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ランボルギーニ

カウンタックLP400を所有している著名人・有名人まとめ

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいるあなたは、伝説のスーパーカー「ランボルギーニ カウンタック LP400」をどのような著名人が所有してきたのか、気になっていることでしょう。

何を隠そう、私自身も長年LP400を所有しており、その唯一無二の魅力に取り憑かれた一人です。 だからこそ、その歴史に名を刻んだオーナーたちへの興味が尽きないあなたの気持ちが、手に取るようにわかります。

引用 : ランボルギーニHP

この記事を読み終える頃には、カウンタックLP400と著名なオーナーたちにまつわる物語への理解が深まり、あなたの知的好奇心は満たされているはずです。

記事のポイント

  • 国内外の著名なカウンタックLP400オーナー
  • 過去から現在までの所有者とその愛車のエピソード
  • なぜカウンタックLP400は成功者を魅了するのか
  • 伝説のスーパーカーの歴史と現在の価値
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カウンタックLP400を所有する/した著名人・有名人【国内編】

スーパーカーブームの象徴であり、今なお多くの自動車ファンの心を掴んで離さないカウンタックLP400。 そのオーナーリストには、日本の各界で成功を収めた著名人たちが名を連ねています。 彼らがどのような経緯でこの特別な一台を手にし、どのようなカーライフを送ってきたのか、その一部を紐解いていきましょう。

引用 : Lexury Motors Journal イマージ

自動車ジャーナリスト 西川 淳 氏

モータージャーナリストとして数々のメディアで活躍する西川 淳氏は、カウンタックLP400のオーナーとして非常に有名です。 氏は幼少期にスーパーカーブームの洗礼を受け、特にLP400に対して強い憧れを抱き続けてきました。 その夢を実現させたのは、ジャーナリストとして成功を収めた後のことです。

運命的な出会いと再生の物語

西川氏のLP400は、単なるコレクションカーではありません。 氏は、不動状態だった個体を入手し、数年という長い歳月と情熱を注ぎ込み、フルレストアを敢行しました。 その過程は、自動車専門誌や自身のSNSなどで詳細に語られており、多くのカウンタックファンに感動と勇気を与えています。 レストアを通じて、車両の隅々まで知り尽くした氏の言葉には、単なる憧れだけではない、深い愛情と尊敬の念が込められています。 彼のLP400は、美しいライトブルーのボディカラーが特徴で、イベントなどでその姿を見ることができます。 まさに、夢を追い続けたスーパーカー少年が、その夢を最高の形で叶えた象徴的な一台と言えるでしょう。

実業家・レーシングチームオーナー 岡戸 栄一 氏

日本のチューニングカーやスーパーカーの世界でその名を知らない者はいないであろう、「MID NIGHT RACING TEAM」のメンバーであり、フェラーリやランボルギーニのチューニングショップ「Automobili Veloce」の代表でもある岡戸 栄一氏。 彼は、数々のスーパーカーを所有してきた中でも、特にランボルギーニへの造詣が深いことで知られています。

特別な”ウォルター・ウルフ・カウンタック”との関係

岡戸氏が所有していたとされる車両の中に、非常に特別な一台が存在します。 それは、F1チームのオーナーとしても知られるウォルター・ウルフ氏のオーダーによって製作されたスペシャルモデル、「ウォルター・ウルフ・カウンタック」の3号車です。 この車両は、LP400をベースに、後のLP400Sに繋がるオーバーフェンダーやリアウィング、そして5リッターのスペシャルエンジンを搭載した、まさに究極のカウンタックでした。 この伝説的な車両が日本に渡り、一時期、岡戸氏の手にあったことは、日本のスーパーカー史における重要な出来事として語り継がれています。 彼の存在は、カウンタックという車が持つ究極のパフォーマンスとカスタマイズの可能性を体現していると言えるでしょう。

俳優 唐沢 寿明 氏

日本を代表する俳優の一人であり、無類のクラシックカー愛好家としても知られる唐沢 寿明氏。 彼が過去に所有していた車の中には、多くの名車が含まれていますが、カウンタックもその一台であったという情報があります。 彼のコレクションは、トヨタ 2000GTやポルシェ 356スピードスターなど、その審美眼の高さで知られていますが、スーパーカーの象徴であるカウンタックに惹かれた時期があったとしても不思議ではありません。

多彩なコレクションの中の一台

唐沢氏のカーライフは、特定のジャンルに固執することなく、自身が本当に美しいと感じる車、物語のある車を愛するスタイルが特徴です。 カウンタックを所有していたというエピソードは、彼の自動車への情熱の幅広さを示すものと言えます。 シザードアを開け、低いシートに身を沈める彼の姿を想像するだけで、その絵になる光景が目に浮かぶようです。 彼のライフスタイルそのものが、多くの人々にとっての憧れであり、カウンタックという選択もまた、彼のセンスの良さを物語っています。

漫画家 池沢 さとし(旧ペンネーム:池沢 悟師)氏

1970年代の日本にスーパーカーブームを巻き起こした伝説の漫画『サーキットの狼』。 その作者である池沢 さとし氏自身も、作中に登場するスーパーカーを実際に所有していたことで知られています。 彼の愛車遍歴には、ロータス・ヨーロッパやフェラーリ 512BBなど、漫画の主人公さながらの華やかな名前が並びますが、もちろんランボルギーニ・カウンタックもそのリストに含まれています。

