テスラのEVに魅力を感じながらも、「どこで充電するの?」「充電ステーションは足りてるの?」という不安を抱える方は多いのではないでしょうか。
引用 : 価格コム HP (https://kakaku.com/item/K0001215150/)
実際にテスラを所有している立場から、今回はテスラ車の充電方法をすべて網羅し、各種充電器の特徴や使い方、さらにはおすすめの充電スポットまで詳しくレビューしていきます。
記事のポイント
- テスラには5つの主要な充電方法がある
- スーパーチャージャーとCHAdeMO急速充電の違いを明確に解説
- 自宅用充電器の選び方と設置のコツ
- おすすめの充電スポットと活用法を具体的に紹介

新しい車に乗り換える際、今乗っている愛車をどれだけ高く売却できるかは、次の車の選択肢にも大きく影響します。
私自身、一括見積もりサイトを活用したことで、ホンダヴェゼルからレクサスRXに乗り換えることができました。
テスラの充電方法を完全解説
スーパーチャージャー:最速の充電インフラ
スーパーチャージャーはテスラ専用の急速充電ネットワークです。V2・V3・アーバンタイプの3種が存在し、最大250kWの出力を持つV3タイプでは、約15分で250km程度の航続距離を確保できます。

スーパーチャージャーのタイプと違い
- V2タイプ:最大120kW(2台同時接続時はシェア)
- V3タイプ:最大250kW(1台専用、最速充電)
- アーバンタイプ:最大74kW(都市部や狭小地向け)
設置場所と利便性
スーパーチャージャーは全国の主要都市や高速道路沿線、商業施設に戦略的に配置されています。
- 例1:しののめステーション(東京) – 都心部でも利便性高い
- 例2:浜松ステーション(東名高速) – 長距離移動中の中継に最適
利用方法とユーザビリティ
- テスラ車のナビやアプリで充電ステーションを検索可能
- プラグを差し込むだけで自動的に充電開始(操作不要)
- 支払いは登録済みのTeslaアカウントにより自動決済
料金目安とコストパフォーマンス
- 1kWhあたり50〜60円程度
- モデル3スタンダードレンジで満充電:約1,000〜1,200円
スーパーチャージャーの活用シーン
- 都市型:自宅に充電設備がない人の常用スポット
- 旅行型:長距離ドライブでの途中充電&休憩所として活用
今後の拡充予定と戦略
テスラは今後もV3タイプの急速充電器を日本全国に拡充予定。地方都市や観光地への設置も進行中で、より多くのEVユーザーにとって利便性が高まる見込みです。
CHAdeMO(チャデモ):他社EVとも共用可能な急速充電器
CHAdeMOは日本発の急速充電規格で、テスラ以外のEVでも利用されているため、国内では圧倒的な普及数を誇ります。道の駅や大型商業施設、観光地の駐車場など、全国各地に設置されており、スーパーチャージャーが近くにないエリアでも頼りになる存在です。

CHAdeMOの充電性能と互換性
- 出力は一般的に20kW〜50kW。一部で90kW以上の高出力器もあり
- テスラ車では専用のCHAdeMOアダプター(別売・もしくは購入特典で無料)を使って接続
- 他社EVとの共用設備のため、競合車との利用が重なるケースもある
CHAdeMOの設置場所とアクセス性
- 全国の「道の駅」や「イオンモール」などに常設
- 宿泊施設や高速道路のSA/PAにも点在
- 地方都市や観光地ではスーパーチャージャーよりもアクセスしやすい
操作方法と使い方のコツ
- CHAdeMOアダプターを車両の充電ポートに取り付け
- 充電器本体のタッチパネルで充電スタートを選択
- 絶縁試験後、自動で充電が開始(30分間のタイマー付きが一般的)
CHAdeMOの利点と注意点
- 利点: 圧倒的な設置数/地方や観光地での補完的な役割/施設によっては無料または安価
