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三菱

【驚きの査定額】アウトランダーPHEVを売却した結果|驚愕の価格を公開

三菱新型アウトランダーPHEVは、PHEV(プラグインハイブリッド)という特性から、一般的に「リセールバリューが低い」と言われてきました。

引用 : 三菱HP (https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsroom/newsrelease/2021/20211216_1.html)

しかし、2024年マイナーチェンジモデルの登場とともに、その評価は大きく変わりつつあります。

今回は、実際に2022年式のアウトランダーPHEV上級グレード「P」を2年9か月使用した後に売却し、その査定額を公開。さらに、ディーラー査定との比較、高く売るための具体的な方法まで徹底的に解説します。

記事のポイント

  • 実際の売却額とディーラー査定額の比較
  • PHEVのリセールが低いという定説を覆す結果
  • 一括査定を活用して高く売る具体的な手順
  • 高額査定を引き出すためのタイミングと交渉術
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アウトランダーPHEVの売却価格の結果

2022年式 上級グレードPの購入条件

引用 : 三菱HP (https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsroom/newsrelease/2021/20211216_1.html)

グレードの位置づけと競争力

今回の個体は上級グレード「P」の4WD仕様です。アウトランダーPHEVは電動4WDを前提としたSUVであり、とくに最上位系グレードは内外装の質感・静粛性・快適装備が厚く、同クラスのハイブリッドSUVと比較しても見栄えと満足度で優位に立ちやすい構成です。上位グレードは中古流通量が相対的に少なく、指名買いが発生しやすいことも価格を下支えします。

オプション構成と希少性

コミコミ約590万円という購入条件は、パノラマルーフや7人乗りなど“効く装備”を幅広く網羅した、いわばフルオプション寄りの仕様です。査定現場では、装備が価格に反映されにくいケースもありますが、視覚的に分かりやすい装備(大型ルーフ、上級内装、先進ライト類、上位ホイールなど)は訴求力が高く、同条件の素仕様と比べて入札の起点が上がりやすくなります。ツートーン系の外装や上質内装色の組み合わせも、検索で“目に留まる”個体として作用し、競争を生みやすい要素です。

座席レイアウトと用途適合

7人乗り仕様は家族用途やレジャー用途にフィットし、SUV×3列という使い勝手を求める層のニーズと一致します。実用価値が明確な装備は“支払っても欲しい”買い手を呼び込み、結果として買取店の張り付き価格を引き上げます。逆に2列仕様が好まれる地域・販路もあるため、在庫さばき先を持つ業者が複数参戦すると、入札競争が起こりやすくなります。

走行距離と使用状況が示す価値

走行距離は約4,000kmと極小で、年式比で極めて有利な条件です。PHEVは電動走行比率が高いほどパワートレーン負荷が小さい傾向にあり、低走行・良好な内外装の組み合わせは“次のオーナーがそのまま乗り出せる”安心感に直結します。低走行は相場表のレンジでも上段に位置づけられ、同年式・同装備の中でも上の価格帯で勝負できます。

コンディション評価の着眼点

査定では、外板パネルの波打ち・補修歴の有無、ガラス・ライトの傷、ホイールのガリ傷、室内の匂い・スレ、荷室の使用痕、充電ポートや配線の状態などを精査されます。PHEV特有のポイントとして、充電口まわりの擦れや付属ケーブルの有無、車載充電器の作動確認も評価対象です。消耗品(タイヤ溝・ブレーキ残量・ワイパー・12V補機バッテリー)に過度の劣化がなければ、マイナス査定は最小化できます。

保証・整備履歴が与える安心材料

ディーラー入庫歴や定期点検記録、リコール・サービスキャンペーンの対応履歴は、業者側の在庫化リスクを下げる材料です。取扱説明書・スペアキー・整備記録簿・純正パーツの保管状況が整っていると、引き渡し後のクレーム率が下がるため、入札で“もう一声”が出やすくなります。PHEVは高電圧系の長期保証が残っている期間ほど買い手の安心感が高く、販売店も強気に価格を付けやすくなります。

金額感(コミコミ約590万円)の読み解き

コミコミ価格には車両本体に加え、メーカー/ディーラーオプション、登録諸費用、税金、自賠責、リサイクル料などが含まれます。フル装備寄りの構成は“購入時コストの高さ=中古での装備魅力度”として可視化されるため、売却時には素の個体よりも入札スタート位置が上がりやすいというメリットがあります。

