マセラティという名前を聞くと、イタリアンスポーツの象徴的存在として、高級車のイメージを抱く方も多いでしょう。
引用 : マセラティ公式HP (https://www.maserati.com/jp/ja/models/levante)
しかし実際には、「見た目はすごいけど中身はどうなの?」「レクサスやベンツに比べると格下?」といった疑問も少なくありません。
本レビューでは、マセラティが本当に“高級車”と呼べるのか、世界中での評価を含めて徹底分析します。
記事のポイント
- 世界各国でのマセラティの立ち位置とイメージを解説
- 高級車としての条件とマセラティの実情を比較
- ライバルブランドとの高級感比較
- マセラティを所有する有名人・経営者の傾向

新しい車に乗り換える際、今乗っている愛車をどれだけ高く売却できるかは、次の車の選択肢にも大きく影響します。
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マセラティは高級車なのか?
結論
結論から言うと、マセラティは明確に“高級車”に分類されます。
引用 : マセラティ公式HP (https://www.maserati.com/jp/ja/models/levante)
ただし、その高級感の表現や質の方向性が、メルセデス・ベンツやBMW、レクサスと大きく異なるため、評価が分かれるのも事実です。
高級車の前提
高級車の定義には以下のようなポイントが含まれます。
- 希少性やブランドヒストリーの重厚さ
- 高額な価格設定(新車価格800万円以上が一つの基準)
- インテリア・エクステリアの質感
- 走行性能や音、フィーリングへのこだわり
マセラティはこれらの多くを満たしています。
マセラティのブランド哲学
創業の歴史と背景
マセラティは1914年、イタリア・ボローニャにて設立されました。
引用 : マセラティ公式HP (https://www.maserati.com/jp/ja/models/levante)
創業当初はレースカーの製造からスタートし、その後も長年にわたりモータースポーツとの深い関係を築いてきました。レースで培った技術を市販車にもフィードバックするという思想が、今なお車づくりの根幹にあります。
フェラーリとの関係とエンジン哲学
かつてフェラーリと同じフィアット傘下にあったマセラティは、一部モデルでフェラーリ製エンジンを搭載していた時期があります。これにより、“フェラーリの官能性を持つ4ドアセダン”という新しい高級車のカテゴリを確立しました。特にギブリやクアトロポルテにおけるエンジンサウンドは、多くの自動車ファンを魅了しています。
グランツーリスモ思想の具現化
マセラティの設計哲学の中心には“グランツーリスモ”の思想があります。これは、単に速く走る車ではなく、「長距離を快適かつ優雅に走り抜ける」ことを目指したものです。この思想は、マセラティのクルマに一貫して流れるコンセプトであり、内外装の美しさ、乗り心地、音響設計すべてに反映されています。
イタリアンラグジュアリーの体現
マセラティは単なる高性能車ではなく、“芸術品”としてのクルマ作りに重きを置いています。外装デザインはピニンファリーナやジウジアーロといった名門デザインハウスの手によるものも多く、シンプルな直線美と官能的な曲線を両立。内装にはイタリア製の高級レザー、ウッド、アルカンターラなどが贅沢に使われ、視覚・触覚・聴覚に訴えるラグジュアリー空間を実現しています。
ブランド哲学の総括
マセラティは、“日常の中に非日常をもたらす存在”として、高級車市場に独自のポジションを築いています。
引用 : マセラティ公式HP (https://www.maserati.com/jp/ja/models/levante)
スペックだけでなく、感情や美意識に訴えるクルマを提供するという点で、マセラティは単なる移動手段以上の価値を持つブランドと言えるでしょう。
マセラティの車両価格帯
日本国内での価格帯一覧
日本国内で販売されている主要モデルの価格帯は以下の通りです。
モデル名 | 新車価格帯(税込) |
---|---|
ギブリ | 約1,300万円〜1,800万円 |
レヴァンテ | 約1,400万円〜2,000万円 |
グレカーレ | 約1,100万円〜1,700万円 |
クアトロポルテ | 約1,800万円〜2,500万円 |
この価格帯は、メルセデス・ベンツのSクラスやBMW 7シリーズといったフラッグシップモデルに匹敵する水準であり、マセラティがラグジュアリーセグメントに属することを裏付けています。