漫画の世界を現実に

池沢氏にとって、カウンタックは単なる移動手段やステータスシンボルではありませんでした。 それは、自身の作品世界を構成する重要な要素であり、創作活動のインスピレーションの源でもあったはずです。 彼が実際にカウンタックのステアリングを握り、そのパワーと官能的なエンジンサウンドを体感したからこそ、『サーキットの狼』の描写はあれほどまでにリアルで、当時の少年たちを熱狂させることができたのでしょう。 池沢氏の存在なくして、日本のスーパーカー文化は語れません。 彼とカウンタックの関係は、クリエイターとミューズ(女神)の関係に似ていると言えるかもしれません。

プロ野球選手(元) 新庄 剛志 氏

元プロ野球選手であり、現在は北海道日本ハムファイターズの監督を務める新庄 剛志氏。 彼の現役時代の破天荒なパフォーマンスとスター性は、常に世間の注目を集めてきました。 そんな彼が、ランボルギーニ・カウンタック(アニバーサリーモデル)のオーナーであったことは、彼のキャラクターを象徴するエピソードとして非常に有名です。

スターの象徴としてのカウンタック

新庄氏がカウンタックを選んだのは、まさに彼らしい選択と言えるでしょう。 グラウンド内外で見せる派手なパフォーマンス、常識にとらわれない言動。 そのすべてが、カウンタックの持つ非日常的で圧倒的な存在感と見事にシンクロします。 彼にとってカウンタックは、自らの成功と個性を表現するための最高のツールだったのかもしれません。 数億円の契約金を手にし、誰もが憧れるスーパーカーを乗りこなす。 その姿は、多くの野球少年に夢を与えただけでなく、「成功すればこんなにも素晴らしい体験ができる」ということを鮮烈に印象付けました。 車種はLP400ではありませんが、カウンタックという存在がスターの象徴であることを日本中に知らしめた功績は大きいと言えます。

カウンタックLP400を所有する/した著名人・有名人【海外編】

カウンタックLP400の魅力は、国境を越えて世界のセレブリティたちを虜にしてきました。 音楽界のロックスターから、F1の世界で名を馳せた人物、そしてランボルギーニの創業者自身まで、そのオーナーリストは実に華やかです。 彼らとカウンタックLP400との逸話は、この車が単なる工業製品ではなく、文化的なアイコンであることを物語っています。

引用 : Lexury Motors Journal イマージ

ミュージシャン ロッド・スチュワート 氏

イギリスを代表するロックシンガー、ロッド・スチュワート氏は、熱心なカーマニアとして知られ、そのコレクションの中でも特に有名なのがランボルギーニ・カウンタックLP400です。 彼が所有していたのは、非常に初期のモデルで、「ペリスコピオ(Periscopio)」と呼ばれる潜望鏡のようなバックミラーがルーフに備わった、希少価値の極めて高い一台でした。

ロックスターとカウンタックの蜜月

1977年に新車で納車されたこのLP400は、彼の成功の象徴であり、世界中をツアーで巡る彼のライフスタイルの一部でした。 当初は右ハンドル仕様でしたが、アメリカでの活動が増えるにつれて左ハンドルに改造されたというエピソードも残っています。 さらに驚くべきことに、後年にはタルガトップ仕様にカスタムされています。 これは、彼の「自分だけの特別な一台が欲しい」という強いこだわりを感じさせます。 オリジナルを尊重する現代の価値観とは異なりますが、当時はオーナーの個性を反映したカスタムが盛んに行われていました。 ロックスターの自由な精神が、カウンタックという素材を得て、唯一無二の存在を生み出したのです。 この車両は後年オークションに出品され、その輝かしいヒストリーとともに高値で落札されました。

F1チームオーナー ウォルター・ウルフ 氏

カナダの石油王であり、F1チーム「ウォルター・ウルフ・レーシング」のオーナーとして1970年代のモータースポーツ界を席巻したウォルター・ウルフ氏。 彼は、カウンタックの歴史を語る上で絶対に欠かすことのできない最重要人物の一人です。 彼は市販のLP400の性能に満足できず、ランボルギーニ社のチーフエンジニアであったジャンパオロ・ダラーラに、自身の理想とする究極のカウンタックの開発を依頼しました。

“ウルフ・カウンタック”という伝説の始まり

こうして誕生したのが、前述の「ウォルター・ウルフ・カウンタック」です。 1号車から3号車まで存在したとされるこれらのスペシャルモデルは、後の市販モデル「LP400S」や「LP500S」に多大な影響を与えました。 主な特徴は以下の通りです。

特徴 LP400 ウォルター・ウルフ・カウンタック
エンジン 4.0L V12 5.0L V12 (スペシャル)
タイヤ ミシュラン XWX ピレリ P7 (当時最新鋭の超扁平タイヤ)
外装 クリーンなボディライン 大型リアウィング、前後オーバーフェンダー
ホイール カンパニョーロ製 ブラボー・スタイルの5ホールデザイン