リセール観点での購入条件の要点

  • 上位グレード×視覚的に強いオプションは入札の起点を底上げする。
  • 7人乗りなど用途直結の装備は“指名買い”を生みやすい。
  • 低走行・整備記録の整備・付属品完備は業者の在庫化リスクを下げ、強気の提示を誘発する。
  • PHEV特有の評価ポイント(充電口・ケーブル・高電圧系の安心材料)を揃えると、同年式内で上位レンジに乗りやすい。

ディーラー下取り額と残債比較

売却直前、ディーラー査定では380万円という提示額を獲得。残債は約360万円だったため、下取りでも損はない状況でした。しかし、少しでも高く売るために一括査定を実施し、さらなる高額買取を狙いました。

一括査定での入札結果

同時刻に複数の買取業者を集め、入札方式で査定額を提示してもらう方法を採用。その結果は以下の通りです。

買取業者 査定額(万円)
A社 400未満(辞退)
B社 445.9
C社 448.8
D社 475.5

最終的に、ディーラー査定額より95万円以上高い475万5千円で売却に成功しました。

高く売れた理由

この高額売却が実現した背景には、いくつかの明確な要因があります。まず、走行距離が極めて少なく状態が非常に良好だったこと。これは査定時の第一印象や評価表の減点幅を大幅に抑える効果があります。次に、最上級グレードかつフルオプション仕様という希少性です。装備や仕様で差別化された個体は、特定顧客層の指名買いを誘発し、買取店の提示額を押し上げます。さらに、複数業者を同一時間帯に呼び込む“一括査定・同時競合”の戦術が、業者間の価格競争を加速させ、ディーラー査定額を大きく上回る結果を生みました。

  • 走行距離が少なく、状態が非常に良好
  • 上級グレード+フルオプションという希少性
  • 一括査定で複数業者を同時競合させた

アウトランダーPHEVのリセールが悪いは本当か?

一般的なPHEVの評価

中古市場で敬遠されがちな理由

PHEVは「高電圧バッテリーの劣化が早いのでは」「交換費用が高額では」という漠然とした不安を持たれがちです。さらに、充電設備の有無や居住エリアのインフラ状況によって、購入後の使い勝手が変わるという要素も、従来は価格形成のディスカウント要因になっていました。その結果、同年式・同クラスのガソリン/HEVと比べて慎重な査定がなされる傾向がありました。

査定現場で実際に見られるPHEV特有のポイント

査定では通常の外装・内装・機関に加え、充電ポート周辺の傷やパッキン劣化、付属ケーブルの有無、車載充電器の作動、電費表示や走行モード切替の挙動などが確認対象になります。診断機で高電圧系のエラー履歴やバッテリー関連の状態をチェックできる店舗もあり、これらが“安心材料”として上振れ要因になります。付属品の欠品やケーブル傷みは小さくない減点になりやすいので要注意です。

“劣化”の現実と誤解

リチウムイオン電池は使用とともに容量低下(キャパシティフェード)が進みますが、車載用は温度管理・充放電制御が前提で、適切な使用・保管なら想定より穏やかに推移するケースが多いのも事実です。多くのメーカーで高電圧系に長期保証が設定されるため(年数・走行距離の条件あり)、保証残が潤沢な個体は中古での不確実性が小さく、査定が伸びやすい傾向にあります。

需要サイドで追い風になっている要素

燃料価格の上昇や都市部でのEV/PHEV優遇策、夜間電力の活用によるランニングコスト低減、短距離移動の電動走行による静粛・快適性など、PHEVならではの価値が再評価されています。加えて、非常時の外部給電機能は“もしも”への備えとして指名買いにつながりやすく、SUV×PHEV×外部給電という組み合わせは特にファミリー層に刺さります。

供給サイドの事情と価格形成

新車価格の上昇や納期の長期化、在庫の地域偏在は中古相場を底上げします。マイナーチェンジで商品力が上がり、旧型の中古需要が相対的に強まる局面では、前期型の良質個体に入札が集まりやすく、PHEVでも“例外的に強い”相場が立つことがあります。

アウトランダーPHEVが強い理由

電動4WDの走りの完成度、日常域のEV走行が成立する実用性、3列シートと外部給電の使い勝手、そしてSUVとしての見栄え・装備の訴求力――これらが総合的に評価されやすいポイントです。結果として「PHEVは売りにくい」という先入観に対し、アウトランダーPHEVは“商品力で上書きする”形で相場を支えています。

リスクと対策(価格を落とさないコツ)

  • 充電ポート・ケーブル・車載充電器の状態を整え、付属品を完備する。
  • 取扱説明書・保証書・整備記録簿・スペアキーなどの書類類を揃える。
  • 長期駐車時は適切な残量で保管し、極端な高温/低温環境を避ける。
  • 外部給電関連のアクセサリーや純正品はできるだけ残して引き渡す。

