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マツダCX-80の3列目は狭くて座れないと言われる真相|買って後悔の声

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、マツダの新型3列シートSUV「CX-80」の3列目シートが「狭くて座れない」という評判を聞いて、実際のところどうなのか気になっていると思います。

引用 : MAZDA HP (https://www.mazda.co.jp/cars/cx-80/feature/)

私もジャーナリストとして、そして一人のオーナーとしてCX-80を隅々までチェックし、日常的に使用していますので、その気になる気持ちはよくわかります。デザインや走行性能に惹かれつつも、肝心のユーティリティで後悔したくないですよね。

ご安心ください。この記事を読み終える頃には、マツダCX-80の3列目シートの実用性に関する疑問が解決し、あなたがCX-80を選ぶべきかどうかの明確な判断基準が持てているはずです。

記事のポイント
  • CX-80の3列目は大人が長時間乗るには不向き
  • 日常使いで注意すべき全長5m級のサイズ感
  • パワートレインで大きく異なる維持費と走り
  • 購入前に必ず比較検討すべきライバル車種
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マツダCX-80の3列目は狭い?座れないと言われる真相を徹底解剖

さて、早速本題に入りましょう。多くの方が最も気にしている「CX-80の3列目は本当に狭いのか?」という点について、様々な角度から徹底的に掘り下げていきます。私自身も購入前に最も懸念していたポイントであり、開発者の意図や車のコンセプトを理解する上で非常に重要な部分です。

引用 : MAZDA HP (https://www.mazda.co.jp/cars/cx-80/feature/)

結論:CX-80の3列目は「補助的」なシートと心得るべき

いきなり結論から申し上げますが、マツダCX-80の3列目シートは、**「大人が快適に長距離移動するための席ではない」**というのが私の見解です。

マツダ自身も、この3列目を「エマージェンシー(緊急用)」に近いニュアンスで位置付けています。あくまで日常は4〜5人でゆったりと使い、いざという時や短距離の送迎などで6人、7人と乗車するシーンを想定して設計されています。

この事実を知らずに、「アルファードやノア/ヴォクシーのようなミニバンと同じ感覚で、常に大人数で快適に移動したい」という目的で購入すると、間違いなく後悔することになります。CX-80は、ミニバンの代替を目指した車ではなく、あくまで「走りやデザインを犠牲にしない多人数乗車可能なSUV」なのです。この大前提をまずは理解することが、購入後のミスマッチを防ぐ第一歩です。

身長170cmの大人が座るとどうなる?実車レビュー

では、具体的に大人が座るとどうなるのか。私の身長は172cmですが、実際に3列目に座ってみたリアルな感想をお伝えします。

  1. 頭上空間(ヘッドクリアランス): ルーフ後端がなだらかに傾斜しているデザインの影響で、正直なところ頭上空間にはほとんど余裕がありません。普通に座った状態で髪が天井に触れるか触れないか、といったレベルです。少し姿勢を崩したり、段差を乗り越えたりすると確実に頭が天井に当たります。
  2. 足元空間(レッグルーム): これが最も厳しいポイントです。2列目シートを一番前にスライドさせても、膝と前席の背もたれとの間にはほとんど隙間が生まれません。体育座りに近い姿勢を強いられ、膝を大きく曲げないと収まらないのが実情です。この状態で30分以上の移動は、かなりの苦行と言えるでしょう。
  3. 横幅: シート自体は左右独立タイプで、大人1人分のスペースは確保されています。しかし、両サイドのタイヤハウスの張り出しが大きく、体を少し斜めにしないと収まりが悪い印象を受けます。

総じて、身長170cmを超える大人が乗る場合は、**「駅までの送迎など、15分程度の短距離移動が限界」**と考えておくのが無難です。

子供なら快適?年齢・身長別の居住性レポート

大人には厳しい3列目ですが、子供にとっては話が別です。

小学生(身長110cm〜140cm程度)

