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新型プレリュードの年間維持費まとめ|車検・保険・メンテナンス代は総額費用

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいるあなたは、華麗に復活を遂げた新型プレリュードの購入を検討中で、特にその「年間維持費」がどれくらいかかるのか、具体的な金額が気になっていることでしょう。

引用 : HONDA HP (https://global.honda/jp/news/2025/4250731.html)

私もこの新型プレリュードの登場には心を躍らせ、実際にディーラーで見積もりを取得し、その魅力とコストを徹底的に分析しましたので、その気になる気持ちはよくわかります。

この記事を読み終える頃には、新型プレリュードを所有した場合のリアルな年間維持費についての疑問が解決しているはずです。

記事のポイント

  • 新型プレリュードの年間維持費は総額約36万円から
  • 税金や保険料など必ずかかる費用の詳細な内訳
  • ガソリン代やメンテナンス代など走り方で変わる費用の目安
  • 維持費を少しでも安く抑えるための具体的な方法
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新型プレリュードの維持費の内訳|必ずかかる費用はいくら?

引用 : HONDA HP (https://global.honda/jp/news/2025/4250731.html)

さて、早速ですが、夢のプレリュードライフにかかる具体的なコストを見ていきましょう。 車を所有する上で、避けては通れないのが税金や保険料などの「固定的」な費用です。 これらは車の使用頻度に関わらず、基本的に毎年(あるいは車検ごと)に発生します。 まずは、この固定費がいくらになるのかを詳しく解説していきます。 見積もり総額が約680万円という高級車ですから、維持費もしっかり把握しておきたいところですよね。

プレリュードの自動車税(種別割)

自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点の車の所有者に課せられる税金です。 税額はエンジンの排気量によって決まります。

新型プレリュードに搭載されるエンジンは2.0L(1,993cc)のハイブリッドシステムです。 このため、排気量区分は「1.5L超~2.0L以下」に該当します。 2019年10月1日以降に初回新規登録された乗用車の場合、この区分の年間税額は36,000円となります。

毎年5月頃に納付書が届き、これを支払うことになります。 比較的新しい車なので、重課(いわゆる増税)の対象になるのは当分先の話ですね。

プレリュードの自動車重量税

自動車重量税は、その名の通り車両の重量に応じて課税される税金で、通常は新車購入時と車検のタイミングで、有効期間分をまとめて支払います。

新型プレリュードはe:HEV、つまりハイブリッド車なので「エコカー減税」の対象となります。 これにより、新車購入時の自動車重量税は**免税(0円)**となる可能性が非常に高いです。 これは嬉しいポイントですね。

ただし、注意が必要なのは2回目以降の車検時です。 その時点でのエコカー減税の制度内容によって、減税率が変わる可能性があります。 仮に減税が適用されない場合、車両重量(現時点では未公表ですが、シビックタイプRなどを参考に1.5t前後と仮定)に応じた税額が発生します。 参考までに、車両重量が1.5t超~2.0t以下の場合、2年分で32,800円が本来の税額です。 継続車検時も減税対象となる可能性はありますが、将来的な費用として念頭に置いておくと良いでしょう。

プレリュードの自賠責保険料

自賠責保険は、法律で加入が義務付けられている強制保険です。 交通事故の被害者救済を目的としており、対人賠償のみが補償範囲となります。 この保険料は車の種類によって一律で定められており、通常は車検時に次の車検満了日までの期間分をまとめて支払います。

自家用乗用自動車の場合、24ヶ月契約で17,650円です(2023年4月時点の料金)。 年間で計算すると、約8,825円となります。 これはどの保険会社で加入しても金額は変わりません。

プレリュードの任意保険料

さて、ここが維持費の中でも個人差が最も大きく、かつ重要な項目です。 自賠責保険だけでは対物事故や自分自身のケガ、そして車の損害は一切補償されません。 そのため、任意保険への加入は必須と言えるでしょう。

