スバルはかつて熱狂的なファンを持つブランドとして知られていました。
引用 : スバルHP (https://www.subaru.jp/forester)
しかし最近では、街中で見かけるスバル車は減少傾向にあり、特に若年層のユーザー離れが顕著です。
「なぜスバルは売れなくなったのか？」「本当にダサいから？」「時代に取り残されているの？」と疑問に感じている方も多いはず。
今回は、かつてのファンすら離れてしまったスバルの現状について、販売動向、商品戦略、デザイン、ユーザー評価、安全性能など多角的な視点から徹底レビューします。
記事のポイント
- スバルが売れなくなった背景と市場トレンド
- レイバックに象徴されるスバル車の不人気理由
- デザイン・燃費・立体駐車場問題などの実態
- それでも評価されるスバルの本当の魅力とは
新しい車に乗り換える際、今乗っている愛車をどれだけ高く売却できるかは、次の車の選択肢にも大きく影響します。
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スバルがオワコン化し販売低迷した理由と市場動向
スバル車が若者に支持されなくなった理由
かつてインプレッサやWRXで若者の心をつかんだスバルですが、今やその姿勢は影を潜めています。
引用 : スバルHP (https://www.subaru.jp/forester)
ラリー競技のイメージを持つユーザーも年齢を重ね、若年層の取り込みに失敗しているのが現状です。
若者が感じる「スバル＝おじさん車」イメージ
SNSやレビューサイトなどでも「スバル車はオジサン臭い」「若者が乗るイメージが湧かない」といった意見が散見されます。デザインや車名の響き、プロモーションの打ち出し方が若年層の感性と乖離しており、第一印象で「かっこよくない」と判断されるケースが多いのです。
プロモーション戦略の失敗
若者向けの広告展開やSNS発信が弱く、YouTubeやInstagram、TikTokなどで話題になることも少ないのが現状です。競合であるトヨタやマツダが積極的にインフルエンサー施策を行う中、スバルは存在感を発揮できていません。
車種ラインナップの魅力不足
コンパクトカーやエントリーモデルの選択肢が少なく、初めて車を買う若者にとって敷居が高くなっています。レイバックやフォレスターは魅力的ではありますが、価格やサイズ感がネックとなり、ユーザー層の拡大には至っていないのです。
若年層のクルマ離れも影響
全体として若者世代は「クルマにこだわりがない」「移動手段としての機能があればいい」といった志向が強く、趣味性やドライビングフィールを重視するスバルの特徴が響かないという背景も見逃せません。
SUV人気に取り残されたスバルの誤算
スバルはステーションワゴンに力を入れてきましたが、現在の国内市場はSUVとミニバンが主流。コロナ禍以降、SUVへのシフトは加速しており、レボーグのようなワゴン系は販売が低迷しています。
引用 : スバルHP (https://www.subaru.jp/forester)
国内市場のSUV化は想定以上のスピード
特に2020年以降、SUVは「家族での利便性」「災害対応力」「アウトドア志向」にマッチしたカテゴリとして急成長。トヨタ・ホンダ・マツダなど各社がこぞってSUVラインナップを充実させる中、スバルはステーションワゴンに固執しすぎた面があります。
ステーションワゴン人気の終焉
1990年代には人気だったステーションワゴンも、今や国内では過去の存在。多くのユーザーが「ステーションワゴン＝古い」「使い勝手が中途半端」と感じる傾向にあり、SUVやミニバンへの乗り換えが進んでいます。
スバル独自のアプローチが裏目に
スバルは「走行性能」「低重心」「視認性の良さ」などを重視してワゴンスタイルを貫いてきましたが、その姿勢が裏目に出たとも言えます。消費者のニーズが実用性や見た目のトレンドに寄る中、企業の哲学が市場とズレてしまったのです。
他社とのSUV商品力の差
トヨタのRAV4やカローラクロス、ホンダのヴェゼル、マツダのCXシリーズなど、競合のSUVは燃費性能・デザイン・装備・価格のバランスが良好。一方スバルのSUVは「良いけど選ばれない」ポジションに落ち込んでしまっています。
