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GTR

日産GTR R35が無理なく買える年収|定期維持費や突然の修理費用を解説

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、日本が世界に誇るスーパースポーツ、日産GTR R35の購入を検討しつつも、そのハードルの高さ、特に年収や維持費に不安を感じているのではないでしょうか。

引用 : 日産 HP (https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/gt-r/specifications/t-spec.html)

私も実際にオーナーとして、そして一台のクルマ好きとして、購入前は皆さんと同じように「本当に自分に所有できるのか?」と悩んだ経験があります。

憧れだけで飛び込むにはあまりにも大きな買い物。しかし、具体的な数字と向き合うことで、その輪郭はハッキリと見えてきます。この記事を読み終える頃には、あなたがGTR R35を無理なく、そして賢く手に入れるための具体的な道筋が見えているはずです。

記事のポイント
  • GTR R35購入の現実的な年収ライン
  • 年間維持費の具体的な内訳と金額
  • 高額になりがちな修理費用トップ3
  • 賢く所有するためのコスト削減術
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日産GTR R35の購入と年収のリアルな関係

多くのクルマ好きが一度は夢見るGTR R35。その圧倒的なパフォーマンスは、所有するオーナーに特別な高揚感を与えてくれます。しかし、その夢を実現するためには、まず「お金」という現実的な壁を乗り越えなければなりません。ここでは、GTR R35の購入と年収の関係について、様々な角度から深く掘り下げていきます。

引用 : 日産 HP (https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/gt-r/specifications/t-spec.html)

結論:日産GTR R35の購入には最低年収1,500万円が安心ライン

いきなり結論から申し上げますが、私が様々なオーナーの事例や自身の経験から導き出した「安心ライン」は、年収1,500万円です。もちろん、これはあくまで一つの目安であり、ライフスタイルや家族構成、貯蓄額によって大きく変動します。

なぜ1,500万円なのか?その根拠は、車両価格だけでなく、購入後の高額な維持費や突発的な修理費用までを考慮しているからです。一般的に、無理のないカーライフを送るための車両購入予算は、年収の半分以下、年間維持費は年収の5%〜10%程度が理想とされています。

GTR R35の場合、最終モデルの新車価格は約1,400万円から、特別仕様車のNISMOでは3,000万円近くに達します。中古車市場でも、程度の良いモデルは1,000万円を超えることが珍しくありません。

仮に1,200万円の個体をローンで購入し、年間維持費が100万円かかるとします。これだけで、年間の支払いはかなりの額になります。年収1,500万円であれば、手取りは約1,050万円前後。ここから生活費や住居費、教育費などを差し引いても、GTR R35に年間200万円以上を費やす余裕が生まれる計算です。この「余裕」こそが、安心してGTRライフを楽しむための鍵となります。

年収800万円で日産GTR R35は無謀なのか?シミュレーションで検証

では、ご質問の多い「世帯年収800万円」では全くの無謀なのでしょうか。マンションのローンや子供の養育費がある状況を想定し、具体的なシミュレーションをしてみましょう。

【シミュレーション条件】

  • 世帯年収:800万円(夫:500万円、妻:300万円と仮定)
  • 手取り年収:約620万円
  • 家族構成:夫婦+子供1人
  • 住居:マンション(ローン返済中)
  • 購入車両:GTR R35 中期モデル(車両価格800万円)
  • ローン:頭金200万円、残り600万円を5年(60回)払いで利用(金利2.5%と仮定)

【月々の支出シミュレーション】

項目 金額(月額) 備考
手取り収入 約51.7万円
住居費 12万円 マンションローン、管理費など
食費 8万円
水道光熱費 3万円
通信費 2万円 家族分
教育費 3万円 習い事など
保険料 3万円 生命保険、学資保険など
お小遣い 5万円 夫婦それぞれ
その他雑費 3万円 日用品など
GTR R35ローン返済 約10.6万円
GTR R35維持費積立 約8.3万円 年間100万円と仮定
合計支出 58.2万円
収支 -6.5万円

このシミュレーション結果を見ると、残念ながら毎月赤字となってしまいます。もちろん、これは一例であり、各家庭の状況によって支出は大きく異なります。しかし、年収800万円の一般的な家庭において、GTR R35を所有することは、他の何かを大きく犠牲にしなければ成り立たない、非常に厳しい挑戦であることがわかります。

どうしても乗りたい場合の打開策

それでも夢を諦めきれない場合、いくつかの打開策が考えられます。

  1. 頭金を増やす:最も効果的な方法です。頭金を500万円用意できれば、ローン返済額は月々約5.3万円まで圧縮され、収支は改善します。
  2. より安価な中古車を狙う:初期モデルであれば500万円台から探すことも可能です。ただし、古いモデルは故障リスクが高まり、修理費用が嵩む可能性があるため、個体の見極めが非常に重要になります。
  3. 他の固定費を見直す:通信費や保険料、お小遣いなど、他の支出を徹底的に見直すことで、GTRに回す資金を捻出します。