任意保険料は、年齢、運転免許証の色、等級、使用目的、そして補償内容(特に車両保険の有無)によって大きく変動します。 新型プレリュードは車両価格が600万円を超える高額なスペシャリティカーであり、スポーツ走行も可能な性能を持っているため、車両保険を含めると保険料はやや高めになる傾向が予想されます。

ここでは、いくつかのパターンで保険料をシミュレーションしてみましょう。

条件 年齢 免許 等級 車両保険 年間保険料(概算)
パターン1 20代 ブルー 7等級 あり(一般) 180,000円~250,000円
パターン2 30代 ゴールド 15等級 あり(一般) 80,000円~120,000円
パターン3 50代 ゴールド 20等級 あり(一般) 60,000円~90,000円
パターン4 30代 ゴールド 15等級 なし 30,000円~50,000円

いかがでしょうか。 やはり車両保険の有無で金額が大きく変わります。 しかし、これだけの高額車両ですから、万が一の事故や盗難に備えて車両保険には加入しておくことを強く推奨します。 特に新型車はパーツの供給に時間がかかるケースもあるため、代車費用特約なども検討すると、より安心感が増すでしょう。 複数の保険会社から見積もりを取り、自分に合ったプランを見つけることが賢明です。

新型プレリュードの維持費の内訳|走り方で変わる費用はいくら?

引用 : HONDA HP (https://global.honda/jp/news/2025/4250731.html)

税金や保険料といった固定費の次は、車の使い方、つまり走行距離やメンテナンスの頻度によって変動する「変動費」について見ていきましょう。 プレリュードのような走りの楽しい車は、ついつい遠出したくなるもの。 ここをしっかりシミュレーションしておくことで、より現実的な年間の総額が見えてきます。

プレリュードの燃料代(ガソリン代)

新型プレリュードは2.0Lのe:HEV、つまりハイブリッドです。 これは維持費を考える上で非常に大きなメリットとなります。 コンセプトである「アンリミテッド・グライダー」が示すように、グライダーのような滑空(コースティング)走行も可能とのことで、燃費性能にはかなり期待が持てます。

公式な燃費(WLTCモード)はまだ発表されていませんが、ベースとなっているシビックe:HEV(24.2km/L)や、同じ2.0L e:HEVを搭載するアコード(22.8km/L)を参考に、ここでは仮に20.0km/Lと想定して計算してみましょう。 ガソリン価格は、最近の情勢を鑑みてレギュラー175円/Lと仮定します。

年間走行距離別のガソリン代シミュレーションは以下の通りです。

年間走行距離 年間消費ガソリン量 年間ガソリン代(概算) 1ヶ月あたりのガソリン代
5,000km 250L 43,750円 約3,645円
8,000km 400L 70,000円 約5,833円
10,000km 500L 87,500円 約7,291円
15,000km 750L 131,250円 約10,937円

2.0Lクラスのスペシャリティクーペとしては、驚異的な低燃費と言えるでしょう。 これがハイブリッドの恩恵ですね。 週末のドライブがメインの方であれば、ガソリン代はかなり抑えることができそうです。 もちろん、スポーツ走行を多用すれば燃費は悪化しますが、それでも従来のガソリンターボ車と比較すれば経済的であることは間違いありません。

プレリュードの駐車場代

これはお住まいの地域によって最も差が出る費用です。 持ち家の場合はかかりませんが、月極駐車場を借りる場合は毎月の固定費として大きなウェイトを占めます。

  • 地方都市: 5,000円~10,000円/月(年間60,000円~120,000円)
  • 主要都市(郊外): 10,000円~20,000円/月(年間120,000円~240,000円)
  • 都心部: 30,000円~50,000円/月(年間360,000円~600,000円)

都心部では、車両本体とは別にかなりの出費を覚悟する必要があります。 また、プレリュードは全幅が1,895mmとかなりワイドなので、機械式駐車場の場合はサイズ制限に注意が必要です。 契約前には必ず駐車場のサイズを確認しましょう。

