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TOYOTA

残クレアルファードはモデリスタを装着できない?オプションの制限を解説

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、残価設定クレジット(以下、残クレ)で新型アルファードを購入する際に、人気の「モデリスタ」エアロパーツが装着できるのか、またオプション選択に何か制限があるのではないかと気になっているのではないでしょうか。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/alphard/)

私もアルファードオーナーとして、憧れの車を自分好みに仕上げたいというその気持ち、よくわかります。特に街中でモデリスタをまとったアルファードを見かけると、その存在感に惹きつけられますよね。

この記事を読み終える頃には、残クレでのアルファード購入とモデリスタをはじめとするオプションに関するあなたの疑問が、すべてスッキリ解決しているはずです。

記事のポイント
  • 残クレ契約でもモデリスタは問題なく装着可能
  • メーカーやディーラーオプションの選択に制限はなし
  • モデリスタ装着はリセール価値向上に貢献する可能性
  • 外観から残クレ購入車両かどうかの判断は不可能
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残クレアルファードはモデリスタを装着できるのか

最近、私の周りでも「残クレでアルファードを買ったんだけど、モデリスタは付けられないって言われた」という話や、「モデリスタが付いているアルファードは現金一括購入の証」といった噂を耳にすることがあります。しかし、結論から先に申し上げましょう。その情報は明確な誤りです。

結論:残クレでアルファードにモデリスタは装着できる

まず、最も重要な核心部分からお伝えします。残価設定クレジットを利用して新型アルファードを購入する場合でも、モデリスタのエアロパーツや各種オプションを装着することは全く問題なく可能です。

モデリスタパーツは、トヨタの正規ディーラーで取り扱っている「ディーラーオプション」に分類されます。そのため、車両本体の価格にモデリスタパーツの費用を合算し、その総額に対して残クレのローンを組むことができます。

例えば、車両本体価格が540万円、モデリスタのエアロパーツセットが40万円だった場合、合計580万円をローンの対象として審査・契約を進める、という流れになります。これは、フロアマットやサイドバイザーといった他のディーラーオプションをローンに含めることと何ら変わりありません。私自身も付き合いのある複数のディーラーに確認しましたが、どの店舗でも「残クレだからモデリスタが付けられない、ということは一切ありません」との回答でした。

なぜ「残クレだとモデリスタ不可」という噂が流れるのか?

では、なぜこのような誤解が生まれてしまうのでしょうか。考えられる理由はいくつかあります。

1. ローン審査額の問題

最も大きな要因として考えられるのが、ローンの審査額です。モデリスタのエアロパーツセットは、塗装費や工賃を含めると30万円から50万円以上になることも珍しくありません。

車両本体価格だけでも高額なアルファードに、さらに高価なオプションを追加することで、ローンの総額が跳ね上がります。その結果、購入者の年収や信用情報によっては、残念ながら審査基準額をオーバーしてしまうケースが存在します。

この「審査に通らなかった」という事実が、「残クレではモデリスタが付けられない」という噂に形を変えて広まってしまった可能性が非常に高いと考えられます。あくまで個々の支払い能力の問題であり、残クレの制度自体に制限があるわけではないのです。

2. 「改造」に対する誤解

残クレは、数年後に車両を返却または乗り換えることを前提とした支払い方法です。契約書には「車両の価値を損なうような改造は禁止」といった趣旨の条項が含まれています。

この「改造」という言葉から、「エアロパーツの装着も改造にあたるのでは?」と連想し、モデリスタの装着を躊躇したり、ディーラー側が誤解を恐れて推奨しなかったりするケースがあったのかもしれません。

しかし、モデリスタはトヨタの関連会社が開発・販売する正規のカスタマイズパーツです。中古車市場でも非常に人気が高く、装着していることで査定額がプラスになることはあっても、マイナスになることはまずありません。したがって、残クレ契約における「改造」には全く該当しないのです。