レイバックの登場と想定外の苦戦
SUV人気に対応するため急遽投入されたレイバックですが、既存のスバルファンからも新規層からも支持を得られず販売は伸び悩みました。2023年の月平均販売台数は1243台と控えめな結果に終わっています。
引用 : スバルHP (https://www.subaru.jp/forester)
レイバックはなぜ支持を得られなかったのか？
販売開始時、レイバックは「上質な都市型SUV」として訴求されましたが、そのコンセプトが曖昧でターゲット層に響きませんでした。従来のスバルファンにはワゴンとしての「走り」が薄く、新規層には価格やブランドのイメージが響かず、どちらの層にも中途半端に映ってしまったのです。
限定グレード戦略の落とし穴
レイバックはグレードが1つ（Limited EX）のみというシンプルな構成でしたが、選択肢の少なさがユーザーの個性やニーズに応えられず、「カスタマイズ性に欠ける」との声も上がりました。価格設定も400万円前後と高めに感じられ、割高感が否めません。
プロモーションと認知不足
CMやメディア露出でもレイバックが主役になることは少なく、スバルの安全装備やブランドイメージにフォーカスされていたため、レイバック単体の魅力が消費者に届きづらい状況にありました。その結果、購買検討のテーブルに乗らないまま埋もれてしまった印象です。
コンセプトの分かりづらさ
「レボーグベースのSUV」という位置づけが理解しにくく、外観はSUV風なのに走破性は控えめ、性能はワゴンと同等という中途半端さが混乱を招きました。明確な差別化ができていなかったことが、ユーザーの選択肢から外れる一因となったのです。
ハイブリッド不在と燃費問題
競合他社が燃費効率に優れたハイブリッドSUVを展開する中、レイバックはガソリンエンジンのみ。13.6km/Lという燃費性能は今の時代には見劣りし、購入検討から外される要因となっています。
水平対向エンジンの宿命的課題
レイバックに搭載されている1.8L水平対向エンジンは、スムーズな加速と低重心による安定性に優れたスバル伝統のユニットですが、構造上エネルギー効率が悪く、どうしても燃費性能で不利になります。実際、同クラスのハイブリッドSUVが20km/L前後の燃費を実現している中で、レイバックの13.6km/Lは見劣りします。
ストロングハイブリッド導入の遅れ
スバルが長らくe-BOXERと呼ばれるマイルドハイブリッドで対応していたことも、燃費性能において競争力を削ぐ結果となりました。2024年には新型プロトレックにストロングハイブリッドの搭載が予定されていますが、レイバックには未導入。タイミングの遅れが販売機会のロスを招いています。
ライバルとの比較で不利に
例えばトヨタのカローラクロスやホンダのヴェゼル、マツダのCX-30などは、燃費面でもデザイン面でも若年層やファミリー層にアピール力があります。これらに対して、レイバックは「高価な割に燃費が悪い」という印象を与えがちです。
燃費以外のコスト意識も影響
燃費性能が低いということは、当然ながらランニングコストも上がります。特に燃料価格が高騰している現在、維持費の高さを理由にレイバックを敬遠するユーザーも少なくありません。経済性が求められる時代において、この点は無視できない弱点となっています。
デザインがファンに刺さらない
従来のスバル車と比べて、レイバックの外観は堅牢でSUVテイストが強く、スバルらしさが薄れているとの声も。一部のファンからは「ダサい」とまで酷評され、デザイン面で評価を落としています。
引用 : スバルHP (https://www.subaru.jp/forester)
伝統から逸脱したエクステリア
レイバックはスバル伝統のシャープで引き締まったデザインから一転して、やや丸みを帯びた厚みのあるボディラインを採用しています。この「ずんぐり感」は従来の硬派なファンにとっては違和感のある要素であり、「スバルらしさが消えた」という評価につながっています。
フロントマスクの印象が分かれる理由
特にフロントグリルのデザインは意見が大きく分かれるポイント。近年のスバル車はアイサイト用カメラの搭載位置やセンサー類との兼ね合いでグリルデザインが制限されていますが、それでも「没個性」「無難すぎる」という否定的な声もあり、ブランドイメージの希薄化を懸念する意見も出ています。
