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メルセデス

ベンツGLAの燃費のリアル|街乗りと高速道路の実測値と改善のテクニック

モータージャーナリスト兼コラムニストの二階堂仁です。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、メルセデス・ベンツのコンパクトSUV「GLA」に興味がありつつも、「燃費が悪い」という噂を耳にして、実際のところどうなのか気になっているのではないでしょうか。私自身もGLA 200 d 4MATICを所有しており、購入前は同じように燃費性能を懸念していましたので、そのお気持ちはよくわかります。

引用 : メルセデスベンツHP (https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/gla/overview.html)

ご安心ください。この記事を読み終える頃には、ベンツGLAの燃費に関するあらゆる疑問が解決し、あなたがGLAを選ぶべきかどうかの明確な判断基準が身についているはずです。

記事のポイント

  • ベンツGLAのカタログ燃費と実燃費の詳細な比較
  • 街乗りと高速道路におけるリアルな燃費数値の公開
  • 今日から実践できる具体的な燃費改善テクニック7選
  • 燃費以外のGLAの魅力と後悔しないための賢い選び方
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Contents
  1. ベンツGLAの燃費は本当に悪い?カタログ燃費と実燃費のリアル
    1. まずは結論から:ベンツGLAの燃費は「走り方次第」で大きく変わる
    2. カタログ燃費(WLTCモード)をグレード別に徹底比較
    3. 【実燃費レビュー】街乗りでのリアルな燃費はどれくらい?
    4. 【実燃費レビュー】高速道路での驚きの燃費性能
    5. なぜ?ベンツGLAの燃費が「悪い」と言われる3つの理由
    6. 【徹底比較】ライバル車種との燃費の違い
    7. 燃料タンク容量と航続距離から見るGLAの実用性
  2. 今日からできる!ベンツGLAの燃費を改善する7つのテクニック
    1. テクニック①:「ふんわりアクセル」で急発進を避ける
    2. テクニック②:車間距離を保ち、不要な加減速を減らす
    3. テクニック③:高速道路では「クルーズコントロール」を賢く活用
    4. テクニック④:エンジンブレーキを積極的に使う
    5. テクニック⑤:「ダイナミックセレクト」で「ECOモード」を選択
    6. テクニック⑥:タイヤの空気圧を適正に保つ
    7. テクニック⑦:不要な荷物を降ろして車体を軽くする
  3. 燃費だけじゃない!ベンツGLAの魅力と賢い選び方
    1. コンパクトSUVとは思えない高級感と走行性能
    2. 使い勝手の良いラゲッジスペースと後部座席
    3. 先進の安全運転支援システム「インテリジェントドライブ」
    4. ガソリンとディーゼル、あなたに合うのはどっち?
    5. 中古車選びの注意点とおすすめの年式
  4. まとめ

ベンツGLAの燃費は本当に悪い?カタログ燃費と実燃費のリアル

「ベンツは燃費が悪い」というイメージは、一昔前の大排気量モデルが多かった時代のもので、現代のモデルには当てはまらないケースがほとんどです。特に、GLAのような比較的新しいモデルは、技術の進化により燃費性能が大幅に向上しています。

引用 : メルセデスベンツHP (https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/gla/overview.html)

しかし、ネットの口コミなどを見ると、いまだに「燃費が期待外れだった」という声が見受けられるのも事実です。では、なぜそのような評価が出てくるのでしょうか。ここでは、カタログ燃費とオーナーだからこそ語れる実燃費を比較しながら、その真相に迫っていきます。

まずは結論から:ベンツGLAの燃費は「走り方次第」で大きく変わる

いきなり結論から申し上げると、ベンツGLAの燃費は「走り方や利用シーンによって大きく変動する」というのが私の見解です。

特に、ストップ&ゴーが多く、エンジンに負荷がかかりやすい都市部の街乗りがメインの場合、カタログ燃費との乖離が大きくなる傾向にあります。一方で、一定の速度で巡航できる高速道路では、驚くほど良好な燃費を記録することも珍しくありません。