- 注意点: 出力がスーパーチャージャーより劣る/充電器によって出力差が大きい/充電ケーブルが重く取り回しに工夫が必要
おすすめの利用シーン
- 地方ドライブ時の途中補給:スーパーチャージャーが設置されていないエリアでのメイン充電
- 観光地での休憩タイム充電:道の駅やホテル滞在中に充電しながら食事や観光
- マンション居住者の外部充電手段:日常的に近所のCHAdeMO設置施設を活用
CHAdeMOは特に地方エリアや観光地での「充電計画」において必須の存在です。テスラの充電インフラを補完する手段として、アダプターはぜひ持っておきたいアイテムといえるでしょう。 全国の道の駅や商業施設、駐車場などに幅広く設置されている急速充電器です。変換アダプターが必要ですが、CHAdeMOはスーパーチャージャーに比べて圧倒的に設置数が多く、地方や旅先で重宝します。
主な使い方とポイント:
- 変換アダプターを使用してテスラに接続
- 出力は20kW~50kW程度が一般的
- 車体が冷えていたり、充電器のスペックによって速度が左右される
おすすめの使用シーン:
- スーパーチャージャーが近くにない地域での非常時
- 旅先で30分ほどの小休憩とあわせて利用
ウォールコネクター:自宅充電の最適解
テスラ純正の普通充電器であるウォールコネクターは、自宅や一部の公共駐車場に設置可能な高性能充電機器です。200Vの一般的な普通充電器よりもはるかに高出力で、スタンダードレンジプラスなら32A、ロングレンジでは最大48Aというハイパワーで充電が可能です。

ウォールコネクターの性能と仕様
- 最大出力:最大11.5kW(48A)対応
- 対応車種:テスラ全車種(モデル3・Y・S・X)
- 設置環境:屋外・屋内ともに設置可能、防水・耐熱対応
導入メリット
- 200V通常充電の2〜3倍のスピードで満充電が可能
- 夜間の安い電気料金時間帯に自動で充電予約が可能
- バッテリーへの負荷が小さく、寿命への影響も少ない
設置にかかる費用と工事内容
- 本体価格:約75,000〜100,000円前後(購入時期や地域により変動)
- 設置費用:配線距離や設置場所により異なるが、工事費込みで10〜15万円前後が相場
- 施工業者:テスラ認定の電気工事会社による設置が基本
公共施設でのウォールコネクター利用
- 銀座・渋谷・名古屋の高級商業施設駐車場などに設置が増加中
- ホテルやレストランでのサービス提供事例も増加傾向
- 一般のEV充電とは異なり、テスラ専用のため混雑しにくい
設置が向いている人
- 一戸建てに住んでいて駐車場にコンセント設置が可能な人
- 日常的に通勤や買い物などで使うため、安定した充電環境を求める人
- 夜間の電力プラン(深夜割)を活用したい人
ウォールコネクターは、利便性と充電効率の面で非常に優れており、自宅でテスラを充電したいと考える人にとっては間違いなく最適な選択肢の一つです。
200V普通充電器:全国の駐車場や商業施設に設置
200Vの普通充電器は、日本全国で広く普及しており、最も身近なEV充電手段のひとつです。ポール型とコンセント型の2種類があり、テスラではJ1772変換アダプターを使用することでほとんどの200V設備に対応可能です。
設置形式の違い
- ポール型:EVプラグ付きのスタンドタイプで操作が簡単。
- コンセント型:200V電源のみ設置されており、ケーブルの持参が必要。
充電性能と時間の目安
- 出力:平均3.0〜3.7kW
- 充電時間:1時間で20〜25km、3時間で約70km分の充電が可能
- 適している利用時間:買い物中、仕事中、食事中などの滞在時間に合わせて活用
主要な設置場所
- イオンモールや大型スーパー:駐車場併設で利便性高い
- 道の駅:観光や長距離移動の途中で使える
- ビジネスホテルや旅館:宿泊者向けに夜間充電可能な施設が増加中
- 自治体や公共施設:無料または低価格で利用できるケースも
