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EV

エアコンの使用に注意!テスラモデルYの真夏のバッテリー消費の実態

真夏のテスラは本当に安心して乗れるの?こんな疑問を抱える人も多いはず。

引用 : 価格コム HP (https://kakaku.com/item/K0001215150/)

実際に私がモデルYを真夏に乗った結果、想像以上のバッテリー消費が発生していました。

ここでは、真夏の環境でテスラを運用してみて分かった実際の電流消費の差や注意点を詳しく解説します。

記事のポイント
  • 真夏はバッテリー消費が大きく増加
  • エアコンとセントリモードの使用による謎の消費
  • カタログ表示と実際距離の差が大きい
  • 正しい運用でも消費はカタログの半分ほど
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テスラモデルYの真夏環境でのバッテリー消費の実際

高温環境での動作状態

真夏、特に30度を超える状況では、テスラのバッテリーに大きな負担がかかります。

バッテリーの冷却を維持するために、走行前から自動的にバッテリー温度を調整するシステムが作動し、エアコンと併せて電力を消費します。

アプリによるエアコン起動と隠れた消費

実際のテスラモデルYの運用では、ドライブ前にスマートフォンのアプリでエアコンを起動する例が多く見られます。外気温が高い日は、たった5分程度のプレクーリングでも5kWh以上を消費することがあり、これが繰り返されると想像以上にバッテリーが減ります。

バッテリー冷却システムの作動

高温時には、エアコンだけでなくバッテリーマネジメントシステム(BMS)も積極的に稼働します。冷却液を循環させたり、ファンを高速回転させるなど、内部温度の調整が行われ、それにより電力消費が倍加する場合もあります。

信号待ちやアイドリング時の消費

加えて、都市部での信号待ちや渋滞中でもバッテリー冷却は止まらず作動し続けます。たとえ走っていない時間でも、目に見えないバッテリーの自己保護動作によって少しずつ電力が消費されていくのです。

これらの要素が複合的に重なり、結果的に「何もしていないのに減っている」と感じられる、謎のバッテリー消費が真夏には顕著になります。

カタログ消費の実際のギャップ

試算の結果、テスラのカタログ表示は428kmでしたが、実際に真夏の城都部の路面を歩行するように運転した結果は200km前後。半分程度しか走れないのは、データ上の情報と実態のずれを物語っています。

WLTCモードと現実走行の違い

テスラを含め多くのEVはWLTCモードという標準的な試験環境で航続距離を測定しています。これは気温や速度などが安定した条件下で行われるもので、真夏の高温、渋滞、頻繁な停止・発進といった現実的な環境とは大きく異なります。そのため、表記上の数値と実際の走行可能距離には乖離が生じやすくなります。

影響を与える運転スタイル

例えば、エアコンを強く使用したまま都内を短距離で何度も移動するような運転では、効率は極端に悪化します。車体が停止していても電力消費は続くため、実際の電費は走行距離と一致しないという感覚が強まるのです。

長距離移動時との比較

皮肉なことに、100%まで充電してすぐに郊外に向けて高速道路を走るような使い方をすれば、カタログ値に近い距離を達成することも不可能ではありません。つまり「乗り方」次第で消費に大きな開きがあるのが現実です。

ユーザーの誤認を防ぐには

このギャップを理解せずにEVに乗り換えると、「話が違う」と不満を持つことにも繋がります。購入前に試乗を通じた確認や、レビューによる他のオーナーの意見を参考にすることが、後悔を防ぐカギになります。

エアコンの消費と影響

モデルYのエアコンシステムは高出力で、6kW程度を耗す場合もあります。特に真夏の気温が35度を超える状況では、冷却のためにエアコンが常時フル稼働状態になることもあり、日常的な電費に大きな影響を与えます。

風向の制約による冷却効率の低下

モデルYではハンドル周辺に風が届きにくい構造になっており、ドライバーが体感温度を下げるために設定温度を下げたり風量を上げたりするケースが多くなります。その結果、必要以上にエアコンが稼働し、消費電力が増加する傾向があります。

広い車内と冷却時間の増加

モデルYはキャビンが広いため、狭いコンパクトカーと比べて車内全体が冷えるまでに時間がかかります。短距離移動でもフル稼働が続くことで、バッテリーの消耗が激しくなり、カタログ燃費との差がさらに広がります。