つまり、GLAの燃費性能を最大限に引き出せるかどうかは、ドライバーの乗り方と知識にかかっていると言っても過言ではないのです。このレビューの後半では、燃費を劇的に改善するテクニックも詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

カタログ燃費(WLTCモード)をグレード別に徹底比較

まずは、客観的な指標であるカタログ燃費を見ていきましょう。現行モデル(2代目・H247型)の燃費は、国際的な燃費測定基準である「WLTCモード」で示されています。WLTCモードは、「市街地」「郊外」「高速道路」の3つの走行モードを平均した、より実態に近い数値とされています。

グレード エンジン種類 駆動方式 WLTCモード燃費 市街地モード 郊外モード 高速道路モード
GLA 180 1.4L ガソリンターボ FF 14.2km/L 10.9km/L 14.6km/L 16.2km/L
GLA 200 d 4MATIC 2.0L ディーゼルターボ 4WD 16.5km/L 13.0km/L 16.4km/L 18.9km/L
AMG GLA 35 4MATIC 2.0L ガソリンターボ 4WD 11.6km/L 8.8km/L 11.9km/L 13.3km/L
AMG GLA 45 S 4MATIC+ 2.0L ガソリンターボ 4WD 10.4km/L 7.9km/L 10.8km/L 11.8km/L

※2024年8月時点の現行モデル

この表から、やはり経済性を最優先するならディーゼルモデルの「GLA 200 d 4MATIC」が最も優れていることがわかります。ガソリンモデルの「GLA 180」も健闘していますが、パワフルな走りを実現するAMGモデルは、その性能と引き換えに燃費性能は控えめな数値となっています。

【実燃費レビュー】街乗りでのリアルな燃費はどれくらい?

では、実際の走行シーンではどうでしょうか。私が所有する「GLA 200 d 4MATIC」で、東京都内の渋滞が多いエリアを走行した際の実燃費データをご紹介します。

街乗りでの実燃費

  • 走行条件: 平日の日中、エアコン使用、乗員1名
  • 走行モード: ダイナミックセレクト「Comfort」
  • 平均燃費: 約11.5km/L 〜 13.0km/L

カタログ燃費の市街地モード(13.0km/L)と比較すると、やや下回る結果となりました。これは、慢性的な渋滞や信号での停止・発進が繰り返されることで、アイドリングストップ機能が作動するとはいえ、どうしても燃費が悪化してしまうためです。

しかし、輸入車の4WD・SUVというカテゴリーで考えれば、この数値は決して悪いものではありません。むしろ、軽油の価格の安さを考慮すれば、燃料代は国産の同クラスのガソリンSUVよりも安く済むケースが多いでしょう。

【実燃費レビュー】高速道路での驚きの燃費性能

次に、高速道路を走行した際の実燃費データです。こちらは街乗りとは打って変わって、非常に満足のいく結果となりました。

高速道路での実燃費

  • 走行条件: 週末の長距離移動、エアコン使用、乗員2名+荷物
  • 走行モード: ダイナミックセレクト「ECO」およびクルーズコントロール活用
  • 平均燃費: 約18.0km/L 〜 21.0km/L

カタログ燃費の高速道路モード(18.9km/L)を上回ることもあるほど、優れた数値を記録しました。特に、8速デュアルクラッチトランスミッション(8G-DCT)が効率的に働き、低いエンジン回転数でスムーズに巡航できるのが大きな要因です。

この結果から、GLAは週末のドライブや旅行など、長距離移動が多い方にとっては、燃費の面でも非常に頼りになるパートナーだと言えます。

なぜ?ベンツGLAの燃費が「悪い」と言われる3つの理由

実燃費データを見ると、GLAは決して燃費が極端に悪い車ではないことがお分かりいただけたかと思います。では、なぜ一部で「燃費が悪い」という評価が生まれてしまうのでしょうか。考えられる理由は以下の3つです。

理由1:街乗り中心の乗り方による影響

先述の通り、GLAは街乗り、特に渋滞の多い環境では燃費が伸び悩む傾向があります。燃費レビューサイトなどでは、こうした都市部在住のオーナーの声が目立ちやすいため、「GLA=燃費が悪い」というイメージが先行してしまう可能性があります。