このくらいの年齢の子供であれば、3列目でも十分に快適な空間と感じるでしょう。頭上、足元ともに余裕があり、自分だけの秘密基地のような感覚で喜んで座ってくれるはずです。友人家族と出かける際など、子供たちを3列目に集めて座らせる、といった使い方がCX-80の真骨頂と言えます。

中高生(身長150cm〜165cm程度)

身長が伸びてくると、徐々に窮屈さを感じ始めるかもしれません。特に足元のスペースが厳しくなってくるため、2列目シートの位置を調整してスペースを分け合うなどの工夫が必要になります。短距離であれば問題ありませんが、1時間を超えるような移動では不満の声が上がる可能性も考慮しておきましょう。

3列目へのアクセス(乗り込みやすさ)はどうか

3列目シートの居住性と同じくらい重要なのが、そこへたどり着くまでの「アクセス性」です。CX-80はこの点にもマツダらしい工夫が見られます。

2列目シートの肩口にあるレバーを引くと、ワンタッチでシートバックが前に倒れ、シート全体が前方へスライドします。これにより、3列目へ乗り込むための開口部が生まれます。開口部の広さ自体はミニバンほどではありませんが、SUVとしては標準的で、子供や身軽な大人であればスムーズに乗り降りできるでしょう。

ただし、フロアが高く、ステップも小さめなので、ご年配の方や小さなお子さんが一人で乗り降りするには少し補助が必要かもしれません。このあたりも、購入前に実車で家族全員が試してみることを強く推奨します。

ライバル車種との3列目比較

CX-80の3列目の立ち位置をより明確にするために、市場のライバル車種と比較してみましょう。ここでは、同じく3列シートを持つ国産の高級SUVをいくつかピックアップします。

車種名 3列目の特徴 向いているユーザー
マツダ CX-80 補助的。デザインと走行性能を優先した設計。大人の長距離は厳しい。 普段は少人数、たまに多人数で乗るスタイリッシュなファミリー。
トヨタ ランドクルーザー250 実用性はCX-80よりやや上。スクエアなボディ形状で頭上空間に余裕あり。 悪路走破性も重視し、より実用的な3列目を求めるファミリー。
レクサス TX 居住性重視。全長が長く、大人がしっかり座れる3列目を確保。 常に多人数での快適な移動を最優先するユーザー。ミニバンからの乗り換え組。
トヨタ グランエース (比較対象として)ミニバンとは比較にならない広さ。送迎用。 とにかく広さを最優先するユーザー。

このように比較すると、CX-80が「広さ」や「快適性」で勝負しているわけではないことがよくわかります。あくまでドライバーズカーとしての資質、内外装のデザイン性を重視した上での「プラスα」の3列目なのです。

そもそもCX-80はどんなユーザーを想定しているのか

マツダはCX-80を開発するにあたり、主に以下のようなユーザー層をターゲットにしています。

  • ライフステージが変化した元々のマツダ車オーナー: かつてCX-5やMAZDA6に乗っていた夫婦が、子供の成長や親との同居などで多人数乗車の機会が増えた際に、マツダ車らしい走りやデザインを諦めることなく乗り換えられる選択肢。
  • ミニバンのスライドドアや生活感のあるデザインを好まない層: 多人数乗車の必要性はあるものの、典型的なミニバンのスタイルには抵抗がある。スタイリッシュで運転が楽しい車を求めているファミリー層。
  • 上質な内外装と快適な長距離ドライブを求める層: 後述する直列6気筒エンジンによる滑らかな走りや、本杢やナッパレザーを用いた質感の高い内装に価値を見出す、本物志向のユーザー。