タイヤとフェンダーの違和感
SUVらしさを演出するために黒い樹脂フェンダーを追加したものの、全体とのバランスが取れていないと感じるユーザーもいます。特にレボーグとの比較で「ただ車高を上げただけに見える」「ワゴンに無理やりSUV要素を付け足しただけ」という辛辣な意見も多く見受けられます。
カラーバリエーションと没個性
さらに、ボディカラーの展開にも問題があります。スバルは近年、モノトーン系カラーが多く、若者が好む鮮やかなブルーやアースカラーなど、冒険的なカラーが少ない傾向にあります。この点も若年層からの支持を得られない一因です。
インテリアの質感とデザインのミスマッチ
内装についても「高級感がある」との評価はある一方で、「外観との統一感がない」「デザインコンセプトが見えづらい」と感じる声があり、全体の仕上がりとしての一貫性に課題を抱えています。
駐車場に入らない？車高問題
レイバックの全高は1570mm。一般的な立体駐車場の制限1550mmを超えてしまい、駐車できないという不満も散見されます。このわずか2cmが購入のハードルとなるケースも。
都市部での利用に支障が出るリスク
都市部に多い機械式立体駐車場では、車高制限が厳しく設定されており、1550mm以下が基準とされています。そのため、レイバックは全高の面で利用できない駐車場が数多く存在し、「購入しても止める場所が限られる」という懸念が出てきます。
ハイルーフ車扱いによる追加コスト
立体駐車場で「ハイルーフ車」として分類されると、利用料金が割高になるケースもあります。月極駐車場においても、通常区画では契約不可となり、空きが少ないハイルーフ対応枠を探さなければならないことも、ユーザーにとっては心理的・実際的なコストになります。
わずか2cmに潜む開発上のジレンマ
実は、レイバックは当初1550mmに抑えることも検討されていましたが、最低地上高を稼ぐ必要があり、最終的に全高1570mmでの設計となった背景があります。さらにルーフアンテナやサスペンション設計などの影響もあり、開発チームにとっては「苦渋の決断」であったと言われています。
他車との比較で見える差別化の難しさ
同クラスのSUVでは、1550mmに抑えたトヨタ・LBXやマツダ・CX-3などの例もあり、スバルがこの制限を超えてしまったことは、都市型SUVを目指すうえでの明確なデメリットです。実用性を重視する日本市場において、この2cmが「選ばれない理由」になるのは避けられません。
それでもスバル車が評価される理由
最新のアイサイト搭載で安全性能は抜群
スバルの代名詞ともいえる「アイサイト」は、ステレオカメラを活用した先進運転支援システムで、追突事故を85%も低減させた実績があります。死亡重症事故の発生率もこの10年で50%減少。
ステレオカメラの高精度認識能力
アイサイトは単眼カメラやミリ波レーダーではなく、独自のステレオカメラ方式を採用しており、人間の両目のように「距離感」や「立体感」を正確に把握できます。このため、前方の車両だけでなく歩行者や自転車、さらには白線や障害物まで精度高く認識できるのが大きな特長です。
事故リスクを圧倒的に低減
米国道路安全保険協会（IIHS）などの調査でも、アイサイト搭載車は非搭載車に比べて追突事故の発生率が大幅に低いというデータが示されています。さらに、日本国内でも死亡・重症事故の件数が装備車両では顕著に減少しており、実際の交通社会においてもその効果は証明されています。
ドライバーのミスを補正するアシスト機能
アイサイトはただの「警告システム」ではなく、自動ブレーキやアクセル誤操作抑制、車線逸脱防止支援、追従クルーズコントロールなど多岐にわたる運転支援機能を持ち、ドライバーの操作ミスや不注意をカバーします。特に長距離ドライブや渋滞時における疲労軽減効果は絶大です。
安全装備の進化と将来性
アイサイトは年々進化を遂げており、現在は「アイサイトX」として高速道路でのハンズオフ走行支援やナビ連動機能まで搭載されています。将来的にはAIとの連携や自動運転レベル3への拡張も視野に入れており、安全性能だけでなくユーザー体験全体を革新しようとしています。
驚異のボディ構造が乗員を守る