理由2:車両重量と4WDシステム

GLAはコンパクトSUVとはいえ、車両重量は1,500kgを超えます(GLA 200 d 4MATICは1,710kg)。また、4WDモデルは駆動系の部品が増えるため、FFモデルよりも重量が増し、燃費には不利に働きます。メルセデス・ベンツならではの堅牢なボディや安全装備が、結果として重量増につながっている側面もあります。

理由3:AMGモデルのイメージ

メルセデス・ベンツのハイパフォーマンスブランドである「AMG」モデルは、圧倒的な走行性能を誇る一方で、燃費性能は二の次とされています。GLAにも「35」と「45 S」という2つのAMGモデルが存在し、これらのモデルの燃費イメージが、GLA全体のイメージとして語られてしまっている可能性も否定できません。

【徹底比較】ライバル車種との燃費の違い

GLAを検討する上で、競合となるライバル車種の燃費も気になるところでしょう。ここでは、代表的なライバルである「BMW X1」と「アウディ Q3」の燃費を比較してみます。

車種 グレード(ディーゼル/4WD) WLTCモード燃費
メルセデス・ベンツ GLA GLA 200 d 4MATIC 16.5km/L
BMW X1 xDrive20d xLine 17.0km/L
アウディ Q3 35 TDI quattro advanced 15.4km/L

※各モデルの現行ディーゼル・4WDモデルで比較

こうして見ると、3車種の燃費性能に大きな差はなく、ほぼ横並びであることがわかります。GLAの燃費は、このクラスの輸入SUVとしては標準的なレベルであり、特別劣っているわけではないことが客観的なデータからも証明されています。

燃料タンク容量と航続距離から見るGLAの実用性

燃費性能と合わせて確認しておきたいのが、燃料タンク容量と、それによって決まる航続距離です。給油の頻度は、日常の使い勝手に大きく影響します。

グレード 燃料タンク容量 WLTCモード燃費から算出 実燃費(高速)から算出
GLA 180 43L 約610km
GLA 200 d 4MATIC 51L 約841km 約918km 〜 1,071km

特筆すべきは、ディーゼルモデルであるGLA 200 d 4MATICの航続距離の長さです。カタログ燃費でも800km以上、高速道路を主体とした長距離移動では、無給油で1,000kmを走破することも可能です。これは、東京から広島あたりまで無給油で走り切れる計算になり、長距離ドライブの際の精神的な余裕にも繋がります。

今日からできる!ベンツGLAの燃費を改善する7つのテクニック

さて、ここからは本題とも言える「燃費改善テクニック」をご紹介します。GLAのポテンシャルを最大限に引き出し、お財布にも環境にも優しいカーライフを送るための、具体的かつ効果的な7つの方法です。オーナーである私が日々実践していることなので、ぜひ参考にしてください。

引用 : メルセデスベンツHP (https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/gla/overview.html)

テクニック①:「ふんわりアクセル」で急発進を避ける

最も基本的かつ効果的なのが、アクセル操作です。発進時にアクセルを強く踏み込む「急発進」は、エンジンに大きな負荷をかけ、大量の燃料を消費します。

信号待ちからの発進などでは、最初の数秒間で時速20km程度まで、じわっと加速するイメージでアクセルを踏み込む「ふんわりアクセル」を心がけましょう。GLAのディーゼルエンジンは低回転から力強いトルクを発生させるため、ゆっくりとアクセルを踏んでもスムーズに発進できます。

テクニック②:車間距離を保ち、不要な加減速を減らす

一定の速度で走り続けることが、燃費を良くする上で最も重要です。そのためには、前方車両との車間距離を十分に確保することが欠かせません。

車間距離が詰まっていると、前方の車のわずかな速度変化にも対応する必要があり、頻繁にアクセルとブレーキを踏み替えることになります。これが燃費悪化の大きな原因です。車間距離に余裕があれば、前方の状況を予測しやすく、アクセルオフによるエンジンブレーキだけで緩やかに減速するなど、無駄な操作を減らすことができます。