要点のまとめ(このセクション)

  • PHEVは“劣化不安”でディスカウントされがちだが、保証残や装備充実で上振れ余地が大きい。
  • インフラ・燃料費・外部給電などの環境要因が需要を押し上げ、相場の支えになる。
  • アウトランダーPHEVは総合商品力で“PHEVでも強いリセール”を実現しやすい。### マイナーチェンジの影響 2024年のマイナーチェンジで価格は100〜150万円上昇しましたが、その内容はデザイン刷新、安全装備強化、内装質感向上など、価格上昇を正当化できるものでした。これにより、前期型も中古市場での評価が上がったと考えられます。

実績データから見る傾向

指標の定義と読み方

ここでの残価率は「売却額÷新車時コミコミ価格」で算出します。コミコミ価格には登録諸費用や税金・保険・オプションが含まれるため、車両本体価格ベースよりも“実支払額に対する回収率”を正確に捉えられます。

残価率レンジの実感値(同クラス比較の物差し)

一般的に、C〜Dセグメントの電動SUVで3年後残価率はおおむね60〜65%が目安。装備が強い個体・低走行・整備記録完備などの条件が重なると70%台に乗るケースもあります。今回の個体はコミコミ約590万円に対し、売却額475.5万円で**約80%**という突出した回収率を記録しました。

条件別の上振れ/下振れ要因(目安)

要因 影響度 具体例/コメント
走行距離 非常に大 5,000km未満は同年式内で上段レンジ。1万kmを超えるごとに数%ずつ下押ししやすい
装備・グレード 非常に大 上位グレードד視覚的に効く装備”(大型ルーフ/上級内装/先進ライト)は起点を底上げ
ボディ/内装カラー ツートーンや上質内装色は検索段階で目立ち、指名買いを喚起
コンディション 修復歴なし、ガリ傷・内装スレ最小、匂いなしは強い上振れ要因
記録/付属品 整備記録簿・スペアキー・取説・充電ケーブル完備で“安心材料”が増え、在庫化リスクが低下
時期/需給 MC直後・在庫薄期・補助金期は追い風。大量納車期や在庫積み上がり局面は逆風

入札分布から見る“競争の効き方”

今回の入札は最安445.9万円〜最高475.5万円で、約29.6万円の差が発生。同時刻・同場所での一斉入札により“今この場で決める”条件が確度高いほど、上位2〜3社のぶつけ合いが起こりやすく、終盤の“もう一声”で跳ね上がる傾向が見られます。

季節性とタイミング設計

  • 期末(3月/9月)は販社が台数を追うため強気になりやすいが、同時に出物も増えやすく個体差で勝つ設計が重要。
  • マイナーチェンジ直後は新型効果で来店流動が増え、前期良質個体に“お得感”が生まれやすい。
  • 補助金・税制の切り替え時期はPHEV需要が波打つため、在庫薄の販路を狙って打診するのが有効。

実務チェックリスト(残価率を1ポイントでも上げる)

  • 充電ケーブル/車載充電器/外部給電アダプタを完備し、動作確認をその場で提示。
  • 洗車+車内消臭+タイヤ空気圧調整で“見た瞬間の好感度”を最大化。
  • ディーラー査定額を最低入札ラインとして明言し、一斉入札の条件を事前共有。
  • 付属品・記録・保証残・修復歴なしを一覧にして手渡し、業者の在庫化リスクを論理的に下げる。

小結:アウトランダーPHEVは、商品力×需給×入札設計がハマると“60〜65%帯の常識”を跳び越え、70%台後半の回収率も現実的に狙える。


アウトランダーPHEVの売却で高額査定を引き出すための具体的戦略

引用 : 三菱HP (https://www.mitsubishi-motors.com/jp/newsroom/newsrelease/2021/20211216_1.html)

複数業者の同時競合

目的と考え方

同一時間・同一場所で複数業者に査定と入札を行ってもらうと、相手の存在が“価格の上限”を押し上げます。ポイントは、「今日ここで決める」という明快な意思表示と、全社が同じ条件で戦えるフェアな土俵づくりです。

事前準備(48〜24時間前)

前日までに4〜5社へ同時刻のアポイントを設定します。電話・SMS・メールいずれでも構いませんが、以下の条件を事前共有すると当日の駆け引きがスムーズです。①当日同時入札で決定、②最低ラインはディーラー査定額を基準(例:380万円以上)、③名刺裏に“価格・引取可否・入金予定日・陸送含む/別”を記入して同時提示、④車両は現状渡し(付属品・記録類の一覧を当日配布)。車両は洗車・室内清掃・タイヤ空気圧調整まで整えておきましょう。