スバルグローバルプラットフォームと天板上力骨構造ボディにより、万が一の事故でもキャビンの変形を最小限に抑える設計が施されています。衝突時の安全性能は国産トップクラス。
衝突エネルギーを分散する設計思想
スバルのボディ構造は、衝撃を一点に集中させるのではなく、車体全体に分散させる構造になっています。これにより、キャビンへのダメージを最小限にとどめ、乗員の安全を確保します。特にフロント・サイド・リアからの多方向衝突に対して高い耐性を誇ります。
フレームの補強と吸収構造
天板上力骨構造は、キャビン上部と側面に補強材を配置することで、万一の横転や側面衝突時に天井が潰れないよう支える役割を果たします。また、前方フレームにはクラッシャブルゾーンと呼ばれる潰れやすい領域を設けており、ここで衝撃を吸収してキャビンへの影響を抑えます。
ドア構造と侵入防止設計
側面衝突時においては、ドアの構造にも工夫があります。突起部がボディ側の凹みに引っかかるように設計されており、ドアが車内に押し込まれて乗員を圧迫するリスクを抑制します。これにより、事故後のドア開閉性や救助活動にも寄与する構造となっています。
衝突試験での実績
スバル車は国内外の各種衝突試験でも高評価を獲得しており、JNCAP（日本自動車評価機構）では常にトップクラスの評価を受けています。前面・側面・後面すべてにおいてバランスの取れた安全性を誇っており、安心感のある車として評価されています。
レボーグ譲りの走行性能と快適性
水平対向エンジン＋シンメトリカルAWDの組み合わせで、バランスの取れた走行安定性を実現。都市型SUVとして、路面状況に左右されない安定したドライブを提供します。
見た目以上に使いやすいインテリア
シート高や着座位置を工夫し、乗降しやすく設計されたインテリアは、ファミリー層にも高評価。USB電源、後席シートヒーター、リモートエアコンなどの装備も魅力です。
着座モーションを意識した快適設計
レイバックでは、着座位置を55mm高く設定することで、体を沈み込ませるのではなく、自然に腰掛けるような姿勢で乗り込めるよう工夫されています。これにより、高齢者や小さな子どもを乗せるファミリー層でも快適に使えるよう配慮されています。
インテリアの質感とカラーリングの工夫
上質感を演出するため、インパネやシート表皮にはソフトパッド素材を多用。カラーリングもブラックとブラウンを基調にしつつ、天井やドアトリムに明るめのアクセントを加えることで、閉塞感を軽減しています。デザイン性だけでなく、実用性も高く評価されています。
ラゲッジスペースの実用性
荷室はレボーグと同等の設計が採用されており、日常使いはもちろん、週末のレジャーや買い物にも十分対応できます。荷物の出し入れがしやすい開口高と、フラットな荷室フロアにより、積載性と使いやすさのバランスが取れています。
操作性に優れたユーザーインターフェース
センターコンソールのスイッチ配置や大型ディスプレイの視認性、ステアリングスイッチの操作感など、運転中のストレスを軽減するための工夫が随所に施されています。直感的な操作が可能で、車に不慣れなユーザーでも安心して扱える設計です。
リモートサービスで利便性も向上
専用アプリと連携したリモートサービスにより、離れた場所からのエアコン操作、ドアロック確認、ナビ連携などが可能。現代的なスマートカーとしての機能も備えています。
スバルスターリンクの多機能性
リモート操作の中心となるのが、スバル独自のコネクテッドサービス「SUBARU STARLINK（スバルスターリンク）」です。これにより、スマートフォンを使って遠隔地からエアコンのON/OFF、ドアの施錠・解錠、ヘッドライトの点灯、ホーンの操作などが可能。暑い夏や寒い冬の乗車前準備として高い実用性があります。
車両の状態をリアルタイムで把握
アプリを通じて、バッテリー残量、燃料残量、タイヤ空気圧、メンテナンス時期など、車両の状態を手元で確認できるのも大きな利点です。予防保全やトラブル回避につながり、日常の安心感を底上げします。
紛失時にも安心な「マイカー検索機能」
ショッピングモールやイベント会場などの広い駐車場で自車の位置がわからなくなっても、アプリを使えばリアルタイムで車の位置情報を取得可能です。移動履歴も確認できるため、防犯面でも役立ちます。
テレマティクスによる目的地送信