3. 一部の販売店や担当者の独自方針

極めて稀なケースですが、過去には一部の販売店や営業担当者が、手続きの煩雑さを避けるため、あるいは後々のトラブルを未然に防ぐ目的で、「残クレの場合はなるべくシンプルな構成で…」といった案内をしていた可能性もゼロではありません。そうした局所的な事例が、あたかも全体的なルールであるかのように伝わってしまったとも考えられます。

モデリスタは「ディーラーオプション」!その仕組みを理解する

ここで、自動車のオプションについて基本的な整理をしておきましょう。オプションには大きく分けて「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の2種類があります。

オプション種別 取り付け場所 注文タイミング 特徴 具体例
メーカーオプション 車両製造工場 車両発注時のみ ・後付けは不可能 ・車両の基本性能に関わるものが多い ・サンルーフ ・デジタルインナーミラー ・ユニバーサルステップ
ディーラーオプション 各ディーラー店舗 納車前まで(後付けも可) ・後付けが可能 ・アクセサリー類が中心 ・モデリスタパーツ ・フロアマット ・カーナビゲーション

モデリスタはこの表の通り、「ディーラーオプション」に分類されます。

メーカーオプションは、車を生産する工場のラインで組み付けられるため、車両を発注する際に同時に注文しなければなりません。一度発注してしまうと、後から追加したり変更したりすることは不可能です。

一方、ディーラーオプションは、工場から出荷された車両がディーラーに到着した後、納車前にディーラーのメカニックが取り付けるパーツです。そのため、極端な話、契約後であっても納車前であれば追加注文が可能ですし、納車後に「やっぱり付けたい」となった場合も後付けができます(ただし、後付けの場合は別途現金での支払いが必要になることがほとんどです)。

この仕組みを理解すれば、モデリスタが残クレの支払い方法と何ら関係なく、自由に選択できるオプションであることがお分かりいただけるでしょう。

実際にモデリスタを残クレのローンに組み込む具体的な方法

それでは、実際にモデリスタ付きのアルファードを残クレで購入する場合の具体的なステップを見ていきましょう。

  1. グレードとオプションの選定: まず、ベースとなるアルファードのグレード(Z もしくは Executive Lounge)と、必要なメーカーオプションを決定します。
  2. モデリスタパーツの見積もり: ディーラーの担当者に、希望するモデリスタのエアロキットやその他のパーツ(シグネチャーイルミブレード、クールシャインキットなど)を伝えます。すると、パーツ代金、塗装代、取り付け工賃を含んだ正式な見積もりが提示されます。
  3. 総額の確定とローンシミュレーション: 車両本体価格、メーカーオプション、ディーラーオプション(モデリスタ含む)の全てを合算した金額が、購入する車両の総額となります。この総額を元に、頭金の額、支払い回数(3年、5年など)、ボーナス払いの有無などを設定し、残クレの月々の支払額をシミュレーションします。
  4. ローン審査: シミュレーションで決定した内容で、信販会社のローン審査を申し込みます。
  5. 契約: 審査が無事に承認されれば、正式な契約手続きに進みます。

このように、モデリスタを装着する場合でも、特別な手続きは一切必要ありません。他のオプションを選ぶのと全く同じ流れで進めることができます。

モデリスタ装着が残価に与えるポジティブな影響とは

残クレを賢く利用する上で非常に重要なのが「残価」、つまり数年後の下取り保証額です。この残価が高く設定されればされるほど、月々の支払額を抑えることができます。

そして、モデリスタのエアロパーツは、この残価に対して非常にポジティブな影響を与えます。

前述の通り、モデリスタはトヨタの正規カスタマイズパーツであり、そのデザイン性と品質は中古車市場で絶大な人気を誇ります。特にアルファードのような高級ミニバンでは、標準仕様よりもモデリスタ仕様の方が高く売れる傾向が顕著です。

中古車販売店は、より高く売れる車を仕入れたいと考えますから、当然、モデリスタ付きのアルファードには高い査定額を提示します。この市場での人気と需要が、残クレの残価設定にも反映されるのです。

ディーラーによっては、モデリスタ装着を条件に残価率を通常よりも高く設定してくれるケースもあります。これはつまり、モデリスタを付けることで、月々の支払額がほとんど変わらない、あるいは逆に少し安くなる可能性すらあることを意味します。

単に見た目がカッコよくなるだけでなく、資産価値の維持、向上にも繋がる。これが、アルファードにモデリスタを装着する大きなメリットの一つと言えるでしょう。

モデリスタ付きアルファードから残クレ購入を見分けることは可能か?

