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雪国は注意|トヨタハリアーのタイヤ大型化で冬用タイヤが高額になる実態

モータージャーナリスト兼コンサルタントの二階堂仁です。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、デザインも走りも洗練されたトヨタ ハリアーの購入を検討している中で、特に雪国にお住まいの場合、冬用タイヤなどの追加出費がどれくらいになるのか気になっているのではないでしょうか。

私も現行ハリアーを所有しており、冬支度の際にはタイヤの価格に驚いた経験があるので、その気になるお気持ちはよくわかります。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/harrier/)

この記事を読み終える頃には、ハリアーのグレードごとの冬用タイヤの価格や、雪国でかかる可能性のある追加費用についての疑問が、きっと解決しているはずです。

記事のポイント
  • ハリアーの進化とタイヤ大型化の歴史
  • グレード別スタッドレスタイヤの驚きの価格差
  • 雪国で必須となる冬用装備と追加費用
  • 高額な冬タイヤ費用を賢く抑える具体的対策
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トヨタ ハリアーのタイヤ事情と雪国の懸念

高級クロスオーバーSUVの先駆けとして、いつの時代も高い人気を誇るトヨタ ハリアー。その魅力は流麗なデザインや上質な内装にありますが、近年、モデルチェンジのたびにタイヤサイズが大きくなっていることにお気づきでしょうか。このタイヤの大型化は、見た目の迫力や走行性能の向上に貢献する一方で、特に雪国に住むユーザーにとっては、無視できない懸念材料となっています。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/harrier/)

歴代ハリアーのタイヤサイズ変遷

ハリアーの歴史は、タイヤサイズの拡大の歴史でもあります。ここで、初代から現行モデルまでの標準タイヤサイズの変化を見てみましょう。

モデル 型式 標準タイヤサイズ(代表的なグレード)
初代 10系 (1997-2003) 215/70R16
2代目 30系 (2003-2013) 225/65R17
3代目 60系 (2013-2020) 225/65R17, 235/55R18
4代目 80/90系 (2020-) 225/65R17, 225/55R19

このように、初代の16インチから現行モデルでは最大19インチへと、実に3インチも拡大しています。特に3代目から18インチ、4代目から19インチという大径サイズが標準装備されるようになったことで、冬用タイヤの価格も大きく跳ね上がることになりました。

なぜハリアーのタイヤは大型化しているのか?

では、なぜメーカーはコスト増につながるタイヤの大型化を進めるのでしょうか。理由は大きく分けて3つあります。

1. デザイン性の向上

最も大きな理由は、やはり「見た目」です。ボディサイズが大きくなる現代の車において、タイヤとホイールが小さいと、どうしても足元が貧弱に見えてしまいます。大径ホイールと扁平タイヤ(タイヤの厚みが薄いタイヤ)の組み合わせは、車全体をスタイリッシュで引き締まった印象に見せる効果があり、ハリアーのような都市型SUVのデザイン性を高める上で不可欠な要素となっています。

2. 走行性能の向上

タイヤのインチアップは、運動性能の向上にも寄与します。一般的に、タイヤの幅が広がり、扁平率が低くなる(タイヤの厚みが薄くなる)と、以下のメリットが生まれます。

  • コーナリング性能の向上: タイヤのたわみが少なくなり、ハンドリングがシャープになる。
  • グリップ力の向上: 接地面積が増え、乾いた路面でのグリップ力が高まる。
  • ブレーキ性能の向上: より大きなブレーキシステムを搭載できるスペースが生まれる。

これにより、高速道路での安定性や、カーブでの応答性が高まり、より質の高い走り心地を実現できるのです。

3. 他社との競争

SUV市場は国内外のメーカーがひしめく激戦区です。ライバル車が次々と大径タイヤを採用してデザイン性や走行性能をアピールする中で、ハリアーも競争力を維持するために、タイヤの大型化は避けられない選択だったと言えるでしょう。

