モータージャーナリスト兼コンサルタントの二階堂仁です。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、お子様の誕生を機にレクサスRXの購入を検討していて、実際のところファミリーカーとして快適に使えるのか、特に赤ちゃんがいる家庭での使い勝手が気になっているのではないでしょうか。私自身もレクサスRXのオーナーであり、子育て世代の友人から同様の相談を頻繁に受けますので、その気になるお気持ちはよくわかります。
引用 : TOYOTA HP (https://lexus.jp/models/gx/)
レクサスならではの高級感や走行性能に惹かれつつも、「チャイルドシートを乗せたら狭くない?」「大きな車体で子供の乗り降りは大変じゃない?」といった現実的な不安がよぎりますよね。
ご安心ください。このレビューを読み終える頃には、レクサスRXがあなたのご家族にとって最適な一台となり得るのか、その疑問がスッキリ解決しているはずです。
記事のポイント
- チャイルドシート設置時も余裕のある広大な室内空間
- 子育て世代の不安を解消する充実の先進安全装備
- 大きな車体を全く苦にさせない運転支援と駐車のコツ
- 家族のライフスタイルに合わせた後悔しないグレード選び

新しい車に乗り換える際、今乗っている愛車をどれだけ高く売却できるかは、次の車の選択肢にも大きく影響します。
私自身、一括見積もりサイトを活用したことで、ホンダヴェゼルからレクサスRXに乗り換えることができました。
レクサスRXの基本スペックと子育て世代が注目すべきポイント
まず、レクサスRXがファミリーカーとしてのポテンシャルを秘めているのか、基本的なスペックから確認していきましょう。特に子育て世代の視点で重要となるサイズ、燃費、安全性能、そして将来的な価値であるリセールについて、私なりの解説を加えていきます。

引用 : TOYOTA HP (https://lexus.jp/models/gx/)
レクサスRXのボディサイズと室内寸法を徹底解説
レクサスRXは、街中でも存在感を放つ堂々としたサイズが魅力ですが、これが子育てにおいてどう影響するのかが最初の関心事でしょう。
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| 項目 | 数値 | | 全長 | 4,890 mm | | 全幅 | 1,920 mm | | 全高 | 1,700 mm | | ホイールベース | 2,850 mm | | 室内長 | 1,855 mm | | 室内幅 | 1,590 mm | | 室内高 | 1,205 mm |
注目すべきは1,920mmという全幅です。このワイドなボディが、後部座席の居住性に大きな余裕をもたらします。チャイルドシートを設置しても、隣に大人が座るスペースが十分に確保されているのです。また、2,850mmのホイールベースは、後部座席の足元空間の広さに直結します。子供が成長してジュニアシートに変わっても、前の座席を蹴ってしまうような窮屈さとは無縁でしょう。
一方で、このサイズ感は駐車場で気を使う場面があるのも事実です。特に古い商業施設や機械式駐車場では、全幅の制限に注意が必要です。この点については、後ほど駐車のコツのセクションで詳しく解説します。
レクサスRXのグレード構成とパワートレイン
現行のレクサスRXは、多様なライフスタイルに応える複数のパワートレインをラインナップしています。ご自身の運転スタイルや家族の利用シーンを想像しながら、最適なものを選びましょう。
| グレード | パワートレイン | 特徴 | | RX500h F SPORT Performance | 2.4Lターボ + ハイブリッド | 圧倒的な動力性能とレスポンスの良さが魅力。走りを重視するお父さんにおすすめ。 | | RX450h+ | 2.5L + プラグインハイブリッド | 自宅で充電でき、日常の送迎などはEV走行で完結可能。経済性と環境性能が最も高い。 | | RX350 | 2.4Lターボ | ガソリン車ならではの軽快な走り。高速道路での巡航も得意。価格も比較的抑えめ。 |
私個人の見解としては、子育て世代には「RX450h+」が最もバランスが取れていると感じます。静かなEV走行は眠っている赤ちゃんを起こしにくく、給油のためにガソリンスタンドへ行く頻度が劇的に減るのは、忙しい子育ての中では大きなメリットです。もちろん、週末のロングドライブではハイブリッド車として安心して長距離を走れます。
レクサスRXの燃費性能はファミリーカーとして合格か?