年収800万円での所有は不可能ではありませんが、「無理なく」という観点からは程遠いと言わざるを得ません。購入に踏み切る際は、綿密な資金計画と、何かが起きた時に対応できるだけの貯蓄、そして家族の深い理解が不可欠です。

新車か中古車か?価格帯と年収別の選び方

引用 : 日産 HP (https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/gt-r/specifications/t-spec.html)

GTR R35は2007年の登場から2024年の生産終了まで、長きにわたって製造されました。そのため、中古車市場には様々な年式、状態の個体が流通しています。

モデル 製造年 特徴 中古車相場 おすすめの年収層
初期型 2007-2010 “GT-R”の原点。価格は魅力的だが、ミッションのトラブルなど特有の弱点も。 500万~800万円 1,200万円以上(修理費用の覚悟が必要)
中期型 2011-2016 大幅な改良が加えられ、信頼性・快適性が向上。デイライトが特徴。 800万~1,200万円 1,500万円以上
後期型 2017-2024 内外装がリフレッシュされ、熟成の域に。完成度が非常に高い。 1,200万円~ 1,800万円以上
新車(最終モデル) 新車で手に入れる最後のチャンス。資産価値も期待できる。 1,400万円~ 2,000万円以上

中古車を選ぶ際は、価格だけで判断するのは非常に危険です。特に初期型は、トランスミッションに問題を抱えている個体も少なくありません。必ずGTRに精通した専門店で、整備記録がしっかりと残っている車両を選ぶようにしましょう。年式が新しくなるほど信頼性は向上しますが、その分価格も上昇します。自身の年収と、どこまでのリスクを許容できるかを天秤にかけ、慎重に選ぶ必要があります。

車両価格だけじゃない!購入時にかかる諸費用一覧

忘れてはならないのが、車両価格以外にかかる諸費用です。高額な車両だけに、これらの費用も決して安くはありません。

  • 自動車税(種別割):3,799ccなので、年額66,500円。(新規登録時期による月割り)
  • 環境性能割:車両の取得価格に対して課税されます。(中古車は年式により変動)
  • 自動車重量税:車検時に支払います。
  • 自賠責保険料:車検時に支払います。
  • リサイクル料金:約13,000円。
  • 登録費用:名義変更などの手続き費用。販売店に依頼する場合、数万円かかります。
  • 納車費用:自宅まで車両を運んでもらう費用。

これらを合計すると、車両価格に加えて30万円〜50万円程度は見ておく必要があります。購入予算を組む際は、この諸費用分も必ず計算に入れておきましょう。

ローン審査の現実と金利負担を減らすコツ

GTR R35のような高額車両を現金一括で購入できる方は少数派でしょう。多くの方が自動車ローンを利用することになりますが、ここにも注意点があります。

ローン審査では、年収はもちろん、勤務先、勤続年数、過去の信用情報などが総合的に判断されます。一般的に、ローンの年間返済額が年収の30%〜40%を超えると、審査は厳しくなると言われています。

金利を少しでも抑えるためには、ディーラーが提携している信販会社のローンだけでなく、銀行系のマイカーローンも検討することをお勧めします。銀行ローンは審査が厳しい傾向にありますが、金利が年1%台〜2%台と低めに設定されていることが多いです。

例えば、1,000万円を5年ローンで借りる場合、

  • 金利5.0%の場合:総支払額 約1,132万円
  • 金利2.5%の場合:総支払額 約1,065万円

となり、約67万円もの差が生まれます。この差は非常に大きいですよね。複数の金融機関で仮審査を申し込み、最も条件の良いローンを選ぶことが賢い購入方法と言えます。

【オーナーが徹底解説】日産GTR R35の年間維持費と突然の出費

GTR R35は「購入してからが本番」と言われる車です。そのパフォーマンスを維持するためには、相応のコストがかかります。ここでは、具体的な維持費の内訳と、覚悟しておくべき突然の出費について、私の実体験を交えながら詳しく解説します。

引用 : 日産 HP (https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/gt-r/specifications/t-spec.html)

必ずかかる定期的な維持費の内訳

まずは、誰が乗っても必ず発生する基本的な維持費です。これらは避けることのできないコストとして、年間予算に組み込んでおく必要があります。

項目 年間費用(目安) 備考
自動車税 66,500円 3,799cc
任意保険 150,000円~300,000円 年齢、等級、車両保険の有無で大きく変動
車検費用 200,000円~400,000円 2年ごと。法定費用+整備費用
ガソリン代 360,000円 年間1万km走行、燃費6km/L、ハイオク180円/Lで計算
駐車場代 120,000円~360,000円 地域差が大きい。月額1万円~3万円で計算
合計 約90万円~149万円