現行(80/90系)ハリアーのグレード別純正タイヤサイズ一覧

それでは、現在新車で購入できるハリアー(80/90系)のグレードごとの純正タイヤサイズを確認しておきましょう。グレードによって標準装備されるタイヤサイズが異なるため、これが冬用タイヤの価格差に直結します。

グレード 駆動方式 タイヤサイズ ホイール
PHEV Z E-Four 225/55R19 19インチ(切削光輝+ブラック塗装)
Z “Leather Package” 2WD/4WD/E-Four 225/55R19 19インチ(高輝度シルバー塗装)
Z 2WD/4WD/E-Four 225/55R19 19インチ(高輝度シルバー塗装)
G “Leather Package” 2WD/4WD/E-Four 225/60R18 18インチ(ダークグレーメタリック塗装)
G 2WD/4WD/E-Four 225/60R18 18インチ(ダークグレーメタリック塗装)
S 2WD/4WD/E-Four 225/65R17 17インチ(シルバー塗装)

ご覧の通り、最上級グレードの「Z」とPHEVモデルは19インチ、中間グレードの「G」は18インチ、ベースグレードの「S」は17インチが標準となっています。この1インチの違いが、冬の出費に大きな影響を与えるのです。

タイヤ大型化が雪国のドライバーにもたらすデメリット

デザイン性や走行性能の向上というメリットの裏で、タイヤの大型化は雪国で暮らすドライバーにとって、いくつかのデメリットを生み出します。

  • スタッドレスタイヤの価格高騰: 最も大きなデメリットです。タイヤはインチが大きくなるほど、また扁平率が低くなるほど、製造コストが上がり価格も高くなります。17インチと19インチでは、同じ銘柄のスタッドレスタイヤでも1本あたり1万円以上の価格差が出ることも珍しくありません。4本となると、その差は4万円以上にもなります。
  • ホイールの価格高騰: スタッドレス用には、純正とは別にホイールセットを用意するのが一般的ですが、これもインチが大きくなるほど高価になります。
  • 交換作業の負担増: タイヤとホイールが大きくなれば、当然その重量も増します。自宅でタイヤ交換を行う場合、19インチのタイヤを持ち運ぶのはかなりの重労働です。
  • 雪道での性能: 一般的に、タイヤ幅が広いと雪を押し固める面積が広くなり、雪上でのグリップ(特に新雪)では不利になる場合があります。また、扁平タイヤはサイドウォールが硬いため、凹凸のある圧雪路での乗り心地が硬くなる傾向があります。

雪国ユーザーがハリアー購入前に抱く不安の声

実際にSNSや自動車関連の掲示板を見ると、雪国在住でハリアーを検討している方々から、多くの不安の声が上がっています。

「ハリアーのZグレードが欲しいけど、19インチのスタッドレスって一体いくらするんだ…?見積もりが怖い。」 「雪国住みでハリアー乗ってる人、冬タイヤどうしてますか?インチダウンしてる?乗り心地とか変わるか知りたい。」 「見た目は絶対19インチだけど、維持費を考えると18インチのGグレードが無難なのかなぁ。悩む。」

こうした声は、まさにこれからハリアーを購入しようとしているあなたの悩みと同じではないでしょうか。見た目の格好良さと、現実的な維持費との間で揺れ動くのは、当然のことと言えます。

私が実際に感じたハリアーの冬道での走行性能

ここで、私の所有するハリアー(Zグレード E-Four)での冬道体験について少しお話しします。結論から言うと、適切なスタッドレスタイヤを装着していれば、ハリアーの雪道走破性は非常に高いレベルにあります。

特にE-Four(電気式4WDシステム)は、後輪をモーターで駆動するため、反応が非常に素早く、滑りやすい路面での発進やコーナリングで安定感は抜群です。雪深い坂道でも、不安なくグイグイと登っていきます。