これだけ大きなボディですから、燃費を心配される方も多いでしょう。しかし、レクサスのハイブリッドシステムは非常に優秀です。
| グレード | WLTCモード燃費 | | RX500h | 14.4 km/L | | RX450h+ | 18.8 km/L | | RX350 (FF) | 11.8 km/L |
特に「RX450h+」の18.8km/Lという数値は、このクラスのSUVとしては驚異的です。プラグインハイブリッドなので、充電環境があればこの数値をさらに上回ることも珍しくありません。子供の習い事の送迎や近所の買い物といった「チョイ乗り」が多い家庭ほど、その恩恵を実感できるでしょう。家計への貢献度も高い、まさに「賢い選択」と言えます。
レクサスRXの安全性能「Lexus Safety System +」の全貌
家族の命を乗せる車として、安全性は何よりも優先したいポイントです。レクサスRXは、先進の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を全車に標準装備しており、その性能は世界トップクラスです。
子育て世代に特に嬉しい安全機能
- プリクラッシュセーフティ: 歩行者や自転車、自動二輪車を検知し、衝突の危険があれば警報とブレーキで被害軽減をサポートします。交差点での右左折時や、出会い頭の事故リスクも低減してくれるため、子供の飛び出しが心配な住宅街でも安心感が高いです。
- レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付): 高速道路での渋滞時など、先行車との車間距離を保ちながら追従走行を支援。運転の疲労が大幅に軽減されるため、帰省などの長距離移動でも、目的地に着いてから元気に子供と遊ぶ体力を温存できます。
- 後席リマインダー: エンジンをオフにする際、後部座席への荷物の置き忘れをディスプレイ表示で知らせてくれます。これは、万が一の子供の車内置き去りを防ぐための重要な機能です。
- 安心降車アシスト(ドアオープン制御付): 降車時に後方から接近する自転車や車両を検知すると、ドアオープンをキャンセルしてくれる機能。子供が勢いよくドアを開けてしまうヒヤリハットを防ぎます。これはスライドドアにはない、RXならではの安全機能と言えるでしょう。
これらの機能は、決して「自動運転」ではありませんが、ドライバーのうっかりミスを補い、事故を未然に防ぐための強力なパートナーとなります。
レクサスRXのリセールバリューは期待できる?
車は大きな買い物ですから、手放す時の価値、つまりリセールバリューも気になりますよね。レクサス車全般に言えることですが、RXのリセールバリューは非常に高い水準で安定しています。
その理由は、国内外での高いブランドイメージ、品質への信頼性、そして中古車市場での需要の高さにあります。特に、人気のボディカラー(ソニッククォーツなどの白系や黒系)や、パノラマルーフ、マークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステムといった人気オプションを装備していると、さらに有利になる傾向があります。
将来的に家族構成の変化などで車を乗り換える際にも、次の車の購入資金としてしっかり役立ってくれる。これは、長期的な視点で見ると非常に大きな経済的メリットです。
レクサスRXは赤ちゃん・子供との生活で本当に快適か?徹底レビュー
さて、ここからは本題です。スペック上の数値だけではわからない、実際の生活シーンでレクサスRXがどのように活躍するのか、あるいは注意すべき点はどこなのかを、私の実体験を交えながら徹底的にレビューしていきます。

引用 : TOYOTA HP (https://lexus.jp/models/gx/)
レクサスRXの後部座席にチャイルドシートを設置した広さ検証
「チャイルドシートを置いたら、後部座席は実質1人しか座れないのでは?」これは非常によく聞かれる質問です。結論から言うと、全く問題ありません。
ISOFIX対応チャイルドシートの取り付けやすさ
まず、現在の車はほとんどがISOFIX対応となっており、RXももちろん例外ではありません。後部座席のシートクッションの間に専用のアンカーが備わっているため、対応するチャイルドシートであれば誰でも簡単・確実に固定できます。ガタつきなくしっかりと取り付けられるので、安全性も非常に高いです。
チャイルドシートを置いても大人が快適に座れるか
実際に後部座席の片側(運転席側後方)に、一般的な回転式のチャイルドシートを設置してみましょう。RXの室内幅は1,590mmありますから、中央席と反対側の席には、大人が十分に座れるスペースが残ります。
特に重要なのが中央席の足元です。RXは4WDモデルでも後席中央のフロアトンネルの出っ張りが比較的低く抑えられています。そのため、中央に座った大人が足を投げ出しやすく、短時間であれば祖父母を乗せての5人乗車も快適にこなせます。また、後部座席はリクライニング機能も備わっているため、各自が楽な姿勢を取れるのも嬉しいポイントです。
2人目、3人目を想定したチャイルドシート複数設置の場合
お子様が2人になった場合、後部座席の両側にチャイルドシートを設置することになります。この場合でも、中央席には小柄な大人であれば座ることが可能です。ただし、長距離移動となると少し窮屈に感じるかもしれません。もし3人のお子様を乗せる可能性がある場合は、3列シートのSUV(後述するマツダCX-8など)や、ミニバン(トヨタ アルファードなど)も比較検討に入れると良いでしょう。
レクサスRXのラゲッジスペースにベビーカーは何台積める?
