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レクサス

レクサスLFAの所有者一覧|現在・過去のオーナーや共通の特徴を解説

モータージャーナリスト兼コンサルタントの二階堂仁です。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、「一体どんな人が、あの伝説のスーパーカー、レクサスLFAを所有しているのだろう?」という純粋な好奇心や、「LFAオーナーになるような人物は、一体何者なのか?」といった探求心をお持ちなのではないでしょうか。私も実際にLFAを所有し、その唯一無二の魅力と、オーナー同士の特別なコミュニティを体験してきた一人として、その気になる気持ちはよくわかります。

引用 : レクサスHP (https://lexus.jp/)

世界限定500台、新車価格3,750万円でありながら、今やその価値は数倍にも跳ね上がっているLFA。そのステアリングを握ることが許された、選ばれしオーナーたちの顔ぶれは、まさに圧巻の一言です。

この記事を読み終える頃には、レクサスLFAの所有者にまつわる様々な疑問が解決し、このクルマが持つ真の価値について、より深い理解を得られているはずです。

記事のポイント
  • LFAを所有する国内外の著名人一覧
  • 過去に所有していた意外な人物
  • 噂されているオーナーたちの真相
  • LFAオーナーに共通する驚きの特徴
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レクサスLFAの所有者として知られる著名人【現在】

では早速、現在レクサスLFAを所有している、あるいは所有していると公言している著名な方々を見ていきましょう。国内外の錚々たるメンバーが名を連ねています。私自身もオーナーズイベントなどでお見かけした方が何名かいらっしゃいます。

【国内】ZOZO創業者や有名YouTuberなど

日本国内においても、LFAはその特別な価値から多くの成功者に愛されています。特に有名なのは、実業家や、今や大きな影響力を持つに至ったYouTuberの方々です。

前澤友作 氏(実業家・スタートトゥデイ創業者)

日本で最も有名なカーコレクターの一人である前澤友作氏は、もちろんLFAのオーナーです。彼のコレクションはブガッティやパガーニなど、世界でもトップクラスのハイパーカーが並びますが、その中に日本の至宝であるLFAもしっかりとラインナップされています。

前澤氏のLFAは、鮮やかなレッドのボディカラーが特徴的です。SNSなどで彼のガレージが公開されるたびに、その存在感を示しています。彼がLFAを選んだ理由は、単なる希少性や価格だけでなく、日本のものづくりへのリスペクト、そしてあの官能的なエンジンサウンドにあると言われています。世界中のスーパーカーを知り尽くした彼をも虜にする魅力が、LFAにはあるということの証明でしょう。

有名自動車系YouTuber

近年、自動車系YouTuberの中にもLFAを所有し、その魅力を発信する方々が登場しています。彼らは自身のチャンネルで、LFAの走行レビューはもちろん、維持費やメンテナンスの様子など、オーナーでなければ知り得ないリアルな情報を公開しており、多くのクルマ好きから支持を集めています。

彼らのレビューを見ると、異口同音に語られるのが「天使の咆哮」と称されるエンジンサウンドの素晴らしさです。ヤマハが手掛けたサウンドチューニングは、まさに芸術の域に達しており、そのサウンドを聴きたいがためにLFAを購入した、と語るオーナーは少なくありません。YouTuberによる情報発信は、LFAの伝説を新たな世代に語り継ぐ上で、非常に大きな役割を果たしていると言えるでしょう。

【海外】ハリウッドセレブから大物実業家まで

LFAの評価は国境を越え、海外のセレブリティや大物実業家たちからも絶大な支持を得ています。

パリス・ヒルトン 氏(タレント・実業家)

LFAのオーナーとして、おそらく最も有名なのがパリス・ヒルトン氏でしょう。彼女は自身の誕生日プレゼントとして、当時恋人だったダグ・ラインハート氏からLFAを贈られました。当初はホワイトのLFAでしたが、後に彼女のトレードマークであるピンクにラッピングされた姿は、多くのメディアで取り上げられ、LFAの知名度を世界的に高める一因となりました。

スーパーカーをファッションの一部として乗りこなす彼女ですが、数あるコレクションの中でもLFAは特にお気に入りだったと言われています。

ジェイ・レノ 氏(コメディアン・司会者)

世界屈指のカーコレクターとして知られるジェイ・レノ氏も、早い段階からLFAの価値を認め、自身のコレクションに加えています。彼は自身の番組「Jay Leno’s Garage」で何度もLFAを取り上げ、その技術的な素晴らしさや、官能的なドライビングフィールを絶賛しています。

