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国産車

日産は本当に技術があるのか|あえて買う価値があるのかメリットを徹底解説

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、「技術の日産」という言葉は聞くけれど、最近のe-POWERは本当に他社と比べて優れているのか、今あえて日産車を選ぶ価値はあるのか、といった点が気になっていると思います。

引用 : 日産公式HP (https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/ariya-details/interior.html)

特に日産セレナのようなファミリーカーを検討している方にとっては、大きな買い物だからこそ、技術的な裏付けや他社に対する優位性をしっかりと見極めたいですよね。私も実際に最新の日産車を複数所有し、日々その進化を体感しているので、その気になる気持ちはよくわかります。

専門家の中には「e-POWERの燃費はトヨタやホンダに及ばない」といった意見もあり、情報が錯綜する中で混乱してしまうのも無理はありません。しかし、技術の価値は燃費という一つの指標だけで測れるものでしょうか。

この記事を読み終える頃には、日産が誇る技術の真価、そしてなぜ今あえて日産車を選ぶ価値があるのか、その疑問がスッキリ解決しているはずです。

記事のポイント

  • 他社とは一線を画すe-POWERの独自性と進化
  • 異次元の走りをもたらすe-4ORCEの革新性
  • 運転の疲労を劇的に軽減するプロパイロットの実力
  • 日産が電動化の先に見据える未来のカーライフ
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「技術の日産」は過去の話?現在の技術力を徹底解剖

かつて「技術の日産」として世界をリードしてきた日産ですが、「最近は元気がない」「他社に追い越されている」といった声が聞かれるのも事実です。しかし、本当にそうでしょうか。

引用 : NISSAN HP (https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sakura.html)

私自身、最新のセレナやエクストレイル、ノートオーラなどを所有し、日々そのステアリングを握る中で、その評価は少し違うのではないかと感じています。ここでは、世間のイメージと実際の姿を比較しながら、日産の現在の技術力を一つひとつ丁寧に解き明かしていきます。

日産の代名詞「e-POWER」は本当に時代遅れなのか?

日産の電動化戦略の中核を担う「e-POWER」。このシステムについて、「所詮はエンジンで発電するシリーズハイブリッド。トヨタやホンダのシステムに比べて効率が悪い」という意見を耳にすることがあります。しかし、それはe-POWERの一側面しか見ていない意見だと私は考えます。

e-POWERの基本的な仕組みと他社との違い

まず、基本的な仕組みをおさらいしましょう。

  • 日産 e-POWER(シリーズハイブリッド):エンジンは発電に徹し、その電力で100%モーター駆動します。構造がシンプルで、EV(電気自動車)に極めて近い、スムーズで力強い加速感が特徴です。
  • トヨタ THS-II(シリーズ・パラレルハイブリッド):発進時や低速域はモーター、速度が上がるとエンジンも駆動に加わり、状況に応じて最も効率の良い方法を使い分けます。燃費効率を極限まで追求したシステムです。
  • ホンダ e:HEV(シリーズ・パラレルハイブリッド):市街地ではモーター走行、高速巡航ではエンジンを直結して駆動するなど、得意な領域を使い分けるハイブリッドです。ダイレクトな駆動感を重視しています。
システム名 メーカー 方式 特徴
e-POWER 日産 シリーズハイブリッド 100%モーター駆動によるEVのような滑らかな加速と静粛性
THS-II トヨタ シリーズ・パラレルハイブリッド 徹底した燃費効率の追求、システムの完成度の高さ
e:HEV ホンダ シリーズ・パラレルハイブリッド モーター走行とエンジン直結駆動の使い分けによるダイレクト感

このように、それぞれに思想と得意分野が異なります。e-POWERの最大の魅力は、燃費性能の数値だけを追い求めるのではなく、**「走りの質」**を徹底的に追求している点にあります。アクセルを踏んだ瞬間に遅れなくトルクが立ち上がる感覚、エンジン音がほとんどしない静かな室内空間、そしてアクセルペダルの操作だけで加減速を自在にコントロールできる「e-Pedal Step」。これらがもたらす運転体験は、他社のハイブリッドシステムとは一線を画す、日産ならではの価値なのです。

静粛性と力強さを両立!第2世代e-POWERの真価

初代ノートに搭載された第1世代e-POWERは、その斬新な走りで市場に衝撃を与えましたが、一方で「発電時のエンジン音が気になる」という声もありました。その弱点を克服し、飛躍的な進化を遂げたのが、現行のノートやセレナ、エクストレイルに搭載されている第2世代e-POWERです。