テクニック③:高速道路では「クルーズコントロール」を賢く活用

高速道路の走行では、「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(クルーズコントロール)」の活用が燃費改善に大きく貢献します。設定した速度を自動で維持してくれるため、ドライバーが無意識に行いがちな速度のムラがなくなり、効率的な走行が可能になります。

ただし、アップダウンの激しい道や交通量の多い場面では、機械的な制御が逆に燃費を悪化させることもあります。平坦な道や空いている道で積極的に活用するなど、状況に応じた使い分けが重要です。

テクニック④:エンジンブレーキを積極的に使う

減速する際には、フットブレーキだけでなくエンジンブレーキを積極的に活用しましょう。アクセルペダルから足を離すと、燃料の供給がカットされた状態で走行できるため、その間の燃料消費はゼロになります。

先の信号が赤であることや、下り坂が続くことが分かっている場合は、早めにアクセルをオフにし、エンジンブレーキで緩やかに減速することで、燃料を節約できます。

テクニック⑤:「ダイナミックセレクト」で「ECOモード」を選択

GLAには、走行特性を切り替えられる「ダイナミックセレクト」という機能が搭載されています。この中にある「ECOモード」を選択することで、燃費を優先した車両制御が行われます。

具体的には、アクセル操作に対する反応が穏やかになったり、エアコンの効きがマイルドになったり、惰性走行を促す「コースティング機能」が作動したりします。特に、高速道路での巡航時や、流れの速い郊外路などでは効果を実感しやすいでしょう。

テクニック⑥:タイヤの空気圧を適正に保つ

見落としがちですが、タイヤの空気圧も燃費に大きく影響します。空気圧が規定値よりも低いと、タイヤの転がり抵抗が増加し、燃費が悪化する原因となります。

月に一度はガソリンスタンドなどで空気圧をチェックし、運転席のドア開口部に貼られているシールに記載された指定空気圧に調整する習慣をつけましょう。これだけで、燃費が数パーセント改善されることもあります。

テクニック⑦:不要な荷物を降ろして車体を軽くする

車の重量が重くなればなるほど、動かすために必要なエネルギーも増え、燃費は悪化します。普段使わないゴルフバッグやキャンプ用品、洗車道具などを積みっぱなしにしている方は、一度車内を整理し、不要な荷物を降ろすことをお勧めします。

一般的に、100kgの荷物を降ろすと燃費が約3%改善されると言われています。わずかなことかもしれませんが、日々の積み重ねが大きな差となって現れます。

【コラム】アイドリングストップは燃費に効果的?賢い使い方とは

GLAには標準でアイドリングストップ機能が搭載されています。これは信号待ちなどで自動的にエンジンを停止させ、無駄な燃料消費を抑える機能です。

もちろん、燃費向上には効果的ですが、エンジンが頻繁に停止・再始動を繰り返す渋滞路などでは、バッテリーへの負荷が大きくなるという側面もあります。また、右折待ちなど、すぐに発進したい場面でエンジンが停止すると、わずかなタイムラグが気になるかもしれません。

基本的にはONのままで問題ありませんが、状況に応じてスイッチで機能をOFFにするなど、賢く使い分けるのが良いでしょう。

燃費だけじゃない!ベンツGLAの魅力と賢い選び方

ここまでGLAの燃費について詳しく解説してきましたが、この車の魅力はそれだけではありません。むしろ、燃費性能を補って余りあるほどの価値があると、私は考えています。ここでは、オーナーだからこそ語れるGLAの真の魅力と、購入後に後悔しないための賢い選び方をご紹介します。

引用 : メルセデスベンツHP (https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/gla/overview.html)

コンパクトSUVとは思えない高級感と走行性能

GLAの最大の魅力は、やはりメルセデス・ベンツブランドならではの内外装の質感の高さと、安定感のある走行性能です。

インテリアは、タービンデザインのエアコン吹き出し口や、大型のディスプレイが先進的かつ上質な空間を演出しています。シートの作りも良く、長距離を運転しても疲れにくいのは、さすがメルセデスだと感じさせられます。