プレリュードのメンテナンス費用

愛車を良いコンディションで長く楽しむためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。 特にプレリュードのような走りにこだわった車であれば、なおさらです。 ここでは主なメンテナンス項目と、その費用の目安を見ていきましょう。

車検費用

新車購入後、最初の車検は3年後、以降は2年ごとに受ける必要があります。 車検費用は、大きく分けて「法定費用」と「点検整備費用」で構成されます。

  • 法定費用:
    • 自賠責保険料(24ヶ月): 17,650円
    • 自動車重量税(2年分): エコカー減税により変動(0円~32,800円)
    • 印紙代: 約1,800円
  • 点検整備費用:
    • 24ヶ月定期点検基本料、検査料、代行手数料など: 50,000円~100,000円

これらを合計すると、消耗品の交換がなければ、車検1回あたりの費用は70,000円~150,000円程度が目安となります。 ディーラーで受けるか、民間の整備工場で受けるかによっても点検整備費用は変わってきます。 年間にならすと、35,000円~75,000円を積み立てておくイメージですね。 ホンダには「まかせチャオ」というお得な点検パックもあるので、新車購入時に加入を検討するのも良いでしょう。

エンジンオイル交換

ハイブリッド車もエンジンを搭載しているため、定期的なエンジンオイル交換は必須です。 メーカーの推奨交換サイクルは、1年または15,000kmごとが一般的ですが、車のコンディションを良好に保つためには、もう少し早めの半年または5,000km~7,000kmごとの交換が理想的です。

  • ディーラーでの交換: 8,000円~15,000円程度(オイルフィルター交換含む)
  • カー用品店での交換: 6,000円~12,000円程度(オイルフィルター交換含む)

年間10,000km走行するなら、1~2回の交換で8,000円~30,000円ほど見ておくと良いでしょう。

タイヤ交換

プレリュードは19インチの大径ホイールを標準装備しています。 さらに、シビックタイプR譲りの走りを支えるためには、高性能なタイヤが装着されているはずです。 そのため、タイヤ交換費用は比較的高額になります。

  • タイヤ価格(19インチ): 1本あたり30,000円~50,000円程度
  • 4本セット価格: 120,000円~200,000円
  • 交換工賃: 10,000円~20,000円

合計で130,000円~220,000円と、一度の出費としてはかなり大きいです。 タイヤの寿命は走り方や保管状況にもよりますが、3年~5年(走行距離30,000km~50,000km)が一般的です。 年間にならすと、26,000円~73,000円程度をタイヤ貯金として考えておく必要があります。

その他の消耗品

他にも、車の使用に伴い以下のような消耗品の交換が必要になります。 頻度は低いですが、予算として頭に入れておくと安心です。

  • バッテリー交換(補機類用): 3~5年ごと。20,000円~40,000円
  • ワイパーブレード交換: 1~2年ごと。5,000円~8,000円
  • ブレーキフルード交換: 2年(車検)ごと。8,000円~15,000円
  • エアコンフィルター交換: 1年ごと。4,000円~7,000円
  • ブレーキパッド交換: 走行30,000km~50,000kmごと。フロント・リア合わせて30,000円~60,000円(工賃込)。プレリュードはブレンボ製ブレーキを採用しているため、純正パッドは高価な可能性があります。

【年間費用まとめ】新型プレリュードの維持費は総額いくら?

