されたことも見逃せません。 これらの改良により、より自然でコントロールしやすい運転フィールと、上質な乗り心地が期待できます。

内装・装備の進化点!次世代マルチメディア「arene OS」を初採用

新型RAV4のインテリアにおける最大の進化は、トヨタが新たに開発した次世代マルチメディアシステム**「arene(アリーン) OS」が初採用**されたことです。 これにより、ナビゲーションやエンターテインメント機能が飛躍的に進化します。

カスタマイズ可能な12.9インチナビ画面

ナビ画面は12.9インチ(※アドベンチャーは12.3インチ)の大型ディスプレイを採用。 最大の特徴は、スマートフォンのようにウィジェットを配置し、ホーム画面を自分好みにカスタマイズできる点です。 地図、音楽、天気など、よく使う機能を自由に配置できるため、直感的で分かりやすい操作が可能になります。 これまでのもどかしかったトヨタのナビシステムを知る者としては、まさに革命的な進化です。

メーター内にも地図表示が可能に

12.3インチのフル液晶メーター内にも、ナビ画面を大きく表示できるようになりました。 これにより、運転中の視線移動を最小限に抑え、より安全に運転に集中することができます。 表示のレスポンスも非常にサクサクとしており、ストレスを感じさせません。

進化した音声認識機能「Hey, Toyota」

音声認識機能も大幅に進化しました。 「Hey, Toyota(ヘイ、トヨタ)」と呼びかけるだけでシステムが起動し、ナビの目的地設定はもちろん、エアコンの温度調整や窓の開閉、サンシェードの操作まで、声で行うことができます。 応答速度も従来の3.5秒から1秒へと短縮され、より自然な対話形式での操作が可能です。 さらに、運転席と助手席、どちらから話しかけられたかを認識し、例えば「窓を開けて」と運転席の人が言えば運転席側の窓を開けるなど、賢さも増しています。

シートベンチレーションなど快適装備も充実

現行型でも好評だったシートベンチレーション(シートから冷風が出る機能)やシートヒーター、ステアリングヒーターといった快適装備も、もちろん新型に引き継がれています。 夏場の蒸れや冬場の冷えから解放してくれるこれらの装備は、一度使うと手放せなくなる快適アイテムです。

ラゲッジスペースは拡大!使い勝手も向上

ボディサイズは変わらないにもかかわらず、ラゲッジ容量は拡大している点も、新型RAV4の優れたパッケージングを物語っています。

新型RAV4 現行RAV4
ラゲッジ容量 749 L 733 L +16 L

わずかな差に思えるかもしれませんが、この16Lの差が、いざという時に役立つことがあります。 さらに、リアシートを倒した際の荷室フロアが、よりフラットになるように改良されており、長尺物の積載性や、昨今流行りの車中泊での快適性も向上しています。 ゴルフバッグが7つ、サーフボードなら15枚も積めるという広大なスペースは、アクティブな趣味を持つ方の頼もしい相棒となるでしょう。

新型RAV4の価格を大胆予想!現行モデルからどう変わる?

引用 : トヨタ式HP (https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/42758102.html)

ここまで新型RAV4の進化点を見てきましたが、最も気になるのはやはり価格でしょう。 現時点ではまだ公式な価格は発表されていませんが、これまでの情報から、私なりに価格を予想してみたいと思います。

ガソリンモデル廃止による最低価格の上昇は必至

まず間違いなく言えるのは、純ガソリンモデルが廃止されたことにより、車両本体価格のスタートライン(最低価格)は現行型よりも高くなるということです。

参考までに、現行RAV4の価格帯は以下のようになっています。

  • ガソリンモデル(AWD): 323.7万円 〜 391.2万円
  • ハイブリッドモデル(E-Four): 385.9万円 〜 453.2万円
  • PHEVモデル(E-Four): 566.1万円 〜

ハイブリッドモデルの価格予想

新型のスタート価格は、現行ハイブリッドモデルの価格が基準となります。 第6世代ハイブリッドシステムへの進化や、arene OSの採用、内外装の質感向上などを考慮すると、現行ハイブリッドモデルから20万円〜30万円程度の価格アップは避けられないでしょう。