ただし、これはあくまで「適切なスタッドレスタイヤ」が前提です。いくら車両の性能が良くても、タイヤが路面を掴めなければ意味がありません。19インチの高性能スタッドレスタイヤは確かに高価ですが、その価格に見合った安心感を得られることも事実です。

ハリアーの燃費と冬用タイヤの関係性

冬になると燃費が悪化するのは一般的ですが、スタッドレスタイヤもその一因です。スタッドレスタイヤは、夏タイヤに比べて転がり抵抗が大きいゴムを使用しているため、燃費は悪化する傾向にあります。

一般的に、夏タイヤからスタッドレスタイヤに交換すると、燃費は5%〜10%程度悪化すると言われています。例えば、カタログ燃費が20.0km/Lの車であれば、18.0km/L〜19.0km/L程度まで落ち込む計算です。

また、タイヤサイズが大きいほど、タイヤ自体の重量が増し、転がり抵抗も大きくなるため、燃費には不利に働きます。わずかな差ではありますが、19インチと17インチでは、冬場の燃費にも違いが出てくることを覚えておくと良いでしょう。

ハリアーの乗り心地とタイヤサイズの影響

乗り心地に関しても、タイヤサイズは大きく影響します。一般的に、インチが大きく、扁平率が低い(タイヤが薄い)ほど、路面からの衝撃を吸収するタイヤの空気層が少なくなるため、乗り心地は硬くなる傾向があります。

ハリアーはサスペンションがしなやかにセッティングされているため、19インチでも突き上げが厳しいということはありませんが、17インチや18インチと比較すれば、路面の凹凸を拾いやすいのは事実です。

特に、凍結と融解を繰り返して荒れた冬の路面では、17インチの方が乗り心地の面では有利と言えるでしょう。デザインを取るか、乗り心地やコストを取るか、ここも悩みどころの一つです。

ハリアーの冬支度|グレード別費用と節約術

それでは、いよいよ本題である冬用タイヤの具体的な費用について見ていきましょう。ここでは、グレード別にスタッドレスタイヤとホイールのセットを購入した場合の価格相場を比較し、さらに費用を抑えるための賢い方法についても詳しく解説していきます。

引用 : TOYOTA HP (https://toyota.jp/harrier/)

グレード別スタッドレスタイヤ&ホイールセットの価格相場

ここでは、国内で人気の主要メーカー(ブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップ)のSUV向けスタッドレスタイヤと、一般的なデザインのアルミホイールをセットにした場合の価格相場を算出しました。

※価格はタイヤショップや時期によって変動します。あくまで目安としてお考えください。

グレード (タイヤサイズ) ブリヂストン (BLIZZAK DM-V3) ヨコハマ (iceGUARD SUV G075) ダンロップ (WINTER MAXX SJ8+) 平均相場
S (17インチ)225/65R17 約16万円~20万円 約15万円~19万円 約14万円~18万円 約17万円
G (18インチ)225/60R18 約21万円~26万円 約20万円~25万円 約19万円~24万円 約22万円
Z (19インチ)225/55R19 約27万円~33万円 約26万円~32万円 約25万円~31万円 約29万円

この表を見ると、その価格差は一目瞭然です。ベースグレードの「S」と最上級グレードの「Z」では、平均相場で約12万円もの差が生まれます。これは、車両購入後の出費としては非常に大きな金額と言えるでしょう。

なぜグレードによってこんなに価格が違うのか?

この大きな価格差の理由は、前述の通り「インチサイズ」と「タイヤの特殊性」にあります。

  • インチサイズ: 1インチ大きくなるごとに、タイヤの製造に必要な材料が増え、製造工程も複雑になるため、価格が階段状に上がっていきます。
  • タイヤの特殊性: 19インチのような大径・低扁平タイヤは、17インチの標準的なタイヤに比べて需要が限られるため、量産効果が働きにくく、1本あたりの単価が高くなる傾向にあります。