ご近所や外出先で、威風堂々としたモデリスタ付きのアルファードを見かけたとき、「この車は現金一括なのかな、それとも残クレなのかな?」と考えることがあるかもしれません。

しかし、これも結論は明確です。外観や装備から、その車両の支払い方法を特定することは絶対に不可能です。

残クレ、現金一括、銀行ローン、ディーラーローンなど、どのような支払い方法を選んだとしても、購入する車の仕様に違いは一切生まれません。ナンバープレートや車検証に支払い方法が記載されることも当然ありません。

ですから、「モデリスタが付いているから、あの家はお金持ちだ」といった判断は全くの的外れです。むしろ、月々の支払いを抑えながら賢く理想の車に乗るために、残クレとモデリスタを組み合わせているケースの方が、現代では多いのかもしれません。

モデリスタ以外のエアロパーツ(社外品)は装着できる?

モデリスタがOKなら、他のメーカーの社外エアロパーツはどうなのでしょうか?

これに関しては、注意が必要です。残クレの契約では、契約満了時に車両を返却する場合、「原状回復」が義務付けられています。つまり、納車された時の状態に戻す必要があるのです。

社外のエアロパーツを装着すること自体は可能ですが、返却時にはそれらを取り外し、純正のバンパー等に戻さなければなりません。取り外した跡に穴が残ったり、塗装に傷が付いたりしていると、修理費用を請求される可能性があります。また、取り外した社外エアロは手元に残りますが、それを売却する手間もかかります。

さらに、社外品を装着したままでの査定は、一般的にマイナス評価となることがほとんどです。

特別なこだわりがない限りは、品質、保証、そして残価の観点からも、残クレで乗るならモデリスタのような正規ディーラーオプションを選択するのが最も賢明で安心な方法と言えるでしょう。

私のアルファードもモデリスタ!装着した理由とリアルな満足度

かく言う私も、所有する40系アルファードにはモデリスタのエアロパーツキットを装着しています。ジャーナリストとして様々な車を評価する立場ですが、自分の愛車となると話は別です。

私がモデリスタを選んだ理由は主に3つあります。

  1. 圧倒的な存在感とデザイン性: 40系アルファードは標準状態でも十分に迫力がありますが、モデリスタのエアロをまとうことで、そのスタイリングは唯一無二のレベルに昇華されます。特にフロントスポイラーのメッキ加飾とLEDのイルミネーションは、夜間の存在感を格段に引き上げてくれます。
  2. リセールバリューへの期待: 将来的に手放す際のことを考えたとき、モデリスタが付いている方が有利であることは間違いありません。これはある種の「投資」とも言えます。
  3. 所有する満足感: 何よりも、駐車場に停まっている自分の愛車を見たときに「カッコいいな」と心から思えること。この満足感は何物にも代えがたい価値があります。

実際に装着してからも、その満足感は全く色褪せません。洗車をするたびに複雑な造形の美しさに気づかされますし、友人や知人からの評判も上々です。運転のしやすさに関しても、最低地上高は若干下がるものの、よほど無茶な運転をしない限り、段差などで擦る心配はほとんどありません。

残クレアルファードのオプション選択|制限と注意点を徹底解説

モデリスタの問題がクリアになったところで、次に気になるのは「その他のオプション選択に制限はあるのか?」という点でしょう。こちらも一つずつ丁寧に解説していきます。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/alphard/)

原則として残クレでもオプション選択に制限はない

結論から言えば、残クレだからという理由で、選択できるオプションに制限がかかることは原則としてありません。

高価なメーカーオプションである「Executive Lounge」専用の後席ディスプレイや、その他のメーカーオプション、ディーラーオプションに至るまで、現金購入の場合と全く同じように、自由に好きなものを選択し、見積もりに含めることが可能です。