エンジン作動を感じさせない制御技術

第2世代e-POWERの進化の核は、発電用エンジンの制御技術にあります。路面の状態を読み取り、ロードノイズが大きい荒れた路面で積極的に発電を行うことで、エンジン音を巧みに隠すのです。実際に私のセレナで静かな住宅街を走っていると、ほとんどエンジンがかかっていることに気づきません。そして、幹線道路に出てロードノイズが大きくなると、いつの間にか充電が終わっている。この絶妙な制御のおかげで、乗員は常に静かで快適な移動時間を過ごすことができます。

世界初の「VCターボ」との組み合わせ

さらに、エクストレイルに搭載されたe-POWERは、発電用エンジンに世界初の量産型可変圧縮比エンジン「VCターボ」を採用しました。これは、走行状況に応じてエンジンの圧縮比を8から14の間で自在に変えるという画期的な技術です。 静かに走りたい時は圧縮比を下げて静粛性を高め、力強い加速が必要な時は圧縮比を上げて効率よく発電する。このVCターボとe-POWERの組み合わせは、まさに鬼に金棒。3気筒エンジンとは思えないほどの静粛性と、V6エンジンに匹敵するほどの力強い走りを両立しています。

雪道や悪路で真価を発揮!電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」とは

e-POWERと共に、現在の日産を象徴するもう一つの技術が、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE(イーフォース)」です。これは、前後に2つの高出力モーターを搭載し、それぞれのトルクを緻密に制御するシステム。単なる生活4WDとは次元の違う、まさに「走りの革命」とも言える技術です。

異次元のコーナリング性能

e-4ORCEの真骨頂は、コーナリング時に発揮されます。カーブに差し掛かると、前後の駆動力配分を最適化するだけでなく、4輪それぞれのブレーキを個別に制御し、まるで路面に吸い付くかのようにスムーズに曲がっていきます。 例えば、雨の日の高速道路のインターチェンジ。従来の内燃機関の4WDであれば少し不安を感じるような速度で進入しても、エクストレイルのe-4ORCEは全く何事もなかったかのようにクリアしてしまいます。これは、モーター駆動ならではの超高速な応答速度が可能にした芸当であり、安心感だけでなく、運転そのものの楽しさを格段に引き上げてくれます。

車酔いを防ぐ乗り心地

e-4ORCEのもう一つの大きなメリットは、乗り心地の良さです。減速時には、前後のモーターで回生ブレーキの量を調整し、車体の沈み込み(ノーズダイブ)を抑制します。これにより、停車時のカックンブレーキがなくなり、同乗者、特に後席に乗る子供が車酔いしにくくなるという効果があります。 私のセレナ e-4ORCEでも、この効果は顕著です。信号で止まるたびに前のめりになることがなく、頭の揺れが少ないため、長距離移動でも家族から不満が出ることはほとんどなくなりました。これは、ミニバンという車の特性を考えると、非常に価値のある技術だと言えるでしょう。

ハンズオフは当たり前?「プロパイロット2.0」の実力

日産が他社に先駆けて実用化した運転支援技術「プロパイロット」。今や多くのメーカーが同様の機能を搭載していますが、日産はその先を行く「プロパイロット2.0」をスカイラインやアリアに搭載しています。

これは、ナビゲーションシステムと連動し、高速道路の本線走行中に手放し運転(ハンズオフ)を可能にするというもの。3D高精度地図データや360°センシングを駆使し、ドライバーが常に前方を注視しているなど一定の条件下で、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてをシステムが制御します。

追い越し時には、システムが安全を確認した上で車線変更を提案。ドライバーがステアリングに手を添えてスイッチ操作をするだけで、追い越しから走行車線への復帰までをスムーズに支援してくれます。他社のハンズオフ機能と比較しても、その制御の自然さや作動領域の広さはトップクラス。長距離移動におけるドライバーの疲労を劇的に軽減してくれる、まさに「未来の運転」を体験できる技術です。

駐車が苦手な人の救世主「プロパイロット パーキング」

運転支援技術の中でも、特に多くの人が恩恵を感じるのが駐車支援システムではないでしょうか。日産の「プロパイロット パーキング」は、スイッチ一つでステアリング、アクセル、ブレーキ、シフト、パーキングブレーキのすべてを自動で制御し、駐車を完了させてくれる優れものです。

並列駐車や縦列駐車はもちろん、前向き駐車にも対応。駐車したいスペースの真横に停車してスイッチを押すだけで、カメラとソナーで駐車枠を認識し、あとはシステムにお任せ。切り返しが必要な難しい駐車もスムーズにこなしてくれます。 特にセレナのような大きなミニバンでは、そのありがたみを実感する場面が多いでしょう。ショッピングモールの狭い駐車スペースでも、安心して車を停めることができます。

軽の常識を覆した「サクラ」に見る日産のEV技術

日産の技術力を語る上で、電気自動車(EV)の存在は欠かせません。世界初の量産型EV「リーフ」で培ってきたノウハウは、軽自動車の「サクラ」にも惜しみなく注がれています。

引用 : NISSAN HP (https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sakura.html)