これらのターゲット像からも、CX-80が「3列目の広さ」を第一の訴求ポイントにしていないことは明らかです。

なぜ「狭い」と言われるのか?デザインと居住性のトレードオフ

CX-80がもつ流麗でスポーティなデザインは、居住性、特に3列目の頭上空間と引き換えに成り立っています。

後方に向かってなだらかに下降していくルーフライン(いわゆるクーペスタイル)は、車を美しく見せるための常套手段です。しかし、これは室内容積、特にリアのヘッドクリアランスを犠牲にします。もしマツダが3列目の快適性を最優先するならば、もっと箱型の、言い換えればミニバンのようなデザインを採用したはずです。

彼らはあえてそうせず、SUVとしてのダイナミックなフォルムを優先しました。この「デザイン哲学」こそがマツダの本質であり、CX-80が一部で「狭い」と評価される根本的な理由なのです。このトレードオフを理解し、デザインの価値を認められるかどうかが、CX-80を満足して乗り続けられるかの分かれ道となります。

3列目シートのアレンジとラゲッジスペースの使い勝手

3列目シートは、普段は格納しておくことで広大なラゲッジスペースを生み出します。

  • 3列目使用時: ラゲッジスペースはスーツケース1個分程度と、ミニマムな容量になります。スーパーでの買い物袋程度なら問題なく積めますが、家族での旅行などには対応できません。
  • 3列目格納時(5人乗りモード): これがCX-80の基本的なスタイルになります。ラゲッジスペースは非常に広く、ゴルフバッグも複数積載可能です。フロアもフラットで、大きな荷物の積み下ろしも容易です。ベビーカーやキャンプ用品など、かさばる荷物も余裕で飲み込みます。
  • 2列目・3列目格納時(2人乗りモード): 2列目シートも倒せば、長尺物も積載可能な広大な空間が出現します。車中泊も可能なほどの広さですが、シートを倒した際に完全なフルフラットにはならず、多少の段差が残る点は注意が必要です。

このように、乗車人数に応じて柔軟に空間をアレンジできるのが3列シートSUVの魅力であり、CX-80もその点はしっかりと押さえています。

購入後に後悔しないために!CX-80の注意点を多角的にレビュー

3列目シートの問題は、あくまでCX-80という車が持つ一面に過ぎません。ここでは、購入してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、日常使い、維持費、走行性能といった様々な観点から、オーナーだからこそわかるリアルな注意点をレビューしていきます。

引用 : MAZDA HP (https://www.mazda.co.jp/cars/cx-80/feature/)

【日常使い編】全長5m級ボディの取り回しと視界

CX-80の購入を検討する上で、3列目と同じくらい慎重に判断すべきなのが、そのボディサイズです。

項目 マツダ CX-80 参考:トヨタ アルファード 参考:マツダ CX-5
全長 4,995 mm 4,995 mm 4,575 mm
全幅 1,890 mm 1,850 mm 1,845 mm
全高 1,730 mm 1,935 mm 1,690 mm

全長は約5m、全幅も1.9mに迫る堂々たる体躯です。これはもはや国産車の中でも最大級のサイズであり、特にこれまでCX-5などのミドルサイズSUVやセダンに乗っていた方にとっては、運転感覚が大きく変わることを覚悟しなければなりません。

視界と死角

運転席からの視界は良好ですが、長いボンネットと大きな車体のせいで、車両感覚を掴むのには慣れが必要です。特に左前方の死角は大きく、狭い路地でのすれ違いや左折時には気を遣います。 幸いにも「360°ビュー・モニター」が標準装備されており、これを活用すれば駐車や幅寄せは格段に楽になります。しかし、モニターに頼りすぎるのではなく、あくまで補助として使う意識が大切です。