スマホからあらかじめ目的地を車両ナビに送信できる「目的地ナビ連携機能」も搭載されており、出発前にナビを操作する手間を大幅に削減できます。出張や旅行時のスムーズな移動に貢献します。
通信技術とクラウドの融合で生まれる新しいUX
これらのリモートサービスは、4G/LTE通信とクラウドベースのデータ処理によって実現されており、今後はOTA（Over the Air）アップデートによってさらなる機能追加や改善が見込まれています。スマートフォンとの親和性が高く、デジタルライフスタイルに適合する仕様となっています。
レボーグ派生としての完成度
レイバックはレボーグの派生車ですが、SUV的に設計された足回りやシート、サスペンションにより独自の個性を発揮。快適性ではむしろレボーグ以上と評価するユーザーも存在します。
ベース車レボーグの良さを継承
レボーグはステーションワゴンとして高い完成度を誇り、スバルの走行安定性と操縦性のバランスが絶妙な一台です。そのプラットフォームをそのまま活かしているレイバックは、剛性感の高いボディや低重心設計といった長所をそのまま引き継いでいます。
SUVらしい快適性の付加
レイバックでは、サスペンションセッティングを見直し、よりストローク感のあるソフトな乗り心地を実現。タイヤの扁平率も高めることで、段差の吸収性が向上し、ファミリーユースや長距離ドライブでも疲れにくい快適性が評価されています。
視界と乗降性の大幅向上
レボーグよりも車高が高く設定されていることで、アイポイント（視線の高さ）が向上し、運転中の見晴らしが良くなっています。また、着座位置も引き上げられたことで乗り降りのしやすさも格段にアップし、高齢者や小さな子どもにもやさしい設計です。
安全性と快適性の高次元融合
レボーグ譲りの走行性能に加え、アイサイトや堅牢なボディ構造といったスバルの安全技術もフル装備。さらにシート形状や内装の設計も都市型SUVとして洗練されており、安全と快適を両立させたバランスの良い車種として完成度の高さが光ります。
購入者の評価は意外と高い
レボーグからの乗り換えユーザーの間では、「乗り心地が良くなった」「家族からも好評」といった声が多数。認知度が上がれば今後の売れ行き改善も期待できます。
実際の購入者が感じるレイバックの魅力
ユーザーからは「車高が高くなって乗降性が格段に良くなった」「足回りが柔らかくて長時間乗っていても疲れない」といった声が多く寄せられています。特に、同乗者からの快適性評価が高く、ファミリーカーとしての資質を備えている点が評価されています。
レボーグとの比較で見える変化
レボーグよりも乗り心地や視界の良さが向上しているという意見も多数あり、「レボーグはかっこいいけど、実用性ならレイバック」とする評価も。シートのホールド感が緩やかになり、より万人向けの設計に進化していることが、実際の購入層に刺さっています。
ユーザーの不満点と改善への期待
一方で「デザインが地味」「ハイブリッドがないのが残念」といった声もあり、満足度は高いものの100％ではありません。しかしながら、「買って後悔はない」「価格に見合う価値はあった」という声が目立つ点から、所有後の満足度は相対的に高い傾向にあります。
リピーターと新規層の評価の違い
スバル車を乗り継いできたリピーター層はもちろん、初めてスバルに乗ったユーザーからも「もっと早く知っていれば」といった高評価が確認されています。特に安全性に対する信頼感と、先進的な装備の便利さが評価ポイントとして挙げられています。
まとめ
スバル車が「売れない」「人気がない」とされる背景には、若年層への訴求力の低下、SUV市場への対応の遅れ、ハイブリッド車不在、立体駐車場問題など複数の要因が重なっています。しかし、スバル車には高い安全性能、快適な乗り心地、安定した走行性能など、他メーカーに引けを取らない魅力がしっかりと存在しています。
レイバックのように評価が分かれる車種もありますが、それでもスバルが培ってきた「走り」と「安全」へのこだわりは、今なお健在です。今後ストロングハイブリッドの導入や、新しいデザイン戦略が進めば、再び注目を集める可能性も十分にあります。スバルを知れば知るほど、その奥深さと誠実な車づくりが見えてくる。そんなブランドであることを、改めて認識しておきたいところです。