ご覧の通り、最低でも年間100万円近い維持費がかかる計算になります。特に任意保険料は、車両保険を付帯すると高額になりがちです。しかし、万が一の事故を考えると、GTR R35に車両保険は必須と言えるでしょう。また、ガソリン代も決して無視できません。私の場合、街乗り中心だと燃費は5km/Lを切ることもあり、高速道路を大人しく走ってようやく8km/L程度です。

GTRならではの特別メンテナンス費用

上記の基本維持費に加えて、GTR R35にはその特殊性ゆえの特別なメンテナンス費用が発生します。これらを怠ると、車両の寿命を縮めるだけでなく、重大な故障に繋がる可能性もあります。

オイル交換

GTR R35はエンジン、トランスミッション、デフと、交換が必要なオイルが多岐にわたります。メーカー推奨の交換サイクルも短く、費用も高額です。

オイル種類 交換サイクル目安 費用目安
エンジンオイル 5,000kmまたは半年 30,000円~50,000円
トランスミッションオイル 走行状況による(通常走行でも6万km推奨) 100,000円~150,000円
デフオイル(フロント・リア) 20,000km~30,000km 30,000円~40,000円

特に重要なのがトランスミッションオイルです。GTR R35のデュアルクラッチトランスミッションは非常に精密で、オイル管理が性能を大きく左右します。費用は高額ですが、ここは絶対にケチってはいけない部分です。

タイヤ交換

車重が1,700kgを超え、ハイパワーなGTR R35はタイヤへの負担が非常に大きく、消耗も激しいです。純正採用されているランフラットタイヤは、乗り心地は硬いもののパンク時の安全性が高いというメリットがあります。

  • タイヤ交換費用(4本):30万円~50万円
  • 寿命:15,000km~25,000km

年間1万km走る方なら、2年に1回は交換が必要になります。最近では、乗り心地改善のために非ランフラットタイヤを選択するオーナーも増えていますが、その場合はパンク修理キットを常備する必要があります。

ブレーキ関連

その巨体を確実に止めるため、GTR R35には大径のブレーキシステムが奢られています。当然、ブレーキパッドやローターも高価です。

  • ブレーキパッド交換(前後):15万円~25万円
  • ブレーキローター交換(前後):40万円~60万円

パッドとローターは同時交換が推奨されるケースが多く、その場合の出費は非常に大きなものになります。サーキット走行など、ハードな使い方をする場合は、さらに消耗が早まることを覚悟しておく必要があります。

恐怖の「突然の出費」!高額修理になりがちな故障箇所トップ3

定期的なメンテナンスをしっかり行っていても、工業製品である以上、故障のリスクはゼロではありません。ここでは、GTR R35で特に報告が多く、かつ修理費用が高額になりがちなトラブルを3つご紹介します。

  1. トランスミッション内部のトラブル
    • 症状:変速ショックが大きい、特定のギアに入らない、警告灯の点灯など。
    • 原因:ソレノイドバルブの故障、クラッチの摩耗、内部センサーの異常など。
    • 修理費用目安:50万円~200万円以上
    • 解説:GTR R35の最もデリケートな部分であり、アキレス腱とも言えるのがこのGR6型トランスミッションです。特に初期型はトラブル報告が多く、対策部品も出ています。中古車を選ぶ際は、ミッションの整備履歴やオイル交換歴を必ず確認しましょう。万が一、ASSY(丸ごと)交換となると、200万円を超えるケースもあります。
  2. ハブベアリングの異音・ガタ
    • 症状:「ゴー」「ウォンウォン」といった走行中の異音。
    • 原因:ベアリングの劣化・摩耗。
    • 修理費用目安:1箇所あたり10万円~15万円
    • 解説:車重が重く、タイヤからの入力が大きいため、ハブベアリングへの負担が大きいのがGTR R35の特徴です。4輪のうち1箇所でも発生すると、他の箇所も近いうちに寿命を迎える可能性が高く、結局4輪すべて交換することになるケースも少なくありません。その場合の合計費用は40万円以上になります。
  3. アッパーアームのボールジョイントのガタ
    • 症状:段差を乗り越えた際に「コトコト」という異音が発生する。
    • 原因:ボールジョイント部分の摩耗。
    • 修理費用目安:10万円~20万円(左右交換)
    • 解説:フロントの足回りからの異音で最も多い原因の一つです。これも重量級の車体ならではのウィークポイントと言えます。放置するとアライメントの狂いやタイヤの偏摩耗にも繋がるため、異音に気づいたら早めの交換が必要です。