サクラは、まさに「軽自動車の革命」です。軽とは思えないほど静かで滑らかな加速、安定した走り、そして上質な内外装。一度体験すると、もうガソリンの軽自動車には戻れないと感じるほどの完成度を誇ります。 また、大容量のバッテリーを搭載しているため、家庭用の蓄電池として活用できる「V2H(Vehicle to Home)」にも対応。災害時の非常用電源としても役立つなど、単なる移動手段を超えた価値を提供しています。このサクラの成功は、日産が持つEV技術の高さと、それを市場のニーズに合わせて最適化する能力の証明と言えるでしょう。

未来を感じさせるフラッグシップEV「アリア」

日産のEV技術の集大成であり、ブランドの新たな象徴となるのがクロスオーバーEVの「アリア」です。EV専用に開発されたプラットフォーム「CMF-EV」により、フラットで広大な室内空間を実現。内装には物理スイッチを極力排した先進的なデザインが採用され、まるでラウンジのような心地よさを感じさせます。

引用 : 日産公式HP (https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/ariya-details/interior.html)

走りにおいても、e-4ORCEとの組み合わせによる力強く安定したパフォーマンスを発揮。プロパイロット2.0やプロパイロット パーキングといった先進技術も満載で、まさに「走る未来のリビング」と呼ぶにふさわしい一台です。アリアは、日産がこれから目指す電動化の未来を明確に示しています。

伝統と革新の融合「VCターボ」エンジン

前述の通り、エクストレイルのe-POWERに発電用として搭載されている「VCターボ」ですが、このエンジンは単体でも非常に優れた性能を持っています。可変圧縮比という革新的な技術により、アクセルを少ししか踏まない巡航時には燃費の良い高圧縮比(14:1)で、フル加速する際にはパワーの出る低圧縮比(8:1)でと、状況に応じて最適な燃焼効率を実現します。 これは、長年エンジン技術を磨き続けてきた日産だからこそ成し得た偉業です。電動化が主流となる時代においても、内燃機関の可能性を追求し続ける姿勢は、「技術の日産」の真骨頂と言えるでしょう。

なぜ日産車は「あえて買う価値」があるのか?具体的なメリットを解説

ここまで日産の個別の技術について解説してきましたが、それらが組み合わさることで、ユーザーにはどのような具体的なメリットがもたらされるのでしょうか。ここでは、私がオーナーとして日々感じている「あえて日産車を選ぶ価値」を、5つのメリットとしてご紹介します。

引用 : 日産HP (https://history.nissan.co.jp/ELGRAND/E52/1008/)

メリット1:モーター駆動ならではの運転の楽しさと静かさ

e-POWERの最大のメリットは、やはり100%モーター駆動による独特の走行フィールです。アクセルを踏んだ瞬間に、タイムラグなく最大トルクが発生する感覚は、一度味わうと病みつきになります。信号からの発進や高速道路への合流など、あらゆるシーンで余裕のある力強い加速を体感できます。

そして、その力強さとは裏腹に、室内は驚くほど静かです。発電のためにエンジンがかかる瞬間も、巧みな制御によってほとんど気になりません。この静かでスムーズな移動空間は、ドライバーだけでなく同乗者にとっても大きなメリット。車内での会話が弾み、音楽もクリアに楽しめます。運転のストレスが減り、移動時間そのものが上質な体験に変わるのです。

メリット2:e-4ORCEがもたらす圧倒的な走行安定性と乗り心地

e-4ORCE搭載車であれば、その価値はさらに高まります。雨で濡れた路面や、雪が積もった道でも、4つのタイヤが常に最適な駆動力を得られるため、驚くほど安定して走ることができます。カーブでのふらつきも少なく、高速道路でのレーンチェンジも意のまま。運転に自信がない方でも、安心してステアリングを握ることができるでしょう。

そして、特筆すべきはやはり乗り心地です。減速時の姿勢制御は、特に後席の快適性に大きく貢献します。私の家族も、以前乗っていた他社のミニバンに比べて「セレナは酔いにくい」と口を揃えます。これは、細かな加減速が続く市街地走行や、カーブの多い山道などで大きな差となって現れます。家族のための車選びにおいて、これは何物にも代えがたい大きなメリットです。

メリット3:長距離運転の疲労を劇的に軽減するプロパイロット

プロパイロットは、もはや日産車を選ぶ上で欠かせない装備の一つです。高速道路での渋滞は、ドライバーにとって大きなストレスですが、プロパイロットを使えば、先行車との車間距離を保ちながら自動で追従してくれるため、アクセルとブレーキの操作から解放されます。

車線の中央を維持するようにステアリングを支援してくれる機能も秀逸で、無意識のうちに溜まっていく細かな修正舵の疲労を大幅に軽減してくれます。これにより、長距離運転後の疲…