この2つの要因が組み合わさることで、グレード間でこれほど大きな価格差が生まれてしまうのです。

スタッドレスタイヤ購入費用を抑える賢い方法

「Zグレードのデザインは譲れない、でも29万円の出費は痛い…」そう考える方は多いはずです。ご安心ください。いくつかの工夫をすることで、冬用タイヤの費用を賢く抑えることが可能です。

方法1:インチダウン

最も効果的で一般的な方法が「インチダウン」です。これは、標準のインチサイズよりも小さいホイールを装着することです。ハリアーの場合、ブレーキキャリパーとの干渉がないため、ZグレードやGグレードでも17インチのホイールを装着することが可能です。

19インチから17インチにインチダウンすれば、タイヤとホイールのセット価格を10万円以上節約できる可能性があります。

  • メリット:
    • 圧倒的なコスト削減効果
    • 乗り心地がマイルドになる
    • 雪道でのワダチにハンドルが取られにくくなる傾向がある
  • デメリット:
    • 見た目の迫力がなくなる(純正19インチを見慣れていると、特に小さく見える)
    • コーナリング性能など、ドライ路面での走行性能は若干低下する

見た目を気にしない、あるいはコストを最優先したいという方には、最もおすすめの方法です。

方法2:アジアンタイヤの検討

近年、品質が向上しているアジア製のスタッドレスタイヤを選択肢に入れるのも一つの手です。NANKANG(ナンカン)やHANKOOK(ハンコック)といったメーカーは、国産メーカーに比べて3~5割ほど安価な場合が多く、コストパフォーマンスに優れています。

ただし、氷上性能や耐摩耗性など、極限状態での性能は国産トップメーカーに及ばない場合があるため、過酷な凍結路を頻繁に走行する方や、絶対的な安心感を求める方は、慎重に検討する必要があります。

方法3:型落ちモデルを狙う

タイヤメーカーは数年ごとに新製品を発売しますが、性能が大きく劣るわけではない「型落ちモデル」が、在庫処分として安く販売されることがあります。最新性能にこだわらなければ、十分な性能を持つタイヤを安価に手に入れるチャンスです。

方法4:通販サイトと持ち込み交換サービスの活用

タイヤは、実店舗を持つカー用品店よりも、インターネットのタイヤ専門通販サイトの方が安価なケースが多くあります。通販で購入し、近所の整備工場やガソリンスタンドの「タイヤ持ち込み交換サービス」を利用すれば、トータルの費用を抑えることができます。

ハリアーにおすすめのスタッドレスタイヤメーカーと特徴

ここで、ハリアーにおすすめの主要な国産スタッドレスタイヤの特徴を簡単にご紹介します。

  • ブリヂストン (BLIZZAKシリーズ): 「氷上の効き」に定評があり、凍結路での性能を最重視するなら一番の選択肢。価格は高めですが、絶大な安心感を誇ります。
  • ヨコハマ (iceGUARDシリーズ): 氷上性能と燃費性能のバランスが良いのが特徴。「吸水」と「密着」で氷上の水膜を除去する技術に優れています。
  • ダンロップ (WINTER MAXXシリーズ): 氷上性能に加え、「効きの持続性」と「ライフ性能(長持ち)」を重視。年数が経っても性能が落ちにくいのが強みです。

どのメーカーも一長一短がありますが、ご自身の住む地域の雪質(パウダースノーか、湿った雪か)や、重視する性能(氷上性能、燃費、寿命など)に合わせて選ぶのが良いでしょう。