【日常使い編】最小回転半径と駐車時の注意点

大きなボディは、小回り性能にも影響します。CX-80の最小回転半径は5.8mです。これはアルファード(5.9m)とほぼ同じで、決して小回りが利くとは言えません。

駐車場の問題

このサイズになると、日常的に利用する駐車場の環境が非常に重要になります。

  • 自宅の駐車場: スペースに余裕はありますか?前面道路の幅は十分ですか?何度も切り返しが必要になるような環境だと、日々の運転がストレスになります。
  • 職場の駐車場: 機械式駐車場の場合、全幅1,890mmというサイズがネックとなり、パレットに収まらない可能性があります。必ず事前に駐車場の規格を確認してください。
  • 商業施設の駐車場: 都市部の古い商業施設などでは、駐車スペースの枠が狭い場所も少なくありません。隣の車との距離が近くなり、ドアの開閉に気を遣ったり、ドアパンチのリスクを常に意識したりする必要があります。

これらのネガティブな要素を許容できるか、あるいはご自身の生活環境がこのサイズに対応できるかどうかが、CX-80と付き合っていく上での重要な判断材料となります。

【維持費編】パワートレイン別(ディーゼル/PHEV)の燃費と税金を比較

CX-80には主に2種類のパワートレインが用意されており、どちらを選ぶかで維持費は大きく変わってきます。

  • e-SKYACTIV D 3.3: 3.3L 直列6気筒ディーゼルターボ + マイルドハイブリッド
  • e-SKYACTIV PHEV: 2.5L 直列4気筒ガソリン + プラグインハイブリッド

それぞれのメリット・デメリットを維持費の観点から比較してみましょう。

項目 e-SKYACTIV D 3.3 (ディーゼル) e-SKYACTIV PHEV 備考
車両価格 比較的安価 高価 グレードにより約50〜100万円の差
燃料代 安い(軽油価格 + 良好な燃費) 非常に安い(自宅充電メインの場合) 走行距離が多いほどディーゼルのメリット大
WLTCモード燃費 18.4 km/L (4WD) 14.6 km/L (ハイブリッド走行時) PHEVはEV走行距離が約68km
自動車税 50,000円/年 43,500円/年 購入翌年はグリーン化特例で減税
重量税 エコカー減税対象 エコカー減税対象(免税) 購入時の諸費用に大きく影響
オイル交換 頻度・費用ともにガソリン車より高め ガソリンエンジンなので標準的 ディーゼルは専用オイルが必要

どちらを選ぶべきか?

  • ディーゼルがおすすめな人:
    • 高速道路を使った長距離移動が多い
    • 年間走行距離が1.5万kmを超える
    • 力強いトルク感と6気筒の滑らかなフィーリングを重視する
  • PHEVがおすすめな人:
    • 自宅に充電設備を設置できる
    • 片道30km程度の通勤や送迎がメイン(普段はほぼEVとして使える)
    • 環境性能や先進性を重視する
    • 静粛でスムーズな走りを好む

ご自身のライフスタイルと、どちらのパワートレインの特性に魅力を感じるかで選択は変わってきます。

【維持費編】タイヤサイズと交換費用も要チェック

意外と見落としがちなのがタイヤの維持費です。CX-80は上級グレードになると235/50R20という大径タイヤを装着しています。

このサイズのタイヤは交換費用も高額になりがちで、国産の有名ブランドを選ぶと4本で15万円〜20万円以上かかることも珍しくありません。車重が2トンを超えるためタイヤの摩耗も早く、3〜4年ごとの出費としてあらかじめ予算に組み込んでおく必要があります。これもプレミアムSUVを所有する上での「宿命」と言えるでしょう。

【走行性能編】直列6気筒ディーゼルの魅力と街乗りでの印象

私が所有しているのもこのディーゼルモデルですが、その走りの質感は特筆すべきものがあります。マツダがこだわり抜いて開発した直列6気筒エンジンは、とにかく滑らかで静か。そして低回転から湧き上がる豊かなトルクは、2トン超の巨体をいとも軽々と加速させます。

特に高速道路での巡航は得意中の得意で、矢のような直進安定性と相まって、どこまでも走り続けていたくなるような感覚にさせてくれます。この「長距離ツアラー」としての性能こそが、CX-80の最大の魅力だと私は感じています。