アポイント設計(同時刻・同場所)

到着時間は5〜10分の幅を持たせ、最初の15分で全社に外観チェック、その後30分で内装・下回り・試乗(必要に応じて同乗)を割り当てます。抜け駆け交渉や長時間の専有を防ぐため、敷地内の“観察順序”をあらかじめ指定しておくと公平です。

当日の進行(タイムライン例:60分)

冒頭にオーナーからルールを説明します。「本日は同時入札で最高額に即決します。最低ラインは◯◯万円。入札は名刺裏に金額・入金日・引取可否を記入し、合図で同時掲示ください。電話での社内稟議は入札前の1回のみOK、入札後の追い入札は上位2社のみ可」と伝えます。査定中は、整備記録・純正付属品・保証残・修復歴なしの証跡をファイル化して提示。PHEV特有のポイント(充電口・ケーブル・車載充電器・外部給電)もその場で動作確認してもらいます。

入札方式の使い分け

  • 一発入札:時間短縮に有効。最初から全力価格が出やすい。
  • 二段階入札:上位2社で“もう一声”。最終差が狭いときに有効。
  • 条件付き入札:価格は高いが入金・引取が遅い場合は、即日現金化できる次点と比較し、違約時ペナルティを明記。

フェアプレーとコンプラ

全社が同じ情報・同じ観察時間で入札すること、入札用紙(名刺裏)の回収・保管、個人情報の扱い(名刺のみ控え、見積書は成約社のみ保管)を徹底します。近隣配慮として路上駐車禁止、私有地使用許可、撮影可否(ナンバー隠し)も最初に宣言しておくとトラブルを避けられます。

リスクコントロール(減額・未入金の芽を摘む)

成約時は“買取契約書”に価格・入金日・引取日・名義変更期日・追加減額の不可(事前申告以外)を明記。引取までの保管中リスク(飛び石・自然災害)責任の所在も取り決めます。入金は原則“先振込→引取”の順。やむを得ず同時対応にする場合は、振込の着金確認後に鍵を渡します。

よくある失敗と回避策

  • 到着時間をズラす:抜け駆けで社内稟議→他社が勝負価格を出しづらくなる。→同時刻指定で防止
  • 口頭の駆け引きに流される:言質が残らず、後から条件が変わる。→名刺裏に条件を明記・回収
  • 付属品の欠品:引取直前に減額の口実に。→付属品チェックリストを事前配布

そのまま使えるフレーズ(台本)

「本日は同条件での入札です。最低ラインは◯◯万円、これを下回る場合は見送りとします。名刺の裏に金額・入金予定日・当日/後日引取の可否をご記入のうえ、合図で同時にお見せください。上位2社のみ最終のもう一声をお願いする場合があります。」

  • 要点まとめ:同時刻・同条件・同時掲示の“三同”で競争を最大化。書面(名刺裏)で条件を可視化し、減額・未入金の芽を契約書で潰す。

ディーラー査定額を基準に設定

役割(アンカーと“下駄”)

ディーラー査定は入札の“最低保証”。これを明言すると、買取店はそのラインを超えなければ勝てないと理解し、初手から勝負価格を出しやすくなります。

最低入札ラインの設計

「ディーラー◯◯万円+α」でラインを固定。例:ディーラー380万円 → 最低入札400万円。即決(当日契約・先振込)とセットで伝えると、価格以外の条件での“逃げ”を封じられます。

事前に用意する書面(写しで十分)

  • 査定書:有効期限・走行距離許容・減額条件が分かるもの
  • 見積/注文書:残債や乗り換え前提がある場合の参考
  • ディーラー所見メモ:納期・納車まで乗れるか等 “実在するライン”の証拠があると、各社の社内稟議が早まり、当日の上振れが出やすい。

当日の伝え方(台本)

「ディーラー下取りは380万円、本日は400万円以上で最高額に即決します。入金は先振込、引取は本日〜◯日以内でお願いします。名刺裏に金額・入金日・引取可否を記入し、合図で同時掲示ください。」

価格以外の条件も“見える化”

  • 入金タイミング:先振込/同時の別
  • 引取日・名義変更期限:日付で確定
  • 追加減額の可否:事前申告事項以外は不可
  • 陸送費:込み/別を明記 同額勝負のとき、最後の決め手は条件の良さ。

想定される切り返しと回答例

  • 「今日は出せないが後日なら」→本日即決の入札のみ対象と明言。
  • 「入金は後日」→先振込が原則。同時対応は着金確認後に鍵
  • 「他社の数字を教えて」→フェア維持のため同時掲示で開示と説明。