特に彼が評価しているのは、トヨタが採算度外視で作り上げたというその情熱です。カーボンファイバー製のモノコックボディや、専用設計のV10エンジンなど、日本の技術の粋を集めたLFAを「エンジニアリングの傑作」と評しています。数千台の車を所有してきた彼の言葉だけに、その評価には絶大な説得力があります。

ラリー・エリソン 氏(オラクル共同創業者)

アメリカのIT企業オラクルの共同創業者であるラリー・エリソン氏も、初期のLFAオーナーの一人です。彼は世界有数の資産家であり、数々の高級車やプライベートジェット、さらには島まで所有していますが、彼のコレクションの中でもLFAは特別な一台とされています。

彼は日本の文化に造詣が深いことでも知られており、LFAを選んだ背景には、日本の伝統的な職人技と最先端技術の融合に対するリスペクトがあったのではないかと推測されます。

【自動車業界】開発のトップやキーマンたち

LFAは、それを生み出した張本人たちにとっても特別な存在です。

豊田章男 氏(トヨタ自動車会長)

LFAの開発を語る上で、豊田章男氏の存在は欠かせません。「モリゾウ」というレーサー名で自らステアリングを握り、LFAの開発にも深く関与しました。彼はLFAの開発プロジェクトを強力に推進し、時には開発チームと激しく意見をぶつけ合いながら、このクルマを完成に導いた立役者です。

もちろん、彼自身もLFAのオーナーであり、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦した車両など、複数のLFAを所有していると言われています。彼にとってLFAは、単なる製品ではなく、レクサスブランド、ひいてはトヨタの「もっといいクルマづくり」の象徴であり、魂が宿った存在なのです。

棚橋晴彦 氏(LFA開発責任者)

LFAのチーフエンジニア(開発責任者)であった棚橋晴彦氏も、当然ながらこのクルマに最も深い愛情を注ぐ一人です。彼は開発の初期段階からプロジェクトを率い、数々の困難を乗り越えてLFAを世に送り出しました。彼の情熱とこだわりがなければ、LFAがこれほどまでに完璧なスーパーカーとして完成することはなかったでしょう。

私自身のLFAについて

僭越ながら、私もLFAのオーナーの一人です。数々のスーパーカーを乗り継いできましたが、LFAほど五感に訴えかけてくるクルマは他にありません。キーを捻り、エンジンが目覚める瞬間の高揚感。そして、アクセルを踏み込んだ時に響き渡る、あの「天使の咆哮」。それはもはや「音」ではなく「音楽」です。

カーボンモノコックボディがもたらす剛性感と、驚くほどシャープなハンドリング。どこまでもスムーズに、そしてパワフルに吹け上がるV10エンジン。全てが完璧に調和しており、運転するたびに日本のものづくりの凄みを実感させられます。オーナーズイベントで他のオーナーの方々と語り合う時間も、LFAを所有する喜びの一つです。

レクサスLFAの所有者【過去・噂】

一方で、過去に所有していた人物や、所有が噂されたものの真相がはっきりしないケースも存在します。LFAは時に、その価値ゆえに投資対象として見られることもあり、オーナーが流動的になる側面も持っています。

過去に所有していたことが判明している人物

前述のパリス・ヒルトン氏も、一時期LFAを手放したと報じられています。彼女のように、話題性と共に所有し、そして次のクルマへと乗り換えていくセレブリティは少なくありません。

また、発売から10年以上が経過し、中古車市場での価格が驚くほど高騰したことで、初期のオーナーが売却益を目的に手放すケースも増えています。新車価格の数倍で取引される現状を考えれば、それも無理からぬことかもしれません。

所有が噂された著名人とその真相

LFAはその希少性と話題性から、多くの著名人が「所有しているのではないか?」と噂されてきました。例えば、特定のトップアスリートやミュージシャンなどがその候補として挙げられることがありますが、プライベートな情報であるため、確証が得られないケースがほとんどです。

SNSなどで「〇〇がLFAに乗っていた」といった目撃情報が拡散されることもありますが、それが本人の所有車両なのか、あるいは知人から借りたものなのかを判断するのは困難です。我々コンサルタントも、こうした噂の真偽については慎重に情報を精査するようにしています。