引用 : HONDA HP (https://global.honda/jp/news/2025/4250731.html)

さて、ここまで解説してきた各費用項目を合計して、年間の総維持費をシミュレーションしてみましょう。 ここでは、最も多くの人が当てはまりそうな条件を設定してみます。

【シミュレーション条件】

  • 使用者: 30代、ゴールド免許、20等級
  • 任意保険: 車両保険あり
  • 年間走行距離: 10,000km
  • 駐車場: 月極駐車場(月15,000円)を契約
  • メンテナンス: ディーラーで実施
費用項目 年間費用(概算) 備考
【固定費】
自動車税 36,000円 2.0Lクラス
自賠責保険料 8,825円 24ヶ月分を年換算
自動車重量税 0円 当面はエコカー減税で免税
任意保険料 100,000円 車両保険ありの平均的料金
駐車場代 180,000円 月15,000円で計算
【変動費】
ガソリン代 87,500円 燃費20km/L、175円/Lで計算
車検費用 45,000円 90,000円/2年で年換算
メンテナンス費用 35,000円 オイル交換2回、その他
年間維持費合計 492,325円
月額換算 約41,027円

このシミュレーションでは、年間約49万円という結果になりました。 月々に換算すると約4.1万円です。 もちろん、これは駐車場代を含んだ金額です。 もしご自宅に駐車場がある場合は、年間で約31万円、月々約2.6万円まで下がります。

2.0Lのハイブリッドカーとしては平均的な維持費ですが、やはり車両価格に見合った任意保険料や、19インチタイヤなどのメンテナンス費用が少し上乗せされるイメージですね。 しかし、この美しいクーペスタイルと走りの楽しさを考えれば、十分に納得できる範囲ではないでしょうか。

維持費を安く抑えるためのポイント

少しでもプレリュードにかかるコストを抑えたい、という方のために、維持費を節約するポイントをいくつかご紹介します。

  1. 任意保険を見直す: これが最も効果的な方法です。 複数の保険会社から見積もりを取る「相見積もり」は必須です。 また、運転者を本人や家族に限定する、年間走行距離に合ったプランを選ぶ、不要な特約を外す、といったことで保険料を数万円単位で節約できる可能性があります。
  2. メンテナンスを工夫する: 車検やオイル交換など、必ずしもディーラーで行う必要はありません。 信頼できる民間の整備工場やカー用品店を利用することで、工賃を抑えることができます。 ただし、プレリュードのような特殊なハイブリッドシステムや先進安全装備を搭載した車は、ホンダ車に詳しい専門の工場に任せるのが安心です。
  3. エコドライブを心がける: e:HEVの性能を最大限に活かす運転をすることで、カタログ燃費に近い数値を出すことも可能です。 急発進・急加速を避け、プレリュードの「グライダー」のような滑らかな走りを意識することで、ガソリン代の節約につながります。
  4. クレジットカード払いを活用する: 自動車税や車検費用、保険料などをクレジットカードで支払うことで、ポイント還元を受けることができます。 年間で支払う金額は大きいので、還元率の高いカードを使えば、数千円から一万円以上のポイントが貯まることもあります。 これも立派な節約術です。

まとめ

今回は、多くの往年のファンが復活を待ち望んだ新型プレリュードの年間維持費について、徹底的にシミュレーションしてみました。

シミュレーションの結果、駐車場代を含めると年間約49万円、駐車場代なしであれば年間約31万円がひとつの目安となることがわかりました。 月々に換算すると、それぞれ約4.1万円と約2.6万円です。 これに車両本体のローン支払いが加わる形になります。

600万円を超える車両価格を聞くと少し身構えてしまいますが、e:HEVの恩恵による燃料代の安さやエコカー減税のおかげで、維持費は同クラスの純ガソリンスポーツカーと比較してかなり経済的と言えるでしょう。

もちろん、これはあくまでシミュレーションです。 任意保険の条件や走行距離、お住まいの地域によって金額は大きく変わります。 しかし、この記事で示した具体的な数値を参考に、ご自身のカーライフに当てはめて計算していただくことで、よりリアルなプレリュードとの生活がイメージできたのではないでしょうか。

初期ロットは非常に少なく、購入のハードルは高いですが、この美しいクーペを手に入れる価値は十分にあります。 維持費の不安が解消されたなら、ぜひ夢の実現に向けて一歩踏み出してみてください。