一方で、街乗りでは少し印象が変わります。マイルドハイブリッドのアシストがあるとはいえ、発進・停止を繰り返すようなシーンでは、その重量を持て余し気味に感じることもあります。燃費も市街地では10km/L前後に落ち込むことが多く、この大きなディーゼルエンジンが本当に活きるのは、やはり開けた道と言えるでしょう。

【走行性能編】PHEVのメリットと充電環境の必要性

PHEVモデルは、ディーゼルとは全く異なる走行フィールを提供します。 モーターだけで走行している際の静粛性とスムーズさは、まさに高級車そのもの。約68kmのEV走行が可能なので、日常的な買い物や送迎であれば、ガソリンを一切使わずに電気自動車として運用できます。

エンジンが始動した際のレスポンスも良く、システム全体で発揮されるパワーはディーゼルを上回ります。ただし、その真価を発揮するには自宅に充電設備があることが大前提となります。充電環境がない場合、PHEVを選ぶメリットはほとんどなく、重いバッテリーを積んだ燃費の悪いハイブリッド車になってしまうため注意が必要です。

【故障・リセール編】マツダ車の信頼性とリセールバリューの展望

近年のマツダ車は、品質・信頼性ともに大きく向上しており、致命的な故障の報告はあまり聞きません。特にCX-80に搭載されているような新開発のパワートレインは、マツダも威信をかけて開発しており、初期トラブルが出尽くした後は安定すると考えられます。

リセールバリューについては、CX-5やCX-8といった既存モデルの実績から見ても、極端に値崩れすることは考えにくいでしょう。特に、マツダブランドを象徴するソウルレッドクリスタルメタリックなどの人気色や、装備の充実した上級グレードは高値で取引される傾向にあります。 ただし、アルファードやランドクルーザーのような驚異的なリセールを期待するのは禁物です。あくまで常識の範囲内での安定したリセール、と捉えておくのが現実的です。

まとめ

さて、マツダCX-80について、特にネガティブな側面に焦点を当てて詳しく解説してきました。最後に、この記事の要点をまとめておきましょう。

  • 3列目シートはあくまで補助的なもの: 大人が快適に長距離を移動するのには向いていません。小学生くらいまでのお子さんや、短距離の送迎用と割り切るべきです。常に6人以上で快適に移動したいのであれば、ミニバンを選択するのが賢明です。
  • ボディサイズが生活環境に合うか要確認: 全長5m、全幅1.9m近いサイズは、日本の道路・駐車環境では決して扱いやすいとは言えません。購入前に必ず自宅の駐車場や通勤経路などを実車で確認しましょう。
  • 車のコンセプトへの共感が重要: CX-80は、居住性や実用性を多少犠牲にしてでも、美しいデザインとドライバーが楽しめる走行性能を追求した車です。このマツダの哲学に共感できるかどうかが、購入後の満足度を大きく左右します。
  • あなたにCX-80は向いているか?:
    • 向いている人: 普段は4人以下で乗ることが多く、走りや内外装の質感にこだわりたい。ミニバンのスタイルは好まず、いざという時に多人数乗車できれば良い、というスタイリッシュなファミリー。
    • 向いていない人: 常に大人数で長距離を移動する機会が多い。3列目の居住性を最優先に考えている。運転のしやすさ、経済性を重視するユーザー。

私自身、CX-80を所有してみて、その走りの素晴らしさやデザインの美しさには日々満足しています。しかし、それは我が家の使い方(普段は2人乗車、3列目は年に数回使う程度)と、この車のコンセプトが完全に合致しているからです。

本日のレビューが、あなたの車選びの一助となれば幸いです。CX-80は決して万人受けする車ではありませんが、その価値を理解し、ライフスタイルに合致する人にとっては、唯一無二の素晴らしいパートナーとなってくれるはずです。ぜひ一度、ご自身の目で実車を確かめ、そしてハンドルを握ってみてください。