なぜLFAは手放されやすい?考えられる3つの理由

これほどの名車でありながら、なぜオーナーが代わることがあるのでしょうか。そこにはいくつかの理由が考えられます。

理由1:驚異的な維持費

LFAは非常に特殊な構造を持つため、その維持費は他のスーパーカーと比較しても高額です。例えば、12ヶ月点検だけでも数十万円、エンジンオイルの交換だけでも10万円以上かかることは珍しくありません。タイヤも専用サイズで高価ですし、万が一、カーボン製のボディを損傷した際の修理費は、想像を絶する金額になります。

こうしたランニングコストは、たとえ富裕層であっても決して無視できるものではなく、所有を続ける上での一つのハードルとなり得ます。

理由2:プレミア価格による売却益

前述の通り、LFAの中古車価格は異常なほど高騰しています。これは、LFAが単なる中古車ではなく、美術品やヴィンテージワインのような「資産」として認識されていることを意味します。

新車価格3,750万円で購入したオーナーが、現在1億円以上で売却できるとしたら、それは非常に魅力的な投資リターンです。新たなビジネスへの投資資金や、別の希少車を購入する資金として、LFAを売却するという判断は、経営者的な視点から見れば合理的と言えるでしょう。

理由3:他のスーパーカーへの乗り換え

カーコレクターの世界は、常に新しい、より希少なモデルを追い求めるものです。LFAを一度所有し、その魅力を堪能したオーナーが、次に登場した最新のハイパーカーや、さらに希少なクラシックカーへと興味を移すことは自然な流れです。

彼らにとって、コレクションのラインナップを入れ替えることは、自身の情熱を満たし、ステータスを更新していく行為でもあるのです。

LFAの中古車市場の現状と価格推移

LFAの資産価値を理解するために、ここで改めて中古車市場の価格推移を見てみましょう。その価格は右肩上がりを続けており、もはや天井知らずの状態です。

時期 平均価格 備考
発売当初 (2010-2012) 3,750万円 新車価格。これでも当時は高価と言われた。
2015年頃 約5,000万円~6,000万円 生産終了後、希少価値が認識され始める。
2020年頃 約8,000万円~1億円 世界的な日本車ブームも後押し。
現在 (2025年) 1億5,000万円~2億円 状態の良い個体や低走行車は2億円を超えることも。
ニュルブルクリンク仕様 3億円~5億円以上 全世界50台限定。もはや価格は応相談レベル。

このように、LFAは発売からわずか15年ほどで、その価値を4倍以上に高めています。特に、サーキット走行に特化した50台限定の「ニュルブルクリンク・パッケージ」は、オークションに出品されれば常に記録的な価格で落札されており、投機的な資金も流入しているのが現状です。

レクサスLFAオーナーに共通する人物像とは?

では、これら錚々たるオーナーたちには、何か共通点があるのでしょうか。数多くのオーナーやコレクターと接してきた私の経験から、いくつかの特徴を分析してみたいと思います。

共通点①:圧倒的な経済力を持つ「創業者」や「投資家」

まず大前提として、LFAを所有し、維持するためには莫大な経済力が必要です。購入費用はもちろん、前述の高額な維持費を払い続けることができる人物でなければなりません。

その職業を見ると、自ら事業を立ち上げた「創業者」や、先見の明を持って投資を行う「投資家」が非常に多いのが特徴です。彼らは、LFAが持つ表面的な価値だけでなく、その背景にあるストーリーや、将来的な資産価値までをも見抜く慧眼を持っています。リスクを取って成功を収めてきた彼らにとって、LFAは自らの成功を象徴するトロフィーのような存在なのかもしれません。

共通点②:真のクルマ好きであり「コレクター」

LFAのオーナーは、単にお金を持っているだけではありません。その多くが、子どもの頃から車に憧れ、深い愛情を注いできた「真のクルマ好き」です。彼らのガレージには、LFA以外にも様々な年代やジャンルの名車が並んでいることが少なくありません。

彼らにとって、クルマは単なる移動手段やステータスシンボルではなく、歴史や技術、デザインを味わう「芸術品」であり、情熱を傾ける対象なのです。LFAの持つ複雑な開発経緯や、細部にまで込められた職人のこだわりに、深く共感できるだけの知識と愛情を持ち合わせています。

共通点③:トヨタ・レクサスブランドへの深い理解と敬意

LFAは、トヨタという巨大企業が、利益を度外視してまで「世界一のスーパーカーを作る」という夢を追いかけた末に生まれたクルマです。そのストーリーは、多くの経営者や成功者の心を打ちます。

LFAのオーナーは、レクサスブランドが目指す「高級の本質」や、トヨタの「ものづくりへの執念」に対して、深い理解と敬意を抱いている方が多いように感じます。彼らは、LFAを所有することを通じて、その壮大なプロジェクトの一端を担っているという誇りを感じているのではないでしょうか。