欧米との価格比較と戦略
海外では、米国やイタリアなどの本国市場ではやや安価に提供される傾向があり、特にアメリカでは競合との価格競争力を高めるために値ごろ感が意識されています。日本市場では輸入車税やオプション装備、ディーラー網の規模などが影響し、価格帯がやや上振れする傾向があります。
ライバルモデルとの比較
価格的には、以下のようなライバルモデルと競合しています。
メーカー | モデル | 価格帯(税込) |
レクサス | LS500h | 約1,300万円〜1,900万円 |
BMW | 7シリーズ | 約1,300万円〜2,200万円 |
メルセデス・ベンツ | Sクラス | 約1,500万円〜2,300万円 |
ポルシェ | パナメーラ | 約1,400万円〜2,600万円 |
このように、マセラティは価格面で他の名門高級車ブランドと並び立つ位置にあり、決して“庶民的”とは呼べない領域に存在しています。
モデルごとの価格帯の意義
- グレカーレ:エントリーモデルながら高級感を損なわず、若年層の富裕層にも受け入れられている
- ギブリ:4ドアセダンとしての実用性と芸術性を融合
- レヴァンテ:SUVブームに応じた豪華SUVとして人気が高い
- クアトロポルテ:フラッグシップモデルとしての品格と風格を備える
総括
価格だけを見ても、マセラティが間違いなく高級車のカテゴリーに属することは明白です。その中でも「高級感の表現方法」に独自の美学を持ち、価格に見合う“エモーショナルな価値”を提供しているのがマセラティの真骨頂と言えるでしょう。
マセラティの内装・素材
採用される素材の特徴
マセラティのインテリアには、イタリア産の高級レザーやアルカンターラ、カーボンファイバー、希少なウッドトリムが惜しみなく使われています。例えば、ポルトローナ・フラウ社製の本革は滑らかで手触りが良く、長時間のドライブでも上質な触感を提供します。これらの素材は単なる装飾ではなく、五感に訴える設計として機能します。
内装デザインの美学
イタリア車らしく、マセラティの内装デザインは機能性よりも美しさを重視しています。曲線を多用したインストルメントパネル、メーターの書体、ステアリングの握り心地に至るまで、芸術的な統一感があります。実用的な収納は少なめですが、そのぶん“見てうっとり、触れて満足”な空間美が演出されています。
カスタマイズオプションの豊富さ
マセラティは、インテリアのカスタマイズにも非常に柔軟です。カラーコーディネートの自由度が高く、レザーやステッチの色、トリム素材などをオーダーメイド感覚で選択できます。これにより、オーナーの好みに合わせた“唯一無二の室内空間”が実現可能となります。
機能性に対する意見の分かれ方
ユーザーによっては、「ドリンクホルダーが少ない」「ナビの操作性が良くない」「スマートフォンとの連携が他ブランドより劣る」といった実用面での指摘もあります。ただし、マセラティはあくまで“感性で乗るクルマ”というポジションであり、こうした不便さも魅力と捉える愛好家も少なくありません。
内装から感じるラグジュアリーの真髄
エンジンをかけた瞬間に聞こえるエキゾーストノート、手に触れるレザーの柔らかさ、独特の芳香剤を使った香り演出など、マセラティの内装は単なる装備の集合体ではなく、“体験としての高級感”を体現しています。これは数字やスペックには表れない、マセラティ特有の魅力と言えるでしょう。
オーナーの声から見る満足度
感性に訴えるエンジンと走行感覚
- 「官能的なエンジン音が最高。毎回乗るたびに気分が上がる」
- 「加速時の演出がまるで映画のワンシーンのようで、運転が楽しくなる」 マセラティ特有のエンジンサウンドは、多くのオーナーが“中毒性がある”と語るほどで、感情に強く訴えるポイントです。
インテリアの芸術性と高揚感
- 「内装の造形がとにかく美しい。乗るたびに新しい発見がある」
- 「デザイン重視なのに、意外と疲れにくい」 見た目だけでなく、触れる質感や香りといった要素が五感に訴えると高評価されています。
実用性とメンテナンスに対する本音
- 「ドリンクホルダーが小さいのは残念。でもこの不便さも含めて好き」
- 「ディーラーが少ない地域だと、サービスに不安はある」 実用面ではやや課題があるものの、感性面での満足感がそれを上回っているという声が多数あります。
所有満足感とステータス性
- 「駐車場で必ず二度見される存在感」
- 「ベンツやBMWでは感じなかった“自分らしさ”を表現できる」 マセラティの持つ希少性やデザインの個性が、オーナーのアイデンティティとリンクし、“所有すること自体が価値”と語られます。