スタッドレスだけじゃない!雪国で必要なハリアーの追加装備と費用

雪国でのカーライフは、スタッドレスタイヤさえあれば万全というわけではありません。快適で安全な冬を過ごすために、いくつか追加で検討したい装備があります。

  • スノーワイパー (約5,000円~10,000円): 通常のワイパーは、低温でゴムが硬くなったり、フレーム部分に雪や氷が固着して拭き取り性能が低下します。スノーワイパーは、低温でも硬化しにくいゴムと、全体がゴムで覆われた構造で、着雪を防ぎ、冬の悪天候でもクリアな視界を確保します。
  • エンジンスターター (約3万円~8万円 ※工賃込): 寒い朝、家の中からエンジンを始動させ、乗る頃には車内を暖めておける便利なアイテム。フロントガラスの霜取りも同時にできるため、忙しい朝の時間を大幅に短縮できます。
  • 下回り防錆塗装 (約2万円~5万円): 道路に撒かれる融雪剤(塩化カルシウム)は、車のボディ、特に下回りの金属部品に錆を発生させる大きな原因となります。新車時に施工しておくことで、愛車を錆から守り、長く良い状態を保つことができます。特に沿岸部や融雪剤の散布量が多い地域では必須の対策です。
  • フロアマット (約1万円~3万円): 雪や泥で汚れた靴で乗り込むことが多い冬場は、純正のカーペットマットよりも、防水性・防汚性に優れたラバー製のフロアマットがおすすめです。掃除が簡単で、車内を清潔に保てます。

これらの装備も合わせると、スタッドレスタイヤ以外にも5万円~15万円程度の追加費用がかかる可能性があることを想定しておくと安心です。

タイヤの保管はどうする?保管サービスの費用とメリット・デメリット

夏用・冬用タイヤの交換で悩ましいのが、使わない方のタイヤの保管場所です。特に19インチのような大きなタイヤは、アパートやマンションでは保管場所に困るケースも少なくありません。

そこで便利なのが、カー用品店やタイヤ専門店が提供する「タイヤ保管サービス」です。

  • 費用相場: 年間 約1万円~2万円(タイヤサイズによる)
  • メリット:
    • 保管場所に困らない
    • 盗難の心配がない
    • 紫外線や雨風を避けた適切な環境で保管してくれるため、タイヤが長持ちする
    • 重いタイヤを運ぶ必要がない
  • デメリット:
    • 毎年コストがかかる
    • 急な降雪など、好きなタイミングで交換できない場合がある(要予約)

自宅に十分な保管スペースがない方や、タイヤの運搬が負担な方にとっては、コストを払う価値のあるサービスと言えるでしょう。

ハリアーの維持費全体で考える冬のコスト

ハリアーを購入する際は、車両本体価格や税金、保険料だけでなく、こうした冬のコストも含めた年間の維持費全体でシミュレーションすることが重要です。

特にZグレードを選ぶ場合は、Sグレードに比べて、スタッドレスタイヤ代で約12万円、さらに毎年のタイヤ交換費用や保管サービス料も高くなる可能性があります。この差額をどう捉えるか。デザイン性への投資と考えるか、あるいはその分を他のオプションや趣味に回すか。購入前にじっくりと検討することをおすすめします。

まとめ

今回は、トヨタ ハリアーの購入を検討している雪国在住の方に向けて、タイヤの大型化に伴う冬の追加費用について、私の経験も交えながら詳しくレビューしてきました。

  • ハリアーはモデルチェンジごとにタイヤが大型化し、現行モデルは最大19インチに。
  • スタッドレスタイヤとホイールのセット価格は、17インチ(Sグレード)と19インチ(Zグレード)で約12万円もの差額が出る。
  • 費用を抑えるには「インチダウン」が最も効果的。
  • スタッドレスタイヤ以外にも、スノーワイパーや下回り塗装など、雪国ならではの追加費用も考慮する必要がある。

ハリアーが非常に魅力的で所有満足度の高い車であることは間違いありません。しかし、その一方で、特に上級グレードを選ぶ際には、雪国ならではのランニングコストが想像以上にかかる可能性があるという現実も、しっかりと受け止める必要があります。

見た目の格好良さを追求するのか、それともコストや実用性を重視するのか。そこに正解はありません。この記事で得た情報を元に、ご自身のライフスタイルや価値観、そしてお財布とじっくり相談して、後悔のないグレード選び、そしてカーライフプランを立てていただければ幸いです。