利用に必要な準備とコスト
- 必要機材:J1772型アダプター(テスラ公式で購入可能、1〜2万円程度)
- 支払い形式:無料、時間課金(例:30分200円)、従量課金など施設ごとに異なる
メリットと留意点
- メリット:設置場所が多く、EV初心者にも使いやすい/都市部でも探しやすい
- 留意点:満充電には時間がかかる/ピーク時は満車になりやすい
200V普通充電器は、日常的な「ついで充電」に非常に適しており、特にマンション居住者や旅行時の補助的な充電手段として重宝します。自身の生活圏や目的地に設置されているスポットを事前に確認しておくと安心です。
100V非常用充電:緊急時のバックアップ
100Vコンセントによる充電は、通常の運用ではあまり使われませんが、非常時や設備のない場所での“最終手段”として有効な手段です。旅館や民宿、自宅に200Vが設置できない家庭、あるいは緊急災害時のバックアップ手段として、モバイルコネクターを活用することでテスラを充電することが可能です。
使用シーンと実例
- 旅先での応急処置:旅館や友人宅で100Vの家庭用コンセントを一時的に借りて充電
- 災害・停電時のバックアップ:商業施設が閉鎖されている際、自宅や近隣の電源を活用
- アパート・マンションで200Vが引けない環境:100Vでも夜間に少しずつ充電することで翌朝の近距離走行分を確保
必要な機材と接続方法
- モバイルコネクター:テスラ純正。100V/200V兼用タイプも存在
- 変換プラグ:100V用コンセントに接続するための変換アダプターが必要
- 延長コード使用時の注意:長さや耐電流に制限があるため、安全性を確保する必要あり
充電速度と目安
- 100V(1.5kW前後)の出力で、1時間あたりの充電距離は約4〜5km
- 一晩(8時間)充電してもおよそ40km程度の走行分
- 日常の走行には不十分だが、緊急脱出やコンビニ移動などには十分
メリットと注意点
- メリット:全国どこでも使用できる可能性/緊急時の精神的安心感
- 注意点:過度の期待は禁物。常用には不向き/充電中の安全確保に注意
100V非常用充電は、あくまで“保険”の位置づけとして活用すべき手段ですが、災害大国である日本においては必携とも言える存在です。モバイルコネクターは標準付属していないこともあるため、購入時のオプション選択や後付け購入を強くおすすめします。
テスラおすすめの充電アクセサリーと選び方
テスラ車購入時にもらえる無料特典とは?
モデル3やモデルYの購入者には、テスラ純正の充電関連アクセサリーの中から1つを無料でもらえる特典が付与されます。これはテスラ独自の充電環境をより快適に整えるための特典であり、ライフスタイルや居住環境に応じて最適な1つを選ぶことが非常に重要です。
特典の仕組みと選び方の基本
- 購入時に公式オンラインストアでの選択または納車前のディスカッションで選定
- 一度選択したアイテムは交換不可のため、用途をよく考える必要あり
選べる4つのアイテムの詳細
- ウォールコネクター:自宅に設置して毎晩フル充電。最大出力11.5kWで最も高価なアイテム
- CHAdeMOアダプター:全国の急速充電器(CHAdeMO方式)に接続可能。旅先でも活躍
- 普通充電用変換アダプター(J1772):全国の普通充電器で使える変換プラグ。都市部ユーザー向き
- モバイルコネクター:100V/200V兼用の持ち運び用充電器。出先での非常用にも
価格帯とコスト比較(参考)
- ウォールコネクター:約75,000〜100,000円
- CHAdeMOアダプター:約50,000円前後
- J1772アダプター:約15,000円前後
- モバイルコネクター:約30,000〜40,000円
利用スタイル別おすすめの選び方
- 自宅に駐車スペースと200V工事が可能な方:ウォールコネクター一択
- マンション住まいで外部充電が主な方:CHAdeMOアダプターが便利