プレクーリングと実質的な電費への影響

アプリを利用した事前のエアコン起動(プレクーリング)は非常に便利な機能ですが、5〜10分の使用でも3kWh〜5kWhほどを消費することがあります。1日に複数回使用すれば、それだけで走行10〜20km相当の電力が失われることになり、特に通勤や買い物などの街乗り利用では影響が顕著になります。

このように、エアコンの使用は単に快適性のためだけではなく、航続距離や日常の運用コストに直接影響する重要な要素であることを認識する必要があります。

グラスルーフの熱帯地獄

ガラスルーフの特性上、外気温が35度を超えると車内温度は60度以上に達することもあります。このような高温状態では、ドアを開けただけで熱風が噴き出すような感覚になり、前もってエアコンを稼働させなければ運転どころか乗車自体が困難です。

赤外線の蓄熱と断熱性能の限界

テスラのガラスルーフはUV・IRカット加工が施されているとはいえ、直射日光を長時間受けると蓄熱が避けられません。内装やシート、ダッシュボードが熱を持ち、車内温度の上昇に拍車をかけます。

プレクーリング必須の状況

そのため、乗車前にはエアコンを遠隔操作で起動する「プレクーリング」が必須になりますが、これも当然ながら電力消費につながります。特に真夏のピークタイムでは、10分程度のプレクーリングでも4kWh近い消費が発生し、走行距離に換算すると10km前後を失う計算になります。

車内温度のリスクと実用面

高温車内ではハンドルやシートの表面温度が50度を超えることもあり、運転姿勢を取るまでに冷却が必要です。特に小さな子どもや高齢者が同乗する場合、短時間の放置でも危険が伴うため、電費よりも安全面を優先して冷却を行わざるを得ません。

このように、ガラスルーフは開放感やデザイン性では優れている一方、真夏の使用においては消費電力と快適性の維持に対して大きな代償が伴うことを理解しておく必要があります。

セントリーモードの影響

一般的にセキュリティのための機能として便利ですが、これをONにしているだけでも消費が広がります。本検証ではOFFにしていましたが、一般運用の場合はここでも違いが出る可能性が高いです。

セントリーモードとは?

セントリーモードはテスラが提供する常時監視機能で、駐車中に周囲の動きをカメラとセンサーで感知し、異常があれば録画・アラートを発するものです。安心感が高まる一方で、システムは常に稼働しているため、バッテリーへの負荷も増します。

想定以上のバッテリー消費

ONにした状態で半日駐車すると、おおよそ1〜2%のバッテリーが減少することがあります。特に真夏のような高温環境では、セントリーモードの処理負荷に加えて、車内温度管理のために冷却システムも作動することがあり、予想外に電力を消費します。

自宅・職場と出先の使い分けが重要

セキュリティレベルの高い場所、たとえば自宅のガレージや監視カメラのある職場などではセントリーモードをOFFにして運用することが推奨されます。一方で、不特定多数の人が出入りする商業施設や夜間の駐車場などではONにするなど、状況に応じた使い分けが現実的な電費管理に直結します。

実運用におけるバッテリー残量の管理

たとえば残りバッテリーが20%を切っている状態で長時間セントリーモードをONにして放置すると、翌朝には警告表示が出ている可能性もあります。日常運用においては「駐車していても減る」というEVならではの特性を理解し、バッテリー残量の把握と充電タイミングを意識的に計画することが重要です。

費用衡量による分析

実際の走行は177kmで、31kWhを使用したと表示されましたが、バッテリー能力の減少度から算出すると、35kWh以上の消費が発生していると分かりました。計算表示と実際の差は10kWh以上になる場合もあり、ユーザーにはより実態に即した認識が求められます。

表示上の電費と実測値の乖離

テスラの車両は走行ログ上、効率的な電費表示をしてくれますが、これは走行中に使われた電力に限定されることが多く、空調やスタンバイ中の消費電力が含まれていない場合もあります。このため、実際にバッテリー残量の推移と突き合わせると、大きなギャップが発生するのです。

バッテリー劣化が引き起こす消費の増幅

また、バッテリー自体の劣化が進行していると、フル充電に近い表示であっても蓄電量は当初より減少しています。これにより「満タンに見えても走れない」現象が起こり、結果的に1kmあたりの電費が見かけ上よりも悪化している可能性があります。

高負荷環境下の効率悪化

真夏のような気温の高い状況では、冷却ファンやエアコン、バッテリー温度管理システムが絶えず作動し、実際の走行に使われる電力よりも周辺維持の電力の方が多くなることもあります。これらを電費計算に含めないと、電費が良好に見えてしまう誤解を招くのです。