走りに関しても、がっしりとしたボディと適切な硬さの足回りによって、高速道路での直進安定性は抜群です。背の高いSUVにありがちな横風によるふらつきも少なく、安心して運転に集中できます。

使い勝手の良いラゲッジスペースと後部座席

GLAはコンパクトなボディサイズながら、室内空間、特にラゲッジスペースの使い勝手が非常に優れています。

後席は40:20:40の分割可倒式で、乗員数や荷物の大きさに応じて柔軟にシートアレンジが可能です。ラゲッジ容量は通常時で435L、後席を全て倒せば最大1,430Lもの広大なスペースが出現します。これは、家族での旅行やアウトドアレジャーにも十分対応できる容量です。

先進の安全運転支援システム「インテリジェントドライブ」

メルセデス・ベンツが世界をリードする安全性能も、GLAの大きな魅力です。レーダーやカメラによって周囲の状況を監視し、危険を検知すると警告や自動ブレーキで衝突回避をサポートする「レーダーセーフティパッケージ」が標準装備されています。

前述のクルーズコントロールや、車線変更をアシストする機能など、運転の疲労を軽減してくれる機能も充実しており、日々の運転に大きな安心感をもたらしてくれます。

ガソリンとディーゼル、あなたに合うのはどっち?

GLAを検討する上で、ガソリンモデルの「GLA 180」とディーゼルモデルの「GLA 200 d 4MATIC」のどちらを選ぶかは大きな悩みどころでしょう。

  • GLA 180(ガソリン)がおすすめな方
    • 年間走行距離が1万km未満の方
    • 主に近所の買い物や送迎など、街乗りがメインの方
    • 静粛性を重視する方
    • 初期費用を少しでも抑えたい方
  • GLA 200 d 4MATIC(ディーゼル)がおすすめな方
    • 年間走行距離が1万km以上の方
    • 高速道路を使った長距離移動や旅行が多い方
    • 力強い加速フィールや経済性(燃費・燃料代)を重視する方
    • 降雪地帯にお住まいの方や、ウィンタースポーツを楽しむ方(4WD)

ご自身のカーライフをよく考慮した上で、最適なパワートレインを選択することが重要です。

中古車選びの注意点とおすすめの年式

新車は予算的に厳しいという方は、中古車を狙うのも賢い選択です。GLAは初代モデル(X156型)も人気が高く、比較的リーズナブルな価格で手に入れることができます。

ただし、中古車を選ぶ際は、以下の点に注意が必要です。

  • 整備記録の確認: 正規ディーラーでの点検・整備記録がしっかりと残っているかを確認しましょう。
  • トランスミッションの状態: 初代モデルの一部では、デュアルクラッチトランスミッションに不具合が出やすいという指摘もあります。試乗して、変速ショックが大きくないかなどを確認しましょう。
  • おすすめの年式: 比較的トラブルが少なく、装備も充実してくる2017年以降の後期型がおすすめです。

まとめ

今回は、メルセデス・ベンツ GLAの燃費性能について、オーナーとしての実体験を交えながら徹底的にレビューしました。

ネット上の噂だけを見ると不安に感じてしまうかもしれませんが、実際のGLAは、走り方や利用シーンを工夫すれば、十分に満足できる燃費性能を発揮してくれる実力を持っています。特に、力強く経済的なディーゼルモデルは、長距離移動が多い方にとって最高のパートナーとなるでしょう。

そして何より、GLAには燃費という一面的な評価だけでは語り尽くせない、メルセデス・ベンツならではの高い質感、走行性能、安全性能といった数多くの魅力が詰まっています。

このレビューが、あなたの不安を解消し、素晴らしいカーライフへの第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。ぜひ一度、お近くのディーラーで実際に試乗して、GLAの魅力を肌で感じてみてください。きっと、その完成度の高さに驚かされるはずです。

テキストのコピーはできません。