「残クレは基本的な仕様しか選べない」といったイメージをお持ちの方がいらっしゃれば、それは完全に誤解です。

ただし注意!残価に影響するオプション、しないオプション

オプションは自由に選べますが、残クレをより有利に進めるためには、「そのオプションが残価にどう影響するか?」という視点を持つことが非常に重要です。

残価にプラスに働く(リセールバリューが高い)人気オプション

以下のオプションは中古車市場での需要が高く、装着していると査定額がアップする傾向にあります。つまり、残価を高く設定してもらいやすいオプションです。

  • メーカーオプション
    • デジタルインナーミラー
    • ユニバーサルステップ(左右)
    • カラーヘッドアップディスプレイ
    • 寒冷地仕様
    • スペアタイヤ
  • ディーラーオプション
    • モデリスタ エアロパーツキット
    • 純正フロアマット(特にエグゼクティブ)
    • 純正サイドバイザー
    • T-Connectナビキット

残価にあまり影響しないオプション

一方で、以下のようなオプションは、装着時の満足度は高いものの、査定額への影響は限定的です。

  • 高機能な社外カーナビゲーション
  • 特定のボディコーティング
  • ナンバーフレーム(字光式など)
  • ドライブレコーダー(高機能なものはプラス査定の場合も)

もちろん、これらのオプションが不要だというわけではありません。あくまで「残価」という観点で見た場合の傾向です。ご自身のカーライフに必要なものを優先して選ぶことが大前提ですが、迷った際の判断材料として参考にしてください。

「これは付けておきたい!」アルファードの人気メーカーオプションTOP5

40系アルファードを購入するなら、後付けができないメーカーオプションは特に慎重に選びたいところです。ここでは、リセールバリューも考慮した上で、特に装着をおすすめしたい人気のメーカーオプションを5つご紹介します。

1. デジタルインナーミラー

後席に人が乗っていたり、荷物を満載していたりしても、車両後方のカメラ映像でクリアな後方視界を確保できる優れものです。特にミニバンでは必須とも言える装備で、中古車市場でも装着の有無は大きく査定に響きます。

2. ユニバーサルステップ(助手席側・スライドドア側)

小さなお子様やご年配の方が乗り降りする際に、非常に重宝する電動ステップです。ドアの開閉に連動して自動で展開・格納されるため、使い勝手は抜群。ファミリーユースが中心のアルファードにとって、その価値は計り知れません。

3. カラーヘッドアップディスプレイ

運転に必要な情報(速度、ナビ案内など)をフロントガラスに投影する機能です。視線移動が最小限で済むため、安全運転に大きく貢献します。一度使うと手放せなくなる快適装備で、先進性をアピールできる点も魅力です。

4. 寒冷地仕様

降雪地域にお住まいでない方には不要に思えるかもしれませんが、実はリセールバリューの観点からは非常に有効なオプションです。中古車は全国に流通するため、寒冷地仕様の需要は常に一定数存在します。比較的安価なオプションなので、付けておいて損はないでしょう。

5. スペアタイヤ

最近はパンク修理キットが標準装備の車が多いですが、タイヤの側面を損傷した場合など、修理キットでは対応できないケースもあります。いざという時の安心感は絶大で、特に遠出をする機会が多い方には強くおすすめします。

ディーラーオプションで後悔しないための選び方

後付けも可能なディーラーオプションですが、契約時にまとめてローンに組み込んでおくのが賢い選択です。ここでは、特に迷いやすいアイテムの選び方について解説します。

フロアマット

最も代表的なディーラーオプションです。純正品は価格が高いと感じるかもしれませんが、車種専用設計ならではのフィット感、耐久性、そして車内の質感を高めるデザインは、社外品にはない魅力です。特に毛足の長い「エグゼクティブラウンジ」用のフロアマットは、満足度が非常に高い逸品です。残価の観点からも、純正品を選んでおくのが無難です。