共通点④:理屈を超えた「エンジンサウンド」へのこだわり

最終的に、多くのオーナーが購入の決め手として挙げるのが、やはりあの唯一無二のエンジンサウンドです。理屈やスペックではなく、五感に直接訴えかけてくる官能的な体験。これこそがLFAの核心です。

F1マシンのような甲高い高周波サウンドは、ヤマハの楽器開発部門が音響チューニングを手掛けたことで生まれました。アクセルペダルの踏み込み量に応じて、一次、二次、三次の倍音が見事に調和し、ドライバーを高揚させるのです。この「サウンド」という付加価値に、他のスーパーカーにはない絶対的な魅力を感じ、大金を投じる。これがLFAオーナーの大きな特徴と言えるでしょう。

【専門家が解説】レクサスLFAがこれほどまでに人を惹きつける理由

最後に、なぜLFAは単なるスーパーカーの枠を超え、伝説として語り継がれる存在になったのか。その理由をコンサルタントの視点から改めて解説します。

理由①:唯一無二のエンジンサウンド「天使の咆哮」

繰り返しになりますが、LFAの最大の魅力はこのサウンドにあります。V型10気筒というエンジン形式、等長エキゾーストマニホールド、チタン製マフラー、そしてヤマハによる音響チューニング。これら全てが奇跡的に融合し、「天使の咆哮」は生まれました。

電動化が進み、内燃機関のサウンドが過去のものになろうとしている現代において、LFAのエンジンサウンドはますますその価値を高めています。これはもはや工業製品ではなく、後世に語り継がれるべき文化遺産と言っても過言ではありません。

理由②:世界限定500台という絶対的な希少価値

LFAは、2010年12月から2012年12月までのわずか2年間で、1日1台のペースで、熟練工の手によって丁寧に組み上げられました。その総生産台数は、全世界でわずか500台。この数字は、今後決して増えることはありません。

この絶対的な希少性が、LFAの価値を保証しています。フェラーリやランボルギーニの限定モデルも希少ですが、日本のメーカーが本気で作り上げたスーパーカーの限定車という点に、独自の価値を見出すコレクターが世界中に存在するのです。

理由③:採算度外視で造られた「日本の技術の結晶」

LFAの開発プロジェクトは、莫大な開発費と時間を要し、商業的には大赤字だったと言われています。しかし、トヨタは利益を度外視してでも、このクルマを完成させることを選びました。

ボディの65%に自社開発のカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)を使用し、その製造のために巨大な織機まで自社開発したというエピソードは、彼らの執念を象徴しています。トランスアクスルレイアウト、ドライサンプ潤滑方式、チタン製コネクティングロッドなど、当時のトヨタが持つ最高の技術が、惜しげもなく投入されているのです。LFAは、日本の自動車産業が到達した一つの頂点であり、技術者たちの誇りの結晶なのです。

理由④:電動化時代における「内燃機関の至宝」としての未来価値

今後、自動車業界の電動化はさらに加速していくでしょう。大排気量の自然吸気エンジンが奏でる官能的なサウンドは、やがて過去の遺物となります。

そのような時代において、LFAのような「内燃機関の最高傑作」は、ますますその輝きを増していくはずです。アナログな操作感と、デジタル制御が完璧に融合したドライビング体験。そして、魂を揺さぶるエンジンサウンド。これらは、未来のクルマでは決して味わうことのできない、貴重な体験となります。LFAの資産価値は、今後も下がることは考えにくく、むしろ上昇を続けていくと予測するのが妥当でしょう。

まとめ

今回は、レクサスLFAの所有者について、国内外の著名人からその共通点、そしてLFAというクルマが持つ本質的な価値に至るまで、深く掘り下げてレビューしてきました。

LFAのオーナーリストに名を連ねるのは、単なる富裕層ではなく、自らの力で成功を掴み、本物を見抜く目を持ち、そしてクルマという存在に深い愛情を注ぐ人々です。彼らは、LFAが日本の技術と情熱の結晶であることを理解し、その価値を未来に語り継ぐ伝道師の役割をも担っています。

世界限定500人という選ばれしオーナーたち。そして、彼らを魅了してやまない「天使の咆哮」。レクサスLFAは、単なる速いクルマ、高価なクルマという言葉では到底表現できない、自動車史に燦然と輝くマスターピースなのです。

この記事が、あなたのLFAに対する知的好奇心を満たす一助となれば幸いです。