総括:刺さる人には究極の満足
マセラティは万人受けを狙ったクルマではありません。そのため、実用性やコストを重視する人には合わないかもしれません。しかし、音・美・感性を大切にする人にとっては、これ以上ない“心を満たす一台”として圧倒的な支持を得ています。
マセラティは高級車?庶民の車?世界各国での評価と立ち位置
マセラティの日本での評価

認知度とブランドイメージ
日本では「知る人ぞ知る高級車」としての位置づけが強く、輸入車好きや車にこだわりのある層から高い支持を得ています。大衆的な知名度ではレクサスやベンツに劣るものの、その分「通好み」「個性派」というブランドイメージが強調される傾向にあります。
世間のイメージと先入観
日本国内では「壊れやすい」「修理費が高額」「ディーラー網が狭い」といった懸念を持つ人も少なくありません。特に年配層には、マセラティ=メンテナンスが難しいという印象が定着している面もあります。
車好きからの評価
一方で、クルマに対する感性や価値観を重視する層からは「エンジン音が官能的」「内装の質感が唯一無二」「国産車にはない色気がある」などの高評価が見られます。また、マセラティのオーナー同士で“通じ合う連帯感”も存在しており、ニッチで濃密なコミュニティが形成されています。
若年層の意識変化
最近ではグレカーレやレヴァンテなどのSUVモデルが人気を集め、30代〜40代の若年富裕層からも注目されつつあります。特にSNSでの露出やライフスタイル系インフルエンサーによる発信が増え、若年層へのブランディングも進行中です。
総評
日本ではまだ“万人向けの高級車”とは言いがたいものの、車にこだわりを持ち「人とは違うものを持ちたい」という価値観を持つ人にとって、マセラティは極めて魅力的な選択肢となっています。今後は、アフターサービスの強化や認知拡大により、さらなる支持を得る可能性を秘めています。
マセラティのヨーロッパでの評価

本国イタリアでの特別な存在感
イタリアでは、マセラティはフェラーリやランボルギーニと並ぶ国産の誇りとして高いステータスを持ちます。デザイン、伝統、レースヒストリーなどが深く評価され、特に年配の富裕層や自動車愛好家に強く支持されています。
ヨーロッパ全体でのブランドポジション
フランス、ドイツ、スペインなどでも「個性派高級車」としての認識が浸透しています。ベンツやBMWのような“機能的ラグジュアリー”とは異なる、感性重視のブランドとして特異なポジションを築いています。街中で見かける頻度は少ないものの、その希少性がブランド価値を高めているとも言えます。
マセラティのアメリカでの評価

セレブ層に愛されるブランド
アメリカでは、特にロサンゼルスやニューヨークといった都市部で、マセラティはセレブリティやインフルエンサーの愛車として定着しています。ギブリやレヴァンテがラグジュアリーSUVとして選ばれ、街乗りよりも“ステータスの演出”として利用される傾向があります。
批判的な視点も存在
一方で、アメリカは実用性と信頼性を重視する文化が強く、消費者レビューでは「整備費用が高い」「リセールバリューが低い」といった指摘もあります。特に耐久性の評価は日本車と比較されやすく、実用派の層からの受け入れは限定的です。
マセラティの中国での評価

富裕層の若者から支持を集める
中国では、特に30〜40代の成功した若年富裕層にマセラティが支持されています。ブランドの持つ“イタリアの色気”が、メルセデスやBMWとの差別化要素として機能しており、特にグレカーレやレヴァンテといったSUVが好まれる傾向にあります。
ステータスの象徴としての価値
マセラティは“輸入高級車=成功の証”という中国社会における価値観と非常に相性が良く、政府関係者や起業家、芸能人にも好まれています。また、街中での注目度も非常に高く、個性をアピールしたい層には非常に魅力的なブランドです。
マセラティの中東諸国での評価

砂漠でも走れるステータスSUV
中東では、石油資本による富裕層が多く存在し、自動車への投資意欲も非常に高いエリアです。マセラティは特にレヴァンテのような高級SUVが好まれ、砂漠や高速道路など広大な環境においてもその性能を発揮しています。
高級車文化とマセラティの位置づけ
マセラティはベンツやロールスロイスに比べると“控えめなラグジュアリー”として受け入れられており、自分らしい美学や趣向を表現したい富裕層に選ばれています。ドバイやアブダビでは、若手企業家やセレブリティの所有率が高いのも特徴です。
マセラティの世界各国での評価まとめ
各国の評価をまとめると以下のようになります。
地域 | 評価の傾向 |