ユーザーが取るべき視点

こうした実測値と表示の差を理解したうえで、ユーザーは日常的に「充電スタート時と終了時の残量差」「アプリ表示のバッテリー推移」などを記録・観察し、自己流の電費管理を行うことが求められます。EVの特性上、単なる航続距離表示に依存せず、複合的な視点から実効電費を評価する力が重要になります。


テスラモデルYの真夏運用で注意すべきポイント

エアコン使用を削り運用を挑選

朝は早めに家を出る、夕方は温度が下がった時間帯を選ぶなど、可能な限りエアコン使用の日数を削りましょう。

時間帯による消費差の工夫

外気温がピークを迎えるのは13時〜16時ごろ。この時間帯を避けて行動するだけでも、エアコンの稼働時間と出力を抑えられ、バッテリー消費の節約になります。たとえば朝7時台の出発では、同じ距離でも2〜3kWhの差が出ることがあります。

短距離移動では窓開けも選択肢

郊外や信号の少ないルートでは、窓を開けるだけで十分に快適な場合もあります。エアコンの使用を完全にやめるのではなく、使い方のバランスを見直すことで、電費効率を維持しながら快適性も両立可能です。

プレクーリングの時間短縮

やむを得ずエアコンを使う場合でも、プレクーリングの時間を長くしすぎないことが重要です。5分程度の稼働で充分に効果があることが多く、10分以上になると消費電力が大きく跳ね上がります。

このように「我慢する」ことではなく「使い方を工夫する」ことが、エアコン使用の削減と快適性維持の鍵になります。

カーポートや小陸に駐車して熱や暑さを避ける

白ラッピング、サンシェードルーフなど、熱さを避ける装備も有効です。

直射日光を避ける駐車場所の工夫

日陰やカーポートのある場所に駐車するだけでも、車内温度の上昇を大幅に抑えることができます。特に日中の長時間駐車では、グラスルーフ付きのテスラにとって熱ごもりの差は歴然です。

車体カラーや窓装備の選択肢

ボディカラーとしては白系の方が熱反射効果が高く、黒や濃色系に比べて車内温度の上昇を抑える効果があります。また、サンシェード(断熱シェード)をフロントガラス・サイドガラスに装着することで、赤外線の侵入を防ぎ、内装の焼け防止にもつながります。

放熱対策としてのウインドウ開放

ごく短時間の駐車であれば、窓を数センチ開けておくことで熱気の滞留を軽減できます。ただし、防犯上の観点から場所を選んで行うことが前提となります。

EV特有の課題に対する備え

エンジン車と異なり、EVはアイドリング状態でエアコンが稼働するメリットがありますが、それでも放熱対策を講じることで必要以上のエアコン使用を抑えることが可能です。夏場の航続距離を確保するうえで、駐車時の環境配慮も意外に重要な鍵になります。

セントリーモードの使用は必要最小限に

夜間の定義や相談しかない場合はOFFにして保持するのが最善です。

日常利用では「使わない勇気」を

セントリーモードは便利な機能ではありますが、すべての場面で必要というわけではありません。自宅や監視カメラのある職場、利用頻度の高い安心できる駐車場では、基本的にOFFでの運用が望ましいといえます。特に真夏は、ONにすることで冷却ファンが自動的に作動し、気づかぬうちにバッテリーが大きく減少してしまうこともあります。

放置時間が長くなると消費も増大

夜間など長時間停車する際にセントリーモードを入れっぱなしにしておくと、1晩で3〜5%のバッテリーが減ることもあります。これは通勤往復分に相当する距離です。わずかな安心のために数十キロ分の電力を消費するのは、EVとしては本末転倒とも言えるでしょう。

駐車中のエネルギーマネジメントも重要

テスラは「走っていないときも減る車」であることを理解し、ON/OFFを状況に応じて切り替えるスキルが求められます。バッテリー残量が少ない状態で長時間の駐車に入る場合は、特に注意が必要です。無駄な消費を避けることで、予期せぬトラブルを未然に防ぐことができます。


まとめ

真夏の環境でテスラを運用すると、エアコン、セントリーモード、ガラスルーフ等、多彩な要因で実際の歩行距離は大幅に下回ることが明らかになりました。カタログの半分以下の歩行結果も現実的に発生します。特にユーザーが発指するデータ表示に完全に依存すると、意図せずにバッテリー切れの危険も有り得ます。

テキストのコピーはできません。