ウルフ氏の情熱と財力がなければ、カウンタックの進化は数年遅れていたかもしれません。 彼は単なるオーナーではなく、メーカーを動かし、歴史を創ったパトロンだったのです。 彼の名を冠したカウンタックは、今なお世界中のコレクターにとって究極の夢であり続けています。

ランボルギーニ創業者 フェルッチオ・ランボルギーニ 氏

意外に思われるかもしれませんが、ランボルギーニの創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニ氏自身が、自社で生産した車をプライベートで所有することは稀でした。 しかし、その数少ない例外の一つが、カウンタックです。 彼が所有していたのは、LP400Sでしたが、そのベースとなったLP400への思い入れは当然ながら非常に強いものがありました。

創業者自らが愛した一台

フェルッチオ氏は、トラクター事業で成功を収めた後、当時所有していたフェラーリのクラッチに不満を抱いたことがきっかけで、自ら完璧なGTカーを創ることを決意しました。 その情熱の結晶がランボルギーニであり、その頂点に立つモデルがカウンタックでした。 彼にとってカウンタックは、ライバルであるフェラーリを超えるという野望の象徴であり、自身の成功の証そのものだったのです。 彼が自らステアリングを握っていたカウンタックは、元々は赤色でしたが、「カウンタックには白が最も似合う」という彼の哲学に基づき、白にオールペンされたと言われています。 創業者が自社の製品を心から愛し、乗りこなしていたという事実は、そのブランドの信頼性と魅力を何倍にも高めるエピソードと言えるでしょう。

俳優・歌手 フランク・シナトラ 氏

20世紀を代表するエンターテイナー、フランク・シナトラ氏もまた、イタリアンスーパーカーを愛したセレブリティの一人です。 彼が特に愛したのがランボルギーニ・ミウラであったことは有名ですが、その後継モデルであるカウンタックも彼のガレージに収まっていたと言われています。

シナトラ・ファミリーとイタリアンデザイン

シナトラ氏の愛車は、彼のセンスを映し出す鏡のような存在でした。 彼が選んだのは、鮮やかなオレンジ色のミウラに、特注のオレンジ色のシャグカーペットという、まさに伊達男らしい仕様でした。 カウンタックを所有していた時期や仕様に関する詳細な記録は多くありませんが、彼がミウラで示したイタリア車への深い愛情を考えれば、その革新的な後継車であるカウンタックに興味を示さないはずがありません。 彼のライフスタイルは、常に最高級のものを求めるものでした。 ファッション、音楽、そして車。 そのすべてにおいて、彼は時代の最先端を走り続けました。 カウンタックは、そんな彼のステータスを完璧に満たす一台だったことでしょう。

コメディアン・司会者 ジェイ・レノ 氏

世界で最も有名なカーコレクターの一人として知られるアメリカのコメディアン、ジェイ・レノ氏。 彼の巨大なガレージには、古今東西のあらゆる名車が収められていますが、もちろんカウンタックもその重要な一台として大切に保管されています。 彼が所有するのは1986年式の5000QVですが、彼はカウンタックという車そのものについて、自身の番組「Jay Leno’s Garage」で何度も愛情たっぷりに語っています。

生粋のカーガイが語るカウンタックの魅力

ジェイ・レノ氏は、カウンタックを単なる投機の対象として見るコレクターとは一線を画します。 彼は実際に自分のコレクションを運転し、そのメカニズムや歴史を深く理解しようと努める真のカーガイです。 彼はカウンタックについて、「子供の頃に夢見たスーパーカーそのものだ」「現代の車にはない、アナログで荒々しい魅力がある」と語っています。 特に、その圧倒的なデザインとV12エンジンの咆哮を高く評価しています。 また、7万マイル(約11万キロ)以上も自身のカウンタックを走らせているという事実は、彼がこの車をいかに愛し、信頼しているかの証です。 世界的なコレクターが認めるその価値は、カウンタックが時代を超えたマスターピースであることを証明しています。

まとめ

今回は、伝説のスーパーカー「ランボルギーニ カウンタック LP400」を所有してきた、あるいは現在も所有している国内外の著名な方々をご紹介しました。

引用 : Lexury Motors Journal イマージ

自動車ジャーナリストから実業家、俳優、漫画家、ミュージシャン、そして創業者自身に至るまで、その顔ぶれは実に多彩です。 彼らに共通しているのは、それぞれの分野で大きな成功を収め、自らの夢を追い求め、そして掴み取ってきたという点です。

カウンタックLP400は、単に速い車、珍しい車というだけではありません。 その常識を覆すデザイン、妥協のないパフォーマンス、そして圧倒的な存在感は、成功者の野心や自己表現の欲求を完璧に満たす、まさに究極のシンボルなのです。 今回ご紹介したオーナーたちの物語は、カウンタックLP400が単なる鉄の塊ではなく、人々の夢や情熱、そしてその時代の文化を映し出す特別な存在であることを改めて教えてくれます。

この記事が、あなたのカウンタックLP400への憧れを、より深い理解へと変える一助となれば幸いです。

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