【実録】私のGTR R35修理体験談

私自身の経験で言うと、中期モデルを所有して5年になりますが、幸いにも上記のミッショントラブルのような大きな故障には見舞われていません。しかし、細かいトラブルはいくつか経験しました。

引用 : 日産 HP (https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/gt-r/specifications/t-spec.html)

最も高額だったのは、ABSアクチュエーターの故障です。ある日突然、ABSやVDC(横滑り防止装置)の警告灯が点灯し、ディーラーで診断してもらったところ、アクチュエーター内部の圧力センサーの異常と判明しました。部品代と工賃で約35万円の出費となりました。

また、定番とも言えるハブベアリングの異音も経験し、フロント左右を交換して約25万円かかりました。このように、GTR R35は「壊れない」車ではありません。いつ何が起きても対応できるよう、年間維持費とは別に、最低でも100万円程度の修理用資金を常に確保しておくことが、精神的な安定に繋がります。

正規ディーラー(NHPC)と専門ショップの賢い使い分け

GTR R35のメンテナンスを行う場所は、大きく分けて日産の正規ディーラーである「日産ハイパフォーマンスセンター(NHPC)」と、GTRを専門に扱う「社外の専門ショップ」があります。

  • 日産ハイパフォーマンスセンター(NHPC)
    • メリット:メーカー直結の安心感、専用の診断機や特殊工具が揃っている、保証が手厚い。
    • デメリット:工賃や部品代が割高、マニュアル通りの対応になりがちで、柔軟な修理提案は少ない。
  • 社外の専門ショップ
    • メリット:工賃が比較的安い、リビルト品や社外品を使ったコストを抑えた修理提案が可能、チューニングやカスタムの相談もできる。
    • デメリット:ショップによる技術力の差が大きい、信頼できるショップを見つけるのが大変。

私の場合は、車検や保証が関わるような重整備、電子系統の診断はNHPCに、オイル交換や消耗品の交換、ちょっとしたカスタムの相談は信頼できる専門ショップにと、内容によって使い分けるようにしています。両方の良いところを上手く活用することが、賢いGTRとの付き合い方だと思います。

GTRとベンツ、維持費が高いのはどっち?

よく比較対象として名前が挙がるのが、メルセデス・ベンツのAMGモデルなど、同価格帯の高性能輸入車です。ペルソナの方が気にされていたように、「ベンツは壊れやすく修理代が高い」というイメージは根強いですよね。

結論から言うと、**「同レベルのパフォーマンスを持つモデルであれば、維持費はGTR R35の方が若干安いか、同等レベル」**というのが私の見解です。

確かに、ベンツの部品代は国産車に比べて高価です。しかし、GTR R35も「国産車だから安い」という常識は全く通用しません。専用部品が多く、その価格は高級輸入車と何ら変わりません。

例えば、ブレーキローターを比較すると、

  • GTR R35(純正):1枚 約10万円
  • メルセデスAMG C63(純正):1枚 約12万円

と、大きな差はありません。故障の頻度に関しても、GTR R35が特別に頑丈というわけではなく、むしろデリケートな部分も多いです。

最終的には、どちらも「普通の車」の維持費とは次元が違うということを理解しておく必要があります。GTR R35を選ぶメリットは、全国にNHPCがあり、いざという時に駆け込める場所が多いという安心感かもしれません。

まとめ

今回、日産GTR R35の購入に必要な年収から、具体的な維持費、そして覚悟しておくべき修理費用まで、詳しく解説してきました。

  • 年収:安心して所有するなら1,500万円が目安。年収800万円では相応の覚悟と綿密な計画が不可欠。
  • 年間維持費:最低でも100万円。これにオイル交換などのメンテナンス費用が上乗せされる。
  • 突然の出費:ミッションやハブベアリングなど、数十万円単位の出費は常に覚悟し、100万円程度の緊急資金を準備しておくべき。

これらの数字を見ると、やはりGTR R35は誰にでも所有できる車ではない、という厳しい現実に直面します。しかし、それを理解した上で、それでも乗りたいという強い情熱があるのなら、その夢を応援したいと思います。

私自身、GTR R35を所有することで、普通のドライブでは決して味わえない刺激的な毎日と、同じ車を愛する素晴らしい仲間たちとの出会いを得ることができました。それは、かかった費用以上の価値があると断言できます。

GTR R35は、単なる移動手段ではありません。それはオーナーの人生を映し出し、共に走り、時にはオーナーを試す、まるで生き物のようなパートナーです。この記事が、あなたがその素晴らしいパートナーシップを築くための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。