赤ちゃんのいる家庭にとって、ベビーカーの積載能力は死活問題です。RXのラゲッジ容量は612Lと、クラストップレベルの広さを誇ります。
A型、B型ベビーカーの積載シミュレーション
- 大型のA型ベビーカー: 折りたたんだ状態で、横向きにすっぽりと収まります。さらにその奥や手前には、マザーズバッグやおむつのストック、スーパーでの買い物カゴ2つ分くらいの荷物を余裕で積むことができます。
- コンパクトなB型ベビーカー: こちらも余裕です。立てかけて積むこともできるので、スペースを有効活用できます。
ゴルフバッグが4個積めることを謳っているだけあり、その積載能力は絶大です。ベビーカーを積んだままでも、週末のまとめ買いに困ることはまずないでしょう。
帰省や旅行時の大荷物にも対応できるか
後部座席は4:2:4の分割可倒式になっています。例えば、4人家族で旅行に行く際、中央部分だけを倒せば、スキー板のような長尺物も積載可能です。もちろん、後部座席を全て倒せば、さらに広大なフラットスペースが出現します。子供用の自転車や、IKEAで購入した組み立て家具なども、この広さがあれば安心です。
レクサスRXの乗り降りのしやすさと注意点
RXはSUVなので、セダンやミニバンに比べて車高が高いのが特徴です。これが子供の乗り降りにおいてどう影響するのでしょうか。
車高は高い?子供の自力での乗り降りは可能か
確かに、地面からフロアまでの高さはあります。3歳くらいまでの小さなお子様をチャイルドシートに乗せる際は、親が抱きかかえる必要があります。この時、少し体を屈める姿勢になるため、腰に負担を感じる方もいるかもしれません。
しかし、4~5歳くらいになり、自分で乗り降りできる年齢になると、この車高が逆にアドバンテージになります。子供にとってはちょっとしたアスレチック感覚で、喜んで乗り降りするようになります。ドア横のサイドシル部分に足をかけて「よじ登る」ように乗る子が多いですね。
スライドドア非搭載のメリット・デメリット
ファミリーカーの王道であるミニバンが採用するスライドドアは、狭い場所での開閉に便利なため、子育て世代に絶大な人気があります。RXはヒンジ式のドアなので、この点はデメリットと感じるかもしれません。
- デメリット: 強風時にドアが煽られたり、子供が勢いよく開けて隣の車にぶつけてしまったりするリスク(ドアパンチ)があります。
- メリット: しかし、前述の「安心降車アシスト」はヒンジ式ドアだからこそ実現できる安全機能です。また、デザイン面では、スライドドアのレールがないことで、流麗でスタイリッシュなサイドビューを維持できるという大きなメリットがあります。ここはデザイン性を取るか、利便性を取るかのトレードオフになります。
オプションのサイドステップは必要か?