【予想】新型RAV4 ハイブリッドモデル価格

  • 400万円 〜 480万円 程度の価格帯になるのではないかと予想します。

PHEVモデルの価格予想

PHEVモデルは、バッテリー容量の増加や急速充電への対応など、コストアップの要因がさらに多くなります。 特に新設定の「GRスポーツ」は、専用装備も多いため、最も高価なグレードとなるでしょう。

【予想】新型RAV4 PHEVモデル価格

  • 現行の566万円から上昇し、600万円前後からのスタートになる可能性が高いと見ています。
  • GRスポーツは、さらに上の650万円前後になるかもしれません。

もちろん、これはあくまで私の個人的な予想です。 嬉しい誤算で、価格上昇が最小限に抑えられることを期待したいところです。

結論:新型RAV4は「買い」なのか?ジャーナリストとしての見解

さて、ここまで新旧RAV4を様々な角度から比較してきました。 最後に、自動車ジャーナリストとして、そして一人の現行RAV4オーナーとして、「新型RAV4は結局“買い”なのか?」という問いにお答えしたいと思います。

結論から申し上げます。 予算が許すのであれば、新型RAV4は間違いなく「買い」です。

デザインの進化、パワートレインの刷新による走行性能と環境性能の向上、そしてarene OSによる革新的なユーザー体験。 その進化の幅は、フルモデルチェンジという言葉から想像する以上のものであり、現行オーナーとしては少し嫉妬してしまうほどの完成度です。

新型RAV4をおすすめする人

  • 最新のデザインと先進的な装備を求める方
  • 走行性能と燃費性能を高いレベルで両立させたい方
  • 日常のほとんどをEVとして過ごしたい方(PHEV)
  • アウトドアや車中泊など、アクティブな趣味をお持ちの方
  • 長く乗れる、リセールバリューの高いSUVを探している方

<h3>現行RAV4(中古含む)や他のSUVも選択肢になる人</h3> もちろん、すべての人にとって新型RAV4が唯一の正解というわけではありません。

  • 購入費用を少しでも抑えたい方:モデル末期となり値引きが期待できる現行RAV4の新車や、程度の良い中古車は非常に魅力的な選択肢です。
  • 純ガソリンエンジンのフィーリングが好きな方:新型では選べないガソリンモデルは、現行型でしか手に入りません。
  • よりラグジュアリーな乗り味を求める方:同じプラットフォームを持つハリアーなども比較検討してみると良いでしょう。
  • 3列シートが必要な方:アウトランダーPHEVやエクストレイルなども視野に入ってきます。

<h3>私が購入するならこのグレード!</h3> もし私が今、新型RAV4を購入するなら…非常に悩みますが、「アドベンチャー」のハイブリッドモデルを選びます。 RAV4の持つタフでワイルドな世界観を最も純粋に表現しているデザインでありながら、最新のハイブリッドシステムによる経済性と静粛性も兼ね備えている。 まさに、平日は都会をスマートに走り、週末は自然の中に繰り出すという私のライフスタイルに完璧にマッチする一台です。 新色のメタリックグレーも非常に魅力的ですね。

まとめ

今回は、フルモデルチェンジを果たした新型RAV4について、現行型との比較を交えながら徹底的にレビューしました。

エクステリアは「ハンマーヘッド」デザインの採用により、よりシャープで力強いスタイルへと生まれ変わりました。 インテリアは、次世代OS「arene」を搭載し、これまでのトヨタ車の概念を覆すほどの先進性と利便性を手に入れています。 そして、全グレード電動化されたパワートレインは、走行性能と環境性能を新たな次元へと引き上げました。

ボディサイズを変えずに実用性を向上させるなど、ユーザー目線に立った細やかな改良も随所に見られ、トヨタの世界戦略車としての気概を感じさせます。

価格の上昇は避けられないものの、その進化の度合いを考えれば、十分に納得できるものになるでしょう。 新型RAV4は、間違いなくこれからのSUV市場をリードしていく存在です。 この記事が、あなたの新しい車選びの一助となれば幸いです。

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