ボディコーティング

ディーラーで施工するコーティングは、品質が安定している反面、専門店のものより割高な場合があります。しかし、新車購入と同時に施工することで、納車時には完璧な状態で受け取れるというメリットがあります。保証内容やメンテナンスキットの有無などを確認し、納得できるのであればディーラーでお願いするのが手間もかからずおすすめです。

ドライブレコーダー

今や必須の装備となったドライブレコーダー。ディーラーオプションのものは、車両の配線とスマートに接続できるため、後付け感がなくスッキリと収まります。駐車監視機能付きのモデルを選べば、さらに安心です。

残クレの審査額とオプション総額のシビアな関係

これまで述べてきたように、オプションは自由に選べますが、その総額は当然ながらローンの審査額に直結します。

例えば、「Z」グレード(540万円)に、メーカーオプションを50万円分、ディーラーオプション(モデリスタ含む)を60万円分追加したとします。

  • 車両本体価格: 5,400,000円
  • メーカーオプション: 500,000円
  • ディーラーオプション: 600,000円
  • 合計: 6,500,000円

この場合、審査の対象となるのは650万円です。この金額がご自身の年収やその他の借り入れ状況に見合っているかどうか、冷静に判断する必要があります。

ディーラーの担当者に相談すれば、個人情報を入力する前に、概算での審査シミュレーションを行ってくれる場合もあります。高価なオプションを追加する前に、一度、ご自身の与信枠について相談してみることをお勧めします。

残クレ契約中にオプションを後付けすることはできる?

納車後に「やっぱりあのオプションが欲しかった」となることもあるかもしれません。

ディーラーオプションであれば、後から追加で注文し、取り付けてもらうことは可能です。ただし、その場合の支払いは、基本的に現金またはクレジットカードでの一括払いとなります。契約済みの残クレローンに、後からオプション代金を追加で組み込むことはできません。

大きな出費を避けるためにも、必要なオプションはできる限り契約時に見極め、ローンに含めておくのが得策です。

契約満了時の「原状回復」義務とオプションの扱い

最後に、残クレの出口、つまり契約満了時のルールについて確認しておきましょう。

車両をディーラーに返却する場合、前述の通り「原状回復」が基本となります。

  • 純正オプション(モデリスタ含む): これらは装着したままで問題ありません。むしろプラス査定の対象となります。
  • 後付けした社外品: ご自身で後から取り付けたカーナビやエアロパーツなどは、取り外して元の状態に戻す必要があります。
  • 傷や凹み: 通常使用の範囲を超える傷や凹み、内装の汚れや破損がある場合は、修理費用が請求されることがあります。

契約満了時の選択肢は「返却」「乗り換え」「買い取り」の3つです。モデリスタや人気のメーカーオプションを多数装着し、内外装の状態も良好であれば、最終回の支払い額(残価)を上回る査定額(追い金)が提示される可能性も十分にあります。その追い金を次の車の頭金に充当して、お得に新しい車に乗り換える、というサイクルも残クレの大きな魅力の一つです。

まとめ

今回は、残価設定クレジットでアルファードを購入する際の、モデリスタをはじめとするオプション選択について、多くの人が抱える疑問を深掘りしてきました。

本日のレビューの重要なポイントを改めて整理しましょう。

  • 残クレでもモデリスタは問題なく装着でき、ローンに組み込める。
  • 「残クレだとモデリスタ不可」という噂は、ローン審査額や改造への誤解が原因。
  • モデリスタは正規のカスタマイズパーツであり、残価(リセールバリュー)を向上させる効果が期待できる。
  • メーカーオプション、ディーラーオプションともに、残クレによる選択の制限は一切ない。
  • ただし、オプション総額は審査額に直結するため、支払い能力とのバランスを考える必要がある。
  • リセールバリューを意識したオプション選びが、残クレを賢く利用する鍵となる。

支払い方法というのは、あくまで理想のカーライフを実現するための一つの手段に過ぎません。残クレの特性を正しく理解し、オプションを賢く選択することで、憧れのモデリスタ仕様アルファードを、より現実的に、そして安心して手に入れることができます。

このレビューが、あなたの最高の一台選びの助けとなれば幸いです。