日本 | 通好み・玄人志向・維持費がネック |
ヨーロッパ | 伝統・芸術性重視の個性派高級車 |
アメリカ | セレブ向け・デザイン重視・信頼性に疑問視もあり |
中国 | 成功者の証・若年層にも人気 |
中東 | ステータスと走行性能を両立 |
マセラティと他社同等グレードとの高級感比較
デザイン性の比較:マセラティ vs レクサス
外観デザインの哲学の違い
マセラティのデザインは、情熱的で官能的な造形が特徴です。流れるようなボディラインと彫刻のようなフロントマスクは、イタリア車特有のエモーショナルな美しさを備えています。一方でレクサスは、機能性と静けさを基調にした“L-finesse”という哲学に基づき、シャープで洗練された印象を強く打ち出しています。
インテリアにおける表現力の違い
マセラティは、内装にも芸術性を徹底的に追求しており、ドライバーが乗るたびに新鮮な感動を覚えるような造形美を持っています。カラーバリエーションや素材選びも豊富で、オーナーの感性を反映しやすい仕様です。 一方レクサスは、調和と緻密な設計に重点を置き、インストルメントパネルのレイアウトや照明のトーンなど、細部にわたって静的な高級感を演出しています。
デザインの受け取られ方と印象
マセラティのデザインは「目立つ」「エモーショナル」「芸術性が高い」といった声が多く、街中でも強い存在感を放ちます。一方、レクサスのデザインは「落ち着きがある」「信頼感がある」「上質さを感じる」といった評価が多く、主張しすぎずにスマートさを演出する傾向があります。
総括:デザイン重視か、機能重視か
デザイン面では、マセラティは“感性と情熱”を軸にしたラグジュアリー、レクサスは“理性と洗練”を軸にしたラグジュアリーと言えます。どちらが優れているかは一概に言えませんが、自分の価値観やライフスタイルに合った美学を重視することが、選択の鍵になります。
走行性能の比較:マセラティ vs BMW
BMWは「駆けぬける歓び」というフレーズの通り、ハンドリング性能やスポーツ性に優れています。マセラティはエンジン音や加速のドラマティックさに重点を置いており、スポーツカー的な演出が光る反面、足回りの緻密さではBMWに一歩譲る印象です。
快適性と静粛性:マセラティ vs メルセデス・ベンツ
メルセデス・ベンツは圧倒的な静粛性と乗り心地の滑らかさを誇ります。マセラティはあえてエンジン音を室内に響かせる設計がされており、これは好みが分かれるポイント。移動を贅沢に楽しむならベンツ、走りと音を体感したいならマセラティです。
ブランドステータスの比較:マセラティ vs ポルシェ
ポルシェは“成功者の証”としてのブランド価値が確立されており、知名度・評価ともに安定しています。マセラティは知る人ぞ知る“通好みの選択肢”として、より個性を重視する層に響きます。
維持費・アフターサービス:マセラティ vs ライバル各社
マセラティは正規ディーラー網が限られており、修理やメンテナンスの対応地域にばらつきがあります。レクサスやベンツは整備体制が全国に整備されており、日常的な使い勝手では一歩リードしています。
マセラティを所有する国内外の有名人・芸能人・会社経営者まとめ
海外セレブリティ
- レブロン・ジェームズ(NBA選手):クアトロポルテのオーナー
- ブリトニー・スピアーズ(歌手):ギブリを所有
- ジャスティン・ビーバー(歌手):グランツーリスモをカスタムして使用
国内芸能人
- 木村拓哉(俳優):マセラティ・レヴァンテを複数回メディアで紹介
- GACKT(アーティスト):自身のSNSでギブリを披露
国内外の企業経営者
- イーロン・マスク:かつてマセラティを所有していたことがあるとされる
- 日本のIT企業経営者など:グレカーレやレヴァンテが選ばれやすい
女性オーナーの傾向
マセラティは男性ユーザーが多い印象があるものの、スタイリッシュなSUV「グレカーレ」は女性経営者や富裕層にも人気です。特に中東や中国の若年女性富裕層に所有例が増えています。
職業別傾向
- 芸術家、建築家、デザイナーなど:デザイン性重視でマセラティを選ぶ傾向
- 起業家や経営者:ベンツやBMWとの差別化のために所有するケース
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まとめ
マセラティは「自分だけの高級車」を求める層に選ばれるブランドです。万人受けする実用性ではなく、芸術性・官能性・個性を重視する姿勢が、ハマる人にはたまらない魅力となっています。世界の富裕層や著名人が愛する理由は、その唯一無二の存在感にあるのです。