- 都市部で公共の普通充電器をよく使う方:J1772変換アダプター
- 旅行や出張が多い/万が一に備えたい方:モバイルコネクター
この無料特典は、テスラ生活のスタートにおける「基盤づくり」に関わる重要な選択です。選択肢の特徴と将来的な運用を踏まえたうえで、自分の生活スタイルに最も適したアクセサリーを選びましょう。
選べる4つのアイテム:
- ウォールコネクター
- CHAdeMOアダプター
- 普通充電用変換アダプター(J1772)
- モバイルコネクター
おすすめの選び方:
- 一戸建てで自宅充電をメインにするなら「ウォールコネクター」
- マンション暮らしや外部充電を多用するなら「CHAdeMOアダプター」
有料でも買っておくべきもの
充電シーンは予想外の場面も多く、外出先や旅先で「充電できない!」という状況を避けるために、以下の2つのアクセサリーは全テスラユーザーにとって非常に重要です。無料特典で選ばなかった場合でも、購入を強くおすすめします。
CHAdeMOアダプターの重要性
- 利用可能場所が圧倒的に多い:道の駅・商業施設・観光地などに設置されたCHAdeMOは全国に1万基以上
- 旅先・地方・災害時に強い:スーパーチャージャーがない地域での唯一の急速充電手段
- 急速充電対応:30分の滞在で実用的な走行距離を確保できる
- 価格帯:4万〜5万円程度。特典で入手しなかった場合でも再販価値が高く、資産性も◎
普通充電用変換アダプター(J1772)の有用性
- 公共施設の充電器に幅広く対応:ショッピングモールやホテルなど、テスラ以外の普通充電器で活用可能
- 都市部ユーザーの“ついで充電”に最適:買い物や通勤中に効率的に充電
- 軽量・コンパクトで携帯性に優れる:車内に常備しやすい
- 価格帯:1〜1.5万円程度と手頃でコストパフォーマンス良好
2点セットの携帯をおすすめする理由
- 相互補完性が高い:CHAdeMO=急速、J1772=普通充電と使い分け可能
- あらゆる充電環境に対応:都心・郊外・旅先すべてをカバー
- 予備としても有用:1本予備があることでトラブル時の安心感が違う
これらのアダプターは、テスラ所有者にとって単なる「追加装備」ではなく、安心・安全なEVライフを実現するための“保険”といえます。納車後すぐに揃えておくことで、充電に関するストレスを大幅に軽減できます。
テスラおすすめの充電スポットまとめ
都内で使いやすいスーパーチャージャー
- しののめスーパーチャージャー(アーバンタイプ、最大74kW)
- 有明ガーデン駐車場(V3タイプもあり)
- 六本木ヒルズ スーパーチャージャー(深夜も利用可)
長距離ドライブで役立つポイント
- 浜松スーパーチャージャー:東京〜大阪間の中継地点として定番
- 名古屋駅周辺:商業施設と併設されており休憩に便利
地方で重宝するCHAdeMOスポット
- イオンモール全般:大半に急速・普通充電器あり
- 道の駅(例:道の駅富士川楽座):駐車無料・観光も可能
宿泊地・レジャー施設で使えるスポット
- ホテルオークラ系列:ウォールコネクター設置あり
- 箱根・伊豆などの温泉宿:要事前確認だが普通充電可能な施設多数
まとめ
テスラ車を快適に使うためには、充電インフラの理解が不可欠です。スーパーチャージャー、CHAdeMO、ウォールコネクター、200V・100Vの普通充電と、目的や環境によって使い分けることで、日常も旅行もスムーズになります。
おすすめは、自宅充電が可能な方は「ウォールコネクター」の設置。一方、外部充電が多い方は「CHAdeMOアダプター」と「普通充電器アダプター」の2点セットが安心です。さらに、普段使いのスポットや旅先での緊急時に備え、主要な充電器の場所を把握しておくことがテスラ生活をより豊かにします。
EV時代の今、テスラとともに、より自由でストレスのないカーライフを実現していきましょう。