お子様の乗り降りを補助するために、オプションでサイドステップ(ランニングボード)を装着することができます。これがあれば、子供が足をかける場所が明確になり、より安全に乗り降りできます。また、洗車時にルーフを拭く際にも役立ちます。
ただし、乗り降りの際に大人のズボンの裾が汚れやすくなるというデメリットもあります。個人的には、デザインの好みで選んでも良いオプションだと考えています。必須ではありませんが、あれば確実に利便性は向上します。
レクサスRXの子育てに役立つ便利な標準・オプション装備
RXには、かゆいところに手が届く、子育てをサポートしてくれる装備が満載です。
ハンズフリーパワーバックドアは両手が塞がっていても便利
子供を抱っこしながら、さらに買い物袋も持っている…そんな状況は日常茶飯事です。RXは、リヤバンパーの下に足をかざすだけでバックドアが自動で開閉する「ハンズフリーパワーバックドア」を標準装備。この機能のありがたみは、一度使うと手放せなくなります。
後席用サンシェードで日差しとプライバシー対策
後部座席のドアには、引き出して使える手動式のサンシェードが内蔵されています(グレード別設定)。強い日差しから赤ちゃんを守ってくれるだけでなく、授乳時などのプライバシー確保にも役立ちます。吸盤で貼り付けるタイプのシェードと違い、見た目もスマートで、窓の開閉も自由に行えます。
その他、あると嬉しい快適装備
- 後席シートヒーター/ベンチレーション: 夏は涼しく、冬は暖かく。後部座席の子供も快適に過ごせます。
- パノラマルーフ: 大きなガラスルーフは、車内に圧倒的な開放感をもたらします。子供がぐずった時に空を見せてあげるだけでも、気分転換になることがあります。
- 豊富なUSBポート: 後部座席にも充電用のUSBポート(Type-C)が備わっています。子供がタブレットで動画を見るようになっても、バッテリー切れの心配がありません。
レクサスRXの静粛性と乗り心地は赤ちゃんの眠りを妨げないか
レクサスが最も得意とする分野の一つが、この静粛性と乗り心地です。徹底した遮音・吸音対策により、車内はまるで高級ホテルのラウンジのような静けさ。ロードノイズや風切り音は巧みに抑えられており、赤ちゃんの穏やかな眠りを妨げることはありません。
サスペンションも非常にしなやかで、路面の凹凸をスムーズにいなしてくれます。特にハイブリッドモデルのEV走行時は、エンジン音も振動もないため、驚くほど滑らかに走り出します。この上質な乗り心地は、ドライバーだけでなく、同乗する家族全員のストレスを軽減してくれるはずです。
レクサスRXの大きな車体での駐車のコツとおすすめポジション
購入をためらう最大の理由が「駐車」かもしれません。しかし、最新の運転支援システムがその不安をほぼ解消してくれます。
パノラミックビューモニターとパーキングサポートブレーキの威力
RXには、車を真上から見下ろしたような映像をディスプレイに表示する「パノラミックビューモニター」が装備されています。これにより、白線の内側に正確に停めることが非常に簡単になります。また、壁や他の車など、静止物への衝突の危険を検知すると自動でブレーキをかけてくれる「パーキングサポートブレーキ」も備わっており、万が一の見落としをカバーしてくれます。
さらに高度な機能として「アドバンストパーク」があります。これは、スイッチ一つでステアリング、アクセル、ブレーキ、シフト操作を車がアシストしてくれる機能で、縦列駐車や並列駐車が苦手な方でも、安心して駐車を完了できます。
デパートやスーパーでの賢い駐車場所選び
これらの支援機能があっても、やはり物理的なサイズは変わりません。そこで、私が実践している駐車場所の選び方をご紹介します。
- 「隅」を狙う: 駐車場の最も端の区画は、片側が壁や柱になるため、隣の車を気にする必要がありません。ドアの開閉も楽に行えます。
- 「柱横」を狙う: 柱の横の区画も、柱との間にスペースがあることが多く、乗り降りがしやすいです。
- 「出入り口から少し離れた場所」を狙う: 多くの人は出入り口に近い場所に停めたがります。少し離れるだけで、駐車スペースが空いている確率が高まり、車通りも少ないため落ち着いて駐車できます。
これらのコツと支援機能を組み合わせれば、RXの大きなボディをストレスに感じることはほとんどなくなるでしょう。
レクサスRXの維持費は年間いくらかかる?