よくある落とし穴

  • ディーラー金額を曖昧に伝える→入札の天井が下がる。
  • 価格だけで比較し条件差を見落とす→後日の減額・遅延リスク。
  • 証拠書類の不備→社内決裁が降りず“保留”になりがち。

小結(このセクション)

ディーラー査定は“比較軸”ではなく最低保証ライン。書面で実在性を示し、価格+入金+引取の三点セットで条件を固定化すると、初手から勝負価格を引き出せる。

売却タイミングの見極め

基本原則(価格は“需給”と“ニュース”で動く)

中古相場は、在庫量と買い手のモチベーション、そしてモデルチェンジやキャンペーンといったニュースの三点で大きく振れます。PHEVは補助金や電力料金、災害時の外部給電ニーズなど外部要因の影響も受けやすく、時期の選定が査定額に直結します。

年間サイクルの目安(日本市場の季節性)

時期 市場の傾向 ねらい方
1〜3月(決算期) 販社が台数を追い強気。査定は伸びやすいが出物も多い 良質個体は勝負時。同時入札で短期決着を狙う
4〜5月(新生活期) ミニバン/SUVに需要。在庫薄の販路が点在 3列SUV×PHEVは指名買いが発生。在庫薄の地域販路に当てる
6〜7月(ボーナス/梅雨) 足の速い在庫を欲しがる。雨天で現車差が出やすい 洗車・内装清潔感で差別化し即決条件を提示
8〜9月(中古の山/中間決算) 在庫調整で目利きが厳しくなる一方、決算前に良質車を確保したい 決算前2〜3週をコアに同時入札。最低ラインを明言
10〜12月(MC/年末登録) 新型情報で旧型需要が波打つ。年末は登録追い込み MC発表直後の来店増を追い風に、前期“良質個体のお得感”を演出

モデルイベントの効かせ方(発表・発売・特別仕様)

  • 発表直後:来店・検索が増え、中古の比較対象として前期良質個体に注目が集まる。
  • 発売直後:新車納期が長いほど中古への逃避需要が発生。短納期・即納訴求ができる業者が強気に入札。
  • 特別仕様/一部改良:装備差が可視化され、**装備が“効く個体”**の競争力が上がる。

補助金・税制・電力コストの波

PHEVは補助金や自動車関連優遇の切替期に需要が動きやすいカテゴリ。夜間電力の価格改定や、非常時の外部給電の関心が高まる局面では、実用価値の訴求で上振れが期待できます。切替の前後1〜2か月は査定打診の好機です。

在庫の“地合い”を読む簡易KPI

  • 同型の流通量感:地域の流通台数が増えたら早めに動く
  • 平均掲載日数:回転が鈍る兆候が見えたら決算期を待たず即入札
  • 価格帯の分布:自車の装備×走行距離で上段に位置づけられる時期を選ぶ。

実務フロー(T-14日〜当日)

  • T-14〜10:ディーラー査定を取得し最低保証ラインを確定。付属品・記録類を整理。
  • T-9〜5:在庫感とイベント(MC/決算/補助金)を確認し、同時入札の候補4〜5社を選定。
  • T-4〜2:同時刻アポを設定し、**条件(最低ライン・即決・先振込)**を共有。
  • T-1:洗車/内装清掃/タイヤ空気圧/充電口・外部給電の動作確認
  • 当日:同時入札→上位2社の最終コール→契約→先振込着金後に鍵引き渡し。

失敗しやすい局面と回避

  • MC後に“様子見”を続ける:ライバル在庫が増え希少性が薄れる→発表直後〜発売直後が勝負。
  • 大量納車期直後:同型の売りが増え相場が軟化→決算2〜3週前へ前倒し。
  • 連休明けすぐ:商談が滞留し稟議が遅い→連休前の前倒し入札に切替。

小結(このセクション)

“いつ売るか”は価格そのもの。MC・決算・在庫薄期・補助金切替期を意図して選ぶことで、同じ個体でも提示額は数十万円単位で変わる。勝ち筋は、発表直後の来店増×同時入札×最低ライン明言の三点セット。

状態維持の工夫

内外装の清掃や簡易コーティング、純正パーツの保管など、小さな工夫が査定額を左右します。


まとめ

今回の事例では、一般的にリセールが低いとされるPHEVでありながら、ディーラー査定額より95万円高い金額で売却に成功しました。これは、車両状態の良さと戦略的な一括査定の活用が奏功した結果です。アウトランダーPHEVの売却を検討している方は、タイミングと戦略次第で高額売却が十分可能です。

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