高級車であるRXの維持費も気になるところです。以下に年間の維持費の目安をまとめてみました。(※RX450h+を想定、走行距離や保険等級により変動します)
| 項目 | 年間費用(目安) | 備考 | | 自動車税 | 43,500円 | 2.5Lクラス | | 重量税 | 0円(初年度・2年目) | エコカー減税対象 | | 自賠責保険 | 約10,000円 | | | 任意保険 | 80,000円~150,000円 | 年齢・等級による | | 燃料代 | 約60,000円 | 年間1万km走行、充電併用の場合 | | メンテナンス費 | 約50,000円 | オイル交換、点検費用など | | 合計 | 約243,500円~ | |
もちろん、駐車場代や高速道路料金は別途かかりますが、プラグインハイブリッドモデルを選ぶことで燃料代を大きく抑えられるのがポイントです。国産の同クラスのガソリン車と比較しても、トータルの維持費で大きな差は出にくいと言えるでしょう。
レクサスRXと他の人気ファミリーカーを徹底比較
ここまでRXの魅力を語ってきましたが、他の選択肢と比較することで、その立ち位置がより明確になります。子育て世代がRXと比較検討することが多い3車種をピックアップしました。
レクサスNXとの比較:サイズと価格で悩む方へ
同じレクサスのSUVであるNXは、RXの弟分にあたります。RXよりも一回りコンパクトで、価格も抑えられています。
| | レクサスRX | レクサスNX | | 全長 | 4,890 mm | 4,660 mm | | 全幅 | 1,920 mm | 1,865 mm | | 後席の広さ | ◎ | 〇 | | ラゲッジ容量 | ◎ | 〇 | | 取り回し | 〇 | ◎ |
こんな人におすすめ:
- RX: 祖父母を乗せる機会が多い、大きな荷物を頻繁に積む、後部座席の快適性を最優先したい。
- NX: 主に夫婦と子供1人で乗る、運転のしやすさや取り回しを重視する、予算を少し抑えたい。
トヨタ アルファードとの比較:スライドドアと広さの王道
ファミリーカーの王様、アルファード。スライドドアと圧倒的な室内空間は、子育てにおいて絶大なメリットがあります。
| | レクサスRX | トヨタ アルファード | | ドア形式 | ヒンジドア | 両側スライドドア | | 室内高 | 〇 | ◎ | | 3列目シート | なし | あり | | 運転の楽しさ | ◎ | 〇 | | デザイン性 | ◎ | 〇(好みによる) |
こんな人におすすめ:
- RX: 運転する楽しさやスタイリッシュなデザインを諦めたくない、3列目シートは不要。
- アルファード: とにかく室内の広さとスライドドアの利便性を最優先したい、多人数乗車の機会が多い。
マツダ CX-8との比較:3列シートSUVという選択肢
国産SUVで3列シートを備え、デザイン性も高いCX-8も人気の選択肢です。
| | レクサスRX | マツダ CX-8 | | シート列 | 2列 | 3列 | | ブランドイメージ | ◎ | 〇 | | 内装の質感 | ◎ | ◎ | | 価格帯 | 高 | 中 |
こんな人におすすめ:
- RX: プレミアムブランドならではの所有満足感、静粛性、乗り心地を重視する。
- CX-8: いざという時に使える3列目シートが欲しい、コストパフォーマンスを重視する。
まとめ
今回は、レクサスRXが赤ちゃんや子供のいる家庭にとって快適なファミリーカーとなり得るのか、多角的にレビューしてきました。
結論として、レクサスRXは「家族のための快適性」と「自分のための運転の楽しさ・所有する喜び」を高い次元で両立させたいと考える、欲張りな子育て世代にとって、最高の選択肢の一つだと断言できます。
広大な室内空間とラゲッジスペースは、チャイルドシートやベビーカーといった育児グッズを余裕で受け止め、世界トップクラスの安全性能と運転支援システムが、家族とのドライブに大きな安心感をもたらしてくれます。
もちろん、スライドドアがないことや、車体の大きさといった注意点もあります。しかし、それらを補って余りある魅力と実用性を備えているのがレクサスRXです。
最終的には、カタログスペックだけではわからない乗り心地や質感を、ぜひご自身の目で、肌で確かめてみてください。ディーラーで試乗し、実際にチャイルドシートの着脱を試させてもらうことを強くお勧めします。きっと、レクサスRXがあなたのご家族の毎日を、より豊かで快適なものにしてくれると確信できるはずです。